今回は、HGFC 1/144 GF13-021NG ガンダムシュピーゲルのレビューをご紹介します!
HGFC ガンダムシュピーゲルは、『機動武闘伝Gガンダム』に登場するMS「GF13-021NG ガンダムシュピーゲル」の1/144スケールモデルキットです。シュピーゲルの特徴的な機体形状を再現。モビルファイターならではの可動性能により、大胆なポージングが可能となっています。プラモオリジナルギミック再現用の巻物パーツ、「シュツルム・ウント・ドランク」再現用の回転台も付属。価格は3,740円(税込)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
第13回ガンダムファイトに向けてネオドイツが開発したモビルファイターで、劇中ではシュバルツ・ブルーダーが搭乗。幾度となくドモンらの手助けをした他、決勝大会ではゴッドガンダムとのデスマッチ、最終決戦ではデビルガンダムの破壊に助力するなど活躍を見せた機体「GF13-021NG ガンダムシュピーゲル」がHGFCでキット化。
HG ガンダムローズなどの「HG 1/144 Gガンダムフレーム1」を内部や関節に流用しつつ、忍者のような特徴的な機体形状が新規パーツを用いて再現されています。一般発売されているものと同型のアクションベース5も付属。
成形色はダークブルーを基調に、胴体部や上腕部、大腿部、アンクルアーマー、バックパックなどにライトグレーを配色。その他、頭部や胸部、肩部などがイエロー、顎部や腰部、肩部、ソール部、バックパック(コアランダー)の一部などがレッド、前腕のシュピーゲルブレードがホワイト、内部や関節がダークブラウン成形色での再現となっています。
ホイルシールが付属し、頭部センサーやリアアーマーのモールド、コアランダーのキャノピーを補いますが少なめ。スリットダクト内部などを細かく塗り分ける必要がありますが、素組みするだけでも十分なくらいの色分けが再現されています。
ライトグレーの外装、ダークブラウンの内部・関節パーツ、ハンドパーツなどにはKPS素材が使用されています。シュツルム・ウント・ドランク再現用の回転台座にのみ、ABS素材が使用されています。
一部のパーツはアンダーゲート仕様。ゲート跡が露出しない仕様で見栄えに配慮がされています。
ポリキャップも不使用。内部や関節はやや固めのKPS素材で、関節強度もまずまず高めです。背部バックパック(コアランダー)も軽量で大した負荷はかからず、自立は安定しています。
■付属品
ハンドパーツ各種(メッサーグランツ付き:左右、平手:左右、握り手:左右)、オリジナルギミック用パーツ(巻物パーツ5種、巻物ホルダー、ディスプレイジョイント、専用ハンドパーツ:右)、シュツルム・ウント・ドランク再現用の回転台座、クリアブラックのアクションベース5、アクションベース5用の組み替えパーツ、ジョイントパーツが付属。
アクションベース5用のパーツが付属。余ったパーツはお好みでご自由にお使いくださいとのことでした。
余剰パーツがいくつか付属します。
■各部形状
MG ガンダムシュピーゲルと比較しながら、HGFC ガンダムシュピーゲルの各部を見ていきます。
■頭部
頭部をMGと比較して。ツインアイやマスクなどにメリハリがあり、アンテナの角度などを調整。メット部の裾もやや幅を持たせるなど、全体的にMGよりもバランスの取れたデザインになっています。
メット部は上から被せる仕様で合わせ目はありません。
ツインアイと額のセンサーは赤いパーツにグリーンのシールを貼っての色分け。
■胴体部
胴体部をMGと比較して。それほど大きな違いはなく、全体を覆うライトグレーの装甲、6基のイエロー丸モールドが特徴的に造形されています。脇にある排熱ダクトも特徴的。ダクトは内外ともにパーツで細かく色分けされていて造りが良いです。イエローモールドパーツは小さいので組立時の紛失に注意。
首はダブルボールジョイントで柔軟に可動。肩部はボールジョイントの受け口で前方に展開可能です。
腰部をMGと比較して。デザイン的にそこまで大きな差はないですが、フロントアーマーの角度が若干緩やかになり、サイドアーマーの裾もエッジを持たせるなどバランス調整が図られています。
リアアーマーもMGより長くすることで、重厚感のあるシルエットになっています。リアアーマーのイエロー丸モールドがシールでの色分けなのはちょっと残念かも。
