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HG ガンダムアスモデウス レビュー

今回は、HG 1/144 ガンダムアスモデウスのレビューをご紹介します!

HG ガンダムアスモデウスは、アプリ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に登場するMS『ガンダムアスモデウス』の1/144スケールモデルキットです。ガンダム・フレームの一部や外装を新造し、特徴的な機体形状を実現。腕部グラン・トンファーの伸縮や足底のクロー展開といったギミックがパーツの差し替えで再現されたキットになっています。リード線によるギガント・ジャベリンのアンカーギミックも再現。価格は2,090円(税込み)です。

『厄祭戦』で運用された72機のガンダム・フレーム採用機の一つであり、戦後、侵入困難なデブリ帯の中で偶然発見された機体『ガンダムアスモデウス』がHGでキット化。内部フレームのみHGガンダムバルバトス第6形態からの流用で、ガンダムアスタロトオリジンと似た外見ながらも、外装各部が新規造形での再現となっています。

機体名の『アスモデウス』はアマイモン配下の東方の悪魔の首座で、72の軍団を率いる序列32番の大いなる王とされる。

成型色はライトグレーをベースに、胸部やソール部などにホワイト、全身各部に蛍光タイプのイエローを配色。地味なライトグレーの中に蛍光イエローが映える、インパクトのあるカラーリングになっています。

シールは頭部や全身各部のモールドを細かく補い、まずまずの量。ですがその分、塗装が必要なく、素組みで十分な色分けが再現されています。

内部フレームや武装類はダークグレー成型色のKPS。ABSは使用されていません。

ポリキャップはPC-002を使用し、関節強度はまずまず。特に負荷のかかる装備はなく、自立は安定します。足首などに多少弱さを感じるので、経年の劣化具合によっては関節の強化が必要となりそうです。

ギガント・ジャベリン、ライフル、グラン・トンファー用の延長パーツ✕2、ギガント・ジャベリン用のワイヤーパーツが付属。

余剰パーツがいくつか付属します。

外装を外し、内部フレームのみで全身から。足首のポリキャップが外装で挟み込む仕様なのと、接地を安定させるため、膝から下の一部とソール部には外装を組み付けています。

上半身のフレーム構造。内部フレームはHGガンダムバルバトス第6形態やHGガンダムバルバトスルプスなどと同じ『HG 1/144 IBOガンダムフレーム4』が使用されていますが、股間軸のみ、アスモデウス用に幅広のものが新造されています。胸部には2基のエイハブ・リアクターが造形。

脚部内部フレーム。こちらもバルバトス第6形態などと同じく、大腿部にフレーム、ふくらはぎに動力パイプが造形されています。

頭部。額に2本の角を模したアンテナが造形されるなど、悪魔や鬼をイメージしたような特徴的なデザインになっています。

メット部は左右の組み合わせで後頭部に合わせ目ができます。上部パーツの一部はパープルのシールでの色分け。

胸部は内部フレームに表面装甲を被せる仕様で、4ラインのスリット状エアインテークが印象的。エアインテークには網状のモールドが造形され、それぞれシールで色分けします。

腰部。フロント、リアアーマーはそれほど派手さのないデザイン。フロントアーマー中央の上下は白と黒のシールでの色分けです。

サイドには片側2基のグレネードを装備。グレネードは1個パーツで分離不可。分離改造するのも手間がかかりそうです。前面の黄色い部分はシールでの色分けです。

腰アーマー裏の作りは簡易的でモールドはなし。グレネードはポリキャップ接続で上下やロール可動します。

腕部。基部自体は角型装甲で派手さはないですが、前腕やグラン・トンファーがダークグレーに色分けされるなど強度を感じさせるデザインになっています。

二の腕はこのシリーズでは珍しい筒型で合わせ目はなし。前腕は内部フレームを挟んで左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。前腕のモールドは黄色いシールでの色分け。

前腕にはグラン・トンファーを装備。

グラン・トンファーは2ダボ接続。基部がモナカ割で上下に合わせ目ができます。イエローとパープルのラインはシールでの色分け。

先端を付属のパーツと組み替えることで、グラン・トンファーの伸縮状態を再現することができます。伸ばした状態だと、グラン・トンファーを反転させて使用することもあります。

延長型のトンファーもモナカ割で合わせ目ができます。

ショルダーアーマーは内部パーツを挟んで組み合わせる3個パーツ構成。上部の端に合わせ目ができます。側面の3本スリットモールドは黒く塗り分けが必要。

脚部。アスタロト系に似たデザインですが、膝の突起や各面に造形されたフィンが印象的。大腿部表面のモールドやスネ(足首)の角型モールド、後部3枚フィンなどはシールでの色分けです。

大腿部は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目はモールドっぽく造形。膝から下は左右と前で組み合わせるタイプで後部に合わせ目ができますが、シールを貼ると合わせ目は隠れます。ふくらはぎ側面の網状ラインは黒く塗り分けが必要。

ソール部には脚部クローが造形。一回りほど大型で存在感のあるデザインになっています。足裏は大部分が肉抜き穴ですが、つま先とかかとにはクローの爪パーツが造形されています。脚甲は黒いシールで色分けしますが、かかと上部は黒く塗り分けが必要です。

爪パーツを組み替え、つま先とかかとを可動させることで脚部クローとして使用可能。獣の牙を模したような攻撃的なスタイルに変化します。

バックパックは簡易的な3個パーツ構成。表面のモールドはシールでの色分けです。中央の装甲は上下に可動します。

背面とは2ダボ接続で、他のHG鉄血のオルフェンズシリーズキットのバックパックと交換が可能です。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。ソールがハイヒール状ではないですが、ルプスレクスに近いくらいの大きさがあります。ガンダムアスモデウスの全高は18.3m。少しオーバースケールになっているようですね。

