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アクションベース8 [クリアカラー] レビュー

今回は、アクションベース8 [クリアカラー]のレビューをご紹介します!

1/100スケールのプラモデルに最適な構造で、幅広いポージングでのディスプレイをサポートしてくれるスタンド「アクションベース8」が発売されたので購入してみました。アクションベースの第8弾最新モデル。レンチパーツが付属し、ドライバーを使わずに組み立てることができます。主に1/100スケールキットに対応していますが、1/144スケールキットや30ms、Figure-rise Standardといったキャラクターモデルのディスプレイも可能となっています。価格は770円(税込み)です。

付属しているのはアクションベース8本体、

十字型のレンチパーツ✕5、ディスプレイ用ジョイントパーツ3種です。今のところクリアカラーのみが発売されていますが、今後は他のカラーも発売されるかもしれませんね。

使用されているのはSAN素材。これまでのアクションベースは主にABSが使用されていましたが、このアクションベース8では素材が変更されているようです。ちなみにSANはスチレンとアクリロニトリルの共重合プラスチックで、透明性や寸法安定性、耐溶剤性、耐油性に優れ、強度や耐溶剤性が高いのが特徴です。高い温度にも耐えられる強さがあるとのこと。

アクションベース1と並べて大きさを比較。底板がシンプルな長方形で大きさも小さいため、比較的小スペースでディスプレイできるのが良いですね。それと支柱(収納時)の高さもアクションベースの1/2程度なので、よりコンパクトにディスプレイできるのもメリットです。

手持ちなところでアクションベース4(PS)とグッスマのTHE シンプルスタンド(ABS)と並べて。大きさの観点から見るとどのスタンドも同じくらいの大きさです。

底板には4箇所の太穴があり、支柱の位置を変更することができます。太穴はアクションベース4などにも対応。手持ちなところだと、コトブキヤのプレイングベースAには対応していませんでした。

少し浅めに組み付けるようになりますが、アクションベース1の支柱にも対応しています。

支柱は長短3本の支柱パーツと1個のジョイントパーツで構成され、節々を金属製のボルトとナットで連結するようになっています。支柱はかなり透明度が高く、キットをディスプレイさせる際の景観を損ねないようになっていますね。

レンチパーツは十字の4箇所に六角軸があり、この六角軸を使用してボルトとナットを組み付けるようになっています。

先端が変形するまで締めるように指示があるので、六角軸をボルト穴の奥まで差し込んでしっかりと回して締めていきます。そうするとグリッとネジが馬鹿になったような感覚がするので、別の先端部に変えます。使用後の六角軸は一部が欠けたようになります。

説明書にはボルト1箇所につきレンチパーツを1個(六角軸4本)使用するように記載されていますが、割と1回目でしっかりと締めることができるので、1箇所のボルトを締めるのに2本の六角軸を使うだけで大丈夫だと思います。(締め方によります;)

六角軸が完全に潰れると円形に近いかたちになります。潰れてもその部分だけ切り落とせばまた使えるようでした。

アクションベースなどに付属している3種のジョイントパーツが付いているので、各穴の角度を変えてMA形態に対応させたり、3.0mm軸にして1/144サイズのキットをディスプレイさせることもできます。

ボルトをガッチリと組み付けなければ、節々を可動させて支柱を延長させることもできます。

続いてどのくらいの大きさのキットまでディスプレイできるか試してみます。ディスプレイに使用するキットはこのラインアップ。

1/144サイズのHGUC陸戦型ジムをディスプレイさせて。特に不安はなく軽々とディスプレイしてくれます。支柱の固定強度、ボルトの締め具合もしっかりとしていてびくともしない感じがありますね。

1/144の中でも比較的大柄なHGUCシナンジュをディスプレイさせて。シナンジュも楽勝。画像のように傾けた状態でも全く苦しむことなくディスプレイしてくれます。ただし重量で底板の一部が浮いたりするので、画像のように縦置きにしたほうがディスプレイが安定しますね。

1/144サイズの中でも巨大でかなり重量のあるHGUCハイゼンスレイⅡ・ラーをディスプレイ。多少支柱がふらつく感じはありますが、ボルトの節々もしっかりと固定されていますし、問題なくディスプレイさせることができました。

