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EXモデル ヒルドルブ レビュー

今回は、EXモデル 1/144 YMT-05 ヒルドルブのレビューをご紹介します!

EXモデル ヒルドルブは、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録』第2話に登場するモビルタンク『YMT-05 ヒルドルブ』の1/144スケールモデルキットです。超弩級戦闘車両の特徴的な機体形状を新規造形で再現。パーツの差し替えによるモビル形態、タンク形態への変形ギミックの他、シボ加工によるキャタピラ(無限軌道)、展開可能なショベルアームといった武装が再現されたキットになっています。甲板員4体とパイロット1体のフィギュアも付属。価格は7,480円(税込み)です。

デメジエール・ソンネン少佐が搭乗し、北米アリゾナの半砂漠地帯にて連邦セモベンテ隊と交戦。陸戦型ザクII(J型)6機を撃破したモビルタンク『YMT-05 ヒルドルブ』がEXモデルでキット化。巨砲搭載の超弩級戦車でありながら、MSのような上半身やマニピュレーター、モノアイ、ショベル・アームユニットといった武装を合わせ持つという特徴的な機体形状が再現されています。

成型色はミリタリー調のグリーンとダークグレーのツートンカラー。その他、無限軌道にはダークグレー成型色のゴム質素材(TPE)が使用されています。ホイルシールは付属せず。塗装もほぼ必要ありませんが、汚しなどを加えるとグッと実物感が高まりそうです。

ABSやKPSは不使用。無限軌道(キャタピラ)には合成ゴムのTPE素材が使用されています。

ポリキャップはPC-111を各部に使用します。モビル形態時は腕部などが露出しますが、各部関節強度はまずまず高め。車両タイプの機体で全高も低いため、接地は安定しています。

モビル形態用の胴体部パーツ2種、武器持ち手(左右)、握り手(左)、105mmザク・マシンガン、パイロットフィギュア、甲板員フィギュア2種✕2が付属。一部のフィギュアの組み立てには接着剤が必要です。

専用の水転写デカールが付属。部隊エンブレムなどは収録されておらず、シンプルなコーションマークやナンバー、ジオンのマーク程度のものになります。

ヒルドルブの各部を見ていきます。

前面の装甲は薄型。表面には簡単な丸モールドが多数造形されています。

側面の装甲は戦車のようなミリタリー調のモールドが造形。無限軌道はその装甲で覆われた形になっています。

側面の装甲はプレート状で簡単に取り外しが可能。無限軌道の状態を確認することができます。

無限軌道(キャタピラ)はゴム質素材での再現で、表面には細かなシボ加工が施されています。ゴム質素材は左右でわずかに形状が違っているので組み間違えないように注意します。

車輪は2個パーツ構成。通常の車輪は一応回転させることはできますが固定強度が高いですし、角型穴のある車輪は一部が欠けたダボで固定されているため、無限軌道を可動させることは出来ないようです。

車両中央にはモビル形態時の上半身が格納されています。表面には適度なモールドが造形。

上半身のユニット中央には前方に伸びる主砲(30cm砲)を装備。30cm砲 (30サンチ砲)はメガ粒子砲導入以前の宇宙戦艦のものを転用した主砲で、戦局に応じた各種砲弾の装填・射撃が可能とのこと。

主砲の砲身部分は上下の組み合わせで側面に合わせ目ができます。合わせ目はシンプルに消すだけで問題ありません。

砲口部分は筒型で合わせ目はありません。パーティングラインが気になる程度。先端は適度に開口されています。

主砲基部もフレームやセンサーなどがメカニカルに造形。センサーは別パーツ化され、一部はロールさせることができます。センサー類は塗り分けると雰囲気も変わってきそうです。両脇にはスモーク・ディスチャージャーも装備。

主砲は30度ほど角度を変更することができます。ちなみにタンク形態での主砲旋回はできないようになっています。

左右にはショベルアームを装備。その名の通りショベルカーのショベルのような馴染みのある形状のアームになっています。塹壕作成用に装備されていますが、実戦では格闘用としても使用されています。

