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MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka レビュー

今回は、MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Kaのレビューをご紹介します!

MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Kaは、『機動戦士ガンダムNT』に登場するMS「ナラティブガンダム C装備」Ver.Kaの1/100スケールモデルキットです。カトキハジメ氏により、物語とプラモデル、双方の視点から盛り込まれた数々のギミックを搭載。サイコフレームの着脱によってNT-D発動状態、未発動状態、素体が再現可能となっています。価格は7,700円(税込み)です。

RX-0シリーズのサイコフレームを加工し、ナラティブガンダムに外装として装備した姿で、劇中ではヨナ・バシュタが搭乗。ヘリウム3備蓄基地にて、IIネオ・ジオングと決戦を繰り広げた機体「RX-9/C ナラティブガンダム C装備」がMGのVer.Kaでキット化。

一部にMGユニコーンガンダムVer.Kaのパーツを流用しつつ、ナラティブガンダム特有のスタイリッシュなプロポーションや全身にサイコフレームを持つ特徴的な機体形状が新規造形で再現されています。鳥のようなフォルムのコア・ファイターも忠実に再現。

成形色はホワイトを基調に、全身各部にサイコフレームのクリアピンクを配色。その他、頭部や胸部、武装類がダークグレー、胸部や足首など一部がライトグレー、バックパックがダークブルー、コアフィターがブルーやレッド、頭部アンテナや背部バーニアがイエロー、内部・関節や一部フレームなどがグレー成型色での再現となっています。色種は多め。

3Dメタリックシールが付属し、頭部のツインアイやとさか、武器センサーを補います。シールにはモールドが印刷されているため、シールを貼るだけでメカニカルさを演出することができます。塗装は一部のダクト内部を塗り分ける必要がありますがほとんど必要ありません。

クリアピンクのサイコフレームパーツはナラティブガンダムC装備用に新造。MGユニコーンガンダムVer.Kaにも対応しています。

サイコフレームパーツは表面だけでなく裏面や側面にも細かなディテールが彫り込まれるなど、奥行きのある立体的な造りを意識して開発されているため、モールドがきめ細かいです。

レッドやブルー、ダークグレー、ライトグレー、一部のグレーなどの成形色パーツにはKPSが使用されています。クリアピンクやグレーのサイコフレームパーツはABS素材。なので塗装時の破損には注意が必要です。ごく一部のパーツはアンダーゲート仕様。

ポリキャップも不使用。肘や膝はほぼグレーのKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。細身ですが、特に負荷のかかるような装備はないため自立は安定しています。

サイコフレームを組み付ける前の「素体」のナラティブガンダム。劇中では「痩せっぽち・・・・」などと揶揄されるくらいにスリムなシルエットになっています。説明書では一度素体として完成させ、その後からサイコフレームを組み付けていく形になります。

■目次
付属品
内部フレーム
頭部
胴体部
コアファイター
腕部
脚部
バックパック
他キットとの比較
可動域
武装類
ポージング

■付属品

シールド、シールド用ジョイントパーツ✕2、ビームライフル、ジェガン用ビームライフルへの組み換えパーツ2種、予備Eパック、サーベルホルダー、ビームサーベル刃✕2、ランディングギアパーツ2種、可動手(左右)、ヨナ・バシュタフィギュアが付属。

素体への組み換え用パーツが付属。

グレーのサイコフレームパーツが付属。クリアピンクのサイコフレームパーツと選択式でNT-D発動状態と未発動状態を再現することができます。

グレーのサイコフレームパーツはMGユニコーンガンダムVer.Kaの金型をそのまま使用したものになります。なのでMGユニコーンガンダムVer.Kaと組み合わせてサイコフレーム非発光状態のユニコーンガンダムを再現することも可能です。

余剰パーツがいくつか付属します。

専用の水転写シールが付属。AEのマーキングの他、赤いコーションマークが多数収録されています。

■内部フレーム

コアファイター以外の全身各部にはKPSのダークグレーとグレーパーツによる内部フレームが再現されています。

頭部内部フレーム。とさか前後のクリアパーツは表面に3Dシールを貼りますが、センサー型のモールドが造形されているので塗装したい場合も安心です。

胴体部はコアファイターを上下で包むように簡単な内部フレームが造形されているだけです。ただしコンパクトながらも胸部、腰部ともに可動ギミックは多数。

腕部内部フレーム。多数のパーツを組み合わせる構造ですが、かっちりとした作りで適度な強度があります。関節も抜けない構造になっているため、ポージングの途中ですっぽ抜けたりということはありません。

