HG GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時) レビュー

今回は、 HG 1/144 gMS-Ω GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時)のレビューをご紹介します!

HG GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時)は、『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』に登場するMS「gMS-Ω GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時)」の1/144スケールモデルキットです。覚醒時の頭部のユニット開閉ギミックを搭載。エフェクトパーツが付属し、劇中ラストシーンを飾る印象的なアクションポーズが再現可能となっています。価格は2,860円(税込み)です。

GQuuuuuuX(ジークアクス)がオメガサイコミュの核となる「エンディミオン・ユニット」を発動し、覚醒した姿で、劇中ではマチュ(アマテ・ユズリハ)が搭乗。巨大化したRX-78-2ガンダムと交戦し、撃破するなど活躍を見せた機体「gMS- GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時)」がHGでキット化。

2025年1月に発売されたHG GQuuuuuuXをベースに、エンディミオン・ユニット覚醒時の特徴的な頭部、円形エフェクト展開時の肩部や脚部、ビーム・ライフル懸架用のジョイントが新規パーツを用いて再現されています。

成形色はベースのHG GQuuuuuuXと同じ。少しくすみのあるホワイトを基調に、各部にブルーやレッド、イエローを配色。内部や関節、ビームライフルなどはダークグレー成形色での再現となっています。円形エフェクトの基部はクリアピンク成形色での再現。

ホイルシールが付属し、頭部センサー類や展開状態の口内、肩部と脹脛の円形エフェクト基部、各部モールドなどを補います。各部を細かく塗装する必要がありますが、素組みでも十分なくらいの緻密な色分けが再現されています。

大部分のパーツはマットな質感のKPSっぽい素材で軽量。ABSは不使用で塗装に対応しています。小さいパーツが多く形状も複雑なので、切り間違いや紛失などに注意です。

ポリキャップは不使用。肘、膝共にKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。通常版と同様、ソール部が特徴的な形状をしていますが、上手くバランスを調整することで問題なく自立可能です。

■付属品

ビーム・ライフル、シールド、トメノスケ・ヒート・ホーク、平手(左右)、ビームサーベル(柄、エフェクトパーツ)✕2、背部コア・ファイターの機首パーツ、「オメガ・サイコミュ」起動前の頭部、ディスプレイ用(ビーム・ライフル懸架用)ジョイントパーツが付属。

余剰パーツがいくつか付属。通常版用のパーツが一通り付属するので、通常のジークアクスとして組むことができます。

専用のマーキングシールが付属。細部の色分けやラインマークなどを補います。

■各部形状

形状の異なる部分のみ、通常のジークアクス(HG GQuuuuuuX)(以下、通常版)と比較しながら各部を見ていきます。

■頭部

頭部を通常版と並べて比較。頭部は全体がエンディミオン・ユニット覚醒時用に新造。口が開口できるようになり、鼻周りや口などの形状も細かく違っています。ツインアイもグリーンからイエローのものに変化。目を見開いたようなサイズ感のあるものに変化しています。アンテナのみ通常版からの流用。

一部モールドはシールで色分けしますが、全体的にパーツで色分けされていて造りが緻密です。メット部は合わせ目ができないパーツ構成。後頭部はグレーなどに塗り分けが必要です。

頭部を持ち上げることで口が開口。エヴァンゲリオンを思わせる凸凹歯と、内部のモールド入りのユニットが特徴的に造形されています。口を開くことで、吠えたような容姿に変化。

口内はブルーとレッドのシールが付属し、お好みで選択が可能。劇中を見る限り、レッドは通常(閉じた状態)、ブルーは展開時の仕様と思われます。

口内のパーツは頭部の一番基部にあたるパーツなので、貼り替える場合は各部をバラす必要があります。モールドも細かく造形されていますが、劇中とは少し形状が違っている気も・・・。

ピンクのツインアイシールも付属し、選択によって暴走直前のジークアクス(シャリアブルのキケロガに阻止される前)を再現することもできます。今回は余剰の通常頭部パーツを使って再現してみました。

アンテナ収納状態(「オメガ・サイコミュ」起動前)の頭部に組み替えて。このキット一つでいろんな形態のジークアクスが再現できるのは何気に美味しいですね。

首はボールジョイント式で前後へのスイングギミックも搭載。各頭部とも首周りの可動が柔軟です。

■胴体部

胴体部は通常版と同じ。逆三角形のスタイリッシュなシルエットで、各部がパーツで細かな色分けや緻密な造形が再現されています。ダークグレーの装甲部分はシールで細かく色分けします。腰部もフレーム状でアーマーとの干渉がない軽装スタイル。

襟装甲、肩共に前後にスイング可能。動きが細かいです。

腰部にも可動ギミックがあり、上半身を広く前後させることができます。

足の付根はボールジョイント接続で広範囲に可動。このあたりは可動が最大限に活かせる構造になっています。

■腕部

腕部。大部分は通常版と同じですが。肩はエンディミオン・ユニット覚醒時の円形エフェクトが展開した状態。ジークアクス自体がだいぶ奇抜ですが、円形エフェクトによってより特殊な容姿に変化しています。

