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製作① 改修 ⇒ 製作② 塗装その1 ⇒ 製作③ 塗装その2 細かい塗装・スミ入れ・レッドチップ追加など ⇒ 製作④ デカール貼り、トップコート、メタルパーツの埋め込みなど
こんにちは!今回は、1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダールのレビューをご紹介します!
1/100 フルメカニクス ガンダムヴィダールは、鉄血のオルフェンズ第2期の登場機、ガンダムヴィダールの1/100サイズモデルです。HGとは違い、1/100用にディテールの描き起こしが追加され、ガンダムヴィダール実機のメカニカル感が表現されています。内部にはガンダムフレームが再現され、細部までこだわった1/100スケールキットになっています。発売日は2016年12月23日。価格は税込み3,240円です。
外装パーツに細かいモールドが多数彫られていて、リアルでメカニカルなディテールが再現されています。
HGと同様に足裏の接地面積が狭めですが、関節にポリキャップを使用しているので強度も高く、倒れる心配はありません。
前後ともに左右対称。各箇所ごとにパーツで色分けされていて、マスキング塗装もそれほど必要ないようです。
全体的なバランスが気になったので、HGと比較してみました。右がHGのガンダムヴィダールです。腰のアーマーが大きくなったのと、腕部が少し長めなので少し脚が短いように感じますが、足の長さは同じくらいです。
気になるなら腰部アーマーを加工してもいいかもですが、加工する場合は内側に装備しているハンドガンに注意する必要があります。
左右から見ると体型バランスは悪くないですね。
ガンダムフレーム。1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスと同じガンダムフレームが使用されているので、ガンダムバルバトスルプスに比べ、頭部と足首から下の部分、腰部リアアーマーがヴィダール専用のパーツになっています。ガンダムフレームの可動域に関しては、1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスのページをご覧ください。⇒1/100 フルメカニクス ガンダムバルバトスルプスのレビューです。
ガンダムフレーム頭部。ガンダムヴィダール専用の頭部で、ツインアイは後頭部に伸びるピンクの内部パーツを使用。アーマーで隠れる頭部ですが、しっかりとモールドが作り込まれています。
ガンダムヴィダール頭部。アンテナと中央のグレー色ディテールは別パーツでの色分け。武者の兜のような形状で親しみやすさを感じる頭部になっています。兜は左右の挟み込みタイプですが、とさか部分も別パーツで組み合わせるので合わせ目が出ないようになっています。頭部の裾の部分に少し合わせ目があります。
バストアップ。胸部も細かくモールドが刻まれ、まったくスジボリなどをしなくても完成度の高いキットに仕上がります。胸部中央の白いパーツはポロリしやすく、アクションポーズをするときに頻繁に掴む箇所なので外れやすいです。少しストレスになるので、ポロリしないよう加工する必要があるかもです。
腹部。1/100らしくガンダムフレームのシリンダーとシャフトは別パーツで再現。フロントアーマーは赤や水色のパーツで色分けされ、ダクトっぽいモールドも刻まれています。
腕部。HGに比べ少し長めですが、これはガンダムフレームの関係上、少しバランスに変化が出ています。ガンダムフレームに外装パーツを細かく被せていくので、合わせ目はほぼ出ないようになっています。
脚部。大型のスラスターが前後についていて、機動性の高さが見て取れます。腿が前後の外装パーツで挟み込むようになっていて、中央に合わせ目があります。ですが、段落ちモールドで合わせ目が見えないようにしてあります。太もも部分も外装パーツを左右で挟み込むようになっていますが、細かいモールドで合わせ目がカモフラージュされています。
スラスターは手が当たると外れやすいので取り扱いに注意です。
前後にある大きめのスラスターは内部に赤色のパーツをはめこむようになっています。一度はめ込むと抜けにくいので、後の塗装を考慮して、スラスター内部のパーツは取り付けていません。
足首から下の部分。ハンターエッジがついているので接地面積は狭いです。ですが足首関節などがポリキャップでしっかりとしているので、見た目ほど不安定さはありません。足裏も別パーツ同士の組み合わせで肉抜き穴などはありませんでした。
MGフルアーマーガンダムサンダーボルド版、HGガンダムグシオンリベイクフルシティと。MGフルアーマーガンダムが少し小柄なので、1/100フルメカニクスガンダムヴィダールが大きく感じます。ですが1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスやMGνガンダムVer.Kaなどとほぼ変わらない大きさです。
頭部の可動は顎引きはそれなりにありますが、頭部アーマーが干渉するため見上げるポーズはしにくくなっています。
左右へは十分に可動。
腕部上げはHG以上に腕を上げることが出来ます。かなりの可動域でポージングの幅も広がります。
肘の可動もかなり柔軟性がありますね。
ショルダーアーマーの一部が内外に可動。オシャレな演出ができます。
腰部の可動は、かがみポーズはそれなりにできますが、胸を張るポーズはほとんど出来ない感じです。
1/100ガンダムフレーム特有の、シャフトを介した左右への可動があります。