脚部内部フレーム。膝から下は外装に沿ったフォルムですが、更にパーツを外すと可動部が満載の内部構造を確認することができます。

ソール部内部フレーム。こちらも可動箇所が多め。

■各部形状

C装備を素体と比較しつつ各部を見ていきます。サイコフレームの組み付け方も合わせてご紹介します。

■頭部

頭部。メット部には丸みがあり、左右の装甲もグレーに配色されるなどどことなく近未来的なデザインになっています。4本のアンテナもシャープに造形。こめかみのバルカンもパーツで細かく色分けされています。

全体的に合わせ目が出来ないパーツ構成。頭部はC装備と素体で特に形状に違いはありません。

■胴体部

胴体部。細身の四肢に比べると比較的マッシブな印象。エアインテークの縦型フィンが特徴的に造形されています。腹部中央にコアファイターの機首が露出するなど、他のガンダムタイプでは見られない要素も。

胸部にサイコフレームを組み付ける場合は各部装甲を展開。クリアピンク、もしくはグレーのサイコフレームパーツを組み付けます。そして下部の装甲を元に戻してサイコフレームを固定。

首はヒンジ接続で前後に可動。肩は多数パーツの組み合わせて広めに展開させることができます。個体差かもですが、右肩の固定強度が弱くふらつく感じでした。

コックピットハッチ(コアファイターのキャノピー)は展開可能。各部装甲がそれぞれ上下に可動するようになっています。キャノピーはライトグレーとクリア成形色パーツでの再現。コックピット内部はMS内格納時とコアファイター時で角度変更が可能です。

腰部。どちらもMGらしく緻密に造形されていますが、C装備は白い装甲各部が展開してサイコフレームが露出したようになっています。一方の素体は装甲が閉じたような状態。

腰部中央にサイコフレームを組み付ける場合は、白い外装部分を上下に展開し、ブルーの外装パーツを取り外します。そして中央にサイコフレームを組み付けて収納。

フロントアーマーにサイコフレームを組み付ける場合は一部の装甲を分解し、サイコフレームパーツを交えて組み合わせます。

C装備ののリアアーマーは隙間からバーニアが露出したようになっています。

リアアーマーにサイコフレームを組み付ける場合は、ライトグレーの装甲を展開し、裏面からサイコフレームパーツとバーニアを組み付けます。

サイドアーマーも個性的。C装備では表面の白い装甲が下がり、クリアピンクのサイコフレームが突き出たようになっています。脇にはセンサー状のサイコフレームパーツも追加されています。

センサーパーツは白いパーツとサイコフレームパーツを組み合わせて脇に組み付けるだけ。

サイドアーマーにサイコフレームを組み付ける場合は白い表面装甲を展開。内部にサイコフレームパーツを組み込んで格納します。

リアアーマー中央の装甲を展開することでサーベルホルダーが組み付け可能。ただしC装備の場合はバックパックにサーベル柄をマウントするため使用しません。素体時にのみサーベルホルダーを組み付けます。

腰アーマー裏は各面とも多数パーツの組み合わせてメカニカルに造形。MGならではの緻密な作りになっています。C装備ではリアアーマーにバーニアが追加されています。

股間部には上下へのスライドギミックがあり、脚部の可動域を広げることができます。特にロック機構がないため、経年で自然にスライドしそうな気も。

腰部全体に可動ギミックがあり、上半身を深く傾けることができます。

胸部装甲を左右に引き伸ばし、キャノピー部分の装甲展開してロックを解除。そして上半身の装甲を取り外すことでコアブロックが露出します。

■コアファイター

コア・ブロックは胴体部から取り外しが可能。コアブロックはコンパクトに折りたたまれた状態で、各部を展開することでコアファイターへの変形が可能となっています。コア・ブロックは胴体部の基礎部分に差し込んで固定するため、簡単には分離しませんし、ウイングなどもダボ固定されているため形状を維持してくれます。

コア・ファイターへの変形は、背部から左右にウイングを展開。ウイングは可動箇所が多く緻密に造形されています。

そしてウイングを反転させ、

ウイング基部と機首部分をまとめて前方に展開して固定。後部の白い尾翼を展開すれば、コア・ファイターへの変形完了です。

コアファイター。鳥をイメージしたような特徴的なデザインで、左右のウイングが鳥の羽のように長め。白いダクト内部やモールドなどもパーツで細かく色分けされています。

コアファイターをいろんな角度から。赤成形色はくすみのあるような赤で少し落ち着いた感じがあります。マットな質感で、塗装したような感じになっているのも良いですね。

付属のランディングギアを組み付けることで駐機状態を再現することができます。

コックピット内部にはヨナ・バシュタのパイロットフィギュアが格納され、モニターなども細かく造形されています。フィギュアは着ぶくれしたような「サイコ・スーツ」姿が再現されています。ダークグレー単色なので塗装が必要。

