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HGBD:R コアガンダム(リアルタイプカラー)&マーズフォーユニット レビュー

今回は、2019年11月16日に発売されたHGBD:R 1/144 コアガンダム(リアルタイプカラー)&マーズフォーユニットのレビューをご紹介します!

HGBD:R コアガンダム(リアルタイプカラー)&マーズフォーユニットは、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』より、コアガンダム(リアルタイプカラー)とマーズフォーユニットの1/144スケールモデルキットです。特徴的なリアルタイプカラーのコアガンダムを再現。「コアドッキングカスタム」を採用により、自分だけのオリジナルガンダムが再現可能なキットになっています。価格は1,540円(税込み)です。

リアルタイプカラーのコアガンダムとマーズフォーユニットがセットになったオプションアイテムがHGBD:Rでキット化。付属のコアガンダム(リアルタイプカラー)とマーズフォーユニットを組み合わせることで、リアルタイプガンダム風のマーズフォーガンダム(武装なし)が再現可能となっています。

劇中に登場した「マーズフォーガンダム」を再現したい場合は、通常カラーのコアガンダム( HGBD:Rアースリィガンダムに付属)とHGBD:R マーズフォーウェポンズ(別売り)が別途必要です。

ホイルシールが付属し、頭部センサー類やマーズフォーユニットのキャノピー、コアスプレーガンのセンサーを補います。量としては少なめ。マーズフォーユニットの一部ダクトなどを塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分な色分けが再現されています。

シールド、コアスプレーガン、コアサーベル刃✕2、ビームサーベル刃✕2、ジョイントパーツが付属。HGBD:Rアースリィガンダムに付属しているものと同じですが、サーベル刃がクリアーイエロー、コアスプレーガンとシールドの一部がダークグレー成形色での再現となっています。

■コアガンダム(リアルタイプカラー)

まずはコアガンダム(リアルタイプカラー)から見ていきます。

形状自体はHGBD:RアースリィガンダムやHGBD:R コアガンダム(G-3カラー)&ヴィートルーユニットに付属しているコアガンダムと全く同じですが、リアルタイプガンダムをイメージした深みのあるカラーリングが再現されています。

成形色は胸部や関節類がブラック、頭部や四肢などがホワイトでの再現で、額や顎、胴体部にダークレッド、胴体部にオレンジが配色されています。

ポリキャップ(PC-002)を使用し、肩や股間部などに組み込みます。肘や膝関節はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。軽量で負荷のかかるような装備はなく、自立は安定しています。小型且つコンパクトでかなり取り扱いやすいキットになっています。

頭部を含めた胴体部。胸部、腹部、腰部など、各部ともパーツで細かく色分けされています。頭部は前後挟み込みタイプですが、側頭部にできる合わせ目は段落ちモールド化。とさか前後のセンサーはシールでの色分けです。

胸元のクリアーオレンジのVマークパーツはブラックライトで照しても発光しませんでした。ブラックライトで発光するのはG-3カラーのコアガンダムだけみたいですね。

腕部。白と黒の成型色でまとめられています。上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右の組み合わせですが、合わせ目は端でモールド化されています。

脚部も腕部と同様、白と黒の成型色でまとめられています。デザイン的にもメリハリがついていて良いですね。大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下は各部とも左右の組み合わせですが、こちらも端で段差モールド化されています。

バックパックも白と黒を交えたカラーリング。肩はプラネッツシステムによる換装用に外側への引き出しギミックがあります。背部のサーベルホルダーは上下にスイング可能。バックパック下部のバーニアに可動ギミックはありません。

HGBD:R アースリィガンダムに付属している通常カラーのコアガンダム(画像左)、HGBD:Rヴィートルーユニットに付属しているコアガンダム(G-3カラー)(画像右)と並べて。G-3やリアルタイプカラーは昔からのガンダムファンには馴染み深いカラーリングですね。

腕はY字程度まで高く上げられますし、肘も2重関節で完全に曲げることができます。腰も干渉なく360度回転可能。膝は1重関節ですが、適度に曲がるので立膝もきれいな姿勢で再現できます。足首も変形用にかなり柔軟に可動。各部とも近年のキットらしい幅広い可動域を持っています。

シールド、コアスプレーガンもそれぞれ並べて比較しました。(画像左がHGBD:R アースリィガンダム、画像右がHGBD:R ヴィートルーユニットに付属しているものです。)形状はどれも同じ。リアルタイプカラー(画像中央)はひときわ黒く存在感がありますね。

