今回は、1/1 シャアザクくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き)のレビューをご紹介します!
1/1 シャアザクくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き)は、シャアザクくんの1/1スケールモデルキットです。ランナーパーツが付属し、シャアザクくんの通常Ver.とランナーVer.が選択式でディスプレイ可能。モノアイが左右に可動する他、ヒート・ホークやザク・マシンガン、ザク・バズーカといった武装が付属するキットになっています。価格は1,100円(税込み)です。
『機動戦士ガンダム』に登場した「MS-06S シャア専用ザクⅡ」がモデルの未確認規格ランナーで、「高すぎるプライドは、繊細すぎる性格を隠すため。打たれ弱い・・・。」という性格が特徴のキャラクター「シャアザクくん」が1/1サイズのプラモデルで登場。
2025年5月に発売された1/1 ザクプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き)※をベースに、シャア専用ザク特有の赤いカラーリングを成形色で、指揮官機特有のアンテナ付き頭部やランナーVer.用のタグ・ランナーパーツが新規造形で再現されています。※大元は2024年1月に発売された1/1 ザクプラくん。
成型色は頭部や四肢がワインレッド、胴体部がレッド成形色での再現。その他、モノアイがピンク、胸部やソール部、武装類、台座がダークグレー成型色での再現となっています。
ホイルシールは付属せず。肘膝関節や膝装甲などを塗装する必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。
タッチゲート仕様ではないため、パーツをランナーから切り出す際はニッパーが必要です。組み立てに接着剤は不要。パーツ数が少ないのでサクサクっと組み立てることができます。
ポリキャップは不使用。関節はPSパーツによるボールジョイント接続です。頭部が大型で重量があるため、やや安定性に欠けますが、うまくバランスを調整して接地させれば自立は可能。ただ、転倒を防ぐためにも台座を使ってディスプレイしたほうが良さそうです。
■付属品
専用台座(支柱付き)、ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、ヒート・ホーク、ランナーVer.再現用のランナーとジョイントパーツが付属。
■各部形状
1/1 シャアザクくんの各部を見ていきます。
■頭部
頭部。額のアンテナとアンテナ付きのメット部パーツ新造により、指揮官機特有の形状が再現されています。ザク特有の1つ目モノアイや口元から側頭部、左右の動力パイプは健在。ディフォルメされた容姿がなんとも可愛らしいですね。
アンテナ先端には安全フラッグも造形されています。
メット部は上下の組み合わせで側面から後頭部にかけて側面に合わせ目ができます。裏面には少し肉抜き穴あり。
モノアイはピンク成形色パーツでの再現。一旦組み込むと外しにくいので、仮組みする場合は注意が必要です。
裏面からピンバイスで開口し、パーツを押し出すのも一つの手かと。
モノアイレールが別パーツ化されているため、左右に可動させることでモノアイを左右に振ることができます。HGなどのように、頭部裏にレバーのような可動ギミックはありません。手でモノアイを動かす仕様になっています。
1/1ザクプラくんの頭部と並べて比較。カラーリングと額にアンテナがあるかないかの違いです。
■胴体部
胴体部。トップヘビーのディフォルメされた容姿で、ガッチリとした胸部に対し、小型な腰部というアンバランスな構成が特徴的。
胸部装甲や動力パイプはパーツできっちりと色分けされています。バックパックのアポジやスラスターノズルなどはダークグレーに塗り分けが必要。
首、腕ともに簡単なボールジョイント接続。バックパックは簡単な1個パーツ構成でサクッと組み付けることができます。
■腕部
左腕部。1個パーツ構成ですが、肩にはザク特有の3基スパイクアーマーが造形。膝関節に可動ギミックはありません。肘関節やハンドパーツはグレーに塗り分けが必要。
右腕部。こちらも肩にはザク特有のL字シールドを装備。肘関節やハンドパーツはグレーに塗り分けが必要です。
■脚部
脚部は簡単な2個パーツ構成。細身ですが、ザク特有の丸みのあるフォルム、膝の動力パイプなどがきっちりと造形されています。動力パイプ内側が埋まっているのは少し気になりますが、このサイズでは致し方ないところかと。膝装甲や関節部分はダークグレーに塗り分けが必要です。膝に可動ギミックはありません。
胴体部とはボールジョイント接続で適度に可動します。
足裏はダボ穴ですが、2口モールドでスラスターっぽく見えるようになっています。ダボ先を塗り分けるとノズルっぽく見えるかも。
■他キットとの比較
ザクプラくん(1/1 ザクプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き))と並べて。ガンダムの世界ではシャアザクのほうが立場が上。なのでシャアが部下を引き連れている感じに見えます。ただ、ガンプラくんの世界ではザクプラくんのほうが露出度が高いですね;「変な角があるだけじゃん・・・・;」(CMより)
HGUCシャア専用ザクⅡ(リメイク)、HGUCシャア専用ザク2Ⅱ(032)と並べて。HGとは成形色がかなり違っています。シャアザクくんは赤がやや強めですがこの色も良いですね。