エンジン部分もモールドや後部バーニアなどがメカニカルに造形。パーツによる色分けも細かいです。

ウイングは節節が鳥羽を思わせる独特のデザイン。

MGガンダムVer.3.0のコアファイターと並べて。シルエット、デザインともにかなり違っていますね。

コアファイターの底面に3.0mm穴があるので、コアファイターを単体でディスプレイさせることができます。

ウイングの一部が可動するので、鳥が羽を羽ばたかせるような生物的な演出も可能。多数のパーツが組み合わさっていますが、作りがしっかりとしているのでグリグリ動かしても破損につながるようなことはなさそうです。

■腕部

C装備と素体の腕部を並べて比較。どちらも細身ですが、C装備のショルダーアーマーは装甲の表面にサイコフレームを被せたようなデザイン、前腕は隙間からサイコフレームが露出したようなデザインになっています。

上腕、前腕共に細かくパーツを組み合わせていく構造で合わせ目はなし。ハンドパーツは可動式のものと穴なしのものが付属。可動式は指を展開することで表情が付きますし、穴なしの握り手は手首を上下にスイングさせることができます。

前腕にサイコフレームを組み付ける場合は、前腕を分解して白い装甲を展開。そしてサイコフレームパーツを前腕に組み込みます。

肘関節の前腕側はロールが可能。なのでがわら曲げなども再現することができます。

前腕部分は左右にも可動。より自然な表情をつけることができます。

ショルダーアーマー。ダクト内部や前後の丸モールドなど、各部が内部パーツとの兼ね合いで細かく色分けされています。もちろん合わせ目などは一切なし。

ショルダーアーマーにサイコフレームを組み付ける場合は、上部装甲をスライドさせてジョイント穴を露出。

白い装甲と組み合わせたサイコフレームパーツ共々各部に組み付けます。

■脚部

こちらも腕部と同様に細身で、大腿部にはムーバブルフレームが露出。細部まで細かくパーツ分割されているため、情報量が多く造りが立体的です。膝から下は丸みを帯びたデザインで、各部に外装を被せるようになっています。

大腿部、膝から下共に合わせ目などはありません。他の箇所と同様、モールドが内部パーツとの兼ね合いで細かく色分けされていて緻密です。

後部スラスターカバーは展開可能。下部のサイコフレーム部分もフィンを展開することができます。

膝は角度調整が可能。深くまで曲げると後部スラスターカバーの部分が収納され、より深くまで曲げられるようになっています。

大腿部にサイコフレームを組み付ける場合は側面の装甲を展開して内部フレームの一部を収納。

サイコフレームを被せて側面の装甲を閉じます。

膝部にサイコフレームを組み付ける場合は、まず膝を深くまで曲げて膝の2箇所の装甲を展開。そして膝関節部分にサイコフレームを組み付け、膝を戻して収納します。

ソール部。ユニコーンガンダムに似たデザインでシンプルにまとめられています。C装備は内部にサイコフレームを組み込むため、少し厚みのあるデザインに変化しています。

ソール部にサイコフレームを組み付ける場合は脚甲部分を展開。サイコフレームパーツを組み付けて収納します。スネの部分にも筒型のサイコフレームパーツを組み付け。

足裏はバーニアが別パーツ化され、内部も黄色いパーツでリアルに再現されています。説明書に記載はないようですが、足裏のクローは展開が可能でした。

つま先は適度に角度変更が可能。

■バックパック

C装備のバックパックはガンダムタイプ定番の左右にサーベルホルダーを装備するタイプ、素体の場合はコンパクトなボックスタイプになっています。このあたりもユニコーンガンダムに似た雰囲気がありますね。

下部のバーニアは内部が黄色いパーツで色分けされていてメカニカル。ボールジョイントで少しだけ可動します。黄色いパーツは一旦組み込むとやや外しにくいので注意です。

サーベルホルダーはボールジョイント接続でフレキシブルに可動します。

上部にはファンネル用のジョイントがあり、MGνガンダムVer.Kaのファンネルにも対応していました。しかもしっかりと組み付けられ、安定して装備させることができます。ジョイントは2基あるのでダブル・フィン・ファンネルも再現可能。

バックパックは本体背部にジョイントを差し込んで下げることでしっかりと固定させることができます。他キットと共通ではないため、MGユニコーンガンダムやνガンダムなどのバックパックを装備することは出来ないようでした。