ウルズハントの主人公機であるHGガンダム端白星と並べて。共にガンダムフレームですが、形状は全く異なります。劇中(アプリ内)でどのように関わってくるのか楽しみです。

開発時期が近いと思われるガンダムアスタロトオリジンと並べて。頭部の角型アンテナなど、部分的な形状は確かに似ています。

ついでにガンダムアスタロトリナシメントと並べて。

頭部の可動は、顎は深くまで引けますが、高くまで見上げることはできないようです。左右ヘは干渉なくスムーズにスイングが可能。

腕はY字くらいに高くまで上げることができます。肘は1重関節でV字程度まで曲げることが可能。

肩はボールジョイントとポリキャップ接続で広く前後スイングが可能。ただし抜けやすいので注意が必要です。

内部フレームに可動ギミックがあり、腰部がボールジョイント接続で、上半身を広く前後スイングさせることができます。腰部ボールジョイントは抜けやすいので注意が必要。

腰は干渉なく360度回転が可能。アクションベースやスタンドへは、通常通り股間部に3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。

前方への開脚は水平程度まで展開が可能。フロントアーマーの可動はあまり影響はありません。リアアーマーが可動しないので後方へはそれなり。

膝は2重関節ですが、外装が干渉するのでくの字程度まで。膝関節の円形モールドは黒いシールでの色分けです。

足首の可動は、つま先はあまり伸ばすことはできず。上げる動きもそれなりです。左右へは広めにスイングさせることができます。

左右への開脚は水平以上に幅広く展開が可能。

股間部と大腿部装甲が干渉するため、内股はわずか。がに股も45度程度までしか展開させることができません。

立膝は大味ですが、それなりに再現することは可能です。

可動域の総括としては、HG鉄血のオルフェンズシリーズのフォーマットで全体的に可動域が広く柔軟。外装の干渉によって多少可動が不十分な箇所は見られるものの、肩や腰、股間部といった主要部分は広く可動するので、ポージングではあまり不自由さを感じることはなさそうです。

ギガント・ジャベリン。投擲(とうてき)が可能な巨大有線式アンカーになります。

ソード本体、グリップ基部ともにモナカ割で合わせ目ができます。

ソード、グリップともに3個パーツ構成。グリップを剣の根元にはめ込んでスライド固定させます。

付属のワイヤーパーツと接続することで、ソード部の射出状態が再現可能。アンカーとして使用することができます。ワイヤーパーツは2種のジョイントパーツとリード線の組み合わせ。リード線はジョイントパーツに折り返すようにはめ込んでしっかりと固定されますが、グリップ側のジョイントパーツが抜けやすいので注意が必要です。(個体差があるかもです。)

グリップを握らせることで剣としても使用可能。

ライフル。110mm口径のミドルレンジライフルになります。トンファー使用時に邪魔をしないサイズのものが採用されているとのこと。

モナカ割で作りは簡易的です。塗装も必要なし。

銃口も開口はされていません。

リアアーマーのホルダーはポリキャップ接続で展開可能。ライフルをマウントさせることができます。ガッチリと固定されるわけではないですが、太めのホルダーを被せるのでポロリはありません。

一通り武装して。背部にマウントしたライフルが前腕のグラン・トンファーと干渉しやすいので注意が必要です。

ギガント・ジャベリンはグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。大太刀なので斬撃シーンが様になります。それなりに重量があるので、手甲パーツの組み合わせが弱いとクルッと回転しやすいので注意が必要です。

ワイヤーパーツを接続し、ギガント・ジャベリンのソード部を投擲。独特の攻撃シーンを演出することができます。

リード線はある程度強度があるので、ソード部はふらつきながらも垂れることなくポーズを取らせることができます。ただ、投擲時もグリップがクルッとなりやすいのと、リード線を接続しているジョイントパーツが外れやすいので注意が必要です。

ライフルはグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。シンプルな構造なので取り扱いやすいです。

グラン・トンファーを伸ばした状態で打突攻撃シーンを再現。向きを反転させることでポージングにも変化が生まれますし、背部にマウントしたライフルとの干渉も避けることができます。

独特の武装で、全身を使った躍動感あるポーズが再現できるのがいいですね。

脚部クローを展開。脚部を使った攻撃的な演出が可能です。生物的なデザインで、爪が牙のように見せる狙いもあるのかも。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。シンプルなライトグレー、ホワイトの中に各部蛍光イエローが点在するというセンスのあるカラーリングになっていますし、ガンダムフレームの機体ながらも新鮮味があります。グラン・トンファーやギガント・ジャベリンといった武装類も個性的で、近接戦闘を意識した、意図のある武装になっているのがいいですね。

気になる点は、シリーズ初期(中期?)の内部フレームが流用されているので、肩や腰、足首などがどうしても抜けやすいです。その分可動域は広いですが、ポージングの際に気になる場合は予め補強しておくのもありかと。それとギガント・ジャベリンはグリップが回転しやすいのと、ワイヤーのジョイントパーツが外れやすいので注意です。(個体差があるかも?)

可動が柔軟な分、ポージングが決まりやすいですし、武装類を使った攻撃シーンはかなり様になります。脚部クローでつかみ、グラン・トンファーで一撃を見舞うという連携技を意識したポージングをしてみても面白いですし、劇中(アプリ内)でもどんな活躍をするのか楽しみですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

おっさn様 いつも参考にさせていただいております

tak様 たくさんの画像ありがとうございます。ターンA,ターンXのブログともによかったです。

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