ショベルアームの側面にもプレート状の装甲を装備しています。こちらも表面にはミリタリー調のモールドが造形。小型のスモークディスチャージャーも装備されています。プレートはポリキャップ接続で前後にロールが可能。表面の小柄なスモーク・ディスチャージャーは可動し、向きを変えることができます。

ショベルアームは前後に幅広く展開させることができます。可動が緩いので、ヘタれると姿勢を維持することができなくなる可能性も。

ショベルアームを展開すると内部からモビル形態用の腕部が露出。収納時はハンドパーツを取り外してあります。ショベルアームを展開する際は側面プレートの上部カバーパーツを展開しておきます。

ショベルアームは節が細かくパーツ分けされています。付け根は左右の組み合わせで合わせ目ができますが、それ以外の箇所はヒンジにカバーパーツを被せる構造で合わせ目はモールド化。

ショベル先端は1個パーツ構成。

深く曲げたり反らしたりとフレキシブルに可動します。

ショベルアームと腕部をうまく可動させれば、劇中のように展開してアウトリガー(転倒を防止する装置)のように使用することもできます。

主砲の後部にはフレームなどメカニカルなユニットが詰まっています。

フレームは展開可能。内部もミリタリー調のモールドがリアルにデザインされています。

左後部にはクレーンのようなユニットを装備。側面のプレート表面にははしごなどのリアルなモールドが造形されています。はしごを見ると改めてヒルドルブの巨大さが感じられますね。

こちらもプレートを取り外すことで無限軌道が確認可能。

クレーンは一応可動させることはできますが、ワイヤーが本体と接続されているので広範囲には動きません。上下への可動ギミックもなし。クレーン本体は左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。

右後部には105mmザク・マシンガンを装備。

105mmザク・マシンガンは取り外しが可能です。

105mmザク・マシンガン。フォアグリップが固定式で可動しませんが、ドラムマガジンを取り付けることで武器として使用することもできます。本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。

付属の105mmザク・マシンガン(画像上)と並べて。右後部に装備している105mmザク・マシンガン(画像下)は少し小型です。

後部中央にもミリタリー調の細かなモールドが造形。部分的に別パーツ化されているので、こちらも塗り分けると雰囲気が変わってきそうですね。組み付けるパーツが小さいので紛失には注意が必要です。

底面は特別複雑な作りではありません。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。高さ的には大したことはなく、一般的な1/144サイズHGの腰までも及びません。ヒルドルブの全高はわずか8.5m。ですが全長は一般的なHGの3個分ほどの長さがありますし、

縦にするとHG2体分以上の大きさになります。

エコプラですがHG量産型ザク(040)、リメイクされたHGUCザクⅡ(241)と並べて。どちらと組み合わせても問題はなさそうですが、できればHGで陸戦用のJ型がキット化されると嬉しいですね。

タンク形態で。重厚感があってかっこいいですが、そのままだと特に動きがないため、無限軌道後部に飾れるような波状のエフェクトパーツなどがないと走っているような雰囲気は出にくいですね。

各面に細かなモールドが造形されているので実戦車感は十分。主砲を上向きにすれば少し表情を付けることができます。

アクリルキューブで浮かせるなどしてもある程度表情は付きますね。

ショベルアームを展開すればかなりダイナミックな表情が付きます。

ザクと組み合わせることで劇中のような臨場感が生まれます。使用しているのは宇宙用のF型で違和感があるかもですがご了承くださいm(_ _)m

続いてモビル形態に変形させていきます。

モビル形態への変形は、まず上半身をごっそり取り外します。

内部もモールドがきっちりと造形。

そして車両部分は各部を分解。各部ともポリキャップ接続なので簡単に分解することができます。

上半身はショベルアームを曲げて後方に配置。ハンドパーツを組み付けます。(確認しやすいように外側のプレートパーツを取り外しています。)

中間部はモビル形態用の胴体を組み合わせ、腹部に分解したパーツ、左右に分解した無限軌道を組み付けます。

胴体部はボールジョイント接続で腰を回転させることができます。

分解した各部を組み合わせ、上半身を組み付けたらモビル形態への変形完了です。

モビル形態。胴体部や腕部を引き起こした形態で、その名の通り、モビルスーツのような容姿に変化しています。車両部分はタンク形態とだいたい同じですが、中間部無限軌道の配置が変わり、水平に接地した状態になっています。