バックパックにサイコフレームパーツを組み付ける場合は、バックパック表面の装甲を展開。内部のパーツを引き出します。

引き出した内部パーツは円形パーツ(ファンネル用のジョイント)を分解。

サイコフレームパーツはいくつかパーツを組み合わせておきます。

組み合わせたサイコフレームパーツはバックパック内に収納。上部には分解した円形パーツ(ファンネル用のジョイント)を組み付けます。左右のホルダーにビームサーベル柄を組み付けたら装着完了です。

■他キットとの比較

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。ダブルゼータと同等くらいの大きさでMGの中では比較的大きめ。ナラティブガンダムの全高は21.0m。

MGフルアーマーユニコーンガンダムVer.KaのものですがMGユニコーンガンダムと並べて。サイコフレームのパーツがMGユニコーンガンダムVer.Kaに転用できるため、このグリーンサイコフレームもナラティブガンダムに転用できそうです。

劇中で交戦した際はⅡネオ・ジオングの姿でしたが、MGのⅡネオ・ジオングはないので素体であるMGシナンジュ・スタイン(ナラティブVer)と並べて。

HGUCナラティブガンダムC装備とサイズを合わせて比較。プロポーションにさほど違いはないようですが、MGは内部フレームの一部にダークグレーが配色されているため、少し締まって見えます。

■可動

首が2箇所で可動するため、広く上下させることができます。左右へも干渉なくスムーズにスイング可能。

腕は水平より少し上まで上げることができます。肘は2重関節で深くまで曲げることが可能。

肩は前後とも広めにスイングします。

上半身は腰の可動で前方に傾けることができます。胴体部はコアファイターが格納されているため、前後には可動しません。左右へは少しスイング可能。

腰は干渉なく360度回転可能。アクションベースやスタンドへのディスプレイは、リアアーマー下部のハッチを展開し、アクションベースやジョイントパーツなどの太めのダボを組み付けます。一般的なMGとは少し仕様が異なるため、手元に適したスタンドがないという方もいるかも。

前後開脚は広く展開可能。

膝は深くまで曲げることが可能。

足首は前後とも適度に展開させることができます。

左右への開脚は水平まで幅広く展開可能。

脚の付け根がロールするので、内股、がに股は広く展開させることができます。

立膝はきれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、肩の可動が少し制限されるのと、上半身の前後スイングが出来ないなど構造上の弊害はありますが、全体的に可動域は広め。MGなので可動する部分が多いですし、広い可動域を実現するギミックもあるため、ポージングはかなり自由に対応してくれそうです。

■武装類

ナラティブガンダム用のビームライフル。Eパック方式のビーム・ライフルで、ジェガンのライフルをベースに急造した物になります。後部などにジェガンのビームライフルらしい部分が見られます。ジェガンからの流用はなく新規造形での再現。

本体部分は左右の組み合わせですが、下部の合わせ目は段落ちモールド化。下部のEパックは脱着が可能で、予備のEパックと組み替えることができます。

内部にはメカニカルなモールド入りのパーツを挟むようになっています。殆ど見えない部分ですが、表面モールドの色分けにも一役かっているのが良いですね。

センサーはクリアパーツに3Dメタリックシールを貼っての再現で塗装にも対応しています。

ビームライフルはリアアーマーにマウント可能。サーベルホルダーを組み付ける部分のハッチを展開し、ビームライフル砲身の隙間に差し込んで組み付けます。見た目的に少し味気ない感じもありますね;リアアーマーには予備Eパックをマウントすることができます。

銃口とセンサーを組み替えることでジェガン用のビームライフルも再現可能。

こちらもセンサーはクリアパーツに3Dメタリックシールを貼っての再現。上部のフレームパーツも合わせ目が段落ちモールド化されています。

MGジェガンのビームライフルと並べて。ジェガンのものは造りが大味でモールドも浅め。ナラティブガンダムのものは緻密な作りになっています。

シールド。適度に厚みがあり、一部にユニコーンガンダムのシールドやサイコフレームを基しているのが分かる作りになっています。表面のサイコフレームはモールドが深めに造形されていてきめ細かい感じがありますね。