腰の可動も腰回りの外装パーツ類が干渉するので微量に可動する程度です。腕部がしっかりと可動するだけに、腹部から腰回りにかけて可動域が微量なのが残念。
股下に挿し込み穴がなく、アクションベースに付属しているU字形のアタッチメントを使用して台座に固定させます。
1/100フルメカニクスガンダムバルバトスルプスも同じような設置となりますが、ガンダムヴィダールはバックパックに重量があるため、股下のシャフトが回転して後部に少し倒れ気味になってしまいます。安定した位置で保つこともできますが、ポージング変えるとすぐに後方斜めになります。斜めになったら戻して、斜めになったらアクションベースの角度を変えて、などしていると少し大変さを感じますね。
アクションベースからキットが落ちてしまうことはありませんが、ポージングをする時は少しストレスを感じるかもしれません。
前後への開脚は水平程度に大きく可動。フロントアーマーが広く可動し、リアアーマーも少し可動するので柔軟性があります。膝の可動もスラスターが干渉するまで可動します。
足首の可動は引きはいまいち、つま先上げはまずまず。
つま先が独立して可動し、前後にあるハンターエッジを展開可能。
脚部は水平程度までにしか上がりませんが、ハンターエッジを利用してかかと落としのようなポージングも楽しめます。
内股はやや狭めですが、がに股はスラスター部分をかわすことで水平以上に可動します。
腰部にあるサイドアーマーをかわしつつ、脚部を左右に展開可能。水平程度に可動します。足首の可動は狭めです。
立膝も少し不安定さがあります。
サイドアーマーはかなり広々と前後に可動。一部白いパーツで色分けされています。サイドアーマーは最中割なので、中央に合わせ目が出るようになります。
サイドアーマーは横へも可動しますが、重量に耐えきれず、一定の位置で保持させることはできませんでした。
サイドアーマーの一部がウイングのように展開。ちょっとしたギミックを持ち、ポージングの幅を広げてくれます。
HGにはなかったスライド機構を装備。サーベル展開時のアクションポーズが楽しめます。
サイドアーマー裏面も特に気になる欠点はなく、スッキリとしていて満足できる見た目になっています。スライドもしっかりとしていて安定しています。サイドアーマーの先端に固定スロットがあるので、縮めた時に、スライドするパーツをそこに差し込んで固定するようになります。
バックパック。大型のリアクターを搭載するユニットになっています。リアクター部分は赤いパーツに黒いシールを張ることで色分けされています。両脇にはバレルを装備。
バレルはボールジョイントによる接続で、前後に大きく可動します。一部白いパーツで色分けされています。最中割なので、内側にHGのような肉抜き穴もありません。
ボールジョイントなのでハの字、逆ハの字にも展開。
バックパックの下側にはスラスターのような四角いダクトがありますが、特に細かいモールドはありませんでした。
ライフル、武器用持ち手(左右)、平手(左右)、バーストサーベル柄が付属。
多数のガンダムフレーム余剰パーツが付属。
リアアーマーの内側は別パーツでの組み合わせになっていて、細かいモールドが再現されています。
フロントアーマー内側にはハンドガンを2基装備可能。赤いパーツにマウントさせます。
ハンドガンも細かいモールドが彫り込まれていて、スジボリの必要が全く無いしっかりとした出来になっています。
2丁両手持ちで他のキットでは味わえないポージングが楽しめます。
ライフル。基本的に最中割で、先端とセンサーが別パーツで分けられています。こちらも適度にモールドが彫られています。
センサー部分はピンクのパーツで色分けされています。ピンクのパーツは一度はめ込むと抜けにくいので、塗装する場合は仮組み時にハメ込んでしまわないよう注意しましょう。自分は画像のようにはめ込んでしまったので、裏側からピンバイスで穴を開け、裏から押すと抜けるようにしておきました。
握り手に差し込むだけで保持可能。ライフルのグリップにはダボがないですが、不安定さを感じること無くしっかりと保持してくれました。
バーストサーベル柄はサイドアーマーに挿し込んでいるバーストサーベル刃に固定可能。3列のどこにでも挿し込み可能です。
サーベル柄にはダボがあり、握り手内側の穴に差し込んで固定させます。サイドアーマーに3本のサーベル刃を挿し込んでおきます。
サイドアーマーをスライドさせることで、バーストサーベルを展開させる動作が再現可能。
手首が可動する握り手が付属。取り付けると長い腕部がさらに長めに感じてしまいますが、手首がしっかりと可動するので、サーベル保持のポージングは楽しめます。
突き刺すようなポージングも可能。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。アクションベースへの設置がやや不安定なので、浮遊ポーズには少しストレスを感じることもあるかもです。予めポージングさせておいて、後でアクションベースに設置する方がいいかもしれませんね。
ギミックや装備品についてはHGと同様にオリジナリティーがあって新鮮なので楽しめます。ハンドガンの2丁持ち、バーストサーベルの展開やアクションポーズなど、他のキットにはない魅力を持ったキットだと思います。
どんなポージングでも案外決まりますし、可動域も広めになっているのでいろんなポージングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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