今回は、HG 1/144 ザブングル・タイプのレビューその2をご紹介します!
前回に引き続きHG ザブングル・タイプのレビューです。今回はブングル・スキッパーやブングル・ローバーへの変形、ザブングル・カーなどのレビューをしていきます。
■目次
・変形
・ブングル・スキッパー
・ブングル・ローパー
・ザブングル・カー
・飛行形態
・ポージング
付属品一覧やWM形態の各部詳細、可動域、武装類などのレビューは以下のリンクからレビューその1をご覧ください。
ではブングル・スキッパー、ブングル・ローバー、ザブングル・カーに変形させていきます。ちなみにジロン機で組んでいると変形が出来ないので、変形させたい場合は通常のザブングル・タイプ(ラグ機)にしておく必要があります。
変形させるためには一部パーツを組み替える必要があります。こちらが変形用の組み換えパーツ一式になります。
ブングルスキッパー、ブングルローバーへの変形の前段階として、まず頭部を首ごと外し、背部ウイングユニットとハンドパーツも外しておきます。首ごと分離させることで肩に隙間ができ、腕部がより広く可動するようになります。そして上半身と下半身を分離させます。
ブングル・スキッパーへの変形は、①上半身の上腕以下を90度ロールさせて②腕を真上に展開。③脇と上部の手首側に付属の変形用パーツを組み付けます。④前腕と脇腹のタイヤハウスを手前に向けます。(画像が見辛かったらスイマセン;)
⑤そして白羽を閉じたウイングユニットを上部に組み付け、⑥後部中央に連結パーツを組み付けたらブングル・スキッパーへの変形完了です。
ブングル・スキッパー。バギーのようなスポーツカーのようなコンパクトな車両タイプユニットになっています。ちなみにエンジンはV型12気筒、ターボエンジン2基搭載で排気量は27,000CCとのこと。エグいですね・・・・;
ブングル・スキッパーを色んな角度から。特にロック機構はないため、タイヤハウスや腰部の可動部分が若干ふらつきますが、KPSパーツ構成でまずまずな強度があるので形状は維持してくれます。
続いてブングル・ローバーへの変形方法です。
ブングル・ローバーへの変形は、まず①下半身の脚部を並行に配置し、②股下後部に変形用のカバーパーツを組み付けます。③脚甲を押し込んで膝と大腿部を収納。
④脚部左右のウイングを閉じて⑤前面に変形用のカバーパーツを組み付けたらブングル・ローバーへの変形完了です。
ブングル・ローバー。こちらはカーゴ風の車両タイプユニットになっています。こちらのエンジンは6気筒+ジェットエンジンで、劇中、単体での走行シーンはごくわずかとのこと。
ブングル・ローバーを色んな角度から。前面にカバーパーツ、後部は白いウイングで固定されているため、形状をしっかりと維持してくれます。
ブングル・スキッパーとブングル・ローバーを組み合わせてディスプレイ。劇中のような不毛の大地を移動する印象的なシーンを再現することができます。波状エフェクトを組み合わせれば、走行している感じがより強調されて良いですね。
ブングル・スキッパーの後部とブングル・ローバーの前部を連結させることでザブングル・カーが再現可能。KPSパーツの組み合わせですが、固定強度が適度にあるのでしっかりと牽引することができます。
ザブングル・カー(ブングル・トレーラー)。ブングル・スキッパーとブングル・ローバーのカーゴ形体を連結した状態になります。ただし劇中でこの設定名が使われることは殆どなかったとのこと。
2体が連結していますが、KPSパーツ構成なのでそんなに重たい感じはないですね。スーパーで売っているようなミニカーレベルでコンパクト。手の平に収まりやすいので取り扱いもラクです。
牽引部分が40度ほど角度変更できますし、上下にも可動するので適度に表情を付けることができます。
ブングル・スキッパーとブングル・ローバーをHG陸戦型ジムと並べて大きさを確認。一般車両と比べるとどちらも大型ですが、1/144サイズのキットとしては小型。
続いてブングル・スキッパーとブングル・ローバーそれぞれを飛行形態に変形させていきます。
ブングル・スキッパーの飛行形態は、上部の白羽をハの字に展開し、前腕と脇腹のタイヤハウスを水平になるように配置します。これで飛行形態への変形完了です。カンタン。
