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バンダイホビーセンター専用エコプラ HG 1/144 量産型ザク レビュー

今回は、バンダイホビーセンター専用エコプラ HG 1/144 量産型ザクのレビューをご紹介します!

バンダイホビーセンター専用エコプラ HG 1/144 量産型ザクは、『機動戦士ガンダム』に登場するMS『MS-06 量産型ザク』のエコプラ版1/144スケールモデルキットです。マテリアルリサイクルによって生成されたエコプラを使用し、再現されたキット。バンダイホビーセンター専用のマーキングシールが付属します。価格は1,047円(税込み)です。

「ガンプラリサイクルプロジェクト※1」の一環で製造されたエコプラ『HG 1/144 量産型ザク』になります。2003年9月に発売されたHGUC MS-06 量産型ザク(以下、通常版、旧HGUC)と内容は同じで、バンダイホビーセンターからガンプラ製造時に出る廃材をマテリアルリサイクル※2し、製造されたキットになっています。※1ガンプラのランナーを回収し、ケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指すプロジェクト。※2使用済みのプラスチックを破砕・溶融・固形化して再利用を行うリサイクル方式。

成型色はブラックのみ。通常はグリーンがベースの量産型ザクですが、エコプラなので各部とも同一色で統一されています。色んな製品のプラスチックを再利用する為、色のムラが出ないように黒い顔料を混ぜて作られているとのこと。

シールは通常版と同じで頭部モノアイのみの色分けとなっています。

製品素材は一般的なガンプラと同じPSとPEです。ABSは不使用。パーツの組み合わせ強度が高いので、仮組みなどで分解する場合は注意が必要です。

ポリキャプはPC-123プラスを各部に使用し、関節強度はまずまず高め。特に大柄な装備もないため、負荷はかからず自立は安定しています。

ザクバズーカ、ザクマシンガン、ヒートホーク、ヒートホーク用ジョイントパーツ、脚部3連装ミサイル・ポッド(左右)、武器持ち手(左右)が付属。

バンダイホビーセンター専用のオリジナルマーキングシールが付属。他のエコプラキット(HG RX-78-2ガンダムHG ガンキャノンなど)バンダイホビーセンターのロゴやガンプラのロゴなどが含まれています。

頭部。ザク特有の動力パイプを配したデザインですが、旧型のキットなのでメット部はやや大きめ。黒成型色なのでモノアイの存在感が強調されています。口ダクト内部はスリットモールドが造形。

モノアイは基部パーツにピンクのシールを貼っての再現で、モノアイモールドは造形されていません。

上部メットパーツを外すことでモノアイを可動させることができますが、メットパーツを外さなくても、爪楊枝などで動かすだけでも可動させることができます。(キズが気になる場合は手動で。)シールの剥がれには注意です。

胸部はベーシックな背広風のデザイン。特にF型、J型などの区別はないようですが、形状が近いのはJ型になります。リアアーマーは中央のホルダーが展開可能。

バックパックにバーニアはなし。小型のバーニアも造形されておらずシンプルなボックスタイプになっています。

右腕部にはL字シールドを装備。それ以外もベーシックなザク腕部です。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。肘から分離するので、合わせ目消しはラクそう。

L字シールドはポリキャップを挟んでの2枚パーツ構成とシンプル。裏打ちパーツには重機感あるモールドが入っています。

左肩にはザク定番のスパイクアーマーを装備。前後の簡単な組み合わせで上部から側面にかけて合わせ目ができます。スパイクもパーツ分割されておらず簡易的な作り。

ポリキャップ接続で大きく展開させることができます。

脚部。モールドが少なく、こちらもベーシック且つシンプルなデザイン。

大腿部、膝から下共に左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。膝から分離するので、合わせ目消しはラクかと。動力パイプはプラ素材。

ソール部は脚底と脚甲でポリキャップを挟んでの2個パーツ構成です。

足首はポリキャップを交えた構造でフレキシブルに可動。

脚底はモールドが造形。中央にはスラスター口も造形されています。肉抜き穴はなし。

HG ザクⅡ(REVIVE)と並べて。プロポーションに少し差があります。エコプラは旧HGUCなので胴長。REVIVEは脚長でスタイリッシュなプロポーションになっています。