リアアーマーに可動ギミックはなし。サイドアーマーはボールジョイント接続で柔軟に可動します。フロントアーマーも展開可能。腰アーマー裏は各面とも裏打ちパーツはないですが、しっかりとしたモールドがデザインされていて好印象です。
股間部にはスライドギミックがあり、前方に展開することで脚部の可動域を広げることができます。
■腕部
腕部をMGと比較して。特別大きな差はありませんが、HGのほうがショルダーアーマーが一回りほど大型化し、前腕もエッジの効いた装甲で厚みを持たせるなど、全体的にバランスが調整されています。
腕部内部構造。
上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右の組み合わせですが、前面の合わせ目は段差モールド化されています。
前腕後部のシュピーゲルブレードは前方に幅広く展開可能。グリップも展開可能で、ブレードを展開してグリップを握らせることで、斬撃武装として使用することができます。取り外しギミックなどはありませんが、刃は付け根を回転させることができます。
ショルダーアーマーは前後の組み合わせですが、合わせ目は端でモールド化。前後のイエローモールドや側面のスリットダクトなどもパーツできっちりと色分けされていて造りが良いです。付け根が幅広く展開し、腕部との干渉が避けられますが、上から被せる仕様でやや外れやすいので少し注意です。
■脚部
脚部をMGと比較して。デザイン的な差は小さいものの、若干脹脛が細身になり、脚長になってスタイリッシュさが増しています。アンクルアーマーも幅が出たことで、少し重厚さが増しているように見えますね。
脚部は大腿部にのみ内部フレームが造形されています。
大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下は左右と前面のパーツ構成ですが、後部の合わせ目は端でモールド化されています。
足の付け根はロールや上下など柔軟に可動するタイプ。
ソール部はやや厚みのあるハイヒール型。3個パーツ構成で造りはシンプルです。足首は左右にスイング可能。
足裏はモールドがデザインされていますが、つま先やふちが肉抜きなのはちょっと残念なところです。
■バックパック(コアランダー)
背部には他のHGFCと同様、バックパックと兼用のコアランダーを装備。上部に2基のスラスター、後部に2口のスリットダクトを持つ推進ユニットになっています。
コアランダーは胴体部から取り外しが可能。背部には機首差し込み用の穴がありますが、他のHGFCとは形状が異なるため、他機体のコアランダーを装備することはできないようでした。
収納されていた機首部分と後部スラスターを可動させることで、コアランダーとして使用することができます。
コアランダーは本体部分が上下の組み合わせですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化。後部スラスターも赤いパーツなどで細かく色分けされています。一部モールドは黒、下部ダクトは赤く塗り分けが必要。
キャノピーは黒いシールでの色分け。特にキャノピー展開ギミックはありません。
コアランダーは単体でディスプレイできるようになっていないので、飛行シーンを再現したい場合はアクションベースなどに付属しているアームパーツ、コの字パーツなどで引っ掛けてディスプレイさせる必要がありそうです。
HGFC、RGのコアランダーを一通り並べて。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。RX-78-2ガンダムよりも少し小柄。HGとしてはやや小さめで取り扱いやすい大きさになっています。ガンダムシュピーゲルの全高は16.3m。
HGFC シャイニングガンダム、HGFC ゴッドガンダム、HGFC マスターガンダム(HGFC マスターガンダム&風雲再起)と並べて。各種とも2011年前後に発売されたキットで発売時期に15年ほどの差がありますが、組み合わせても不自然な感じはなさそうです。
