HGBF アメイジングストライクフリーダムガンダム レビュー

今回は、2017年3月に発売されたHGBF 1/144 アメイジングストライクフリーダムガンダムのレビューをご紹介します!

HGBF アメイジングストライクフリーダムガンダムは、GBF公式外伝『ガンダムビルドファイターズA-R』に登場するガンプラ『アメイジングストライクフリーダムガンダム』の1/144スケールモデルキットです。HGBFでアレンジされた特徴的な機体形状を新規パーツを用いて再現。ヴレイブドラグーン、レールガン、ビームキャノンといった多彩な武装を持つキットになっています。価格は2,530円(税込み)です。

三代目メイジン・カワグチことユウキ・タツヤが第8回世界大会用にカスタムビルドしたガンプラ『アメイジングストライクフリーダムガンダム(略称は「ASF」)』がHGでキット化。2016年11月に発売されたHGCEストライクフリーダムガンダムをベースに、全身各部の装甲や背部のドラグーンウェポンバインダーやレールガン、ビームライフルといった武装が一部新規造形で再現されています。

成型色はホワイトをベースに、各部にダークブルーやブルー、ライトグレー、イエローなどを配色したフリーダムガンダムカラー。ただし関節や内部パーツがメタリックレッド成型色に変更されるなど独自のアレンジが加えられています。

シールは頭部や武装類のセンサー、襟元、レールガン、ドラグーンウェポンバインダーの一部を補うくらいでわずか。ダクトなどを塗装する必要がありますが、大部分がパーツで色分けされているので素組みでも十分な仕上がりになります。

メタリックレッド成型色の内部・関節パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。ストライクフリーダムガンダムの面影を残しつつも、全身各部に手が加えられたことでオリジナリティあふれるキットに変化しています。

ポリキャップは珍しい赤成型色のPC-002を胴体部や肩部、足の付け根、足首などに使用します。関節強度はまずまず高め。背部ユニットに重量があるため後方に負荷がかかって倒れやすいですが、ドラグーンウェポンバインダーの配置を調整したり、少し前傾姿勢にすることで自立は可能です。

ビームライフル、平手(左右)が付属。

HGCEストライクフリーダムガンダム用の余剰パーツが多数付属。胸部や膝部、背部ウイングなどのパーツがないのでストライクフリーダムガンダムとしては組めませんが、部分的に組み替えてカスタマイズすることは可能です。前腕の形状が変わっているため、ビームシールドを装備することは出来ないようでした。

専用のエンブレムが収録されたマーキングシールが付属します。

各部をHGCEストライクフリーダムガンダム(光の翼DXエディション)(以下、ストフリ)と比較しながら各部を見ていきます。アメイジングストライクフリーダムガンダムは略称の「ASF」と記載します。

頭部は大部分がストフリと同じですが、アンテナがASF用に新造。アンテナの幅や角度が変わったことでシルエットが変化し、それによって表情も少し変わっています。とさか前後のセンサーはメタリックブルーのシールでの色分けで、左右のダクト内部はグレーに塗り分けが必要です。ツインアイはクリアブルーパーツにシールを貼っての再現で、内側にシルバーシールを貼ってクリアパーツを活かすこともできます。

メット部は前後の簡単な組み合わせで頭頂部から側面にかけて合わせ目ができます。合わせ目を消す場合はフェイスパーツの後ハメが必要。後頭部ダクトは赤に塗り分けが必要です。

胸部は前面の装甲が新造。腹部もカリドゥス複相ビーム砲がオミットされ、エッジの効いた装甲板が新造されています。襟元の赤いラインモールドはシールでの色分け。肩のダクトは赤く塗り分けが必要です。

腰部前面も黄色いヘリウムコアやダークブルーの下装甲などが新造されて存在感ある姿に変化。

リアアーマーはサーベル柄をマウントしたアーマーが新造されています。ただしこのキットにはサーベル刃が付属していないため、使用する場合はビーム刃を他キットから拝借する必要があります。背部形状はストフリと同じ。バックパックとはシンプルな2ダボ接続です。

腰部側面の装備もクスィフィアス3レール砲から一部が改修されたレールガンに変更されています。基部形状は同じですが、側面のサーベルホルダーはオミット。

レールガンは前後に展開可能。砲身部はクスィフィアス3レール砲からの流用ですが、後部は幅のある装甲が新造されています。

砲身部、後部共に左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。分解できるので合わせ目消しはラク。

後部のダクト周りは赤いシールで色分けします。ダクト内部のふちはシールが無いので赤く塗り分けが必要。スリット部分はグレーに塗装が必要です。

レールガンの基部はストフリ同様後方に可動します。ただし背部にサーベル柄をマウントしているため、ストフリのように完全に後方に回すことは出来ないようです。浮かせて交わすようにすればもう少し後方に移動します。