続いてMG。1/100の中でも標準、もしくはやや小柄なRX-78-2ガンダム(オリジン版)をディスプレイさせて。これくらいだと軽々ディスプレイしてくれます。HGUCシナンジュよりもラクな感じですね。

続いて最難関とも言えるMG強化型ZZガンダムVer.Kaをディスプレイさせて。縦にした状態だとそんなに不安はないようでした。多少支柱がふらつくのと、弄っているとボルト部分が傾くことがありますが、緩んだらしっかりと締めてやるなと対応すれば問題ないですし、飾っておくぶんには全く問題ないですね。

斜めに倒した状態でのディスプレイも可能。なのでGフォートレスに変形させた状態でもディスプレイできると思います。もし不安であれば、2本用意して一部を支えておいても良いと思います。

1/100サイズの中でもかなり巨大なMGシナンジュ・スタインをディスプレイさせて。支柱が傾かないようにバランスを調整すれば問題なくディスプレイさせることができます。一箇所に負荷がかかるとボルトの部分がヘナっとなることもあるので、負荷をかけすぎないようにバランスを調整しながらディスプレイさせると良さそうです。

最後に超重量級のHGUCナイチンゲールをディスプレイさせて。支柱をコンパクトに縮めるとなんとか耐えてくれますが、キットを斜めに倒したりすると支柱が耐えられない場合があります。なのでナイチンゲールをディスプレイさせる場合はこのアクションベースを2つ使ったほうが良さそうです。

ちなみにHGUCペーネロペーはジョイントが合わないのでディスプレイできませんでした。

以上、アクションベース8[クリアカラー]のレビューでした。

続いてアクションベース8[クリアカラー]のパッケージ・ランナーのレビューです。

パッケージは他のアクションベースと同じ。ビニール包装で陳列棚にかけて並べてあるタイプです。

説明書には組み立て方法のみが記載。レンチパーツの使い方に少し注意が必要です。それと、節目部分は一方が丸穴、もう一方が六角穴で、丸穴側にボルト、六角穴にナットを差し込むようになっています。ナットは曲面が外側にくるので注意。

↑ACB-8-Aランナー。クリア成形色で、底板とレンチパーツです。

↑ACB-8-Bランナー、ボルトとナットです。ACB-8-Bはクリア成形色で、支柱パーツ、ディスプレイ用ジョイントパーツなど。ゲートが少し太い箇所があるので、パーツを切り出す際は片刃よりも両刃ニッパーを使ったほうが良さそうです。

以上です。他のアクションベースに比べても支柱の強度が高く安定しています。クリアー度がかなり高いので、ディスプレイさせる際に存在を感じさせないのも良いですね。MGの大型キットをディスプレイさせてもそんなに苦しい感じはないですし、おそらくアクションベースの中ではアクションベース1に次ぐ強度と安定性の高さがありそうですね。

気になる点は、台座と支柱の組み合わせ部分が若干緩く抜けやすいです。ですがキットディスプレイ時に抜けることはないので大丈夫かと。それと経年でどれくらい強度が弱まるかは予想が出来ないですね。使ってみた限りだと、定期的にボルトを締めるなど調整すれば問題ないのかなと思います。

SANという素材に変更されているため、これまでのアクションベースやスタンドにあった不安は軽減されそうですし、ボルトやナットの質も高く丈夫です。ドライバーが不要なのもありがたいですし、レンチパーツによる調整も遊びの一環として楽しめたりと、かなり重宝するスタンドなのが良いですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2024年5月5日 at 18:57 - 返信

    これは角度を変更する際はボルトを緩める必要がありますか?

    • nori

      on 2024年5月9日 at 22:53 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ボルトの締め具合にもよりますかね;
      自分は割としっかりと締めたつもりですけど、支柱に負荷なく角度変更ができました。
      ただし何度も角度を変えているとボルトがゆるんでくるようなので、締め直す必要がありそうですね。
      それときつく締めすぎている場合は破損が怖いので、少し緩めてから角度変更したほうが良いかもです。
      ですが意外と支柱の強度は高いですよ。
      ちょっと分かりにくいかもですが、意味が伝わると幸いです;

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