今回は、2014年9月に発売されたHG 1/144 ガンダム G-セルフ(大気圏用パック装備型)のレビューをご紹介します!
HG ガンダム G-セルフ(大気圏用パック装備型)は、『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場する主人公機『G-セルフ』の大気圏用パック装備型仕様1/144スケールモデルキットです。劇中のG-セルフがHGならではの構造で立体化。背部に特徴的な大気圏用バックパックを装備し、機体各部にはUV発光素材によるフォトン装甲が再現されています。価格は1,728円(税込み)。
機動戦士ガンダム Gのレコンギスタの主人公『ベルリ・ゼナム』が搭乗するMG『ガンダムG-セルフ』がキット化。ガンダムタイプならではのトリコロールカラーと特有の未来的な造形が再現されています。
成型色は主人公機定番のカラーリングですが、ブルーが少し淡め。腰部や膝周りにあるフォトン装甲はクリアーブルーパーツで再現され、細かいモールドなどはシールによる色分けとなっています。
ポリキャップはHGキットおなじみのPC-002を使用。膝や肘などは近年よく見られるKPS素材構造で、関節強度はまずまず高めです。大気圏用パックを背負っているため若干後方に倒れやすいですが自立は可能です。
頭部。複数パーツの組み合わせで構成されています。アンテナを含め表面全体が1個パーツ構成で、上部に合わせ目ができます。額や側面の黄色い部分などシールで補う箇所は多いですが、額の赤い部分は別パーツで色分けされています。こめかみのバルカンは黄色く塗り分けが必要です。
前後のセンサーやモールドは青いシールでの色分け。
胸部から腰部。胸部、腹部、腰部の3段構造です。エアインテーク内部は黒いシール、その下のモールドは青いシールでの色分け。腰中央部はシールを貼ってその上にクリアーブルーパーツを被せます。
腰裏にモールドは造形されていません。フロント、リアアーマーのヘリウムコアは黄色いパーツでの色分けです。
腕部。割とシンプルな造形。
二の腕は筒型、前腕は左右の組み合わせに膝パーツを被せるタイプで、合わせ目が出来ないようになっています。膝関節の中央は青いシール、手甲は白いシールでの色分けです。
ショルダーアーマー。挟み込みタイプですが、合わせ目は端でモールド化されています。側面の大小3箇所のダクトは黒と黄色で塗り分ける必要があります。ダクトはモールドが浅めなので、彫り込んだりして深くしてやるといいかも。
脚部。側面に別造形のフォトンフレームを装備。膝などのフォトン装甲はシールを貼ってその上からクリアーブルーパーツを被せての再現です。
大腿部や膝から下は前後挟み込みタイプで、側面に部分的に合わせ目ができます。後部のバーニアは別パーツでの色分けで、ラインモールドや膝裏の角型モールド、ふくらはぎ左右の輪型ラインなど、一部が青いシールでの色分けです。
ソール部。構造はシンプルですが、つま先や左右が白いシールでの色分けです。かかとの六角形モールドはグレーに塗り分けが必要。足裏には肉抜き穴があります。
大気圏用パック。トリコロールカラーで色分けされています。シールで補う箇所はありません。
大気圏用パックは角型ダボ接続で、固定強度はまずまず。
ウイングは赤いパーツでの造形。下部のハードポイントにはレーダーセンサーを兼ねたレーザーポッドを装備。『自動索敵による近接防御火器システムとしてこれを用いた全方位攻撃も可能』とのことですが、無差別攻撃に繋がりかねないので使われることはないそう。
ウイングは前後に可動します。
ユニット全体も上下にスイング可動します。
後部には多数のスラスターを装備。中央のスラスター部はモナカ割で中央に合わせ目ができます。造形的にF91に似た印象も。
HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。小型で陸ジムと同じくらいのサイズ。G-セルフの全高は18.0mです。
同シリーズのHG G-アルケイン、HGエルフ・ブルックと並べて。G-セルフは平均的なサイズと思いますが、エルフ・ブルックは抜けてでかいです;
頭部はそれほど広くはないですが、適度に上下可動します。首はポリキャップにパーツを被せるタイプ。左右へはラクに真横にまで可動します。
腕は水平程度にまで上げることができます。肘は90度程度まで。
肩はポリキャップが引き出せるので、それほど広くないですが前方にスイング可能です。
上半身はわずかに前後スイングが可能。
腰は少しひねらせる程度。浮かせれば360度回転は可能ですが、その場合腰のポリキャップが抜けるギリギリの状態になります。アクションベースへのディスプレイは、通常どおり股間部に差し込んでのディスプレイとなります。
脚部が太めでフロントアーマーもそこまで広くはないですが、前後開脚は適度に可動します。
膝は90度くらいにまで曲げることができます。
足首の前後可動は、かかとを上げる動きは広め。左右へもまずまず可動します。
左右への開脚はハの字より少し広めに。水平にまではいきませんでした。
内股、がに股は大腿部が股間部と干渉するのでわずかに可動する程度。
立膝はそんなに上手には出来ないようです。
可動域の総括としては、形状の問題もあってか、全体的にそれほど広いわけではないですね。割とグリグリ動かせそうではあるんですけど・・・。最低限のポーズがこなせるといったところでしょうか。
シールド、ビームサーベル(クリアーピンクのサーベル刃×2、柄×2)、ビームライフル、武器持ち手(右)が付属。
アメリア製簡易シールド。3個パーツの簡単な作りで、覗き穴が開口しています。裏面は塗り分けが必要で、多数のダボが露出した状態になっています。グリップも可動ギミックはなし。
トワサンガ製のビームライフル。本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。部分的に白く塗り分けが必要です。
ビームライフルとシールドを装備して。どちらも問題なく保持でき、安定しているかなという印象。
ビームライフルは遊びもなくしっかりと保持できています。武器の持ち手も手甲はシールでの色分け。
シールドは前腕に挟み込むだけ。がっちり固定されてはいないですが、保持力はまずまず。塗装してもなんとか剥げないギリギリくらいの強度かと。組み換えることで後方にも配置可能です。
フライト型のパックなので、簡単な飛行ポーズだけで様になるのがいいですね。
シールドが少し大気圏用パックのウイングと干渉しやすいので注意です。
ビームサーベルも持ち手に隙間なくハマり、スルッと抜け落ちることなく保持が可能です。
サーベル刃はブラックライトで照らすと発光します。
胸部や膝のクリアーパーツだけでなく、青いシールの部分も発光します。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。とても安定しているなという印象で、主人公機として落ち度のない出来になっていると思います。そんなに動くわけではないですが、デザインの良さか大気圏用パックを装備しているからか、簡単なポーズにするだけでかっこよく映ります。
武器の保持もしやすいですし、特別欠点みたいな部分もないですね。サクッとポージングできますし、ストレスなく遊べると思います。ビームサーベルだけでなく各部のクリアーパーツやシールも発光するようになっているので、その点もちょっとした楽しみになるかと。
塗装する場合は少し手間がかかるところはありますが、全体的にはよく出来た作りになっていると思うので、ノーマルなG-セルフとして楽しめるのではないでしょうか。
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