今回は、HG 1/144 グスタフ・カール(ギレンの野望Ver.)のレビューをご紹介します!
HG グスタフ・カール(ギレンの野望Ver.)は、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場するMS『グスタフ・カール』の1/144スケールモデルキットです。ブルーをベースにした機体色を、ゲーム登場時のイメージに近い配色で再現。特徴的な頭部や肩部、フレキシブル・シールド接続基部などが新規造形で再現されています。価格は2,592円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2019年2月に発売されたHGUC グスタフ・カール(ユニコーンVer.) (以下、ユニコーンVer.)をベースに、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場したカラーリングでキット化。クールなブルーカラーが印象的。頭部パーツや肩シールド接続パーツが新造されています。
成型色は明るめのブルーにネイビーの組み合わせ。部分的にガンダムタイプを思わせるイエローやレッドが使用されています。奇抜なカラーリングですが、グスタフ・カールの造形と合わせると意外としっくりくる感じも。各部ともパーツで色分けされ、シールはセンサーや脚部ラインモールドなど、簡単な部分の色分けのみです。
ポリキャップはPC-132を使用。関節類はKPSパーツによる構造で、大柄なキットということもあって各部関節の強度は若干弱めです。股関節や腹部ボールジョイントなどが弱くなりがちなので、多少補強を必要とするかも。全体的に肉厚で自立は安定しています。
頭部をユニコーンVer.と並べて。新造された部分のみ、比較画像を用意しています。こめかみのバルカンが1門になっています。それ以外の造形は同じ。片側アンテナの先端はシールでの色分けです。
額や後頭部のセンサーもシールでの色分けです。額のセンサーはバイザーと一体のクリアーパーツ。バイザー内部はモールドが造形されています。
胸部。ユニコーンVer.と同じ形状です。エアインテークやコックピットハッチなどは別パーツで色分けされています。ガンダムタイプな配色。
肩関節は前側と上側にスイング可能な高可動ギミックを内蔵。
腰部。ユニコーンVer.と同様に前後とも肉厚な装甲を装備しています。複数パーツの組み合わせで細かく造形されています。中央下部のセンサーはシールでの色分け。腹部のボールジョイントが少し弱めなので、ヘタれると腰をひねったとき簡単に上半身が抜けてしまうことも。
フロントアーマー、リアアーマーともに上下に可動します。
腰アーマー裏は適度にモールド入りの裏打ちパーツが造形されています。
サイドアーマーにはサーベル柄を内蔵。このあたりもユニコーンVer.変わらず。
腕部は角型。UCの機体らしい造形で、ゴツゴツとした重機感があります。
二の腕は筒型、前腕は前後の挟み込みタイプ。側面の合わせ目はモールドっぽい組み合わせになっています。
右の前腕にはグレネード・ランチャーを内蔵していて、ハッチを展開することで弾頭部分が露出。弾頭は赤いパーツで色分けされています。
右のショルダーアーマーはユニコーンVer.と同じ形状。合わせ目は端でモールド化されています。
側面の肉厚な装甲は少し可動します。
左のショルダーアーマーをユニコーンVer.と並べて。シールド基部パーツ接続用のポリキャップ穴が新造されています。
脚部。重量感ある肉厚な装甲が再現されています。形状自体はユニコーンVer.と同じです。膝から下は複数パーツの組み合わせで合わせ目はモールド化されています。大腿部は前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。側面のラインモールドは黒いシールでの色分け。
膝が上下にスライドし、可動域を広げるギミックがあります。
膝曲げ時に干渉しないよう、後部の角型装甲も上下にスライドするようになっています。その下のバーニアも装甲を避けるように可動します。
膝をそのままで曲げた状態と伸ばして曲げた状態との比較です。より深くまで膝を曲げられるようになっています。
脚部は内部が見えない構造になっていて、バーニアが多めに造形されています。バーニアは3ラインくらいのスリット入り。ソール部の形状もユニコーンVer.と変わらずで、足裏は別パーツで蓋がされています。
バックパック。全体的な形状はユニコーンVer.と同じですが、左上のシールド用アームがオミットされています。合わせ目は端にくるようになっています。
ユニコーンVer.と並べて。アームがない分、スッキリとした造形に。
バックパック下部のバーニアは内部が特殊な造形。
シールドをユニコーンVer.と並べて。シールドの形状自体は同じです。
新規造形の接続アームをショルダーアーマーに取り付けてシールドを装備します。
ユニコーンVer.では、シールドを前方や側面に向けるときにアームパーツを組み換える必要がありましたが、こちらではアームをクルッと回転させるだけで向けることができます。
ユニコーンVer.と並べて。造形は変わらずシールドの接続部が変わっているくらいですが、カラーリングは大きく異なります。ユニコーンVer.はミリタリー調で量産機っぽいですが、ギレンの野望Ver.は奇抜で親衛隊機や特務隊機っぽい印象も。それにしても、2体並ぶとかなりの重厚感;
可動域や各部詳細についてはユニコーンVer.と同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
⇒HGUC グスタフ・カール(ユニコーンVer.) レビュー
ビーム・ライフル、武器持ち手(右)、ビームサーベル刃×2が付属。
ショルダーアーマーパーツと手甲パーツが余剰で付属します。頭部パーツやシールド用アームパーツなどが無いので、ユニコーンVer.として組むことはできません。
ビーム・ライフル。ジェガンが装備しているものと同型タイプで、ユニコーンVer.のものと同じです。本体部分はモナカ割で合わせ目ができます。
ユニコーンVer.のビーム・ライフル(画像左)と並べて。成型色が異なります。
ビーム・ライフルを装備して。
ビーム・ライフルの保持に若干の遊びがありますが、ポージングに影響はないようです。
立膝もまずまず。この図体だとかなりの迫力に。肉厚な装甲なのに柔軟でポージングも決まりやすいです。青いグスタフ・カールもなかなかいい味していますね。
ユニコーンVer.と違って腕を動かすとシールドの角度も変わってしまうので、その点は好みが出てくるかも。気になるならユニコーンVer.のアームと組み換えてもいいですね。
プレバンのホームページ画像で目が光っていたのでブラックライトを当てて見たら、赤いパーツが発光するようになっていました。ちなみにユニコーンVer.はブラックライトを当てても発光しないようです。(白いパーツが微妙に発光するような感じも・・・。)
相変わらず腹部ボールジョイントが抜けやすいので、上半身が落下して破損しないよう注意が必要です。接着剤を塗って完全に乾かしたり、マスキングテープを巻いたりして予め強度アップさせてやったほうがいいですね。
以上です。最初ランナーを見たときはすごい色だなぁと思いましたが、実際にキットを組んでみると意外とクールな感じで悪くないなという印象でした。グスタフ・カールの肉厚な図体がカラーリングとうまくマッチしているようで、細身の機種よりも青が似合っていると思います。ゲームの画面も少しですが見たことがあるので、違和感もなかったのかもしれません。
赤いパーツがブラックライトで発光するのも、なかなか味なことをするなぁといった印象。オリジナルの追加武装などあれば嬉しかったですが、グスタフ・カールの違った魅力が味わえるキットとして楽しめるのではないでしょうか。
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