HG カオスガンダム レビュー

今回は、2004年12月に発売されたHG 1/144 カオスガンダムのレビューをご紹介します!

HG カオスガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS『カオスガンダム』の1/144スケールモデルキットです。背部に脱着可能な機動兵装ポッドを持つ特徴的な機体形状を再現。高速移動形態(MA形態)への変形も可能なキットです。脚部には展開式のビームクロウを装備し、高エネルギーライフルや巡航機動防盾も付属。価格は1,650円(税込み)です。

ザフトの軍事工廠アーモリーワンで強奪された機体3体の一つ、『カオスガンダム』がHG SEEDでキット化。劇中では地球連合軍のファントムペインに所属するパイロット『スティング・オークレー』が搭乗したMS(モビルスーツ)になります。「カオス」はギリシア神話に登場する現初神。また、英語で「混沌」を意味し、混沌とした戦場を駆ける機体として「カオス」という名称を冠されたとのこと。

成型色は淡めのグリーンに濃いめのグリーン、部分的にレッドやホワイトを配色。全体的にグリーンが主体のカラーリングになっています。シールは頭部や胸元、リアアーマーなどを補うのみで、塗装が必要な箇所はやや多めです。

ポリキャップはPC-123プラスを使用。ほぼすべての関節にポリキャップを使用しますが、強度はそこまで高くはありません。背部に機動兵装ポッドやMA形態用の機首を装備していますが、後方にそれほど比重はかからず、自立は安定しています。

頭部。左右の頬に2本のスリットが入った特徴的なマスクが造形。アンテナもやや角度のついたものになっています。アンテナ中央部は赤いシールでの色分け。メット部は前後挟み込みタイプなので、上部から側面にかけて合わせ目ができます。こめかみや左右のMMI-GAU1717 12.5mmCIWSはグレーに塗り分けが必要です。※CIWS(シーウス)・・・・近接防御火器システムなど。とさか前後のセンサーはグリーンに塗り分けが必要。

胸部から腰部。胸元の赤いラインはシールでの色分け。エアインテークや腰中央のモールドなどは赤いパーツで色分けされています。エアインテーク内部や胸板左右のMMI-GAU25A 20mmCIWSは、砲口をグレーに、胸部中央の角型モールドはイエローに塗り分けが必要です。胸部、腹部共に前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。

背部の装甲はバックパックから長く伸びたものが造形され、下部のラインは白いシールでの色分けとなっています。サイドアーマーには大型のプロペラントタンクを装備。

プロペラントタンクはモナカ割で合わせ目ができます。上部には脱着可能なサーベル柄を装備。サーベル柄はポロリすることはないですが、ポージングをつけるときに手が当たったりすると外れることもあるので注意です。プロペラントタンクのサーベル柄(MA-M941ヴァジュラ ビームサーベル用柄)マウント基部は赤に塗り分けが必要です。

腰アーマーは各部とも裏面にモールドなどは造形されていません。

腕部。角型でシンプルさがありますが、ある程度パーツで色分けされています。

二の腕は筒型で合わせ目はありません。前腕パーツは左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。前腕手首側は別パーツで色分け。

ショルダーアーマーもシンプルな前後挟み込みタイプ。上部に合わせ目ができます。肩内部パーツにも合わせ目ができるようになっています。ショルダーアーマー、内部パーツともに合わせ目を処理するためには後ハメ加工などが必要。

脚部。膝とつま先に白成型色の爪が造形されています。

大腿部は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。肘から分離できるので、合わせ目消しはラクそう。膝から下は左右挟み込みタイプですが、スラスターや膝装甲などが別パーツ化されているので合わせ目は出ないような組み合わせになっています。下部のスラスターは内部にスリットなどは造形されておらず可動もしません。

膝の爪は広く展開させることができます。

つま先の爪もある程度展開させることができます。

膝からスネにかけての装甲も展開が可能。

足裏はモールド入りの蓋パーツが造形され、肉抜き穴などができない構造になっています。

バックパック。左右にEQFU-5X 機動兵装ポッドを2基装備し、中央には高速移動形態(MA形態)時の機首部分が造形されています。

バックパックを外した背部。リアアーマーはありません。

EQFU-5X機動兵装ポッドは固定式アームのT字部分に上からスライドさせて差し込み、装備します。スライドはきつくもなくゆるくもなく程よい強度ですが、塗装やつや消しをすると外れにくくなるかも。塗装する場合はある程度調整が必要ですね。

EQFU-5X 機動兵装ポッドは後部のバーニアを押し込むと先端にあるMA-81Rビーム突撃砲の砲口が露出します。バーニア周りは赤いパーツでの色分けで、3基のウイングは白いパーツでの色分けです。グリーンの本体部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。

MA-81Rビーム突撃砲下部のハッチは脱着可能で、内部のAGM141ファイヤーフライ誘導ミサイルが露出します。ミサイルの弾頭は赤いパーツでの色分け。AGM141ファイヤーフライ誘導ミサイルの縁やハッチ裏などはグレーで塗り分けが必要です。

背部中央の機首部分は適度にモールドが造形されています。上部の翼は白いパーツでの色分け。赤◯のモノアイレールのような造形部分(センサー)はグレーに塗り分けが必要です。

センサー部分のパーツを外すとMGX-2235Bカリドゥス改 複相ビーム砲が露出。ビーム砲は赤く塗り分けが必要です。

機首部分の裏面は可動式アームとポリキャップでの接続。内部が露出しますが、先端裏はモールド入のパーツで蓋がされています。下部のバーニアはスリットが造形されています。