1/1ガンプラくん(1/1 ガンプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き))とも並べて。ザクプラくんと合わせてCMのワンシーンを再現してみても面白いかと。
各部可動域はザクプラくんと同じ。頭部はボールジョイントで適度に上下します。肩もボールジョイントで前後へのスイングが可能。左右へも微妙に可動します。脚もボールジョイント接続で少し前後に可動。
腰は干渉なく360度回転可能。左右への開脚もそれなりですが再現できます。
可動域の詳細については以下のリンクから1/1ザクプラくんのレビューをご参考ください。
■武装類
ザク・バズーカ。対艦用のロケットランチャーです。簡単な1個パーツ構成。全体的にモールドが入っていて物足りない感じはありません。メリハリが効いていて良いですね。
バズーカは前後とも特に開口されておらず簡易的な造り。
ザク・マシンガン。ザクの主兵装で、120mm口径のMS用マシンガンです。簡単な1個パーツ構成ですがこちらもしっかりとしたモールドがデザインされています。
センサーなどの可動ギミックはありません。
ヒート・ホーク。刀身を赤熱化して敵機の装甲を焼き切る斧状の武装になります。こちらも簡単な1個パーツ構成ですが、刃や動力パイプなどもきっちりと造形されています。
専用台座。底板は正方形の簡単な1枚パーツ構成。
支柱も1個パーツで簡易的ですが、クランク状で適度な強度があります。支柱を股間部の3.0mm穴に差し込んでシャアザクくんをディスプレイさせます。
■ポージング
台座を使ってディスプレイ。武器はグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持することができます。ザクバズーカは前方に向けると頭部と干渉しやすいので注意。
モノアイが左右に動かせたり、手足も前後に動かせたりと、バタバタした可愛らしい表情が付けられるのが良いですね。なんなら監督仕様の帽子やメガホンが付属していても面白かったかも。
ザクマシンガンも同様。一応フォアグリップはありますが、そもそも腕があまり動かないので両手持ちもムリでした;どの武装も特にふらついたり抜けたりすることなく保持ができます。
別売りのスタンドやアクションベースを使えば、シャアザクくんを浮かせてディスプレイさせることも可能です。ただし股が狭いので、太いジョイントパーツだと差し込みが難しいかも。
画像のようなグッスマTHEシンプルスタンドのジョイントパーツを使うと干渉せずにディスプレイできます。
ザクプラくんやガンプラくんと組み合わせて。このディフォルメされた容姿で、1st劇中のバトルシーンを再現してみても面白いかと。・・・・チャンバラにしか見えないですけど;
指揮官機仕様の頭部や赤いカラーリングから、通常のザクプラくんよりも風格が感じられて良いですね。
■シャアザクくんランナーVer.
ランナーVer.再現用のランナーパーツ。シャアザクくんをバラして組み付けることで、CMで見られたランナー状態のシャアザクくんを再現することができます。
ザクプラくんのランナーと比較して。シャアザクくんにはブレードアンテナがあるため、アンテナ組み付け部分が追加されたランナーパーツが新造されています。
ランナータグもザクプラくんが「MS-06F」なのに対し、このシャアザクくんでは「MS-06S」が印字されたものに変わっています。
このランナーパーツを切り出す場合、誤って必要な箇所をカットしないように注意です。説明書をよく確認しながら切り離します。
ランナーの上部分には分解したシャアザクくんの頭部と腕部を組み付け。この状態でもモノアイが動かせるので表情が付きます。(手足がバラバラでも動くのはちょっと怖いかも;)ランナータグはザクプラくんと同じです。
頭部は付属のジョイントパーツを組み付けてランナーに取り付けます。
ランナー下部には胴体部とヒートホーク、脚部を組み付けます。バックパックは背部から取り外し、ランナーの別枠に組み付け。
ランナーを自立させるための支えとして、付属のスタンドに赤いカバーパーツを組み付け。そしてザクバズーカとザクマシンガンを組み付けます。
ランナー底面にスタンドを組み付けることで、シャアザクくんランナーVer.(自立状態)の完成となります。
ザクプラくん(ランナーVer.)と並べて。通常仕様だけでなく、このようなランナー状態で2体を飾っておけるのも良いですね。
ガンプラくんに煽られたり・・・・。ガンプラくん「ビームサーベルでベチンベチンひっぱたいてやろうかっ!!!親父にもぶたれたことないのにっってリアルに言わせたろかっ!!!」
適当に何枚かどうぞ。
以上です。シャアのイメージがあるからか、赤い指揮官機仕様のザクは風格が感じられて良いですね。赤いカラーリングがとても良く見えますし、ディフォルメ容姿ながらもかなりの存在感が感じられるキットになっています。劇中のシャアザクくんにはない器の大きさを感じるような・・・(笑)
気になる点は特にありません。武装類などは簡単な1個パーツ構成ですが、値段の割にしっかりとしたモールドが入っていて見栄えは十分です。
シャアザクくん自体も各部ボールジョイントでそれなりのポーズは取れるようになっていますし、ランナーVer.に組み替えられることで、組み替える楽しさも味わうことができます。そして何より、同シリーズのキットと組み合わせることで、なんとも言えないワチャワチャ感が演出できるのが魅力。CMという短い枠ながらも個性が爆発するガンプラくんシリーズに新しいキットが増えたのが嬉しいですね。
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