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HG デスティニーガンダム レビュー

今回は、2005年11月に発売されたHG 1/144 ZGMF-X42S デスティニーガンダムのレビューをご紹介します!

HG デスティニーガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS『デスティニーガンダム』の1/144スケールモデルキットです。特徴的な造形に加え、背面にMMI-714アロンダイトビームソードやM2000GX高エネルギー長射程ビーム砲といった大型武装を装備。光の翼が演出可能なクリアーパーツやMMI-X340 パルマフィオキーナ掌部ビーム砲が再現可能な平手パーツが付属するなど、様々な劇中シーンが再現可能なキットになっています。価格は1,728円(税込み)です。

フェイスの血涙や背部ウイングユニットの造形から、悪魔のような印象も感じさせるデスティニーガンダムがHGでキット化。機動戦士ガンダムSEED DESTINY放送時のHG SEEDフォーマットながら、適度な可動域とバランスの良いプロポーションを持つキットになっています。

適度に色分けされているので、素組みでもそこまで物足りなさは感じさせないようになっています。武器類がカラフルなのも特徴的。ただ、胸部や肩部、膝部など部分的にシールで補いますが、塗装できれいに仕上げたいなら、ある程度塗り分ける必要がありそうです。

ポリキャップはPC-123だけでなく、PC-7のボールジョイント型ポリキャップも使用。肩関節や背面の武装ユニットなどが柔軟に可動するようになっています。背面ウイングユニットは左右に展開しているので負荷はなく、自立も安定しています。

頭部。特徴的な顔立ちなのが印象的。血涙のモールドやバルカン、ダクト内部などは塗り分けが必要です。頭部は前後挟み込みタイプなので上部から側面にかけて合わせ目ができます。額のセンサーはシールで補いますが、後頭部のセンサーは塗り分けが必要です。

胸部から腰部。胸板のライトブルーや腹部中央のブルー、腰フロントアーマー中央部などはシールでの色分けです。エアインテークやサイドアーマーの下部などは塗り分けが必要。

フロントアーマーは組み合わせ時から分割されていて、独立可動します。腰アーマー裏はモールドのないシンプルな造形。

腕部。前腕や手甲に特徴的なブルーの装甲をまとっています。

二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプなので前後に合わせ目ができます。肘から分離できるので、合わせ目消しはしやすいかと。

ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプなので、上部に合わせ目ができます。赤いラインはシールでの色分け。RQM60Fフラッシュエッジ2ビームブーメランは部分的に塗装が必要です。肩内部パーツは前後挟み込みタイプで合わせ目ができます。

RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメランは脱着可能で、付属のビーム刃を取り付けることで武器として使用可能です。

脚部。膝のモールドは黒いシールでの色分けで、膝周りの青はパーツによる色分けです。大腿部、膝下共に左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。膝から分離可能なので、どちらも合わせ目消しはしやすいかと。

後部のバーニアは適度に上下可動します。アンクルガードも広く上げ下げが可能。

ソール部は複数パーツの組み合わせで合わせ目が出ないようになっています。足裏も底パーツが造形されているので肉抜き穴などもありません。

ウイングユニットを装備したバックパック。MMI-714アロンダイトビームソードやM2000GX高エネルギー長射程ビーム砲といった武器も装備しています。

バックパックは角型のダボ接続。固定強度はまずまず高いですが、脱着を繰り返していると外れやすくなるかもです。

バックパックは左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目ができます。武器用のアームはボールジョイント型ポリキャップ接続。ウイングユニットもポリキャップにダボ接続です。

武器用のアームは2箇所のボールジョイントでフレキシブルに可動しますが、アームが干渉するのでウイングユニットをあまり前後に可動させることはできないようです。

ですが上下には広く展開しますし、内部の4枚羽と長い羽での分離展開が可能です。

ウイングユニットは左右挟み込みタイプなので部分的に合わせ目ができます。内側のダクトは塗り分けが必要。

MMI-714アロンダイトビームソード。ライトブルー一色なので、部分的に塗り分けが必要です。左右挟み込みタイプなので上下に合わせ目ができます。側面の三角モールドは赤いシールでの色分けです。

鍔や剣先を展開してビームソード型に。

M2000GX高エネルギー長射程ビーム砲。こちらもグリーン一色なので、部分的に塗り分けが必要です。側面の三角モールドは赤いシールでの色分け。

砲身やグリップは展開が可能です。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。SEED(DESTINY)登場機なので小型サイズ。

ルナザク、インパルスとも並べて。すべて同じくらいの大きさです。

首はそれほど長くないですが、適度に上下可動します。左右へも問題なく可動しますが、顎と襟が干渉して少し浮き気味に。

腕はY字程度にまで上げることができます。肘は90度程度まで。

肩がL型軸とボールジョイントポリキャップで広く可動します。

肩は後方へはあまりスイングできませんが、前方へは広くスイング可能です。

腹部が動かないので、上半身の前後スイングはありません。ウイングユニットを装備した状態でも、腰を360度回転させることができます。股間部のパーツを外すとアクションベースディスプレイ用のポリキャップが露出。安定したディスプレイが可能です。