ブングル・スキッパーの飛行形態。小型の戦闘機のようなスタイルになっています。
タイヤハウスを展開することで車両から戦闘機タイプに変化するのは、なかなかデザインの妙みたいなのが感じられて良いですね。
ブングル・スキッパーを浮かせてディスプレイさせる場合は、後部の牽引パーツを外し、その部分に3.0mm軸を差し込みます。
こちらも特に各部がロックされているわけではないですが、砲身のような動かすような箇所もないのでディスプレイ時に形状が崩れることはないかと。
ブングル・ローバーの飛行形態は、付属の機首パーツを組み付け、後部のウイングを展開します。これで飛行形態への変形完了。こちらも簡単に変形させることができます。
ブングル・ローバーの飛行形態。大部分はカーゴの形状がそのまま残されていますが、小型機首が追加され、ウイングを展開したことでボリューム感ある飛行ユニットに変化しています。
こちらは股下のパーツで脚部が固定され、膝と大腿部も収納されているので大きく形状が崩れることはありません。左右に展開したウイングが少し動くかなという程度。
機首部分はコアファイターのようなデザインになっています。キャノピーはクリアグリーン成形色パーツでの色分けですが、ブラックライトで照らしても発光しませんでした。余剰パーツはブラックライトで発光するので組み替えても良さそうですね。キャノピーのフチは白いシールでの色分けです。
ブングル・ローバーを浮かせてディスプレイさせる場合は下部中央に3.0mm軸を差し込み、機首下のランディングギアを取り外します。
コックピット内部がくっきりと見えるのが良いですが、パイロットがいないのがちょっと残念かも。ただ、ブングル・ローバーは基本無人で飛行するため、パイロットがいないのはあながち間違いでもないんですね;
ブングル・スキッパーとブングル・ローバーの飛行形態を組み合わせてディスプレイ。劇中でも何度となく
説明書に記載はないですが、ブングル・スキッパーとブングル・ローバーは飛行形態でも一応連結可能です。ブングルスキッパーの腹部を反転させ、ブングルローバーの機首部分を取り外して組み付けます。
浮かせてディスプレイさせる場合はブングルローバー下部の3.0mm穴を利用するしかないですが、スキッパー、ローバー共にうまく組み付いていますし、軽量なのでスキッパー側が垂れたりということはありませんでした。
腹部を反転させる場合は一旦ウイングユニットを取り外して干渉を避ける必要がありますが、OPのような合体してWM形態に変形するような演出も可能です。
適当に何枚かどうぞ。
「必殺っ!!、ザブングルパーンチ!!」・・・・・「へへっ、一度言ってみたかった・・・・♪」
以上です。小型のキットですが細部まで細かくパーツで色分けされていますし、一部差し替えながらも変形機構がしっかりとしていて完成度が高いです。プロポーションも多少細身ながらもバランス良く造形されていますし、KPSパーツ構成で軽量。ポージング、変形ともに取り扱いやすいキットになっています。
気になる点はそんなにないですが、左右に開脚しすぎると上半身が外れることがあるので注意です。それと頭部のアンテナですが、変形や両肩武装の組み換えで頭部周りを弄りやすいため、アンテナを折ったり引っ掛けたりする可能性が高いので注意が必要です。
ポージングの自由度が高いので劇中の格闘系ポーズも十分に再現できますし、それに加えて武装類の豊富さや車両形態への変形、航空機への変形、ジロン機への組み換えといった多数のギミックがあって遊び応えは十分。
1/144サイズでコンパクトなため、他社製のものに比べて省スペースで済みますし、オリジナルのアレンジも少ないので劇中そのままのザブングルを楽しむことができます。十分な満足感が得られる仕上がりになっているので、このクォリティでウォーカー・ギャリアなどもHGで立体化されると嬉しいですね。
付属品一覧やWM形態の各部詳細、可動域、武装類などのレビューは以下のリンクからレビューその1をご覧ください。
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