今回は、ハイレゾリューションモデル 1/100 ガンダムアストレイ ノワールのレビューをご紹介します!
ハイレゾリューションモデルガンダムアストレイ ノワールは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B』より、MS『ガンダムアストレイ ノワール』の1/100スケールモデルキットです。ダイキャストフレームで構成されたアストレイノワール本体に、飛行状態が再現可能なノワールストライカーを装備。ノワールストライカー主翼に装備したリニアキャノン、着脱可能なビームブレイド、シボ+メッキ加工による刃紋が再現されたソードピストルなど、特徴的な武装を携えたキットになっています。価格は17,280円(税込み)。
2018年11月に発売されたハイレゾリューションモデル ガンダムアストレイレッドフレームをベースに、アストレイノワールの特徴的な形状やノワールストライカーが新規造形で再現されています。
成型色はグレーやダークパープルライトグレーなど。艶ありのグロスインジェクションや艶なしパーツなどで、細部に渡ってパーツで細かく色分けされています。部分的にハンドパーツや頭部アンテナ、腹部など、部分的にレッドも入った配色。パーツはアンダーゲートが採用され、素組みでもゲート跡が極力見えないような構造になっています。
内部フレームが完成品のダイキャストフレームで、関節など可動部がゴリゴリと強度のある動きをするので、ポージングはしやすいキットです。背部にノワールストライカーを装備していますが、アームが前後するのでうまくバランスをとることでラクに自立が可能です。
内部フレーム。ハイレゾのアストレイレッドフレームと全く同じ形状ですが、カラーリングが違うことで少し印象が違って見えます。画像右はハイレゾ アストレイレッドフレームの内部フレーム。
各部箇所が多く、多彩な表現が可能です。
ノワールストライカーやソードピストルを外した状態で。
頭部。レッドフレームと同じ形状ですが、アンテナがノワールの4本アンテナに変更されています。全体的に黒でクールな印象。
レッドフレーム頭部と並べて。
胸部から腰部。複数パーツの組み合わせで、逆三角形の筋肉質な造形が再現されています。
レッドフレームの胴体部と並べて。
背部も比較。バックパックがノワールストライカーに変更されていますが、ノワールでは背骨部分のパーツが省かれています。
フロントアーマーは少し角度を変えたり、手前に引き出したりすることができます。
サイドアーマーはレッドフレームに比べ、ソードピストルのホルダーが新造されています。
リアアーマーから伸びるホルダーは可動箇所が多く、フレキシブルに可動します。
腕部。フレームと言うよりは、複数パーツの組み合わせによって腱(けん)と筋のような筋肉質な造形が再現されています。形状はレッドフレームと全く同じ。
ショルダーアーマーも作り込まれています。表面の装甲にはシボ加工がされ、少し可動します。後部もダクト内部が別パーツでの造形になっています。
脚部。細かいパーツの組み合わせで、ムキムキ感のある造形が再現されています。
大腿部もシボ加工が施されています。
後部の密度感がスゴイですね。アキレスの装甲は少し可動します。
ソール部。レッドフレームとはつま先の形状が異なり、特徴的でシャープな造形になっています。
レッドフレームのソール部と比べて。
ノワールストライカー。アストレイノワールで新造されたウイングユニットです。こちらもアンダーゲート仕様で、グロスインジェクションパーツとつや消しのパーツで再現されています。
ノワールストライカーは下部のアームだけでなく、複数のダボなどでしっかりと固定されます。簡単に抜け落ちたりすることはありません。
中央部。ウイング接続用のアームは2本軸だったりで、複数パーツによって構成されたリアルな造形になっています。EQS1358Tアンカーランチャーは付属していません。
2本軸のアームは付け根が左右へは可動します。
さらに、2本軸のアームは前後にスライド。
主翼部。複数パーツで細かく色分け、造形されています。合わせ目はすべて段落ちモールド化されています。
上翼は付け根が回転や左右に可動します。
MR-Q10フラガラッハ3ビームブレイドのグリップになるビーム砲?は適度に可動します。
下翼はMR-Q10 フラガラッハ3ビームブレイドとMAU-M3E4 2連装レールガンの組み合わせで構成されています。
それぞれ可動させることで、3枚翼として展開可能。
下翼は付け根が大きく展開。
MR-Q10フラガラッハ3ビームブレイドを取り外し、付属のビームエフェクト刃を取り付けることで単体武器として使用可能です。
