今回は、HGBF 1/144 チナッガイのレビューをご紹介します!
HGBF 1/144 チナッガイは、『ガンダムビルドファイターズ』劇中の私立聖鳳学園部室にディスプレイされ、エンディングにも登場する『チナッガイ』の1/144スケールモデルキットです。各部にベアッガイⅢをモチーフにしたコスチュームを装備し、肩フリルやエプロンといったメイドスタイルも楽しめます。さらに、カチューシャはクマ耳と通常バージョンが選択可能というコミカルなディテールになっています。価格は2,376円(税込み)。
黄色いベアッガイⅢのコスチュームをまとい、「コウサカ・チナ」をフィギュア化したディテールのチナッガイです。スーパーふみななどと同様に細身のスタイルで女の子らしい可愛さがあります。
軟式素材のフリルやエプロン、胸部、脚部関節はKPS素材、リボンなどはソフビPVC( ポリ塩化ビニール)っぽい素材が使われています。
上半身が大きめで脚部が細身なので、自立は少し不安定。ですが前後に重量がかかるものが特に無いので、それほど頻繁に倒れることもありません。関節にポリキャップは使用していないキットですが、逆に強度が高いくらいです。
頭部。ベアッガイⅢの頭部をそのままかぶったようなディテールです。ベアッガイの目と鼻はシールによる色分けで、耳の内部は色分けされていないので塗り分ける必要があります。
ベアッガイ頭部はパカっと簡単に外せるので、すぐにチナ頭部にすることもできます。
チナ頭部。髪と眉はブラウン成型色による色分けです。クマ耳のカチューシャは脱着可能。クマ耳内部は色分けされていないので塗り分けが必要です。チナメガネ(レンズあり)はクリアーパーツによって再現。フレームはシールによる色分けです。
メガネを外した状態。キリッとした目元が印象的。凛とした印象の強いフェイスです。将来は相当な美人になりそう。やはりメガネをかけていたほうが可愛らしさはあるようです。
ふみな同様、目の部分はシールによって寄り目などバラエティに飛んだ表現にすることができます。
クリアーレンズと別パーツを使って目の印象を変えることができます。
クリアーパーツを使用した状態。目を少し奥ばった印象にすることができます。
バストアップ。メイドのようなコスチュームになっています。首元には軟式パーツのリボンを装備。リボンは外れやすいので注意です。
腹部。腰に軟式素材のエプロンを装備。カボチャパンツも特徴的です。
エプロンと後ろのリボンは脱着可能。カボチャパンツとお尻の丸い尻尾が露出します。
カボチャパンツを外すとさらに露出したパンツスタイルに。パーツを組み替えていると少し恥ずかしくなってきます^_^;
腕部。ベアッガイのようなアッガイらしい腕部形状をたのしむことができます。肩部のフリルは軟式素材。二の腕(袖の内部)は回転可動しますが、かなり堅めなので肘が破損しないよう注意して回転させる必要があります。
肉球はシールによる色分けで、中央の発射口?は開口しています。
脚部。女の子らしい細身の脚部は、白いロングソックスと黄色いブーツを履いた形状が演出されています。
ランドセルは特にモールドもないかなりシンプルなディテール。背中に何かをマウントできそうな四角い穴が開いています。
軟式素材のリボン。ベアッガイⅢによく似た形状です。
HGスーパーふみなティターンズメイドバージョンと比較してみました。やはりチナッガイのほうが女の子らしいです。
パンダッガイとも比較してみました。こちらは大人と子供くらいの差がありますね。頭部の大きさは同じくらいです。
オマケショット。
首が長く細身な割に、頭部の可動はそれほど大きいものではありません。ベアッガイの頭部が大きいので、少し頭部が前かがみになることがあります。
左右へは十分に可動します。
肩部がボールジョイントなので、まずまず水平以上には可動します。
肩部のスイングもまずまず。表現が柔軟になります。頭部があると邪魔なので、外して確認してみました。
肘はフリルや袖などが干渉するので45度くらいにしか曲げることができませんでした。
腰部が動かないので、前かがみや胸張りといったスタイルはほぼできず。胸部は360度回転可能です。
ランドセル下部に付属のスタンドをマウントします。
赤いランナーレスのスタンドが付属。マウントパーツにはハート型のモールドが入っていて可愛らしさを演出してあります。マウントパーツは組み替えることで角度調整が可能です。
スタンドへはしっかりとマウントできました。ポージングをしているとランドセルごと外れることもありますが、それほど頻繁にではないので気にならない程度かと。
前後への開脚はまずまずできますが、股関節ボールジョイントが外れやすくなるので、仕様ではないっぽいです。さらに上に上げると股関節のボールジョイントが外れます。
膝はしっかりと可動。女の子座りも容易です。
足首前後可動は、つま先を伸ばすポージングは広いですが、かかとを上げる場合は干渉するのでいまいちです。
開脚はこの程度。女の子キットなのでそれほどワイルドな開脚も必要ないかと。
足首はまずまず可動。
ロングソックスの付け根が回転するので、内股、がに股はしっかりと可動します。ガニ股にするとおっさんっぽくなってしまいます(笑)
立膝はまずまず。あまりいいとはいえない状態です。
リボンは付け根がボールジョイントなので適度に可動します。軟式素材ということもあってか、ボールジョイントのはめ込みが浅いのでポロリし易いです。
左右へも適度に可動します。
リボンのフリル?も付け根がボールジョイントなので左右に柔軟に可動します。いろんな表現が出来ていいですね。
カチューシャ、チナメガネ(レンズなし)、素手前腕(左右)、平手(左右)、握り手(左右)が付属。ランナーレスのマウントパーツも余剰パーツとして付属します。
ノーマルのカチューシャを装備。普段のチナっぽさがあります。表面はシールによる色分けです。
チナメガネ(レンズなし)を装備。こちらのほうが目元がよくわかるのでいいかも。リボンと同じ軟式素材です。
素手の前腕パーツをマウント。普通のフィギュアらしいチナッガイが再現可能です。平手の手首は堅めになっています。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。各部が多少ぽろぽろと外れてしまうこともあるものの、ふみなと同様に女の子らしい関節可動があるのでポージングも可愛らしいですね。ふみなよりもさらに女の子らしさがあるので、娘さんへのプレゼントとして送っても喜ばれそうです。お父さんといっしょにガンプラを楽しむのにもいいですね。
黄色い外装のベアッガイカラーなので馴染みもあって親しみやすいですし、カチューシャやクマ耳、素手パーツといった普通のフィギュアらしいパーツも揃っているので、ポージングにも幅が広がりそうな可愛らしさ満点のチナッガイでした。