裏面は肉抜きっぽいですが、それも含めてモールドとしてある感じ。

4基のミサイルは一部がパーツで色分けされています。

シールドはリアアーマーにマウント可能。シールド裏のジョイント軸をバックパック中央に組み付けます。

こちらもグレーのサイコフレームパーツを組み込むことでNT-D未発動状態を再現することができます。

ヨナ・バシュタフィギュア。連邦軍の制服姿で造形されています。

■ポージング

一通り武装して。

ビームライフルはグリップの一部パーツを外し、可動手の手のひらに組み付け。そしてビームライフルのグリップを組み付けて保持します。

これまでのキットにはなかった最新ギミックで、グリップの一部パーツが手のひらのリブにうまく組み付くため、武器をしっかりと保持することができます。

武器保持はかなりしっかりとしていますが、何度もイジっていると左手の指パーツがポロリしやすくなってきました。右手は問題なかったですが、少し慎重に取り扱ったほうが良いかもですね。

C装備で全身にサイコフレームを装着したNT-D発動状態だと素体よりもマッシブ感が強いため、細身過ぎずプロポーションバランスが良く見えますね。

シールドを装備する場合はジョイントパーツを前腕の装甲に引っ掛けて固定。

シールドはジョイントパーツがフレキシブルに可動するので、角度を変えたりロールさせたりと自由に配置を変更することができます。なので干渉もなく取り回しがラクです。

可動手が付属するので、ビームライフルに手を添えるなどの演出も自由に再現可能。各部が緻密に造形されているからか、納得のいかないポーズでも撮影してみると格好良く見えますね。

ビームサーベルも柄が手のひらのリブに固定できるのでしっかりと保持させることができます。刃の長さもちょうどよく、サーベルを振るようなポーズに違和感はありません。

上腕が細身なため、腕を動かしすぎるとパーツがバラけて腕が外れることがありました。頻度は少ないですが、バラけやすくなってきたら補強も考慮したほうが良いかなと思います。

リアアーマーにディスプレイ用のジョイントを組み付けるタイプですが、浮かせた状態でのディスプレイは安定しています。KPSが多用されているのでキット自体も比較的軽量。

ビームサーベル刃、クリアピンクのサイコフレームパーツ共にブラックライトで照らすと鮮やかに発光します。

サイコフレームをグレーのものに組み替えてC装備(NT-D未発動状態)で。

クリアピンクの華やかなNT-D発動状態から一変、硬派な感じが強くなりました。どちらもそれぞれ良さがありますが、こちらのほうが好みという人も割と多いかも。

サイコフレームを外し、素体の状態でポージング。

サイコフレームの有無でポージングや取り扱いにおいて大きな違いはありません。C装備、素体どちらも弄りやすいです。

サイコフレームや外装がポロリする心配もありません。あえていうなら、脚を上げすぎるとフロントアーマーが干渉で少し外れやすいかなというくらい。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。HGではかなり細身でしたが、こちらはあまりそういった感じがなくプロポーションバランスが良いですね。流石に最新のMGということで完成度が高く、落ち度的なものはほとんどありません。これまでのMGでの悩みだった武器保持も最新ギミックでより強固に保持できるようになっていますし、サイコフレームも新造されているため、モールドが深く色味も鮮やか。MGユニコーンガンダムと連動しているのも驚きで、もはや究極と言う言葉が相応しいくらい。

気になる点はほとんどないですが、グリグリ弄っているとたまに上腕がバラけて肩から外れることがありました。些細なことですが、経年で劣化するとバラけやすくなってくる可能性はありますね。

サイコフレームの組み付け方も秀逸で、素体からC装備への換装、特にユニコーンガンダムのサイコフレームの使い方がすごく考えられていて凄いですし、それと同時にナラティブガンダムとユニコーンガンダムとの関係性も改めて認識することができます。その他コアファイターへの分離やライフルの換装といった豊富なギミックにより、遊びごたえも十分なキットになっているのが良いですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. へたのよこずき

    on 2024年4月27日 at 14:47 - 返信

    Z ver.kaではお世話になりました。
    早速のレビューお疲れさまでした。

    さすがプロトタイプνガンダムを改修(でしたよね?)なだけあってファンネルが装着出来るようにしてくれてるのは熱いですね!

    出来ればサイコフレーム展開状態のver.kaのνとの並びも見てみたいです。

    コックピットと腹部の余剰品、なんか怪しいですね。
    説明書にはないけど、組み込めるんでしょうか?
    それとも、今後絶対に展開するであろうA・B装備とかユニコーンver.ka2.0みたいなのへの伏線なのでしょうかね?

    ともあれ、これからもたくさんのレビュー楽しみにしています。
    MGストライクルージュオオトリ装備とか期待してますw
    時間があったらで良いので、またいろいろな塗装キットの紹介もよろしくお願いしますね。

  2. DISRX

    on 2024年4月27日 at 22:02 - 返信

    フロントアーマーの素体パーツは取り外さずに裏返して逆側に取り付けるのが正解ですよ

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