前後開脚もかなり広めに可動します。

膝はくの字っぽいですが、曲型に曲げるようになります。

足首はかなり広く前後可動します。左右へも適度に可動。

股間部はボールジョイント接続なのでハの字程度まで。

内股、がに股は45度程度の展開となります。

立て膝は、少し脚を前側に突き出したりする格好にはなりますが、まずまずきれいな姿勢でこなすことができます。

可動域の総括としては、股間部や肘部など、部分的に古さを感じさせる構造ではありますが、全体的にはまずまず動くキットになっていると思います。2005年のキットとしてはかなり優秀かと。膝はもう少し深く曲げられると良かったですね。

MX2351ソリドゥス・フルゴールビームシールド、アンチビームシールド、MA-BAR73/S高エネルギービームライフル、RQM60Fフラッシュエッジ2ビームブーメラン用ビーム刃(2種)、MMI-X340パルマフィオキーナ平手パーツ(左右)、武器持ち手(左右)が付属。

その他、組み換え式の専用台座、光の翼用クリアーパーツ(左右)、台座用マウントパーツが付属します。

MX2351ソリドゥス・フルゴールビームシールドパーツ。手甲パーツを組み換えて取り付けます。保持強度はまずまず高めで抜け落ちにくいです。黄色い手甲パーツが抜けやすいので、多少強度アップなどをしたほうがいいかも。(個体差がありそうです。)

アンチビームシールド。複数パーツの組み合わせで適度に色分けされています。黒い部分と両脇のゴールドモールドはシールでの色分けです。

下側のパーツを組み換えることで伸縮が再現可能です。

こちらは前腕に差し込んで保持させます。こちらも固定強度はまずまず。背面ウイングユニットと少し干渉するので、ポージングの自由度が制限されるかもです。

MA-BAR73/S高エネルギービームライフル。本体部分は左右挟み込みタイプなので、上下に合わせ目ができます。

センサーやフォアグリップは左右に可動します。ビームライフルはリアアーマーにマウント可能。ウイングユニットなどと干渉しやすいですが、ポージング自体にはあまり影響はなさそうです。

光の翼クリアーパーツ。ラメ入りで鮮やかな仕上がりになっています。ブラックライトで照らしても発光はしません。

アロンダイトビームソードやフラッシュエッジ2ビームブーメラン用のビーム刃もすべてラメ入りです。ブラックライトで照らしても発光はしません。

MA-BAR73/S高エネルギービームライフルとアンチビームシールドを装備して。重火器は背中に装備しているので、比較的軽装備なスタイルになっています。

ビーム・ライフルは、グリップとハンドパーツに隙間ができるので、ポージング角度によってはふらつきなどがありそうです。

肩が広めにスイングできるので、ビームライフルの両手持ちも容易。手甲パーツが外れやすいので、ストレスを感じるなら補強してやったほうがいいですね。

光の翼クリアーパーツは、ウイングの形状に合わせて取り付けます。

平手ハンドパーツは、手のひらにパルマフィオキーナ掌部ビーム砲が造形されています。

様々な武装類が揃っているので、多彩なポージングが可能です。

アロンダイトビームソードもグリップとハンドパーツに隙間が出来るので、クルッと角度が変わることもあります。

グリップの間隔が狭く、両手持ちはできないようなので、根元に少し添えるような形になります。ですが特別持ちにくい感じはないですし、装備すると迫力が出るのがいいですね。

M2000GX高エネルギー長射程ビーム砲も安定した保持が可能。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。合わせ目ができる箇所は多いですが、プロポーションやカラーリングもまずまずで、この時代のキットとしてはかなり優秀な出来になっているかと思います。

武装類もかなり充実していますし、クリアーパーツが付属することで光の翼が演出できるのもいいですね。パルマフィオキーナでの攻撃シーンが再現できたりと、劇中のポーズが容易に再現できるのも満足。もしリメイクされなくても、まだ現代でも通用するレベルのキットとして楽しめるのではないでしょうか。

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6 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2019年5月10日 at 14:15 - 返信

    これ旧キットの出来じゃないですね!
    リニューアル版も楽しみです!

  2. 匿名

    on 2019年6月6日 at 09:01 - 返信

    旧キットのフラッシュエッジ2のビームサーベル刃はHGCEに転用できないかな?

    • nori

      on 2019年6月6日 at 19:57 - 返信

      コメントありがとうございます!
      試してみたんですけど、ハマりはしましたがダボが大きいので浅めの固定になっちゃいましたね;
      改造なしではきれいな形での取り付けは難しいみたいです。残念;

  3. 匿名

    on 2019年6月12日 at 22:59 - 返信

    旧HGのパルマ平手パーツを付けてみようと思うんですがサイズは大丈夫なんですか?

    • nori

      on 2019年6月12日 at 23:03 - 返信

      コメントありがとうございます!
      気持ち手首(ボールジョイント軸)が長くなりますけど、旧HGのパルマ平手パーツも取り付けることができますよ!

      • 匿名

        on 2019年6月12日 at 23:16 - 返信

        返信ありがとうございます。
        互換性が効くという事がわかったので休みの日にマウンテンサイクルから
        旧デスティニーを採掘してパーツを移植したいと思います。
        しかし…最後にあのマウンテンサイクルを整理と掃除したのはいつだっけ?

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