今回は、一番くじ C賞 HG 1/144 ガンダムバルバトス ソリッドクリアのレビューをご紹介します！
HG ガンダムバルバトス ソリッドクリアは、一番くじ（ハズレなしのキャラクターくじ 1回630円：税抜）のC賞の当選アイテムです。一般発売された『HGガンダムバルバトス』の外装にクリアパーツを採用した一番くじオリジナルの特別仕様。
2015年10月に発売されたHGガンダムバルバトス（以下、通常版）をベースに、ブルーやレッド、イエローの成型色パーツがクリアパーツに変更。綺羅びやかで神秘的な雰囲気を感じさせるキットになっています。
キット自体は通常のHGガンダムバルバトスと全く同じなので、腕部や肩部を組み替えることで第1形態と第4形態が再現可能です。この形態は肩に曲状のアーマーを装備した第4形態。
シールも通常のバルバトスと同じものが付属。各部のマークや黒い装甲部分などを補います。シールを貼らないと物足りなさがありますが貼ることでぐっと引き立ちます。通常のバルバトスだとショルダーアーマーのスリットモールドなど塗装が必要な箇所がありますが、このソリッドクリアはパケ絵を見る限り、特に塗装する必要はないようです。
関節や内部パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。
ポリキャップはPC-002を首や腰部、股間部、足首などに使用します。関節強度はあまり高くはないですが、その分に柔軟するため、幅広いポージングが可能です。自立も問題なく可能。
メイス、太刀、バックパック用のアームパーツ（長、短）、武器マウントパーツ×2、第1形態用のガントレット付き左腕部が付属。
全体的にメカニカルな内部フレームが造形。内部フレームのダークグレー成型色も通常のバルバトスと同じです。足首のポリキャップを外装パーツで固定する必要があるため、この状態でポーズを取らせたりするのは難しいです。
胸部には2基のエイハブ・リアクターが造形。外装を被せても露出する部分は動力パイプやシリンダーシャフトなども細かくメカニカルに造形されています。
脚部は露出する膝関節とふくらはぎの動力パイプのみそれらしく造形。ソールに内部フレームはありません。
頭部は額のアンテナがクリアパーツでの再現で色鮮やか。顎もクリアパーツになったことで赤に深みが出て締まった感じになっています。
胴体部も胸部やエアインテークなどがクリアパーツ化されているため、落ち着いた雰囲気になっているのがいいですね。腹部や背部も2基のエイハブ・リアクターが露出したメカニカルなデザイン。青い装甲内部が薄っすらと見えるのもメカニカルな雰囲気が出ています。
腰アーマー裏にモールドはなく簡易的な作り。サイドアーマーは赤と黒のシールで色分けします。
腕部は肘の青い装甲がクリアパーツに変更されただけなので通常版からそんなに変わった感じはないですね。ショルダーアーマーは第4形態用の曲用装甲。マークのようなモールドはピンクのシールでの色分けです。
脚部も通常版から膝の黄色いスリットダクトがクリアパーツに変更されたくらい。細身ながらも獣っぽさのあるワイルドなデザインになっています。膝のマークや後部スラスターはシールでの色分け。
ソールは足底の赤がクリアパーツに変更されたことで深みがましています。足裏は適度にモールドが入っていますが、クリアなので内部が透けて見えるのがいいですね。
バックパックは通常版と全く同じ。特別派手ではないですが、装備するのとしないのとでは何気にバルバトスの全体像が変わってきます。中央のスラスターは展開可能。表面は白いシールでの色分けです。
付属のアームを使用することでバックパック表面の装甲を展開させることができます。バックパック内部は上下2箇所にボールジョイントが接続可能。アームは中央の可動はないものの、上下のボールジョイントでフレキシブルに可動します。
通常のHGガンダムバルバトスと並べて比較。白成型色パーツの色味は同じですが、色味のパーツがクリアに変わったことで白まで明るくなったような錯覚が感じられるのが面白いですし、そのぶん全体的に見てもどこか清潔感が感じられるようでいいですね。
可動域は通常版と全く同じなので以下のリンクからHGガンダムバルバトスのレビューをご参考くださいm(_ _)m
メイス。高硬度レアアロイを用いた質量破壊武器になります。通常版に付属しているものと全く同じ。
打突部分は2枚パーツ構成ですが合わせ目は段落ちモールド化っぽくなっています。先端のニードル射出ギミックはありません。
太刀は1個パーツ構成ながら、表面にはどことなく和の雰囲気を感じさせるモールドがデザインされています。こちらも通常版のものと同じ。
付属のコの字型ジョイントパーツを組み付けることで、メイス、太刀ともにバックパックにマウントすることができます。メイスはジョイントパーツの手前で固定し、太刀は奥まで押し込んで固定します。どちらも固定強度はまずまず。
何気に額のイエロー、胸部のブルー、腰部のレッドと縦に色違いのクリアパーツが並んでいるので、合わせて魅せることでクリスタルのような上品さが感じられるのがいいですね。
全体的に若干関節の固定強度が弱い感じがあるので、ポーズを取らせるとたまに肩や腰部、上腕部などが抜けたりします。ただ、そのぶんより広範囲に可動する構造になっているので、ダイナミックなポーズは他のキット以上に表現することができます。
太刀も1個パーツ構成なので取り扱いやすく、ハンドパーツに隙間なく収まるのでしっかりと保持させることができます。肩の可動範囲が広いので、メイス、太刀共に両手持ちも余裕で再現可能。
HG MSオプションセット1 ＆ CGSモビルワーカー（別売り）に付属している滑腔砲を装備して。
ショルダーアーマーを外し、左腕部をガントレット付きのものに組み替えてガンダムバルバトス第1形態に。軽装ですがデザインバランスは良いですし、左右非対称の腕部なのでその分メカニカルさや荒々しさ、即席感など様々な表情を感じることができます。
ガントレット付きの左腕部。特に色パーツが使用されているわけでもなく通常版と全く同じ。
HGグレイズと合わせて。劇中シーンも忠実に再現することができます。整備する際の立膝もリアルに再現。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。クリアパーツが綺羅びやかで神秘的。通常のバルバトスとは違った深みがありますし、クリスタルを纏っているような独特の上品さがあっていいですね。白い外装箇所がクリアだとチープな感じにもなりやすいですが、このキットは通常通りの成型色なのでそういった違和感もなく美しく仕上がっています。
気になる点は通常のバルバトスと同様、関節強度があまり高くないのでポーズを取らせていると肩が外れたりすることがあります。ストレスを感じるほどではないですが、そのぶんポージングでは多少気を使ってやる必要があるかなと。
ベースのバルバトスのデザイン性が高いのでポーズがかっこよく決まりますし、可動域も広いのでどんなポージングでも柔軟に対応してくれます。劇中シーンもダイナミックに表現できますし、武装類も揃っているのでポージングバリエーションも多彩。高級感ある外装によって品のあるバルバトスが楽しめるのがいいですね。
⇒あみあみで一番くじ C賞 HG ガンダムバルバトス ソリッドクリアを探す
⇒DMM.comで一番くじ C賞 HG ガンダムバルバトス ソリッドクリアを探す
⇒駿河屋で一番くじ C賞 HG ガンダムバルバトス ソリッドクリアを探す
⇒楽天で一番くじ C賞 HG ガンダムバルバトス ソリッドクリアを探す
⇒ヤフーショッピングで一番くじ C賞 HG ガンダムバルバトス ソリッドクリアを探す
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く、長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら
