今回はガンダムキャラに魂を吹き込む声優さんをご紹介します。 今回のガンダムキャラの声優さんはこの人。
井上和彦(いのうえ かずひこ) さんです!
井上和彦さんは色男気質のある美しい声質から、70年代後半以降のアニメにおいて常に作品の重要なキャラを担当されてきた、声優界で長く活躍されている声優さんです。80年代のアニメでは主役キャラを担当されることも多く、タッチの新田明男、美味しんぼの山岡士郎といった名キャラクターに声を吹き込んでいらっしゃいます。なので、当時は幾度となくその美声を聞いていたという方も多いと思います。
また、映画や海外ドラマでもおなじみで、海外の俳優さんではアーロン・エッカート、ケビン・ベーコン、アンディ・ラウ、ジョン・トラボルタ、トム・ハンクスといった有名な方の声を担当。最近ではザ・コアやエンド・オブ・ホワイトハウスのアーロン・エッカートの声を担当されていたのが記憶にありますね。
作品としては、コクーン、トランスポーター、バックドラフト、トレマーズ、マン・オブ・スティール、ノッティングヒルの恋人といった数々の作品で声を担当されています。声質もバランスがよく、聞いていて心地いいのが特徴で、何度でも聞きたくなるような声をお持ちの声優さんです。
では井上和彦さんのガンダム以外の担当されたキャラクターをご紹介します。
・アニメ
アンソニー・ブラウン(キャンディ・キャンディ)
ギルバート・ブライス(赤毛のアン)
島村ジョー(サイボーグ009)
クリン・カシム(太陽の牙ダグラム)
那智渡(よろしくメカドック)
アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ(蒼き流星SPTレイズナー)
劉備玄徳(三国志)
新田明男(タッチ)
迦楼羅王レイガ(天空戦記シュラト)
山岡士郎(美味しんぼ)
はたけカカシ(NARUTO -ナルト-)
松野松造(おそ松さん)
朧(銀魂)
他多数
・映画、その他
エルム街の悪夢
コクーン
ザスーラ
スタンド・バイ・ミー
スクリーム3
ダーティハリー2
トランスポーター
トレマーズ
ノア 約束の舟
ノッティングヒルの恋人
バックドラフト
プレデターズ
X-ファイル
BONES シーズン5
他多数
こうみるとまさにそうそうたる主要イケメンキャラクターを担当されているのが良くわかると思います。特に80年代では主役キャラが多く、現40代の方にとってはすごくなじみのあるキャラの名前が並んでいるのではないでしょうか。
では井上和彦さんが担当されたガンダムキャラをご紹介しましょう。
ジョニー・ライデン(機動戦士ガンダム MSV)
真紅の稲妻ジョニー・ライデン少佐です。イケメンかつ好青年の完璧過ぎる?キャラクター。ア・バオア・クーの最終決戦では帰還しなかったとのことですが、コミック『ジョニー・ライデンの帰還』に登場する主人公『レッド・ウェイライン』がジョニー・ライデンという噂も。ザクⅡC型や高機動型ザク、ゲルググを扱うエースパイロットで、撃墜数は185(ア・バオア・クー最終決戦時点)。
ジェリド・メサ(機動戦士Ζガンダム)
ティターンズの申し子のような存在。カミーユの良きライバル?で、何度も何度もカミーユの前に立ちはだかります。その度に機体を変えて登場するというある意味どんな機体でも操れる優れたパイロットです。性格的にはややひねくれ感もありますが、仲間思いなところもチラチラ垣間見える憎まれキャラ。最後はカミーユの手によって散りましたが、せいせいしたという方もいらっしゃるかも?(ジェリドファンの方、ごめんなさいm(_ _)m)
叢雲劾(むらくもがい)(機動戦士ガンダムSEED ASTRAY)
アストレイ ブルーフレームを操るクールなパイロットです。腕も一級品ですが、戦争に対する考え方も一級品。容姿もイケメンで落ち度のないキャラクターです。コーディネイターだから当然か^_^; サングラスさえも完璧に使いこなしています(*^^*) ロンド・ギナ・サハク役の飛田展男さんとは機動戦士Zガンダムでも敵対関係でした。
ナレーション(機動戦士ガンダムAGE)
機動戦士ガンダムAGEではナレーターを担当され、その声を毎回聞くことができました。お年をめされたこともあり、その渋い声質がまた違った印象も感じますし、その中に昔ながらの美声も含まれているというベテランならではの雰囲気も感じさせます。
フリット・アスノ(機動戦士ガンダムAGE)
第2部のアセム編から井上さんが大人のフリット・アスノを担当。色々と恨みはありましょうが、打倒ヴェイガンを掲げる指揮官としては、ある意味怨念めいたものを感じます^_^; まぁ家族や彼女?を殺められたら・・・・って感じですが、最後まで執着するのはあまり元主人公らしくないキャラクターですねぇ^_^; ヴェイガンにトドメを刺そうとしましたが、キオとアセムによって改心したので良かったです(*^^*)
他、シド・アンバー(機動戦士ガンダムF90)
こう見ると見事なまでのイケメンキャラクターを演じられていますね。それも各作品とも主役により近い立ち位置のキャラクターばかりです。それだけ井上さんの声に説得力もありますし、誠実かつ女性に好まれるような声質をお持ちだからだと思います。(1キャラを除いてですが^_^;)
イケメンキャラの多い井上さんご担当キャラの中でも一番目立ったキャラクターと言えばやはりジェリド・メサでしょうか。それほどイケメンというわけではないですが、第1話の初登場シーンではカミーユに殴られ、さらにカミーユの額にトーキックを食らわせるという非道ぶりも感じさせる印象の強いキャラです。何度もカミーユにやられて逃げ帰るので、逆に愛着も出てしまうくらいなのがいいですね。
もし井上さんが今後のガンダム作品でご担当されるなら、やはりフリットのような司令官タイプでしょうか。飛田展男さんと同じく、宇宙世紀シリーズで艦長のようなキャラクターを担当されると、昔ながらのガンダムファンとしてはうれしいですね。ガンダムシリーズの知識はお持ちかと思うので、専門用語を使った味のあるセリフを生んでくれそうな気がします。
なのでぜひ、今後の作品で井上さんが声優として担当されることを期待したいですね。