今回は、HGBF 1/144 ミセス.ローエングリン子のレビューをご紹介します!
HGBF ミセス.ローエングリン子は『ガンダムビルドファイターズ』主人公イオリ・セイの母親、イオリ・リン子をモチーフに、『ガンダムSEED』に登場する宇宙戦艦アークエンジェルのシルエットを再現したガンプラコスヒロイン1/144スケールモデルキットです。人型のMMモードと戦艦型のAAモードに変形可能。ローエングリンやゴットフリートMk.71、プラズマバリアントガンといったアークエンジェル由来の武装が付属するなど、ファンにとってたまらないアイテムとなっています。価格は2,700円(税込み)。
アークエンジェルのカラーリングをそのまま当てはめつつ、ガンダムSEEDの軍服を思わせるデザインに仕上がっているミセス.ローエングリン子。サイドアーマーにはウイングを、背中にはアークエンジェルの尾翼部を型どったバックパックを装備した、特徴的な形状になっています。
HGBFミセス.ローエングリン子は人型のMRモードとアークエンジェル型のAAモードに変形可能。AAモードはアークエンジェルモードで、MRモードはマリュー・ラミアスモードです。
背中に大型のバックパックを装備していますが、脚底面積が他のコスヒロインとくらべて大きめなこともあって自立してくれます。ポージングまではさすがに厳しいですが、画像のように素立ちさせる分にはそこそこ安定しています。
バックパックを外した状態。これだとあまりアークエンジェルっぽさは感じないですね。
頭部。温厚なフェイスや青成型色の髪がキレイに成形され、劇中のイオリ・リン子そのままのイメージを感じさせます。海軍の帽子や、側面に造形されたアークエンジェルのブリッジ側面センサーが特徴的。センサーや海軍帽の一部は黄色いシールによる色分けです。
目の部分はコスヒロインおなじみの選択式。内部パーツやクリアーパーツ、シールの組み合わせによって、立体感のある目や横向きの目などが自由に再現可能です。
髪は赤いシュシュによって束ねたロングヘアが造形されています。束ねたロンクヘアは2個パーツによる組み合わせになっているので合わせ目ができます。
海軍帽はダボによってマウント。まずまず固定されるのでポロリはありません。頭頂部にあるダボ穴を塞ぐパーツなどは用意されていませんでした。
側面のセンサーを取り外すとこちらにもダボ穴があります。耳の露出が再現されているだけに、ダボ穴が露出してしまって通常のイオリ・リン子として再現できないのは少し残念かと。
胸部。グラマーなスタイルはイオリ・リン子らしさ全開。首元にはアークエンジェルのブリッジを造形してあるなど、細かなところにも配慮がしてあります。胸にはピンクハロのシールを貼るようになっていて、ちょっとしたアレンジが加えてあるのもいいですね。ブリッジの窓枠は塗装による塗り分けが必要です。胸のシワも細かく再現されています。
腹部、腰部。腹部にはアークエンジェルの船橋のようなモールドが造形されています。腰部のスカートは前後ともゴム素材になっています。スカートのシワも細かく再現。サイドアーマーは付け根がボールジョイント型ポリキャップなので、可動も柔軟で強度も高めです。
サイドアーマーの一部は表裏をシールでの色分けです。フラップやパネルラインも造形され、しっかりとしたディテールになっています。
スカート裏は特にモールドなどはなし。
腕部。ガンダムSEEDの軍服にも似ていますが、カラーリングや二の腕側面のデザインなどが異なります。こちらもシワが細かく再現されていてリアル。肩や前腕は前後はさみ込みタイプですが、各部が分離するので合わせ目消しは比較的ラクかと。
脚部。艦首を型どったブーツとヒールがアークエンジェルを思わせるデザインになっています。外装は脱着可能で、内部は全て黒いタイツ型になっています。ブーツは裏が赤で表が白パーツ。手前のグレー部分はシールによる色分けです。
足首から下の部分。艦首のローエングリン発射口のような形状が再現されています。甲のグレーはシールによる色分けです。足裏には蹄鉄のような肉抜き穴があります。
アークエンジェル尾翼が再現されたバックパック。モールドやパネルラインも細かく再現されています。スラスター部やウイングの後部は塗装による塗り分けが必要です。
側面尾翼にはバリアントをベースとしたプラズマバリアントガンをマウント。
バックパックは長髪を内部に通すようにして背中にマウントさせます。しっかりと固定されるので外れることはありません。重量が後方にかかるので、自立はやや不安定になります。
尾翼は左右挟み込みタイプですが、合わせ目は内側に入るのでモールドとして取り扱っても良いかもです。前面中間部の玉型モールドはゲートと間違えて切り取ってしまわないよう注意が必要です。
側面の円形モールドはシールによる色分けで、赤い部分はパーツによる色分けとなっています。翼中間部のサブエンジン?後部はブルーで塗り分ける必要があります。
プラズマバリアントガン。白単色のモナカ割なので、合わせ目が縦に入ります。モールドはかなり細かく入っていてリアル。側面の青と赤はシールによる色分けとなっています。左右にマウント用ダボがあるので、バックパックの左右どちらにもマウント可能です。
