今回は、HG 1/144 ウィンダム&ダガーL用 拡張セットのレビューをご紹介します!
HG ウィンダム&ダガーL用 拡張セットは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』より、ウィンダム、ダガーL用の拡張装備1/144スケールモデルキットです。劇中でウィンダムやダガーLが装備したマルチランチャーパックや対艦用装備「ドッペルホルン連装無反動砲」などを新規造形で再現。価格は1,650円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
フォックストロット・ノベンバーにて、地球連合軍らと交戦を繰り広げた際に登場したユニット『ドッペルホルン連装無反動砲』と『マルチランチャーパック』がHGでキット化。市販のHGウィンダムやHGダガーLと組み合わせることで劇中の装備仕様が再現可能なキットになっています。
付属しているのはドッペルホルン連装無反動砲、マルチランチャーパック、Mk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾☓2です。
シールはドッペルホルン連装無反動砲側面のセンサーを補うようになっています。核のマークが付属していますが、説明書に貼り付けの指示はないのでお好みで貼り付けるようになっています。
専用の水転写デカールが付属。
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん、薄刃ですが強度が高く、長持ちします。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
AQM/E-M11ドッペルホルン連装無反動砲。対艦砲撃戦用のキャノンパックになります。機体全長を超える2連装の無反動砲により、高い火力を有するとのこと。
成型色はダークグレーのKPSで大部分が構成されています。側面センサーに赤を配色。わずか2成型色で構成されています。
本体部分は厚みのある装甲が簡易的に造形されています。側面のセンサーは青いシールでの色分けですが、内部が別パーツ化されているので塗り分けはしやすいかと。表面は赤いパーツでの色分けです。
砲身を挟んで左右の組み合わせですが、上下の合わせ目は各部とも段落ちなどでモールド化。
砲身部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。単体化できるので合わせ目を消すのはラクかと。本体との伸縮ギミックなどはありません。
砲口部分はシンプルな筒型に造形。
後部も角型ダクト内はスリットモールドが造形。ふちは合わせ目が端でモールド化されています。
バックパック(基部)は1個パーツ構成でこちらも簡易的な作り。内側は大きな肉抜き穴になっています。
本体とは1ダボ接続。
HGダガーLにAQM/E-M11ドッペルホルン連装無反動砲を装備させて。AQM/E-M11ドッペルホルン連装無反動砲が軽量でダガーLも関節がガッチリとしているので、自立は問題なく可能です。
前後に伸びているので、重量バランスがいいようですね。
可動に関しては前方に水平程度まで、後方へは幅広く展開するようになっています。
基部がボールジョイントなので、左右へも柔軟にスイングが可能。
砲身が長いのでダイナミックなポーズを再現することができます。ややバックパックが外れやすいのが気になるかも。
シールド、M703kビームカービンなども問題なく装備可能です。
Mk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾は1個パーツ構成の簡易的な作り。ですが小さいながらもしっかりと形になっています。
ダボ固定ではないのでハンドパーツからはスルッと抜けやすいですが、軽装なので身軽で軽快な動きを表現することができます。
対象的な武装のドッペルホルン連装無反動砲を装備すれば、遠近の攻撃に対応可能な特殊な攻撃シーンが再現できそうです。
HGCEストライクガンダムに装備して。ストライカーパックが装備できるキットだとだいたい装備できるかと。ガンダムタイプがこういった武装を装備するのは珍しいと思うので、個性的で特殊なガンダムとして楽しめそうです。
HGCEフォースインパルスガンダムも背部が1ダボ接続なので一応装備できますが、ダボが浅く不安定ですし、関節強度が弱いので倒れやすかったです。