これまでに発売されたシャッフル同盟のHGFC ガンダムローズ、HGFC ガンダムマックスター、HGFC ドラゴンガンダムと並べて。これらとは内部・関節パーツが共通。近年発売のポリキャップレスキットでクォリティもシュピーゲルと同等なので、並べて飾っても全く違和感はありません。各種とも個性の塊でデザインが全く違っていますね。
RG シャイニングガンダム、RG ゴッドガンダムと並べて比較。RGはやや情報量が多いですが、組み合わせてもそこまで不自然ではなさそうですね。公式でも組み合わせてバトルシーンを再現してありますし、お好みでHGとRGを使い分けても良さそうです。
MGガンダムシュピーゲルと並べて比較。どちらも特別なアレンジはされていないですが、HGFCのほうが細部の造形や全体的なプロポーションバランスが良く、スタイリッシュさがあって格好良いですね。
■各部可動域
頭部は適度に上下します。左右へは干渉なくスムーズにスイング可能。
腕はショルダーアーマーを展開することで、Y字程度まで上げることができます。肘は2重関節で深くまで曲げることが可能。
肩は少し前後します。前方へは肩の可動ギミックによって幅広くスイング可能。
腹部可動ギミック、腰部ボールジョイントによって上半身を広めに前後させることができます。
腰は干渉なく360度回転可能。浮かせてディスプレイさせる場合は、一般的なHGと同様、股間部にアクションベースやスタンドの3.0mm軸を組み付けます。
前後開脚は、股間部の可動ギミック、フロントアーマーの展開などで干渉することなく広く展開できます。後方はリアアーマーが可動しませんが、避けるようにすれば広く展開することができます。
膝は2重関節で深くまで曲げることができます。膝装甲裏もパーツできっちりと蓋がされていてチープさは全くありません。
足首は前後に適度に可動します。左右へはやや広めに可動するので、脚を開いた状態でもしっかりと接地が出来そうです。
左右への開脚は水平以上に幅広く展開可能。サイドアーマーが干渉するので後方に向けておきました。
足の付け根がロールするので、内股、ガニ股は幅広く展開させることができます。
立膝は綺麗な姿勢で再現することができました。
■武装類
メッサーグランツ付きのハンドパーツ。指の間に挟んだ状態で造形されています。特にパーツ分割されていないため、メッサーグランツを飛ばすようなポーズを再現することは出来ないようですが、通常の握り手と組み替えることで構えるポーズは再現可能。ちなみにメッサーグランツは小型爆弾が内蔵された投げクナイです。
抜き手。掌底に近いデザインで造形されています。メッサーグランツの投擲後や、必殺技のポーズが再現可能とのこと。手首が可動し、表情を細かく変化させることができます。
■プラモオリジナルギミック
プラモオリジナルギミックである巻物パーツ、巻物ホルダー、巻物展開用のディスプレイジョイント、専用ハンドパーツ:右が付属。『機動武闘伝Gガンダム』今川泰宏総監督考案のHGオリジナルギミックになります。遁術をイメージした5色の巻物パーツにより、多彩かつ迫力あるポージングが実現可能。
巻物パーツは火遁、水遁、風遁、木遁、土遁の5種類。それぞれの遁術を表す漢字とドイツ語の文字があしらわれています。遁術に合わせて色分けされているので、どの巻物なのかが分かりやすくなっています。
巻物は付属の巻物ホルダーに収納可能。
巻物ホルダーをリアスカートに装着することで、5種の巻物パーツを背部にマウントできます。これまでのガンプラで紙媒体を使ったアイテムが収録されているのは、MG 真武者頑駄無 戦国の陣 黒衣大鎧の屏風くらいかと思いますが、(BB戦士を除く)かなり珍しいですし新鮮ですね。(他にあったらすいません;)
付属のディスプレイジョイントを使用することで、今川監督のアイデアスケッチと同様のポーズを再現することができます。巻物を展開した状態でディスプレイでき、忍術使いをイメージした独特のポーズが演出できます。
■回転台座
シュツルム・ウント・ドランク再現用の回転台座。底面のレバーを回転させることで、支柱も合わせて回転。ディスプレイさせたガンダムシュピーゲルを回転させることができ、劇中のような?シュツルム・ウント・ドランクを再現することができます。
自分で回して回転させるというなかなか斬新なギミック。アクションベースの底板に組み付けて使用しますが、竜巻のような劇中シーンを再現するにはかなりしっかりと回転させる必要がありそうです・・・・;