武装してポージング。コアスプレーガン、シールドともにハンドパーツにグリップを差し込むだけで保持が可能。全くふらつくことなく保持できます。

各部とも合わせ目が段落ちや段差モールド化されていて、小型ながらもチープさが全くありません。素晴らしい完成度ですね。

本体、武装ともに軽装なので、グリグリイジってもポロリなどのストレスが全くありません。キットが小柄で手にフィットするのでポーズが付けやすいです。

四肢が短く負荷がかかりにくいのか、組んでから少し時間が経った通常のコアガンダム(HGBD:R アースリィガンダムに付属)も劣化せず強度が高いままでした。なのでリアルタイプカラーのコアガンダムも経年劣化をあまり気にする必要はなさそうです。

ビームサーベルは背部のサーベル柄を取り外し、付属のビーム刃を組み付けます。ハンドパーツが1個パーツ構成なのでバラける心配がなく、サーベル柄を差し込むだけで保持が可能。大きさがちょうど良いので抜け落ちたりすることもありませんでした。

浮かせてディスプレイさせる場合は、股間部にアクションベースやスタンドの3.0mm軸を差し込みます。しっかりと固定されるため、キットがクルッと反転したりすることなくディスプレイできます。

ビーム刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。

■マーズフォーユニット

続いてマーズフォーユニットを見ていきます。

赤を基調とした外装のマーズフォーユニット。アースリィガンダムのアースアーマーをベースに、各部をマーズフォーユニット用にカスタマイズされた換装用ユニットになります。別売りのHGBD:Rマーズフォーウェポンズと組み合わせることで「マーズアーマー」が再現可能。

マーズフォーユニットをいろんな角度から。各部が爪のようなトゲ感のあるデザインで、シャープさを持った攻撃的なユニットになっています。キャノピー部分はグリーンのシールでの色分け。

ヴィートルーユニットと並べて比較。装甲の大まかな配置は同じですが、対象的なカラーリングでシルエットも結構違っています。

浮かせてディスプレイさせる場合は基部パーツ底面の3.0mm穴にディスプレイ用のジョイントパーツを組み付けます。

別売りのマーズフォーウェポンズを取り付けることで劇中に登場したマーズアーマーになりますが、このキット(マーズフォーユニット)のみでフライトシーンを演出しても様になりますね。

コアガンダム(リアルタイプカラー)と組み合わせて。ともに平行移動するポーズやマーズフォーユニットにコアガンダムを搭乗させてのポージングなど、自由な組み合わせを楽しむことができます。

このキットだけでも十分に楽しめますね。

マーズフォーユニットにHGBD:Rマーズフォーウェポンズ(別売り)を組み付けて「マーズアーマー」を再現。上部や後部にマーズフォーウェポンズの大斧と小斧、大剣を組み合わせます。

マーズフォーウェポンズの取り付け方はHGBD:Rマーズフォーウェポンズの説明書にのみ記載されていますのでそちらをご参考くださいm(_ _)m

アースアーマー、ヴィーナスアーマーと並べて。それぞれ特徴がありますし、カラーリングの違いもあって個性的。装備の関係でマーズアーマーが一番全長のあるアーマーになっています。

マーズフォーウェポンズを装備したことで、よりシャープさが増した感じに。多少重量が増しますが、各部装備がかっちりと組み付いているので浮かせてディスプレイさせるのに不自由な感じはないですね。

携行武装が上部に配置されているので、ユニットごとそのまま突っ込んで行くような攻撃もできそうな気がします(笑)

アースアーマー、ヴィーナスアーマー、マーズアーマーをそれぞれ並行させて。3体並ぶと部隊感があってスゴイです。今後発売されるユニットも支柱が手元にあればそのぶんだけ並行できそうですね。

■コアガンダム(リアルタイプカラー)+マーズユニット

続いてコアガンダム(リアルタイプカラー)の全身各部にマーズユニットを組み付けた状態を見ていきます。

まずは組み合わせた状態で全身から。ヒロイックながらも炎をまとったような赤いカラーリングが印象的。各部がトゲ感のある装甲を装備しているため、アースリィガンダムに比べてもより攻撃的な雰囲気が強くなっています。

ショルダーアーマーの上向きに伸びた装甲や赤いカラーリングはどことなく炎をイメージしているようにも見えますね。

全体的に細身でスタイリッシュ。マーズフォーウェポンズを装備していない軽装スタイルで、特に負荷のかかるような装備はないため、自立は安定しています。

アースリィガンダムと各部を比較しつつ簡単に。外装の形状や色味はもちろん、ツインアイとセンサーの色も違っているため、アースリィガンダムとは違った雰囲気がありますね。

