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今回は、MG 1/100 ジム・スナイパーⅡの製作③ 塗装その2をご紹介します!
前回に続いてMGジム・スナイパーⅡの塗装をしていきます。パーツ数やマスキング箇所がそこそこ多いので、塗装工程は少し多めのご紹介となりそうですがどうぞお付き合いくださいましm(_ _)m
今回は前半で一通りパーツの塗装を終わらせ、後半はちまちまとしたマスキング塗装をしていきます。
MGジムスナはパーツごとに色が分かれているので、マスキングに関してはムリにしなくても問題ありません。ですが、ちょっとしたところを色分けするだけでだいぶ違ってくるので好みで塗り分けてみました。なので、もし、『今回の作例のようにしたい!』という場合にはお試しになってみてくださいませ(^^) では塗装の続きをどうぞ。
ライトグレーのパーツはジャーマングレー20%+ニュートラルグレーⅣ30%+ニュートラルグレーⅢ50%(全てガイアカラー)です。在庫がある塗料を調色してちょうどいいグレーを作っただけなので、ムリに同じにする必要はありません。手元にあるグレー系塗料をお好みの色合いに調色して使用してくださいまし。
ビーム・サーベル柄のマウントパーツ(画像のライトグレーパーツ2段めの一番右)は元々ダークブルーの成型色なので、そのまま塗装すると隠蔽力が弱く、下地のダークブルーが透けて見えてしまいます。なのでエヴォホワイトで下地を作ってからライトグレーで塗装しています。
赤いパーツは以前RE/100バウの外装で使用した赤色です。レシピはローズブライトレッド90%+橙黄色10%(ガイアカラー)。ここでも余り塗料が登場しました^_^; 残り物には福があるとはよく言ったもので・・・・・(笑)MGジム・スナイパーⅡでは明るい部分が比較的少ないので、インパクトを出すためにも少し明度の高い赤を使った方が映えるのでこの色を使いました。
ビーム・サーベルはいつものグラデーション塗装です。根元にグラデーションをかけて、ビームが発生している状態を再現した塗装にしています。いつも流し解説なので、今回はちょっとビーム・サーベルのグラデーション塗装についてご紹介したいと思います。
ちなみに今更ですが、塗装は各パーツともエアブラシを使って塗装しています。なのでグラデーション塗装の解説もエアブラシを使うことを前提としてご紹介しますのでご了承下さいませ。
◯ビーム・サーベルのグラデーション塗装
まずはとりあえずビーム・サーベル刃全体をピンクで塗装しておきます。(塗装した画像がなくて申し訳ないですm(_ _)m)ブラックライトで光らせたいなら蛍光ピンクなんかを使って塗装しても面白いですね。
ピンクで塗装したら、今度は溶剤で少し薄めにしたホワイト(フラットホワイト)を作ってエアブラシのカップに入れておきます。そしてエアブラシ(ハンドピース)のお尻の部分を回して、塗料とエアーの吹き出る量が少なくなるよう調整します。(自分のハンドピースはお尻に調整するところがありますが、物によって調整方法が違うので、ご使用のハンドピース取扱説明書をご確認の上、調整してください。)
関連記事:エアブラシ(タミヤSX-74802ハンドピース)のメンテナンス
エアブラシを20cm程度(15cmくらいでも問題なしです。)離しつつ、ビーム・サーベルを回しながら半分より下の部分に吹きかけていきます。エアブラシのお尻の部分を回して出る量を減らしているので、少しずつホワイトがついていきます。そして色がグラデーションっぽくなります。
ある程度グラデーションが付いたら、今度はビーム・サーベルの根元に、エアブラシを近づけて吹きかけます。こうすることで根元がより白くなってビームの出処のような色が再現されます。ホワイトを薄めているので、あまり一度に吹きかけるとタレてしまうこともあるので注意です。少し時間をおきつつじっくりと塗装していきます。
グラデーション塗装は缶スプレーでも出来なくはないですが、塗料の吹き出る量や濃度が高いのでかなり難しいと思います。押すところを連打すると少しずつできますが、硬くて指が筋肉痛になったりするので、やっぱりエアブラシでするのが一番いいかと思います。
以上、ビーム・サーベルのグラデーション塗装についてでした。今回は自分がしている方法をご紹介しましたが、ビーム・サーベルの塗装は好みでクリアーパーツの透明質を活かしたり、クリアをなくして全体を塗装するなど様々な塗装方法があるのでいろんなのを試してみるといいですね。
ではMGジムスナの塗装の続きです。これらダークグレーのパーツはジャーマングレー50%+ニュートラルグレーⅣ50%(ガイアカラー)で塗装です。こちらもお好みで手持ちのグレー系塗料で調色すればOKかと。
ここからマスキング塗装に入ります。とりあえずマスキングする箇所は、シールド裏面、脚部裏面各モールド、バックパック側面、アキレス部分外装パーツ、フロントアーマーのスジボリしたところ、前腕外装パーツ裏、スナイパーライフルの銃身です。
足裏のパーツはマスキングした後、プラ板(1.2mm)に貼り付けておきました。こうすることでマスキングテープもずれにくくなりますし、使う塗料も少なくてすみ、ペインティングクリップからポロッと外れ落ちてしまうこともなくなります。裏面にマスキングする必要もないので何かと都合がいいんですね。