■ポージング
非常によく動くのでポーズが付けやすいですし、関節強度も程よくあるので取り扱いがしやすいです。いろんなポーズが繰り出せますが、ポーズがいちいち格好良くて魅力的。黒い機体色とも相まってポージングが非常に映えます。
足首が深く曲がるので、脚を開いた状態でもしっかりと自立させることができます。
膝が深くまで曲がりますし、腰も深くまで落とせるので、立膝を付いての攻撃ポーズもきれいな姿勢で再現できます。
シュピーゲルブレードは前腕から展開してグリップを握らせるだけで保持できるので換装がラク。サクッと取り出して構えたり、すぐに折りたたんで収納出来たりします。
メッサーグランツ付きのハンドパーツに組み替えて。苦無(メッサーグランツ)は白く塗り分けが必要です。
できれば苦無単体も付属すると、投げ飛ばすようなリアルな投擲シーンが再現できて良かったかもですね。
中国拳法のようなポーズも問題なく再現可能。
巻物パーツを組み付けてプラモオリジナルのギミックを再現。巻物がカラフルなぶん、背面からのビューがかなり華やかになりますし、和紙の使用によって古風な和の雰囲気も強調されています。
巻物パーツは専用のハンドパーツを使用することで手に持たせることができます。
付属のディスプレイジョイントを使って巻物展開状態に。
巻物パーツはディスプレイジョイントのクリアパーツに組み付けますが、巻いた後だと型がついて少し組み付けにくいです。なのでクリアパーツの形状に沿って巻物の形を整え、折り目がつかない程度に反らしたり、曲げを伸ばしたりしてから組み付けたほうが良いかと。
それとジョイントの長さがそれぞれ違うので、長く感じる場合は、巻物を少し巻き直して組み付けると良いですね。
巻物に動きが付いているため迫力がありますし、シュピーゲル自体の躍動感も増します。ディスプレイがより華やかに演出できて良いですね。
回転台座を使ってシュツルム・ウント・ドランクを再現。
ディスプレイ中に常にキットを回転させるのは難しいですが、こういったスタンドがあると劇中のような雰囲気が多少なりとも味わえるのは良いですね。
アイアンネットやエネルギーボールといった武装が付属していないのはちょっと残念かも。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。近年発売のキットなので、クォリティが高いのはもう当たり前のことですね。合わせ目も殆ど無いですし、関節強度も高く可動が柔軟。プロポーションバランスも良く、プラモオリジナルギミックも付属するという至れり尽くせりのキットになっています。武装類の少ないシュピーゲルの物足りない点が上手く補われていますし、ハンドパーツも豊富で様々な表情付けができるのも良いですね。
気になる点は殆どないですが、巻物をクリアパーツで展開してディスプレイする際、うまく形巻物を少し巻いて組み付けるに沿うようにしないと突っ張って外れたりすることがあります。あくまで偶(たま)にでストレスを感じるほどではないですが、ちょっとだけ気になりました。それとバックパックなど一部がMGほど色分けされていないので、完成度の高いキットですが多少塗装が必要な箇所があります。
HG、RGどちらと組み合わせても違和感がないようなデザイン性の高さがありますし、巻物を展開するとディスプレイの華やかさが一気に増します。回転台座も自分で回転を演出できるという面白さがあり、これまでのガンプラではあまり見ないギミックの新鮮さ、斬新さが感じられます。安心してオススメできるキットで、ガンダムシュピーゲルの魅力が最大限味わえるのが良いですね。
⇒メルカリでHG ガンダムシュピーゲルを探す
⇒アマゾンでHG ガンダムシュピーゲルを探す
⇒あみあみでHG ガンダムシュピーゲルを探す
⇒DMM.comでHG ガンダムシュピーゲルを探す
⇒駿河屋でHG ガンダムシュピーゲルを探す
⇒楽天でHG ガンダムシュピーゲルを探す
⇒ヤフーショッピングでHG ガンダムシュピーゲルを探す








































































































