HGBFコマンドフミナ、HGBFはいぱーギャン子と比較してみました。大きさはほとんど変わらないですね。そんな中、キャラクターの肉付きなんかは大きく違いが出ています。
頭部の可動はごくわずか。少し顔を下げる程度になります。
左右への首振りは特に干渉物もないのでしっかりと可動。
腕は水平にまでも上げることができません。コスヒロインキットはどれもそうですが、ポリキャップ仕様ではないので肩のボールジョイントが外れやすいです。このあたりは以前のキットから改善されず。
内部のパーツが引出し可能なので前方にはまずまず広めに可動します。後方へはボールジョイントの可動域程度。
肘は腕が細身ということもあってしっかりと折り曲げることができます。
腹部は適度に前後可動し、腰も360度回転可能。
クリアーオレンジのランナーレス台座が付属し、グレーの延長パーツを背中に差し込んでマウントさせます。しっかりと固定されますが、何度も抜き差ししているとヘタれてしまいそうです。ヘタれるとクルッと回転してしまいそうなので、そうなるとマウント部を太らせるなどの対処が必要かと。
前後開脚は、前スカートの前側を広く展開させられるので、前側へは水平程度にまで足をあげることができます。後方はリアアーマーは広く展開させられますが、大腿部(臀部)が干渉するのでほとんど上げることができませんでした。
膝はまずまず折りたたむことができます。細身な分可動域は広いです。
足首も適度に前後スイングします。ですが左右へは可動しないような構造になっています。
左右への開脚は45度程度。股関節の付け根はボールジョイント式です。
大腿部が回転可動するので、内股、がに股は完璧。
バックパックのウイングは付け根がポリキャップによるボールジョイントなので柔軟に可動します。
プラズマバリアントガンはハンドパーツに挟み込んで保持。しっかりと保持できますし、手甲パーツのポロリもないのでストレスなくポージングさせることができました。
AAモード用後部スカートパーツ、ノーマル脚部パーツ(左右)、平手ハンドパーツ(左右)、ローエングリン(左右)ゴットフリートMk.71(左右)、クリアーオレンジのランナーレス台座が付属。ゴットフリートMk.71は裏面に肉抜き穴があり、ローエングリンのメカ部はモナカ割なので合わせ目消しが必要です。
ランナーレス台座の一部、通常の腕部パーツが余剰パーツとして付属。
ブーツを外し、ノーマル脚部パーツを取り付けるとシンプルなスタイルに。
ブーツを履いているほうが脚長に見えますね。
ではAAモードに変形させていきます。
まずは腹部から上半身と下半身に分離させておきます。(一部、説明書とは変形の手順が異なります。)
足甲パーツをローエングリンに交換します。ローエングリン上部アーマーはグレーのシールによる色分けです。膝部にはゴットフリートMk.71パーツをマウントさせます。
股関節と膝部、足首を可動させ、アークエンジェル艦首のような形状に変形させます。
後部スカートをゴム素材のものからプラ素材のものに組み替えます。
サイドアーマーを横に広げ、アークエンジェルのウイングのような形状にします。
腕を干渉しないように少し曲げておき、上半身と下半身を組み合わせたらAAモードへの変形は完了です。かなり簡単な変形になっているのでわかりやすいです。
AAモード。アークエンジェルの形状と、艦長席に座るマリュー・ラミアスのようなイメージも感じさせるスタイルになっています。
MRモードとは支柱の角度を変えてマウントさせます。しっかりと固定されますが、重心が全体的に前めにかかるので、ヘタれるとクルッと回転して不安定になりそうです。
以上です。関節がポリキャップではないので肩などは相変わらず外れやすいですが、それでもこれまでのコスヒロインキットと比べると強度は高くなっているような気がします。
割と細かな装備や武器類が少ないせいか、変形時やポージング時もあまりストレスなくすんなりとできますし、AAモードもかっちりとしているので取り扱いやすかったです。
これまでのコスヒロインとは少し思考を変えた、戦艦とキャラクターとのコラボが新鮮ですし、変形などが楽しめる、思いの外よくできたキットになっていました。今後の違う戦艦とキャラを組み合わせた商品展開も期待したいですね。
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2 件のコメントがあります。
SANSHIKI
on 2018年3月11日 at 19:28 -
デカイ(何がとは言わない)、プロポーションもなかなか、なんだが顔の造形がイマイチなんだよなぁ、フミナ、ギャン子から比べれば大分よくなったんだが・・・・
nori
on 2018年3月14日 at 20:46 -
コメントありがとうございます!
関節の外れやすさなどもありますし、コスヒロイン自体まだ開発途中段階なのかもしれませんね^_^;
すーぱーふみなに比べてギャン子やチナッガイはどは質が上がってますし、このローエングリン子も少しながらも良くはなってきているので、今後登場するコスヒロインキットもより良いものに改良しつつ盛り上げてもらいたいところです^_^