腰アーマーは前後に展開可能。側面の横長ダボ穴は使用しません。

腰アーマー裏は前後共に作りがシンプル。凹凸も少ないため、比較的裏打ちパーツの自作などがし易い作りになっています。

腕部はショルダーアーマーと前腕の装甲が新造。肩のフレームなどで少し装甲の幅が増しているのと、肘関節やハンドパーツがメタリックレッドに変更されたことでだいぶ雰囲気が変わっています。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕基部は流用ですが、側面の装甲がASF用に新造。赤いパーツはストフリからの流用です。前腕は合わせ目が出来ない構造ですが、肘関節には合わせ目が出来ます。

余剰のビームシールドは組み付けてもすぐにポロリしてしまうので、無改造での装備は出来ないようでした。

ショルダーアーマーは白い装甲が前後の組み合わせでが、上部の一部に合わせ目ができるくらい。他はグレーの装甲を被せたり端でモールド化されたりと配慮されています。側面ダクトはストフリからの流用。スリット部分は赤く塗り分ける必要があります。

脚部は大部分がストフリと同じですが、膝の装甲が新造。エッジの効いた装甲板を装備するなどボリューム感が増しています。

大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下は前面と左右の組み合わせで後部に合わせ目ができます。膝から分離するので合わせ目消しはラクそう。

後部のスラスターカバーは展開可能。ストフリ同様、作りが少し簡素なのは気になりますが、内部は簡単なスラスター口のモールドも造形されています。

ソールはストフリと同形状。モールドは少なくシンプルですが、つま先が長くスタイリッシュにデザインされています。アンクルアーマーは左右の組み合わせですが合わせ目は端でモールド化。

足裏はつま先に少し肉抜き穴があります。全体的にモールドが入っているのでデザインする必要がなく、埋めるだけ良さそうです。つま先は適度に角度変更が可能です。

背部は一部にドラグーンなどを流用しつつ、シルエットの全く異なるユニット『ドラグーンウェポンバインダー』が新造されています。ドラグーンウェポンバインダーは高速移動時の粒子抵抗を極限まで減らしつつ、バインダーの可動域を活かすことで機動性を高めているとのこと。収納されているのはメインウイング(ドラグーンシールド兼用)、レールガン、下部バインダー。

側面のメインウイング(ドラグーンシールド)。スーパードラグーンの改良型で、粒子フィールドを形成してビームの威力を高めるなど多機能な武装になります。

合わせ目が出来ない構造でウイングや一部装甲も適度にパーツで色分けされています。ドラグーン基部のメタリックレッドや表面の黄色い装甲部分はシールでの色分け。

下部のヴレイブドラグーンは左右に展開可能。メインウイングの表情を変化させることができます。

3.0mm穴でディスプレイ出来るので、簡易的なフライトユニットとしても使えそうですね。

ヴレイブドラグーンは脱着可能。ストフリのドラグーンからの流用で1個パーツ構成とシンプル。一部ダクトをグレーに塗り分ける必要があります。

メインウイングは前腕に装着することでドラグーンシールドとして使用することができます。赤いパーツを外して装備させ、3本の縦長ダボ固定で前腕にしっかりと組み付きます。

メインウイングのアームは3.0mmダボやヒンジによる多数パーツの組み合わせでフレキシブルに可動。

なので前後や左右など幅広く展開させることができます。

バックパック中央にはビームキャノンを装備。ストフリのビームライフルパーツを流用しつつ、新規パーツを交えて新造されています。背部に装備することで腕が自由な状態で射撃出来るのがメリット。

アームでバックパックに固定されているため、脱着することはできません。銃身部は左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。ダークブルの内部パーツのみに合わせ目ができるので消すのはラクそうですね。

センサー周りもパーツできっちりと色分けされています。センサーはメタリックブルーのシールでの色分け。

アームが2箇所で可動し、ビームキャノンを前方に展開させることができます。

バックパックは各装備をマウントするため、密度感ある作りに変化。中央のスラスターのみストフリからの流用です。スラスター内部は赤く塗り分けが必要。

バックパック下部にはヴレイブドラグーンを持つバインダーを装備。ダクト周りは赤いパーツできっちりと色分けされています。左右の組み合わせですが合わせ目は段落ちモールド化。

バインダー基部はボールジョイント接続でロールなどフレキシブルに可動します。

こちらのヴレイブドラグーンは脱着可能です。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。大きさはルプスレクスと同程度でHGとしては少し大きめ。ですが背部にドラグーンウェポンバインダーやビームキャノンなどのユニットを装備しているためそのぶん更に大きく見えます。

ベースのHGCEストライクフリーダムガンダム(光の翼DXエディション)と並べて。各部にカスタマイズが施されているため、見た目もだいぶ変化しています。武装が増えたことで重厚感もアップ。プロポーションも更に良くなっている気がします。一部の成型色も少し違っているようです。