HG SEEDの105ダガー(ガンバレル)が手元にないので、HG SEEDの105スローターダガーに装備して。ガッチリと組み付いていますし、自立も安定しています。
俯瞰で見ると迫力が増します。
HGCEウィンダムにも問題なく装備可能。量産機によく合う武装ですね。
ウィンダムのアンテナは長いので、ドッペルホルンの砲身との干渉には注意が必要です。
続いてマルチランチャーパックです。大型のミサイルランチャーに、左右1発ずつ核ミサイルを装填可能なパックになります。厚みのあるランチャーで、重武装感漂う装備になっています。
成型色はブルーグレーをベースに、側面のダクト、ミサイル発射口に赤を配色。
ランチャーの本体部分は左右の組み合わせですが、合わせ目は端でモールド化。
砲口部分には四方にフックが造形。中央に発射口と赤いカバーパーツが組み込まれていますが、カバーパーツからは内部のミサイルが確認できるようになっています。
後部は簡単なスリット入り円形ダクトが造形されています。上下にも太めのフックが造形。
側面のダクトはカバーを展開することで内部のスリット入りダクトが露出。
上部にあるプレート状のレバーを前方にスライドさせることで、ミサイルの先端が露出します。
ミサイルはモナカ割ですが、表面にはメカニカルなモールドが造形されています。
後部に3.0mm穴があるので、アクションベースやスタンドに組み付けて射出状態を再現することも可能です。
基部はミサイルランチャーの重量に耐えられるよう、厚みのある作りになっています。各部は簡単なモナカ割ですが、合わせ目は段落ちモールド化。表面には適度にモールドも入っています。
接続部は角度変更が可能。
ミサイルランチャーとはボールジョイント接続ですが、少し外側に引き出すことでランチャーを上下や左右にスイングさせることができます。ただ、あまり広く引き出すと重量で垂れてしまいます。
HGCEダガーLと並べて両武装のサイズを比較。どちらも存在感のある拡張ユニットですね。
HGウィンダムに装備して。かなり重量がありますが、ウィンダムだと問題なく自立は可能です。関節の弱いキットだと前後に倒れやすい可能性も。
マルチランチャーパックを装備したときの存在感はバツグン。量産機ながらもそれを感じさせないくらいの迫力があります。
ミサイルを途中まで引き抜けば、ミサイルの発射直後のシーンも再現することができます。
ミサイルランチャーを後部に配置することで、武装類を使って通常通りの攻撃態勢を取ることも可能です。重量があるので、支柱の細いスタンドだと倒れやすいかも。
砲口を前方に向けた状態でも武器を使った攻撃シーン演出はできますが、多少ミサイルランチャーとの干渉が気にはなりますね。
ダガーLに装備して。関節強度が高いので自立は安定しています。
ダガーLに装備してもよく合っています。
ミサイルを単体でディスプレイさせ、核攻撃のシーンを再現。ニュートロンスタンピーダーに全滅させられてしまいましたが、活躍シーンはもう少し見たかったような気も。(核攻撃はダメです;)
マルチランチャーパックをストライクガンダムに装備して。迫力のあるシルエットに変化します。改造用のアイテムとしても重宝しそうですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。背部に組み付けるだけで換装できるので手軽ですし、装備させるだけで重武装仕様に変化し、ダイナミックな演出を楽しむことができます。構造が簡易的ながらも、本体の合わせ目がモールド化されていて見た目がよく、量産機用装備として複数組んでも手間があまりかからないようになっているのもいいですね。
気になる点は、殆どないですが、マルチランチャーパックには重量があるので、関節の弱いキットだと自立はポージングが難しくなってきそうです。それと、ウィンダムのようなアンテナの長いキットだと干渉して破損しないように注意が必要です。
ミサイルの露出ギミックなども細かく、Mk315スティレット投擲噴進対装甲貫入弾も付属するというおまけ付き。拡張セットながらも楽しみは多く、ダガーLやウィンダム本体と共に複数入手してディスプレイさせれば、まさに『数で勝る』を体現するような、驚異を感じるほどの演出が楽しめるのではないでしょうか。
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