今回は、HG 1/144 ヘビーガンダム(ロールアウトカラー)のレビューをご紹介します!
HG ヘビーガンダム(ロールアウトカラー)は、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN MSD』より、ロールアウト時のカラーリングが施された『ヘビーガンダム』の1/144スケールモデルキットです。ロールアウト時の白いカラーリングが成型色で再現され、通常版と同じくフレーム・ランチャー、シールド、専用ビーム・ライフルといった武装が付属。価格は2,376円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2018年5月にプレミアムバンダイから発売されたHG ヘビーガンダム(以下、通常版)とは形状、付属品ともに同じ。MSDのアレンジが入った重装甲感のある造形になっています。最新フォーマットによって広い可動域が実現されています。
通常版では外装がダークグレーとグレーの2色で構成され、部分的にオレンジ、関節部はライトグレーというカラーリングでしたが、こちらの外装はライトグレーとホワイトの2色でオレンジはそのまま。ロールアウト時の通常版とは対称的なカラーリングが再現されています。
ポリキャップによって各部の強度は高めに仕上がっていますが、通常版はポリキャップを使っていない部分に多少のヘタレが出てきたので、こちらもポージングを繰り替えると部分的にヘタレてくるかもです。
頭部。MSDの特徴的な丸型形状です。額や顎パーツはダークグレーの配色。それ以外はホワイトでまとめられています。とさか前後のセンサーはシールによる色分けです。ゴーグルは通常版はクリアーレッドでしたが、こちらはクリアーブルーになっています。
前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。ツインアイのシールは、通常版はレッドでしたが、こちらはイエローになっています。
胸部。配色がライトグレーとホワイトでの構成。エアインテークの色は変わらずです。
腹部、腰部。腰部アーマー類もロールアウトカラーのホワイトになっています。腹部は通常版ではグレー成型色でしたが、こちらは若干濃い目のダークグレーに変更されています。ヘリウムコアは変わらずのイエロー。サイドアーマーのパーツはダークグレーの配色です。
腰アーマー(フロント・リア)裏は簡易的な造形ですが、サイドアーマー裏はモールドが造形されています。
腕部。MSVっぽさのある角ばった造形。全体的にホワイトですが、前腕のアーマーはライトグレーの配色です。二の腕は左右挟み込みタイプですが、前後の合わせ目は段落ちモールド化され、前腕は前後挟み込みタイプですがこちらも側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。ショルダーアーマーも前後挟み込みタイプですが、合わせ目は側面に少しできるくらいです。
組立時に、前腕にシールを貼る指示があるので、今回はグリーンのラインシールを貼ってみました。
脚部。こちらも角ばった造形が再現されています。大腿部は前後挟み込みタイプですが側面の合わせ目は段落ちモールド化され、膝から下は後部に合わせ目ができますが、そちらも段落ちモールド化されています。
足首から下の部分。角ばったアンクルガードが特徴的。脚底はグレーの配色で、足裏は別パーツで肉抜き穴のない造形になっています。
バックパック。右側面に装備されているビーム・キャノンは、通常版ではグレーでしたが、こちらはダークグレーの成型色になっています。
下部のバーニアは内部が2重型での造形。バーニア付け根はボールジョイント型ポリキャップでフレキシブルに可動します。サーベル柄のマウント部は2018年4月に発売されたHG ガンダムFSDとは異なる形状で、内側にずれたりすることのない造形が再現されています。
キャノンは付け根が鉤型になっているので、脱着時には破損させないよう注意が必要です。砲口は二重の造形になっていて、後部には合わせ目ができます。
砲身部分が左右のモナカ割ですが、上下の合わせ目は部分的に段落ちモールド化されています。
通常版のヘビーガンダムと比較して。ロールアウトカラーは白いので、通常版とは一味違った印象があります。
各部の可動域に関しては、HG ヘビーガンダム(通常版)と同じなのでそちらをご覧ください。⇒HG ヘビーガンダム レビュー
通常版と同じくフレーム・ランチャー、専用ビーム・ライフル、シールド、武器用ハンドパーツ(右)、ビームサーベル刃☓2が付属。
ロールアウトカラー版のマーキングシールが付属します。(前腕のラインマーキングのみ貼っています。)
フレーム・ランチャー。造形は通常版と同じですが、上部がホワイト、下部がダークグレーで、通常版とは対称的なカラーリングになっています。
上下に合わせ目ができますが、共に段落ちモールド化されています。
砲口はガトリング砲6門、4連装ミサイル・ランチャー4門が別パーツで造形されています。後部の上下にあるフィンはそれぞれ上下可動します。
上部の装甲を外して腕に装備するのも通常版と変わらず。
通常版のフレーム・ランチャーと比較して。対称的な色合いで違った印象を感じます。
シールド。縁がグレー、内側がホワイトの成型色で構成され、裏面の縁には肉抜き穴があります。
折りたたんでコンパクトにすることができ、マウントパーツを上下に配置することで、シールドの位置を変更することもできます。
シールドも通常版と比較して。
フレーム・ランチャーとシールドを装備した状態で。重装甲感が出ています。
フレーム・ランチャー、シールド共に保持力が高く、ポージングに影響はありません。ストレスなくポージングが楽しめます。
専用ビーム・ライフル。ダークグレーの成型色になっています。左右はさみ込みタイプで、銃口とセンサーは別パーツ。
上下に部分的に合わせ目ができます。
センサーは左右に可動し、センサー裏面はくり抜かれた形状です。
通常版の専用ビーム・ライフルと比較して。上がロールアウトカラー版のものです。
専用ビーム・ライフルはグリップにダボがあるので、ハンドパーツにしっかりと固定できてポージングしやすいです。
では適当に何枚かどうぞ。
シールドは右前腕にも装備可能です。ビーム・サーベルは柄がハンドパーツからスルッと抜けてしまうので、ポージング時の角度には注意が必要です。
専用ビーム・ライフルとシールドを装備した姿にはRX-78-2ガンダムっぽさがあります。
以上です。通常版のHGヘビーガンダムがかなり優秀なキットなだけに、こちらも可動域の広さやポージングの自由度などはとてもいいものになっていると思います。白い外装がどことなくRX-78-2を感じさせますし、マット感のある成型色で実機に近い印象も持っています。
ヘタりはどうしても気になるところで、ポージングを繰り返すと腹部が緩くなって、シールドの重量だけで少し前のめりになってしまったりというところはあります。素材や構造の問題かと思いますが、ヘタるとポージングも決まらなくなってくるので、少し手を加えつつ強度アップさせてやる必要がありそうです。
それ以外は大きな問題もないですし、フレーム・ランチャーなどの武装も重厚感があるので、ロールアウトカラーならではの白いヘビーガンダムが楽しめるのではないでしょうか。
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1件のコメントがあります。
ガンプラ好き
on 2021年11月15日 at 18:23 -
凄くかっこいいですよね。僕は黒いヘビーガンダムと白いヘビーガンダムを買いました。
↑ククルスドアンの島の漫画を再現しようと頑張っているのですが・・