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HG ガンダムAN-01 トリスタン レビュー

今回は、HG 1/144 ガンダムAN-01 トリスタンのレビューをご紹介します!

HG 1/144 ガンダムAN-01 トリスタンは、機動戦士ガンダム Twilight AXIS(トワイライト アクシズ)に登場する『ガンダムAN-01“トリスタン”』の1/144スケールモデルキットです。ガンダムAN-01“トリスタン”は、ガンダムNT-1“アレックス”がベースとなっていて、私兵集団「バーナム」によって秘密裏に運用された機体です。価格は1,620円(税込み)。

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ガンダムらしいトリコロールカラー。形状がガンダムNT-1“アレックス”によく似ているシンプル設計。2004年6月に発売されたHGUC ガンダムNT-1(アレックス)のランナーが一部流用されています。

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全体的にアレックスに似ていますが、流用は腹部と内部パーツなどの一部のみ。外装はほぼ新規パーツで構成されています。バックパック等はどことなくガンダムMk-Ⅱのディテールも感じさせるキットになっています。ポリキャップはHGUC ガンダムNT-1と同じPC-123が使用されています。

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関節強度は高く、自立も安定。説明書の組立工程はHGUC ガンダムNT-1とほぼ同じです。各部細かいモールドはあまりなく、HGUC GUNPLA EVOLUTION PROJECT ゼータガンダムのようなスッキリとした外装になっています。

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頭部。ガンダムとしては少し強面フェイス。アンテナは大小のV字が重なり合ったような形状で、とさかの前後センサーはシールによる色分けとなっています。頬のダクトや60mmバルカンマズルなどは特に別パーツ化されていないので、細かく塗り分ける必要があります。

アンテナ先端は厚みのある安全加工がされています。頭部は前後挟み込みタイプなので真横に合わせ目ができる仕様です。

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バストアップ。アレックスともMK-Ⅱとも違いますが、どちらの面影もある形状になっています。かなりシンプルな組み合わせになっていて、胸部に細かいモールドは全くなし。肩部ダクトはシールで色分けされていないので細かく塗り分ける必要があります。

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腹部。グレーパーツはNT-1からの流用で、構成も当時の組み合わせがそのまま採用されています。

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腕部。前腕は左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目が出来ますが、裏面は青い大きな外装パーツによって合わせ目が隠れます。二の腕は筒型なので合わせ目は無し。肘から腕を引き抜く事ができるので、前腕の合わせ目は消しやすいと思います。

青いパーツ中央の四角いモールドは塗り分けが必要です。

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ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプなので中央に合わせ目が出来ます。外側のダクトは合わせ目がモールドに沿った形で分かりにくくなっていますが、ダクトはシールもないので塗り分けが必要です。ショルダーアーマー内部パーツも合わせ目あり。

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腕部をはめ込んでからショルダーアーマーを挟み込んで組み立てる仕様になっています。

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ですが腕部と一緒に引き抜けるので、合わせ目消しはラクです。

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脚部。外側の黄色いダクトはパーツによる色分けで、内部は塗り分けが必要です。外装の黒いラインはシールによる色分けとなります。脚部は左右挟み込みによる組み立てですが、前後に外装パーツを被せる仕様なので合わせ目は出ないようになっています。脚部は膝から下が分離可能。太ももは左右挟み込みなので中央に合わせ目が出来ます。

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足裏のダクトはスリットがないシンプルなディテールです。可動も特になし。

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足首から下の部分。NT-1によく似た形状のシンプル構造です。足裏は別パーツ化されていて細かくモールド化されていました。肉抜き穴もありません。中央のスラスターは別パーツ化されていないので塗り分けが必要です。

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バックパックはMK-Ⅱに似た形状。ビーム・サーベル柄をストックしている部分は特に可動せず、ビーム・サーベル柄を外すと肉抜き穴が露出します。スラスターは特にスリットのないくり抜き状。バックパック裏面のセンサーはシールによる色分けです。

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バックパックは3本のダボで固定します。それほど太くないダボなので脱着はしやすいです。リアアーマー中央の黒いラインはシールによる色分けですが、その下のダクトは特にシールはなし。塗り分けが必要です。

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HG陸戦型ジム、HGガンダムバルバトスルプスレクスと。宇宙世紀キットということもあり、陸戦型ジムと同じくらいのサイズ。ガンプラHGシリーズの中では小柄な方ですね。

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HGUC GUNPLA EVOLUTION PROJECT ゼータガンダムとも比較してみました。ゼータよりも少し小柄ですね。

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首はなかなか広範囲に可動します。頭部が小柄で首が眺め。なので顎引きも見上げるスタイルも十分にこなしてくれます。