MAU-M3E4 2連装レールガンは付け根のアームによってフレキシブルに可動します。砲口や裏面まできっちりと造形されています。
主翼は付け根が横軸、縦軸回転します。この状態でも倒れないのは、ハイレゾの強度が高い内部フレームの為せる技かと。
M8F-SB93ソードピストル。ピストルと日本刀が合体した、和洋折衷の特徴的な武装です。
ピストル部は複数パーツの組み合わせで造形されています。砲身部分は左右挟み込みタイプですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
日本刀の刃の部分はシボとメッキ加工で刃紋が表現されています。
日本刀は一方が『菊一文字』、一方が『虎徹』と印字されています。
日本刀のホルダーは、ダボをピストルのグリップから外すことで回転可動させることができます。
M8F-SB93ソードピストルは腰のホルダーにマウント可能です。(日本刀部分を外して撮影しています。)
ハイレゾのガンダムアストレイレッドフレームと並べて。ノワールストライカーを装備している分ボリューム感があるのと、ブラックなカラーリングによってより威圧感が増している感じです。
可動域が広く、ポージング表現の幅はかなり広いものがあります。
股間部が可動し、脚部の表現の幅が広がります。
細部の可動域については、ハイレゾのレッドフレームと同じなので、以下のリンクからレッドフレームのレビューをご参考くださいm(_ _)m
⇒ハイレゾリューションモデル ガンダムアストレイ レッドフレーム レビュー
平手(左右)、掌底(左右)、武器持ち手(左右)、MR-Q10フラガラッハ3ビームブレイド用ビーム刃×2、アクションベースマウントパーツが付属。
アストレイノワールやアストレイレッドフレーム用の余剰パーツが付属。武装類やバックパック以外のパーツが付属するので、本体だけならレッドフレームの形状として組むことができます。
バラの蔦や花の模様が入ったマーキングシールが付属。
武器の保持は、指パーツをすべてばらしてから保持させるようになります。日本刀の部分を外してから保持させたほうがラクです。手首には肉抜き穴があります。
日本刀には鞘がないので、引っ掛けて折ってしまわないよう注意です。
ソードピストルは、日本刀に気をつけながら構える以外は、特に問題もなく、ポージングもしやすいです。
ノワールストライカーは上翼や下翼を可動させ、飛行形態を再現。キット自体に重量があるので、アクションベースにディスプレイさせるときはアクションベース4よりも、支柱の太めなアクションベース1などを使ったほうがいいかも。
下翼を3枚に展開させるとド派手な演出が可能です。
レールガンを展開させて。
MR-Q10フラガラッハ3ビームブレイドもラクに保持が可能。ハンドパーツが分解することがあるので注意です。ビームエフェクトはブラックライトで発光します。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。アストレイレッドフレームもそうでしたが、さすがに「スゲーなぁ・・・」という印象。値段もそれ相応ではありますが、ハイレゾとしての高品質さが体現されたようなキットになっていると思います。
MGとは違ってマッシブなところがより強さを感じさせますし、漆黒のカラーリングやノワールストライカーの造形もレッドフレームとは一味違った印象を醸し出しています。外装パーツのポロリも全くありません。
武装類やノワールストライカーは遊び要素が感じられますし、アストレイノワール自体もグロスインジェクションやつや消しパーツ、シボ加工など細部まで魅力的で、素組みのままで十分な仕上がり。ガンプラというジャンルにするには高品質すぎるくらい、質の高いギミックや構造が楽しめるのがいいですね。
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2 件のコメントがあります。
犬山
on 2019年7月7日 at 01:06 -
アストレイノワールってどうもスマートなイメージがあるので、ハイレゾだと合わないんじゃないかなと思ってましたが、そんなに違和感はないですね
戦国アストレイとかセカンドイシューとかだと体型的にもっと似合いそうな気がします
ゴッドガンダム楽しみですね
勇者Oh
on 2019年7月20日 at 18:37 -
買いました。やっぱりスマートなマスターグレードよりこっちのほうが好きですねぇ。ただソードピストルは初めて見た時からダサいと思っていたのでノーマルなピストルとして装備しようかと思いつつ届くのを待ってます。