今回は、HGBD:R 1/144 フェイクニューユニットのレビューをご紹介します!
HGBD:R フェイクニューユニットは、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するフェイクニューガンダム用の装甲パーツ『フェイクニューユニット』の1/144スケールモデルキットです。別売りのアルスコアガンダムやHGBD:Rフェイクニューウェポンズと組み合わせることでフェイクνガンダムが再現可能。「コアドッキングカスタム」に対応し、その他のユニットやウェポンと組み合わせることでオリジナルのガンダムも楽しめます。価格は935円(税込み)。
その名の通り、『RX-93 νガンダム』(機動戦士ガンダム逆襲のシャアに登場)を模した特徴的なユニット『フェイクニューユニット』がHGBD:Rでキット化。νガンダムの容姿に加え、ヒトツメらしい禍々しさも持ったユニットになっています。
フェイクνガンダムを完全な状態で再現するには、このユニットの他に、HGBD:Rアルスコアガンダム(HGBD:Rアルスアースリィガンダムに付属)とHGBD:Rフェイクニューウェポンズ(共に別売り)が必要です。
成型色はホワイトとグレーに近いダークブルーのツートンカラー。つや消しのような落ち着きのある色合いになっています。カラーリングもνガンダムと同じような配色。シールは頭部や胸部などの細部を補います。
台座が付属しているので、各部パーツを組み合わせることで画像のように、ユニット単体(収納形態)でディスプレイしておけます。
台座の基部パーツをHGBD:Rアルスアースリィガンダムのものと並べて比較。成型色は同じ。前面の形状は同じですが、後面のジョイントパーツの形状が異なります。
握り手(左右)と平手(左右)のハンドパーツが付属。ハンドパーツは台座裏に取り付けが可能です。
収納形態でアルスアースリィガンダムのものと並べて比較。アルスアーマーは足底が三脚で後方に倒れやすいですが、フェイクニューユニットは安定した自立が可能です。
アルスコアガンダムに装備して。本家にも負けないくらいのバランスの良い造形、プロポーションになっています。
思った以上によく見えますね。むしろフェイクであることがもったいないくらい。
アルスコアガンダムの股間部に少し弱さがあるくらいで、フェイクニューユニットの装甲はどの箇所もしっかりと固定できています。
頭部はアルスコアガンダムの頭部にパーツを組み合わせるのではなく、ごっそりと交換という形になっています。フォルムはνガンダムに似ていますが、アンテナは左側がシャープに、右側が禍々しく造形されるなど、左右非対称にデザインされています。とさかのセンサーは前後ともグリーンのシールでの色分けで、ヒトツメモノアイと左右の頬は紫のシールでの色分けです。
メット部は左右挟み込みタイプですが、とさか部分の合わせ目は側面でモールドのようになっています。後部の合わせ目は段落ちモールド化。
ヒトツメモノアイはモールドが造形されているので、塗装による塗り分けも可能です。
胴体部。胸部はアルスアースリィガンダムと同じく左右から被せるタイプ。ですが中央にも角型の装甲パーツを取り付けるようになっていて、よりνガンダムに近いフォルムに造形されています。中央下部のセンサー?はシールでの色分け。
腰アーマーはアルスアースリィガンダムと同じ取付構造。フロント、リアアーマーのライン状ダクトはグレーに塗り分けが必要です。
腰裏にモールドは造形されておらず、表面の形に合わせたものになっています。
腕部。ショルダーアーマーはνガンダムに似たものが造形されていますが、二の腕以下はアルスコアガンダムのものになります。
ショルダーアーマーは挟み込みタイプ。上部の合わせ目は端にくるようになっていますが、側面などは中央に合わせ目が出るようになっています。側面のダクトはグレーに塗り分けが必要。上部にフィン状の装甲が造形されるなど、νガンダムよりもひとクセある作りになっています。
脚部。大腿部はアルスコアガンダムのものですが、膝から下がνガンダムによく似た作りになっています。膝から下の装甲は複数パーツの組み合わせで、側面にできる合わせ目もモールド化されています。膝のモールドはグレーに塗り分けが必要。