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肩周りに干渉物がないので、左右へも簡単に可動します。

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腕部の可動はこの程度。ガンプラでは近年まれに見る超低可動域です^_^; 特にショルダーアーマーが干渉するわけでもなく、内部パーツがHG NT-1用なのでその可動域がダイレクトに反映されているようです。

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肩のシャフトは別パーツ化されておらず、胸部パーツから直に伸びています。なので、腕部を前後にスイングさせることはできません。

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肘の可動もこの程度。新規造形部分なのでもう少し改良が欲しいところです。

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腰部はボールジョイントではなく通常の挿し込みタイプ。なのでそのままだと前かがみや胸を張ったスタイルは出来ないようになっています。ですが少し腹部を腰から引き抜くことで、上半身をしっかりと回転させることができます。

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腹部を引き抜いたことによって、前かがみや胸を張るポーズも可能になりました。

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フロントアーマー、リアアーマー、サイドアーマー共に裏面にモールドはなし。足の付け根はボールジョイントによる接続です。

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フロントアーマーはボールジョイントではなく直線型。なので中央をカットして左右で独立させると、腰部から外れやすくなってしまいます。

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サイドアーマーは少し可動。

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股関節にアクションベースを差し込む穴は無いので、アクションベースに付属しているU型パーツによってマウントします。

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マウントパーツがしっかりと固定されるのでアクションベースへの設置はかなり安定。ほぼ外れることはありませんでした。

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他キットのようにフロントアーマーが手前に開かないので、開脚にかなり影響します。こちらも最近のガンプラとしては低可動域と言わざるをえません。膝の可動もくの字に曲がる程度。

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足首は程よく可動。

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アンクルガードは微動します。

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足の付け根がボールジョイントなので、左右への開脚も制限されてこの程度に。こちらも最近のガンプラと比べると可動域が狭いですね。

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足首の左右への可動はそれなり。

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内股、がに股もこの程度。こちらも付け根のボールジョイントによる影響が出ています。

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各部の可動域が狭いので、立膝も不十分なものになってしまいます。

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ビーム・サーベル刃☓2、ビーム・ライフル、シールドマウントパーツ、武器用ハンドパーツ、シールドが付属。

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その他、NT-1用ビーム・ライフルや腕部ガトリング砲などの余剰パーツが付属します。

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AN-01 トリスタン用ビーム・ライフル。本体部分がモナカ割で先端だけが別パーツ化されています。なので本体中央には合わせ目が出るようになっています。ディテールはHGνガンダムのものとほぼ同じ。別パーツ化されていない分、塗装による細かい塗り分けが必要です。

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武器用ハンドパーツで保持させます。ビーム・ライフルのグリップにはダボがありますが、ハンドパーツや手甲パーツにはダボを差し込む穴がありません。なので保持させても少しフラフラと動きます。ちなみにHGνガンダムのハンドパーツにはダボを差し込む穴があります。

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シールド。表面丈夫2箇所は青いパーツによる色分けで、下のU字型モールドは一部がシールによる色分けとなります。シールド裏に細かいモールドは無く、色分けされていないので塗り分けする必要があります。エネルギパックらしいものもグリップパーツと一体化しています。

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シールド用マウントパーツを前腕部に取り付け、グリップを握らせてシールドを保持させます。2箇所で固定しますが、保持力はそれなりです。

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余剰パーツ扱いのNT-1(アレックス)用ビーム・ライフルも保持可能。こちらもAN-01トリスタン用ビーム・ライフルと同じような保持力です。

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一応、余剰パーツのガトリング砲をマウントできますが、しっかりとはめ込むためには少しパーツを加工したほうがいいですね。

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では適当に何枚かどうぞ。

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ビーム・サーベルはしっかりと保持してくれました。

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以上です。外見的にはNT-1(アレックス)やMK-Ⅱと似ていることもあって、ポージングさせると割りとカッコイイですね。ですが可動域の低さはなかなか残念なところが多いです。もう少し派手にポージングできればありがたかったのですが^_^;

説明書の組立工程もHG NT-1とほぼ同じなので、当時の組み立て方をそのまま反映させてあります。なので可動域もその時代の形が反映されています。新規パーツ部分が多いのでもう少し動かせるようになっていると良かったですね。

最近のよく動くガンプラと比べると見劣りするところもありますが絶望的に悪いと言うわけでもないので、パーツのポロリもほぼ無いですし、割りとしっかりとした出来にはなっていると思います。ガトリング砲装備は意外な発見でしたし、シンプルな分、スジ彫りやちょっとした改修などで化ける可能性もあるキットだと思いますよ。

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