胸部や腰部の形状はほぼ同じ。コアガンダムがリアルタイプカラー全体的に締まった感じになっています。バックパックはヴィートルーユニットと同じで、マーズフォーウェポンズなどが装備できるジョイントパーツを組み付けるようになっています。

腕部。前腕の部分はコアガンダムから延長するように組み付けるため、多少固定強度に不安がありますが、それ以外は特に気になる箇所はないですね。

前腕には特徴的なシールドユニットを装備。シールドユニットはクローが展開可能です。

ショルダーアーマーはアースアーマーと似た作りになっていますが、上に突き出た装甲が印象的に造形。

脚部。大部分の形状は同じですが、アンクルアーマーやつま先、かかとなどがトゲトゲしいデザインに変化しています。コアガンダムの脚部がマーズユニットで延長された状態ですが、コアガンダムの脚部をユニットに差し込んでダボ固定する構造なので組み合わせがしっかりとしています。

足裏はつま先側に少し肉抜き穴があるくらいで、全体的に細かなモールドがデザインされていました。

アースリィガンダム、ヴィートルーユニットを装備したコアガンダム(G-3カラー)と並べて。どれもカラーリングと一部形状が違っていてバリエーションに富んでいます。もちろんユニットの装甲パーツをばらして混ぜ合わせ、カラフルなガンダムを作り上げることも可能です。

マーズフォーユニットを装備したコアガンダム(リアルタイプカラー)でポージング。胴体部や脚部などは特殊な組合わせでパーツが外れることなく安定していますが、前腕やショルダーアーマーがたまに外れたりするので、その点は少し注意が必要です。

マーズフォーウェポンズは付属しませんが、コアガンダム用のコアスプレーガンや小型のシールド、ビームサーベル刃などが付属しているので特にポージングで物足りない感じはないですね。

前腕のクロー(収納時)とショルダーアーマーの白い装甲部分が干渉しやすいくらいで、全体的にポージングでストレスを感じるような箇所はありませんでした。

HGBD:Rアースリィガンダムに付属している通常のコアガンダムとこのマーズフォーユニット、そして別売りのマーズフォーユニットを組み合わせて劇中に登場した「マーズフォーガンダム」を再現。

背部にマーズフォーウェポンズの武装をまとめて装備しているため、なかなかの重量感が出ています。武装類も刺々しいので、マーズフォーユニットの装甲と相まってますます攻撃的な雰囲気に変化。

背部にマーズフォーウェポンズを装備していますが、関節強度が適度にあり、かかとの爪も支えになるなどで自立は安定しています。

実体剣「ヒートレヴソード」と実体斧「ヒートレヴアックス」を別々に保持。片手でも余裕で保持が可能です。劣化するとハンドパーツがバラけやすくなるので、多少の補強が必要になるかもです。

それとユニットが発売されるたびに組み換えを試すなど、アーマーを何度も脱着させる場合はコアガンダムのヘタレや破損に注意が必要です。アースリィガンダムのコアガンダムを組み換えていると、バックパックのサーベル差し込みダボが折れてしまいました_| ̄|◯

ヒートレヴソードとヒートレヴアックスは、より強力な「ハートヒートレヴソード」に合体させ、大剣として使用することも出来ます。

実体剣「スラッシュブレイド」は2本を組み合わせてより強力な武器に変化させることができますし、付属のビーム・サーベル刃を取り付けることも可能です。肩や肘の関節強度が高いので、合体剣として保持させても全く垂れることなく保持してくれます。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。プラネッツシステムのユニットの中でも、赤い装甲がひときわ目を引くタイプになっています。刺々しいデザインにも存在感がありますし、コアガンダム(リアルタイプカラー)も渋く仕上がっていて格好良いですね。可動も柔軟で遊びがいのあるキット。

気になる点は、プラネットシステムのキットを何体も楽しみたい場合、頻繁に脱着させることでコアガンダムのバックパックのサーベル接続ダボやハンドパーツ、腰アーマーのダボなどに負荷がかかってきます。それによって破損につながる恐れもあるので注意が必要です。

このキット単体だけでも十分に楽しめますが、マーズフォーウェポンズ(別売り)を装備することで物体を切り裂くような迫力あるシーンも演出できますし、アースリィガンダムに付属している通常のコアガンダムと組み合わせれば、劇中仕様のマーズフォーガンダムも再現可能。他キットとの幅広い組み合わせを楽しむにも十分な、カスタマイズし甲斐のあるキットなのが良いですね。

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