上腕は合わせ目ができないパーツ構成。赤いラインがオシャレにデザインされています。前腕は左右の組み合わせですが、前後の合わせ目は段落ちモールド化。手首の青い装甲はロール可能。手甲の一部は青く塗り分けが必要です。

肩部を通常版と比較して。肩部の装甲は覚醒時用に一部パーツが新造。白いカバーが展開し、内部のゴールドが露出した状態になっています。ゴールドはシールでの色分け。

肩部装甲はヒンジ接続で展開が可能。

円形エフェクトパーツはPET素材での再現。円形のプレートはふちに特徴的なグリーンラインがプリントされています。

■脚部

脚部。こちらも腕部と同様、大部分は通常版と同じですが、脹脛はエンディミオン・ユニット覚醒時の円形エフェクトが展開した状態。カラフルで奇抜な造形、奇抜なデザインで、フレームやパイプ、タンクが造形されるなど、これまでのガンダムにはない密度感ある造りになっています。

エフェクトを外した状態で。大腿部に合わせ目ができますがあまり目立ちません。膝から下は内部にタンクが埋め込まれており、一部ラインをシールで色分けします。

脹脛の部分を通常版と比較して。こちらも肩部と同様、覚醒時用に一部のパーツが新造。内部のゴールドが露出した状態になっています。白いカバーパーツはバラけるため、円形エフェクト側に組み付けるようになります。脚部に蓋がしたい場合は余剰パーツを使用します。

脚部の円形エフェクトパーツ。形状は肩部に取り付けるものと同じです。中央はピンクのドームパーツとクリア軸、ダークグレーのKPSパーツ構成。

ソール部はヒール状の蹄鉄のようなデザインで造形。中央は楕円球状のスラスターがメカニカルに造形されています。後部装甲の一部はオレンジのシールでの色分け。

脚裏は肉抜き穴ですが、デザイン風に抜かれているため、そのままにしておいても良さそうです。スラスターは内側にも細かなモールドが造形されています。

■バックパック

背部は通常版と同じ。左右2気筒のスラスターで構成されたユニット(コア・ファイター)を装備。蛇腹チューブのような装甲が特徴的。一部を白く塗り分ける必要があります。

スラスターは蛇腹部、白いスラスター部分共に2枚パーツの組み合わせで合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は後ハメなどの加工が必要。青い装甲部分は一部をグレーやオレンジに塗り分けが必要。通常版に比べて少しポロリしやすいようでした。

スラスター口はメカニカルに造形。基部は2枚パーツ構成で合わせ目ができます。

スラスターは蛇腹接続の各部がロールし、様々な表情を付けることができます。本体への接続部は1軸仕様でロールするので、バックパックを反転させることも可能です。

■コア・ファイター

背部のスラスターユニットを取り外し、付属の機首パーツと組み合わせることで、コア・ファイターが再現可能。単独飛行が可能な脱出ポッドで、戦闘能力がなく、ベイルアウト装備としての意味合いが強いとのこと。

機首部分は合わせ目がモールド化。色味が足りないため、キャノピーはブルー系、先端部はグレーなどに塗り分ける必要があります。こちらも先端部パーツがややポロリしやすかったです。

機首の底面に3.0mm穴があるので、単体でディスプレイさせることが可能。

派手ではないですが、こういったギミックがあることでポージングの表現の幅が広がるのが良いですね。

■他キットとの比較

覚醒前の通常のジークアクス(HG GQuuuuuuX)と並べて比較。成形色は全く同じ。造形的にもそんなに差はないですが、エンディミオン・ユニット覚醒時は頭部が歪なのと両肩と両脹脛のエフェクトに存在感があります。

同フォーマットのHG GFreD(ジフレド)と並べて。ジフレドはジークアクスのパーツを流用しているため、フォルムや各部形状はとても良くにています。劇中ではこの形態での共闘はなかったですが、組み合わせて楽しんでも良さそうですね。

同シリーズのHG赤いガンダムHGザク(GQ)とも並べて。これまでのどのHGよりも造形が緻密。これだけクォリティが高いと落ち度を探すのが難しいですが、それでも今後のガンプラがどのような進化を見せるのか楽しみです。

■各部可動域

各部可動域は通常版とほぼ同じ。首のフォーマットが変わっているため、若干頭部の可動が制限されますがわずかです。頭部は幅広く上下しますし、腕も水平よりも上まで上げることが可能。肘は1重関節ですが深く曲げることができます。腹部も2箇所ボールジョイントで適度に反らすことが可能。

