MG ガンダムNT-1 レビュー

今回は、1999年10月に発売されたMG 1/100 ガンダムNT-1のレビューをご紹介します!

MG ガンダムNT-1は、『機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争』に登場する連邦軍ニュータイプ専用機『ガンダムNT-1』の1/100スケールモデルキットです。着脱可能な全身チョバムアーマーに加え、差し替え無しでスライド展開可能なガトリング砲を前腕部に装備。メカディテールが再現された内部フレームなど、ボリューム感のあるキットになっています。価格は3,240円(税込み)です。

ガンダムタイプとしては比較的プレーンな造形のガンダムNT-1。RX-78-2ガンダムの発展機がMGでキット化されています。コードネームは「アレックス」(ALEX)。パイロットはクリスチーナ・マッケンジーです。

成型色はピュアなホワイトとライトなブルーがメイン。清潔感のあるカラーリングになっています。ガンダムタイプらしいトリコロールカラーが印象的。ビス止めやゴム素材によるシーリングなど、部分的に特殊な構造も持ったキットになっています。

ポリキャップ(PC-116)に加え、ポリキャップ用のランナー(Jランナー)が追加され、各部が多数のポリキャップで構成されています。関節強度はまずまず。膝部など若干の弱さを感じる部分もありますが、全体的には良好で自立も問題なく安定しています。

頭部。MGとしては簡易的で、額のセンサーとツインアイが一体型のクリアーパーツを頭部前後パーツで挟み込む構造。なのでHGのように上部から側面に合わせ目ができます。前後のセンサーとツインアイはシールによる色分けで、側面のダクトやバルカンは塗り分けが必要です。

胸部から腰部。宇宙世紀のガンダムタイプらしい角型の造形。ダクトやエアインテーク、首周りなどはパーツによって色分けされていますが、ダクト内は塗り分けが必要です。腰部ダクトやV字マークも別パーツで色分けされています。

コックピットハッチが展開可能。内部にはシートが別パーツで造形され、クリスチーナ・マッケンジーフィギュアが内蔵されています。エアインテーク内部も適度に造形されています。

リアアーマー下部の2基小型バーニア内部は塗り分けが必要です。リアアーマーはフロントアーマーのように左右で分割されていますが、付け根がボールジョイントでも、あまり広く展開はできないようです。腰部アーマー裏に裏打ちパーツはありませんが、各部ともモールドが造形されています。

腕部。角型のプレーンな造形になっています。

二の腕、肘関節パーツ、前腕共に左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができますが、各部とも分離可能なので合わせ目消しはしやすくなっています。ハンドパーツは可動指になっていて、親指と人差指が独立可動します。

通常のキットと同じく二の腕が回転可動しますが、前腕の付け根も回転可動します。

前腕にはアレックス特有の90mmガトリング砲を装備。はじめに前腕から引き出してから上部の青いアーマーを展開させるという2段階展開構造になっていて、質の高い展開ギミックが再現されています。

ショルダーアーマーは数個パーツのシンプルな構造で、前後挟み込みタイプですが合わせ目はモールド化されています。前後や側面の小型スラスターは縁などの塗り分けが必要です。内部にはモールドも造形されています。

肩関節にはゴム質素材のシーリングが再現されていて、内部パーツはビス止め構造になっています。シーリングは脱着が少し難しいので、予めビス止めを調整して強度を確認しておいてから被せたほうが良さそうです。

脚部。モールドは多くないですが、各部分割パーツによってやや肉厚な造形が再現されています。下部のスラスターなどもパーツで色分けされています。膝のモールドは赤いシールでの色分けですが、少し剥がれやすいので注意です。大腿部は前後挟み込みタイプなので側面に合わせ目ができます。

脚部はメカニカルな内部フレームが造形されています。

膝関節パーツは左右挟み込みタイプなので合わせ目ができます。

脚部側面のプロペラントブロック(バーニアユニットとプロペラントタンク)は内側に『左』と『右』が印字されていてわかりやすくなっています。

足首から下の部分。モールドのないプレーンな造形になっています。脚底は別パーツでの蓋構造で、モールドも適度に入っています。

かかとが独立可動します。

バックパック。一見するとシンプルですが、メカニカルな内部フレームが造形され、外装は複数パーツで構成されています。側面の小型スラスターは縁や内部の塗り分けが必要です。サーベル柄は少し抜けやすいですが、上部から差し込んでいるので普通にしていれば抜けることもないかと。

バックパックは3ダボ接続で固定強度は高いです。

下部のバーニアは適度に可動します。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。1年戦争時の機体なので、ジム・コマンドと同じくらいのキットサイズです。アレックスの頭頂高は18.0m。

頭部の可動は、顎引きは殆どできず、少し見上げることができる程度です。左右へは干渉なく広く可動します。

腕は水平以上に上げることができます。あまりシーリング部分を動かしすぎると二の腕部分が抜けることもあるので注意です。肘はV字程度にまで折り曲げることができます。

肩はシーリングの肩パーツが胸部の少し奥側にボールジョイント接続されていて、後方へはわずかですが前方には広めにスイングさせることができます。

上半身は腰でわずかに前後スイングできる程度なので、画像は用意しませんでした。腰は多少ぎこちなさはありますが、うまく交わすようにすると360度回転させることができます。アクションベース用マウントパーツなどは付属しないので、アクションベースに付属しているコの字パーツを股間部に挟んでディスプレイさせます。

