今回は、SDW HEROES 軍馬 ナイトワールド Ver.のレビューをご紹介します!
SDW HEROES 軍馬 ナイトワールド Ver.は、『SDガンダムワールド ヒーローズ』に登場する『軍馬』のナイトワールド Ver.、SDキットです。白馬のようなホワイトとブルーのカラーリングを成型色で再現。SDW HEROESシリーズキットが騎乗可能な他、脚部の関節可動によって歩行などの自然な表情付けが可能キットになっています。価格は550円(税込み)です。
主にムシャワールドやナイトワールドに生息し、戦用に手懐けられた馬『軍馬(グンバ)』のナイトワールド Ver.がSDでキット化。2021年6月に発売されたSDW HEROES 軍馬のカラバリで、ナイトワールドに生息する軍馬特有の白いカラーリングが再現されています。
成型色はホワイトをベースに、各部にクリアブルーを配色。シールは付属せず、各部ともパーツによる色分けとなっています。
通常の軍馬と同様、全身各部にあるモールドが色分けされていないので、大部分のモールドを青に塗り分ける必要があります。
4本脚で接地するため、自立は安定します。四本とも2箇所に可動部があるので、1本を浮かせた状態(3本脚)でもある程度の自立が可能です。
リアアーマーなどを組み付けるためのジョイントパーツが付属。
頭部。目や耳、たてがみといった馬特有の形状が再現されています。目や耳下の模様、とさかはクリアーブルーパーツでの色分け。頭部本体は左右の組み合わせで、中央に合わせ目ができますがあまり目立ちません。後部のたてがみや首のモールドは青く塗り分けが必要。
首は少し上下にスライドさせることができます。なので駆けるポーズの表情付けもしやすいです。
胸部にはクリアブルーパーツによるV字装甲が造形。中央には3.0mm穴が造形されています。全く色分けされていないので、装甲の一部を白く塗り分ける必要があります。
胴体部。馬特有の自然なシルエットで柔らかさが表現されています。胴体部は左右の組み合わせで、後部など一部に合わせ目ができます。
腹部は鞍(くら)をイメージしたようなメカニカルなモールドが造形。胴体部、腹部中央ともに各部を青く塗り分ける必要があります。
SD三国創傑伝やSDW HEROESシリーズキットの騎乗用に胴体部が前後に伸縮可能です。
腹部装甲を左右に展開することで、騎乗時にキットが落下しないように安定させることが可能。
展開箇所の中央部にはSDキットを騎乗させるための角ダボ(赤◯)が造形されています。
臀部も馬らしい肉厚なシルエットに造形。
尻尾はホワイトとクリアブルー成型色での再現で、上下に可動させることができます。上げることで早く駆けるシーン、下げることで待機するシーンなど使い分けることができます。
前脚。大腿部から蹄にかけて細身になり、馬脚部の自然な雰囲気を感じさせる作りになっています。各部にモールドが造形され、メカニカル且つしなやかさが表現されたようなデザイン。各部モールドは青に塗り分けが必要です。胴体への接続部はクリアブルーパーツでの再現で少し前後にスイングします。
上腕、前腕部分は左右挟み込みタイプで中央に合わせ目ができますが、後部の合わせ目は段落ちモールド化。関節から下は1個パーツ構成で後部に肉抜き穴があります。
後脚も前脚と同じ構造。大腿部から蹄にかけて細身になるように造形されています。大腿や下腿がより厚く、後脚らしいシルエットになっているのがいいですね。表面にはメカニカルなモールドが入っていますが、各部モールドは青に塗り分けが必要です。
こちらも大腿下腿は左右挟み込みタイプで後部合わせ目は段落ちモールド化。関節以下は1個パーツ構成で後部に肉抜き穴があります。
脚の付け根は前後で丸ダボの大きさが違うので組み換えることはできません。
前脚、後脚ともに前後にスイングが可能。前脚は360度回転しますが、後脚は干渉して可動が制限されます。後脚の可動域は120度程度。
前脚は付け根がボールジョイントなので、内股、ガニ股を表現することができます。
前脚、後脚ともに関節を90度程度曲げることができます。
蹄裏はモールドはなく簡易的。
腹部も厚みのあるデザイン。左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。
腹部後部にはクリアブルー成型色のディスプレイ用ジョイントが造形。展開することで、アクションベースやスタンドにディスプレイさせることができます。
HGキット(HG陸戦型ジム)と並べてサイズを比較。HGキットと同じくらいの大きさです。腹部を展開せず陸ジムを騎乗させてみましたが、ふらついて安定しないようでした。
SDW HEROES 軍馬と並べて。形状は全く同じですが、対称的なカラーリングで善悪を感じさせます。
組み合わせが推奨されているSDW HEROES アーサーガンダムMk-IIIと並べて。
可動箇所が少ないため、馬本来の自然な動きをリアルに再現するのは難しいですが、ある程度動きをつけることは可能。躍動感も十分に表現することができます。
腹部ジョイントにスタンドを組み付けることで、跳ね上げるようなポーズも再現することができます。白とクリアブルーの成型色は清潔感が感じられていいですね。クリアパーツはブラックライトで照らしても発光はせず。
軍馬への騎乗は、SDキットのリアアーマーを外します。そして股間部を軍馬中央のダボに接続。
外したリアアーマーは、付属のジョイントパーツを組み付け、軍馬の大腿部など各部の3.0mm穴に組み付けておきます。
アーサーガンダムMk-IIIを軍馬に騎乗させて。キットの手を前に向けるだけで、自然と手綱を握っているような雰囲気が出ます。
白馬に騎乗するとアーサーガンダムMk-IIIの貫禄が更に増しますね。気品やヒロイックさなども強調されます。
脚部を前後させることで駆けるシーンも再現可能。馬を自由に操るような、より自然な演出を楽しむことができます。
外伝のナイトストライクガンダムも騎乗させてみました。リアアーマーを外すだけで騎乗可能。アーサーガンダムMk-IIIもそうですが、背部のマントは可動するので干渉なく騎乗させることができます。
やはりナイトには白馬がよく似合います。
上腕や大腿部の3.0mm穴にダボ付きの武装各種がマウント可能。その他胸部にも3.0mm穴があるので、お好みでカスタマイズ、武装してみるのも面白そうですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。可動箇所が少ないため、自然で柔らかいポーズは取りにくいものの、ポーズをつければ十分に躍動感あるシーンを再現することができます。ホワイトとブルーのカラーリングも清潔感があってヒロイック。実直な騎士にふさわしいオプションアイテムになっていると思います。
気になる点は、もう少し色分けが細かいと良かったですね。
しっかりとした強度があって取り扱いやすいですし、馬らしい駆けるポーズも再現可能。SDキットを騎乗させることでワンランク上のキットに変化します。演出力も高いので、複数用意して騎乗させ、騎馬隊などを再現してみるのも面白そうですね。
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