HGUC(032)シャア専用ザクⅡと並べて。こちらは同型なので造形、プロポーション共に同じです。ただ、真っ黒と色付きでは雰囲気がだいぶ異なります。

腕は水平まで、肘は90度程度上げることが可能。

膝はやや深めに曲げることができます。立膝は不安定。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度まで。

浮かせてディスプレイさせる場合は股間部にコの字パーツを組み付けます。

ザク・バズーカ。元々対艦用に開発された、口径280mm、または240mmのバズーカになります。武装類も全て黒成型色での再現です。

基部は左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

フォアグリップやセンサーは上下にスイングが可能。センサーにシールなどでの色分けはなし。砲口と後部は適度に開口されています。

ザク・バズーカはリアアーマーのホルダーにマウント可能です。

ザク・マシンガン。ザク系の主武装になります。接近戦用の装備とも称され、単発と連射の切り替えが可能とのこと。

基部は左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

フォアグリップ、センサー共に可動式。こちらもセンサーは特にシールなどでの色分けはありません。作りは簡易的。

脚部3連装ミサイル・ポッド。陸戦用として誂えられた3連装のミサイルポッドになります。

一旦膝を分解し、上から輪型のホルダーをはめ込んで装備させます。ミサイルは脱着可能。

ミサイルは1個パーツ構成。

ヒートホーク。白兵戦用の武器で、刃の部分に高熱を発生させる事で敵を切り裂く兵装になります。1個パーツ構成。

サイドアーマーにマウントパーツを組み付けることで、ヒートホークをマウントさせておくことができます。

一通り武装して。フットミサイル等武装類が多いので、全て装備させると重武装感あるザクになります。

ザクマシンガンなど武装類は特にダボ固定ではなく、ハンドパーツとグリップにかなりの隙間があるのでふらつきやすいです。きれいにポーズを取らせたいなら微調整が必要。

ザクマシンガンの両手持ちもそれなりにですが再現可能です。

モノアイに存在感があり、少し左右に振るだけで表情が変化するのはいいですね。腰に可動ギミックがなく、柔軟なポージングがしにくいのがちょっと難点。

脚部3連装ミサイル・ポッドのミサイル射出状態を簡単に。特殊な攻撃態勢を取ることができます。ミサイルポッドはホルダーが脚部から外れやすい(抜けやすい)ので注意が必要です。

ザクバズーカとザクマシンガン両手持ち。ザクバズーカの保持はぎこちなさはあるものの、脇に構えるポーズや肩に担ぐポーズともに再現可能です。

ザクバズーカは両手持ちも可能ですし、射撃ポーズはかなり様になります。古いキットですが、これだけ演出できれば十分ですね。

ヒートホークもハンドパーツとの間にかなりの隙間があるので、クルッと回転したり移動したりするので注意が必要。

付属のマーキングシールは切れ目が入っていないので、デザインナイフなどで切り出してから貼り付けるようになります。

黒成型色にそのまま貼るとふちが白く出てしまうので、ふちを残さずカットするか、つや消しを吹くなどのカモフラージュも必要かと。(エコプラ HG RX-78-2 ガンダム レビューからの引用です。)

適当に何枚かどうぞ。

以上です。エコプラならではのブラックカラーで、個性的且つインパクトの強いザクになっています。近年のキットに比べると可動も不十分でぎこちない動きにはなりますが、レトロ感がありますし、逆にメカらしさがあってならではの味が感じられますね。

気になる点は腰が動かない、武器の保持に遊びがあるなど多数ありますが、昔のキットなので多めに見る感じかと。脚部3連装ミサイルポッドやザクバズーカといった武装類が豊富に付属することで劇中シーンも再現しやすいですし、旧HGUCと組み合わせて昔を懐かしみながら楽しむのもいいのではないでしょうか。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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1件のコメントがあります。

  1. 山P

    on 2022年3月31日 at 09:17 - 返信

    塗装するのに、下地処理が必要になるね

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