プレートは肩から腕部全体を覆うように側面に配置されています。

腕部は上腕がフレーム状で特徴的。一部ロック(赤矢印)を外すことで腕を伸ばすことができます。上腕のフレーム、前腕共に左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。右のハンドパーツは武器持ち手しかないため、常にザク・マシンガンを保持しておくようになりそうです。

肩はボールジョイント接続で上下にスイング可能。

肩と上腕の付け根はロール可能です。

肘もロール可能。各部の可動を活かすことで、腕部に適度な表情を付けることができます。

特に説明書に記載はないですが、頭部は下部の装甲を少しずらすことができます。モノアイはクリアパーツでの再現。特にシールでの色分けなどはないですが、ピンクに塗り分けると外側からも確認しやすくなりそうです。

105mmザク・マシンガン。通常はザクIが使用する武装で、ドラムマガジン式の105mmマシンガンになります。ヒルドルブ右後部にマウントしているものとは同形状(少し大きめ)ですが、こちらは展開した使用時の形態になります。

ドラムマガジンは側面にマウント。本体部分は上下のモナカ割で左右に合わせ目ができます。フォアグリップは可動式。

パイロットフィギュア、甲板員フィギュア2種✕2が付属。甲板員フィギュアは個性的な姿勢での再現で、ヒルドルブと組み合わせると整備シーンがリアルに再現できそうです。パイロットフィギュアはソンネン少佐・・・っぽくはないですね;立ち姿の甲板員は2個パーツ構成で接着剤が必要です。

105mmザク・マシンガンを装備して。

105mmザク・マシンガンはダボ固定ではないため、保持に少しふらつきがあります。ハンドパーツの固定強度はまずまずあるので、分解することなくラクに保持させることはできます。あとは向きを簡単に調整するくらい。腕が短いので両手持ちはかなり厳しいようでした。

胴体部がロールするため、主砲を360度旋回させることができます。

HG量産型ザクなどのザク・マシンガンも保持可能。こちらもダボ固定ではないのでふらつきますが、少し調整するだけで済むので保持にストレスはありません。

モビル形態でザクⅡと組み合わせて。劇中では陸戦型ザクを次々となぎ倒していく姿が印象的でした。

右のハンドパーツが武器持ち手しか付属していないので、劇中のような踏ん張るポーズに違和感が出るのはちょっともったいないですね。

モビル形態でもショベルアームは問題なく展開可能。腕部の動きと合わせることでフレキシブルに可動させることができます。もちろん劇中のザクをひっぱたくようなポーズも再現可能。

付属のフィギュアを設置して整備シーンを再現。フィギュアは自立が難しいので両面テープで固定しています。宇宙服姿と通常の整備服姿の2種なので使い分けが少し難しいかも。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。各部ともモールドがかなり緻密に造形されていて実戦車らしいリアルな姿が再現されていますし、細かいパーツ構成でメカニカル。高額ながらもそれに見合った完成度の高いキットになっていると思います。モビル形態への変形は組み換えではあるものの、各パーツとも作りがしっかりとしていて再現度は高いですね。

気になる点は、ポリキャップ接続箇所に少しふらつきがあるため、ヒルドルブ全体を浮かせると少し垂れたりする傾向にあります。接地状態でディスプレイさせるぶんには問題ないですが、無限軌道の片側を浮かせたりして表情をつけたい場合はきれいな姿勢が取りにくいかも。それとできれば通常の右の握り手も付属していると劇中シーンが忠実に再現できて良かったですね。

モビル形態用の腕部、ショベルアームなども個性的で可動箇所が多く表情が付けやすいです。キット自体も大柄でサイズ感があるため、ザクと組み合わせることで迫力あるシーン演出が可能。消して表立った機体ではないですが、これだけミリタリー感が強く魅力的なモビルタンクが立体化されていること自体がありがたいですし、コアなファンであればぜひ入手しておきたいキットの一つですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く、長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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