フロントアーマー、リアアーマー共にあまり可動しないので、前後開脚もそれほど広く展開させることはできませんでした。

膝はくの字程度に曲げることができます。

足首の前後左右可動もわずか。

左右への開脚も広く広げることはできません。コの字パーツを使わなくても可動域は同じです。

内股、ガニ股も、45度程度にもいかないくらい。

立膝もムリな体勢になってしまいます。

可動域の総括としては、各部とも広いとは言えず、現代のキット(MG)に比べると物足りないと言わざるを得ないかと。ただ、腰が360度回転したりするので、ある程度のポージングは楽しめるのではないでしょうか。

シールド、ビーム・ライフル、ビームサーベル刃×2、平手(左右)、握り手(左右)に加え、単色のアンテナパーツ、クリスチーナ・マッケンジーフィギュアが付属。単色アンテナパーツは頭部に組み換えが可能ですが、通常のアンテナがパーツで色分けされているので特に使うことはなさそうです。

マーキングシールと擦って転写するガンダムデカールが付属。

シールド。ホワイトとブルーの簡易的な作りですが、裏面はモールドが造形され、グリップも別パーツで色分けされています。

グリップは適度に可動し、組み換えによって3箇所に配置変更が可能です。

ビーム・ライフル。本体部分はモナカ割の簡易的な作りで、上下に合わせ目ができます。

マガジンは脱着が可能。マガジンもモナカ割です。

ビーム・ライフルとシールドを装備して。シールドは固定強度も高めで、グリップを握らせるので外れることなく保持が可能です。ビーム・ライフルは手のひらやグリップに固定用のダボがないので、可動式のハンドパーツだけで握らせるのでふらつきやすいです。ポージングしていると落下しやすいのでちょっとストレスを感じるかも。

造形やカラーリングもいいですし、可動域がそれほど広くなくても適度なポージングは可能です。

90mmガトリング砲にも独特の存在感があります。

サーベル刃はしっかりと握れるので、抜け落ちることもなくポージングできました。シーリングの影響で二の腕が抜けやすいので、その点は少しストレスを感じるかも。ビス止めの肩可動をきつすぎるくらいにしていると、より二の腕に負荷がかかって外れやすいので注意です。

各部に脱着可能なチョバム・アーマーが付属します。

チョバム・アーマーは各部が特徴的な形状のポリキャップ接続になっていて、接続強度はまずまず高めです。内側にはメカニカルなモールドも造形されています。

チョバム・アーマーを装着して。

取り付けはそれほど難しくなく、簡単に取り付けることができます。特別外れやすいという箇所もなさそうです。肉厚になったことで少しずんぐりむっくりな感じも。

胸部にはスライドギミックがあり、コックピット部分が展開するようになっています。ただ、チョバム・アーマーを装備しているため、本体のコックピットハッチの開閉はできないようです。

リアアーマーのバーニアは別パーツ化されています。アーマーはサーベル柄を交わすように造形されています。

腕部は肩と前腕を囲う形。アーマーを被せると、ガトリングガンは展開できないようになっています。

ショルダーアーマーは前後が展開可能です。

脚部は膝下を四方から囲うのみです。

腕は45度程度にまでしか上げられなくなり、腰もほとんど回転できなくなりました。

肉厚な装甲によってアレックスの存在感が高まります。

チョバム・アーマーを装備した状態を何枚かどうぞ。

 

以上です。頭部など部分的に簡易的な作りのところもありますが、腕部のガトリングガンや脚部、バックパック構造などはメカニカルな内部フレームも再現されていて良くできた構造になっていると思います。ゴム質素材のシーリングやビス止め構造などには若干の古さも感じますが、今でも通用しそうなキットですね。可動域はあまり広くないですが、適度なポージングの再現が可能なのも嬉しいところです。(まぁ劇中ではそんなに動いていないので、可動域が広くなくてもあまり問題ないのかも;)

脱着可能なチョバム・アーマーも健在で、アレックスとしての遊び要素は揃っていると思います。1/100サイズのザクⅡ改は発売されていないので劇中シーンの再現性には乏しいですが、その点は今度発売されるVer.2.0とRE/100ザクⅡ改で存分に楽しみたいですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. 名無しの乞食さん

    on 2019年3月8日 at 00:18 - 返信

    大好きなアレックスがMGで発売!と喜んだ頃から20年も経つのか。
    あとハメ出来ない箇所や、いつかパーツを溶かすんじゃないだろうなと心配だった軟質パーツが懐かしい。
    給料も物価もほとんど上昇しないのにガンプラはどんどん値上がりしていくけど、version2のアレックスも買おうと思っている俺だった。

    • nori

      on 2019年3月8日 at 02:24 - 返信

      コメントありがとうございます!
      MGアレックスの発売から早20年;あっという間に時間(とき)が過ぎますが、ガンプラの質が高まっているのは救いかなぁと(言い過ぎ?)
      好きな機体が続々とキット化されるのは嬉しいですが、財布やその他諸々との相談もあるので難しいですよね;
      それでもファンとしては、Ver.2.0のキット化は喜ばしく感じます^_^

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