機首部分はアームによってある程度上下にスライド可動します。

いつものようにHG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。HGキットとしてはやや小柄なHG SEED共通のサイズになります。ただ、背部に機動兵装ポッドなどのユニットを装備している分少し大きめになっているようです。

同シリーズ(SEED DESTINY)に登場した機体(HGガイアガンダム、HGフォースインパルスガンダム)と並べて。サイズ差はあまりないですが、カオスガンダムは若干小柄。

頭部の可動は、顎引きは干渉するため殆どできず、見上げる動きも少し上げられる程度です。左右へは干渉なく自由に可動します。

腕は水平まで、肘は90度程度の可動となります。肩は特に別パーツ化されておらず、胸部から伸びる軸固定なので前後スイングはできません。(画像は省いています。)

腰も背部装甲が干渉するため、ほとんどひねることができません。股間部にジョイント穴が造形されておらず、アクションベースへのディスプレイも考慮されていないようですが、ディスプレイさせる場合はアクションベースに付属のコの字パーツを股間部にはめ込んでのディスプレイとなります。

フロントアーマーが広く展開するので、前方への開脚は割と広めに展開が可能です。後方へは背部の装甲を交わすように展開するので、多少この字パーツと干渉して展開しにくかったりします。

膝は2重関節によって逆コの字のように可動します。大腿部は逆向きのように見えますが、このような特徴的な造形になっています。膝は大腿部と膝下部分を連結させるための簡素なパーツ構成。膝裏に裏打ちパーツは造形されておらず肉抜き穴があります。

足首は広めに前後可動します。左右へもまずまず可動

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度の展開となります。

内股、がに股は共に45度程度まで可動。

立膝はなかなかきれいな姿勢でこなすことができました。

可動域の総括としては、現代のキットに比べて可動域広くないのは他のHG SEEDシリーズと同じですが、やや派手さのある造形によって干渉箇所が増え、より可動が制限されている感じはありますね。ただ、部分的に広範囲に可動する箇所はあるので、その範囲内で再現できるポーズを楽しむなどはできるかと。

MMI-RG330巡航機動防盾、MA-BAR721高エネルギービームライフルが付属。

MA-BAR721高エネルギービームライフル。モナカ割のシンプルな作りですが、適度にモールドが入るなど造形的には味があります。成型色がグレー1色なので、部分的にブルーグレーやホワイトで塗り分けが必要です。

上下に合わせ目ができます。

センサーなどもシールで補わず、全て塗装による色分けです。

MMI-RG330巡航機動防盾。内部のグレーパーツを白成型色パーツで挟んで色分けされています。なので裏面が簡素ではなく、モールド入りのパーツで造形されています。表面中央のイエローラインや左右の機関砲先端(グレー)などは塗り分けが必要です。

MMI-RG330巡航機動防盾、MA-BAR721高エネルギービームライフルを装備して。

MA-BAR721高エネルギービームライフルの保持は、HG SEEDのキットはだいたいどれも同じですが、ハンドパーツとグリップの幅に差があり、ダボ固定でもないので遊びが多いです。抜け落ちることはないですが、砲口が色んな方向に向いてしまうので注意です。トリガーの部分が少し太いので、その部分を持たせるとある程度固定されます。

MMI-RG330巡航機動防盾は前腕にダボを差し込むだけで保持ができ、強度も高めです。ただ、背部の機動兵装ポッドと干渉しやすく、腕を動かすのが難しくなるので注意です。

割とディスプレイしやすいですが、可動域が広くないのでポージングの幅は制限されます。造形は良いので、簡単なポーズでも様にはなりますね。頭部をもう少し見上げられると良かったかも。

機動兵装ポッドは特にディスプレイできるようになっていないので、コの字パーツなどを使って簡単にディスプレイさせてみました。うまいディスプレイ方法を模索する必要がありますね。飛行シーンが演出できればかっこよくディスプレイできそうです。

(砲口の引き出しが甘いですね;なんか変だなって・・・_| ̄|○ 時間があれば修正しておきますm(_ _)m)

高速移動形態(MA形態)への変形は、まず頭部を外します。そして後部の機首部分を、首パーツを隠すように展開します。

脚部は膝とつま先の爪を伸ばし、膝装甲を展開させてクロー型にしておきます。

股間部と膝を曲げ、上半身を前倒しにしたら高速移動形態(MA形態)への変形完了です。カンタン。

高速移動形態(MA形態)をいろんな角度から。各部がしっかりと固定されるわけではないのと、股間部ボールジョイントがヘタれて弱くなったりするので、きれいな姿勢でのポーズが難しい場合があるかもです。

アイデア性がありますし、造形的にも面白いと思います。どこかしらバルキリーのガウォークっぽい感じもありますね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。背部に装備したユニット、サイドアーマーのプロペラントタンク、やや肉太な脚部など、造形や全体的なプロポーションバランスはいいキットだと思います。個人的にも好みなシルエットですし、機動兵装ポッドがファンネル的に使えるのでその辺りも魅力を感じるところです。

欠点的には、特徴的な装備によって干渉が多くなり、派手なポーズを取るのが難しいところがあります。あと、サーベル柄が付属していながらサーベル刃がないのもちょっともったいない気がします。ですが、普通にディスプレイさせるだけで十分よく見えますし、ムリにポーズを決めなくてもかっこよく決まるのがいいですね。

なかなかレトロなキットですが、変形もカンタンでガウォークに似た造形が楽しめるなど、どこかしら男心をくすぐるようなところがあります。REVIVEの可能性が低い1/144サイズSEED DESTINY登場機なので、価値を楽しんでみるのもいいですね。

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1件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2020年1月4日 at 19:35 - 返信

    ビームライフルの会わせ目がよく目立ちますね

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