シールド裏とアキレスパーツ、前腕パーツのマスキング箇所はジャーマングレー(ガイアカラー)で塗装、足裏とバックパックパーツは上記ライトグレーパーツに使用したジャーマングレー20%+ニュートラルグレーⅣ30%+ニュートラルグレーⅢ50%(全てガイアカラー)です。
フロントアーマーは前回使用したダークブルーの塗料と水色の塗料を組み合わせたもの(比率は濃紺90%+水色10%くらいかな?)で、スナイパーライフルの銃身はスターブライトアイアン(ガイアカラー)です。
マスキングテープを剥がした状態。なかなかいい感じにマスキング出来てますね(^^) シールドのマスキングはかなり細かく丁寧に行います。塗装するときには一度貼り付けたテープをしっかりと抑えて、隙間ができないようにしてから塗装するといいですね。それでもはみ出てしまったらエナメル塗料などで補正しておきましょう。
次に足裏の別の箇所とフロントアーマーのスジボリして分けた部分(上部)、そしてブルパップ・マシンガンの先端をマスキングし、根元を塗装していきます。
足裏はニュートラルグレーⅢ(ガイアカラー)で塗装し、フロントアーマーは先ほと混ぜ合わせた濃紺と水色のバランスを少し変えて明るい色合いで塗装します。(比率は濃紺80%+水色20%くらい)ブルパップ・マシンガンの先端は足裏塗装にも使用したジャーマングレー20%+ニュートラルグレーⅣ30%+ニュートラルグレーⅢ50%(全てガイアカラー)です。
マスキングテープを剥がすとこんな感じに。これでマスキング塗装は終了です。お疲れ様でしたー!相変わらずちまちました作業で根気と努力が必要ですが、足裏なんかは複数色で塗り分けることでかなり違った印象に出来上がります。内部パーツの金属色も除くので、パーツを組み合わせたときが楽しみですね♪
では次回は細かい塗装やレッドチップの塗装なんかをしていきたいと思います。お楽しみに~。良いガンプラライフを。ではでは~。
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MG 1/100 RGM-79SP ジム・スナイパーⅡ
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製作① 改修ポイント ⇒ 製作② 塗装その1 ⇒ 製作③ 塗装その2 ⇒ 製作④ レッドチップ作成、パイロットフィギュア塗装など ⇒ 製作⑤ レッドチップ取り付け、 デカール貼りなど ⇒ 製作⑥ ディテールアップ(エッチングパーツ追加など)
4 件のコメントがあります。
U.C.0063
on 2017年7月8日 at 20:55 -
nori 様
いつも勉強になります。
初心者の塗装の質問で申し訳ないのですが
バエル製作の時にサフ使用の紹介をされていましたが
改修した時や下地の色が透ける時はサフを使用されたのは分かりました。
nori 様は普段の製作でサフは必ず使いますか?
あと、メタリック塗装の下地には黒塗装か黒サフを必ず使いますか?
教えて頂けると助かります。
nori
on 2017年7月9日 at 00:19 -
コメントありがとうございます!
普段の製作では塗装するだけならあまりサフは使っていないですね。基本はお手軽仕上げなので^_^;
それと、つや消しで仕上げる場合はキズも消えちゃいますし、サフを吹く必要が無いと言えばないかと。
ですがサフを吹くことによって表面がプラスチックっぽくない鉄のようなザラッとした表面になりますし、より機械的な印象を強くするならサフは吹いたほうがいいと思います。
自分もやっぱりサフを吹いてから塗装しよっかな~なんて考えているところです。
メタリック塗装の下地は場所によりけりですね。
外からよく見える箇所やヤスリあとがよく見えてしまう場所には黒サフや黒下地にしておき、内部パーツ類(グレーっぽい色のパーツ)であればそのまま塗装だけで済ませます。
RGストライクフリーダムのような成型色が中途半端なゴールドの場合は一旦黒塗装してからのほうが色合いが良くなるでしょうし、その時々で対応が変わってきますね。
できたらあらゆる箇所でサフ&下地塗装が理想なんですけど、コスト面や手間なども考えると、妥協してしまうのが現状です^_^;
つたないコメントになっちゃいましたが、ご参考いただけると幸いですm(_ _)m
U.C.0063
on 2017年7月10日 at 19:37 -
nori 様
返信ありがとうございます。
とても参考になりました。私の求めていた理想とする答えです。
今の私は正直、サフは面倒くさいと思っていて、基本サフレスでOKかなって思っておりました。
nori 様のコメントでスッキリしました。サフは必要に応じて使います。
また、質問させて頂きます。その時は宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。
nori
on 2017年7月10日 at 23:30 -
コメントありがとうございます!
サフ吹き&塗装なので、簡単に考えても作業が2倍になりますからね~。
その分時間も手間もかかっちゃうわけですが、ガンプラはその時々で思ったように楽しめるアイテムなので、気の向くままに楽しめればOKです♪
もっとレベルアップしたのちにプラ板造形などを細かくやるようになると、必然的にサフを使うようになるかもですね^_^