後部は装甲を被せるため、アルスコアガンダムの脚部が隠れるようになっています。ただ、完全には隠れず、一部が露出するようになっています。
ソール部もνガンダムに似ていますが、つま先が2爪っぽく造形されるなど、少し禍々しいところがあります。爪の間はグリーンのシールでの色分け。足首はボールジョイント接続ですが、軸は肉抜き穴っぽくなっています。足裏はごっそり肉抜き穴状態。埋めたりモールドを造形したりするのは大変そうです。
背部はアルスコアガンダムのものです。長いマントを想起させる作りになっています。
HGBD:Rアルスアースリィガンダムと並べて。全体的に印象が違って見えます。
頭部は適度に上下可動します。左右へも干渉なく可動。
腕はY字程度まで上げることができます。肘はショルダーアーマーが干渉するのでV字程度まで。
肩はボールジョイントにより、前後とも同じくらいの範囲で前後スイングさせることができます。
上半身は少し前後スイングが可能。
腰は干渉しやすく、45度程度しか回転しません。アクションベースやスタンドへは、通常通り3.0mm軸を股間部に差し込んでのディスプレイ。
前後開脚。フロントアーマーが展開するので前方に水平程度まで展開が可能。リアアーマーが可動しませんが、脇から交わすようにすればある程度後方にも展開が可能です。
膝はアルスコアガンダムの関節可動を十分に活かし、深くまで曲げることができます。後部の装甲とリアアーマーが少し干渉しやすいくらい。膝装甲裏はごっそり抜けた状態です。
足首の可動もあまり広くはないようです。
腰アーマーと大腿部が干渉するため、左右への開脚はハの字より少し広い程度。
内股は45度程度まで可動。ガニ股は水平程度まで展開が可能です。
きれいな姿勢というほどではないですが、ある程度深い立膝にすることができました。
可動域の総括としては、肩や腰、脚部装甲などが干渉するため、アルスコアガンダムの可動域を最大限に使えるわけではないですが、ある程度は柔軟に可動してくれるようです。
νガンダムに似たデザインになっているのが印象的。このフェイクニューユニットだけでもそれなりにポーズは取れますが、武装類が付属しないので、HGBD:Rフェイクニューウェポンズも合わせて購入したほうが良さそうです。
アルスアースリィガンダムに付属の武器を装備してポージングさせてみました。
若干ポーズに硬さはありますが、デザインバランスが良いのでそのままでも十分かっこいいですね。
コアガンダム(HGBD:Rアースリィガンダムに付属)にフェイクニューユニットを取り付けて。アンテナが取り付けられるようになっていないのは残念ですが、これはこれでありな感じのスタイルになっています。バンダイホームページなどにあったように、前腕は色を合わせるためにジュピターヴガンダムのものを使用しています。
コアガンダムⅡ(HGBD:Rユーラヴェンガンダムに付属)にフェイクニューユニットを取り付けて。こちらも頭部にフェイクニューユニットのアンテナを取り付けることはできないようでした。この辺りは互換性があると良かったですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。頭部ヒトツメモノアイがそれほどくっきりと見えるわけではないので、全体的に見るとかなりνガンダムに似た作りになっていると思います。ゲテモノ感があまりなく、よりかっこよさが引き立っているのがいいですね。
気になる点としては、コアガンダムやコアガンダムⅡとの組み合わせが考慮されていたらよかったかなと。このユニットと組み合わせることでさらにνガンダムに近い作りになるかと期待しましたが、できないのはちょっと残念ですね。
ただそれでも、現代の技術でHGUC νガンダムを開発するとどういったものになるかというのが垣間見えるようですし、このキット自体も禍々しい部分が少なからずあるので、個性も出ていると思います。このようなフェイクで、その他のガンダムシリーズ主人公機がキット化されても面白いですね。
続いてHGBD:R フェイクニューウェポンズのレビューです。
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