腰は干渉なく360度回転可能。膝は1重関節ですが、深くまで曲げることができます。

左右への開脚はハの字程度まで。ですが股間部周りは柔軟です。足首は45度程度まで角度変更が可能。

各部可動域の詳細は以下のリンクから、HG GQuuuuuuX(ジークアクス)のレビューをご参考ください。

HG GQuuuuuuX(ジークアクス) レビュー

■武装類

ビーム・ライフル。対MS戦用の射撃兵装です。通常版に付属しているものと同じ。どことなく近未来的な雰囲気もあり、表面にはメカニカルなモールドが造形されていて緻密。一部モールドはグレーに塗分が必要です。

ダークグレーの装甲部分は簡単な左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は銃身の白いパーツの後ハメが必要。

銃口はきっちりと開口されています。上部センサーはパープルのシールでの色分け。

新規付属のジョイントパーツを股間部に組み付けることで、ビーム・ライフルを背部にマウントすることができます。ジョイントパーツには3.0mm穴があり、アクションベースやスタンドでのディスプレイにも対応しています。

シールド。腕部に装備する防御兵器です。物理シールドとそれに覆われた電磁シールドの二層構造という設定。こちらもやや近未来的なデザインで造形されています。スポーツ具のような雰囲気も。

裏面にはメカニカルなモールドが造形。ジョイントパーツはボールジョイントで柔軟に可動します。一部をオレンジやホワイトなどで細かく塗り分ける必要があります。

トメノスケ・ヒート・ホーク。こちらも通常版に付属しているものと同じ。ザク系のヒートホークを模して製造した模造品で、ポメラニアンズ所属ザクのものを拾って使用している設定。

簡単な1個パーツ構成ですがディテールはしっかりとしていて造りが良いです。刃の部分はシルバーなどに塗り分けが必要。

ビームサーベル。腰部後方に装備するメガ粒子循環式ビーム・サーベルです。こちらも通常版のものと同じ。内部がくり抜かれた状態のビーム刃は偏光成形で、角度を変えると少し虹色に光ります。

円形のグリップ(柄)は背部にマウント可能。

 

■ポージング

一通り武装して。

ビーム・ライフルはグリップをハンドパーツに握らせて保持します。隙間無くしっかりと保持可能。ポロリもありません。ジークアクスのフォーマットは相変わらず可動が柔軟なので、躍動感あるポーズが再現しやすいです。

シールドはジョイントを前腕手首側に組み付けて装備。こちらもある程度しっかりと固定されるので外れたりということはありませんでした。ボールジョイント接続なのでロールなど柔軟に可動します。

円形エフェクトが特殊ですが、造形美的なものはしっかりとあります。重厚感が増しているのが良いですし、ポージングも格好良いですね。

ただ、両肩の円形エフェクトは腕を上げたりすると背部スラスターと干渉したりするのでポージングでは少し注意が必要です。それとこういった装備の特質でもありますが、干渉するとどうしても外れたりすることがありるので注意です。

トメノスケ・ヒート・ホークは柄の太い部分を握らせることで、スルッと移動することなくしっかりと保持できます。

できればハイパーガンダムのビーム・サーベルを防ぐ際、4枚合わせて1枚シールドにした円形パーツも付属すると良かったかも。

口を開いた状態で。口を開くと吠えているような感じにもなりますし、ゴールドの見開いたようなツインアイによって禍々しさ、荒々しさのある容姿に変化します。

ビームサーベルを装備して。こちらもグリップ(柄)が握り手に隙間なく組み付けられるので、ふらつくことなく安定した保持が可能です。

フォーマットが同じなので、円形エフェクトをHG GFreD(ジフレド)に組み付けることもできました。何気にこちらも良く似合っています。

余剰の通常版頭部にピンクのシールを貼り、暴走状態のジークアクスを再現。

適当に何枚かどうぞ。

「僕はもう見たくない・・・またガンダムがララァを殺す光景を・・・」

以上です。通常版のジークアクスと同様、キットのクォリティはガンプラの中でもピカイチ。細部までパーツで細かく造形されていますし、劇中の機体と同様、緻密で造形の質が高いです。特に今回はエンディミオンユニット覚醒時ということで、このサイズ感で口の展開ギミックまで丁寧に造形されているのはスゴイの一言ですね。

気になる点はあまりないですが、特に頭部は小さいパーツが多く組み合わさっているので紛失などに注意が必要です。それと金型の関係か、通常のジークアクスよりもパーツのかみ合わせが緩い感じがありました。部分的にパーツが外れやすくなっているので注意が必要です。(個体差がありそうです。)

円形エフェクトも存在感があり、通常版とはきっちりと差別化できていますし、これがあることでポージングでも重厚感が感じられてより格好良く表現することができます。多少の干渉はあるものの、ポージングをとても豊かにしてくれますし演出の幅も広がります。その他暴走状態のツインアイや通常の頭部も付属するなど、何気に劇中のジークアクスの容姿を抜け目なくカバーできるのが良いですね。

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執筆者:nori
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