可動域はストフリとほぼ同じ。腕は水平よりも少し上まで上がりますし、肘は2重関節で完全に曲げることができます。首や腹部もボールジョイントで適度に反らす事が可能。

膝は2重関節で完全に曲げることができます。

左右への開脚も水平以上に展開可能。腰のレールガンは干渉するので後方に配置しています。足首も45度ほど角度変更が可能です。腰は干渉するので45度程度まで。

頭部や肘膝など主要関節は広く可動しますし、その他の部分もある程度可動するのでポージングの自由度はまずまず高そうです。背部のドラグーンウェポンバインダーに存在感があるため、それだけでも十分ですが、それに加えて表情のあるポーズが付けれるのはいいですね。

ちなみにストフリの光の翼DXエディションは関節がメッキ仕様なのでヘタレが全くありません。組み立て直後の状態を長期に渡って楽しむことができます。

ビームライフル。ヴレイブドラグーンのラックも兼ねたビームライフルになります。左右のドラグーンと同時発射することで威力を高めているとのこと。中央に軽装のビームライフル、左右にヴレイブドラグーンを装備。

中央のライフルは銃口以外はモナカ割の簡単な作り。上下に合わせ目ができます。

上部センサーはメタリックブルーのシールで色分けします。

左右のヴレイブドラグーンは脱着が可能。分解することで通常のドラグーンとしても使用することができます。中央のライフル部分も軽装ビームライフルとして使用可能。

ビームライフルを装備して。長いので銃口が接地しやすいですが、背面装備によって自立に不安定さがあるので、自立の支えになっていいですね。

背部ドラグーンウェポンバインダーは左右対称でデザイン性も高いので、各武装をきれいに配置することで見栄えが良くなります。

ビームライフルはハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。若干の引っ掛かりを感じましたが、グリップとハンドパーツに隙間なく収まるのでしっかりと保持させることができます。前腕装甲とライフル後部が干渉してたまに浮くことがあるので注意。

背部のビームキャノンを展開して射撃体勢に。アームに適度な長さがあるので、銃口を前方に向けても頭部(アンテナ)と干渉することなく射撃体勢を取ることができます。

メインウイングも前方に展開して射撃体勢に。上部に砲口が並ぶことで、多連装キャノンを装備しているかのような容姿になってかっこよさが増しますね。各部とも可動強度、固定強度が高いのでストレスなく取り扱うことができます。ただし経年でヘタれると取り扱いが難しくなってくるので注意。

メインウイングを前腕に組み付けてドラグーンシールドとして使用。先程のキャノン形態とはまた違った重厚感があっていいですね。

腰の背部のビームキャノン、メインウイング(ヴレイブドラグーン)、レールガンすべての武装を展開してフルバーストモードに。すべての砲口を前方に向けての一斉射にはロマンを感じずにはいられません。

メインウイングのヴレイブドラグーンをハの字に展開すれば、背面の見え方もまた違ってきます。レールガンを展開すると背面下部のバインダーと干渉しやすくなるので注意です。

HGCEストライクフリーダムガンダムからビーム刃を拝借して。柄が細身でハンドパーツとの間に隙間ができるため、柄がスルッと移動しやすいので注意です。柄はストフリ同様、連結してナギナタとして使用することもできます。

ヴレイブドラグーンを取り外して単体でディスプレイ。ストフリからの流用で特に3.0mm穴などはないので、適当な部分に差し込んでディスプレイさせています。平手が付属するので自然な表情が付いていいですね。

ヴレイブドラグーンをすべて取り外した状態。適度にフレームが造形されているため、ドラグーンを外しても重厚感が失われることはありません。

RGストライクフリーダムガンダム用の拡張エフェクトユニット”天空の翼”に付属しているディスプレイスタンドに組み付けて。ヴレイブドラグーンはしっかりと固定されるわけではないですが、それなりにでも形にすることができます。ドラグーンが上下逆・・・・?

適当に何枚かどうぞ。

以上です。全体的に流用パーツは多めですが、HGCEストライクフリーダムガンダム(REVIVE)とは別物なほど大部分にアレンジが加えられていますし、シルエットも大幅に変化するなど独自性を持つキットに変化しています。ポロリはほぼなく、可動などのストレスもほぼなし。ポージングもし易いですし、ドラグーンウエポンバインダーもギミックが豊富でかなり楽しめるキットになっていると思います。

欠点としては、重装備なため少し装備が干渉しやすいのと、劇中で使用していないからかビームサーベル刃がないので、おまけとしてでも付属していると良かったですね。あとドラグーンはストフリから少しは改良されていても・・・・;

通常のストフリとは違った重厚感があり、ある意味フルアーマーストライクフリーダムガンダムのようなイメージも沸くキットになっています。メタリックレッドの関節も何とも言えない味がありますね。ゴテゴテ感を楽しみたいなら、HGCE ストライクフリーダムガンダムよりもオススメできるキットですね。

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