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HGUC ジム寒冷地仕様 レビュー

今回は、2003年7月に発売されたHGUC 1/144 RGM-79D ジム寒冷地仕様のレビューをご紹介します!

HGUC ジム寒冷地仕様は、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 』に登場するMS『ジム寒冷地仕様』の1/144スケールモデルキットです。ジムのバリエーション機で、ジムコマンドに繋がる特徴的な機体形状を新規造形で再現。関節各部の可動により、イメージを崩すことのないポージングが楽しめるキットになっています。90mmマシンガンやビームサーベル、シールドといった武装類が付属。価格は880円(税込み)です。

一年戦争時に地球連邦軍が量産したジムの後期生産型(ジムD型)で、ジム・コマンドのベース機となった機体『ジム(寒冷地仕様)』がHGUCでキット化。北極基地などの寒冷地に配備され、サイクロプス隊のハイゴックなどと交戦した特徴的な機体形状が新規造形で再現されています。

成型色はホワイトをベースに、胸部やソール部などにグレーを配色した寒冷地仕様ならではのクールなカラーリング。腹部や腰部、シールドなど部分的なレッドがワンポイントになっています。

シールは頬や肩部、ふくらはぎなどのダクトを補う他、腰部のV字や肩部、シールドのマーキングなどを補いますが量は少なめ。頭部バルカンやバックパックのバーニア內部などを塗装で補う必要がありますが、素組みでも大部分の色分けが再現されています。

ダークグレー成型色の関節や內部パーツなど、強度が必要な箇所にはABSが使用されています。

ポリキャップはPC-123プラスを全身各部に使用。肘はABSパーツ構成、膝はポリキャップ構造で、関節強度はまずまず高め。バックパックが小型で負荷のかかるような装備もなく、自立は安定しています。

シールド、90mmマシンガン、平手(左)、ビームサーベル(握り手と一体型)が付属します。

頭部。面長のジムとは異なり、やや丸型にデザインされた寒冷地仕様特有のシルエット。バイザーと額センサーはクリアグリーンパーツでの再現となっています。クリアパーツはブラックライトで照らしても発光はせず。額のバルカンはグレーに、後頭部センサーはグリーンに塗り分けが必要です。

內部にメカディテールなどは造形されておらず、ほぼ空洞状態。後頭部のアンテナは固定強度があまり高くなく、手が当たるとポロリし易いので注意です。(個体差があるかも。)。

メット部は前後の組み合わせで、頭頂部から側頭部にかけて合わせ目ができます。消す場合はバイザーパーツの後ハメなどが必要そう。

胸部は小柄な頭部や細身の四肢に比べるとややマッシブさのあるデザインになっています。肩のダクトやエアインテークのダークグレー、腹部のレッドはパーツによる色分けを再現。

腰部はプレーンなデザイン。表面のモールドも少なめです。中央のV字はモールドに黄色いシールを貼っての色分け。下部のダクトは赤いシールでの色分けです。

腰アーマー裏にモールドは全くなく簡易的。表面に沿った形状で凹凸もないため、裏打ちパーツの自作がしやすそうです。

腕部もジムらしい軽装タイプ。エッジの効いた無駄のないデザインで造形されています。右手のハンドパーツは武器持ち手とビームサーベルと一体型のものしか付属しておらず、通常の握り手は付属していません。なので武器を持たせない状態だと、この武器持ち手のまま飾るようになりそうです。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。肘から分離するので、合わせ目を消すのはラクかと。

肘関節はポリキャップ接続ではなく、コの字ダボによる接続で特殊。パチンとはまり込むので遊びやふらつきなどはありません。

ショルダーアーマーは側面のスラスターを挟んで前後から組み合わせますが、合わせ目は端でモールド化。軽装ながらも見た目良く仕上げてあります。前面の黄色い三角マーキングはホイルシールでの再現。モールドはありません。側面のスラスターは少し上下させることが可能です。內部のスリット入りダクトは赤いシールでの色分け。

脚部はエッジと曲面を組み合わせたジム・コマンドに繋がるデザイン。モールドも少なめです。後部の台形状ダクトは赤いシールでの色分け。

大腿部、膝から下共に左右の組み合わせで前後の中央に合わせ目ができます。膝から分離するので、合わせ目を消すのはラクかと。アンクルアーマーも左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。こちらの合わせ目は後ハメなどの作業が必要です。

ソール部もジム・コマンドを想像させる薄型のスリッパタイプ。3枚パーツ構成で合わせ目はありません。

足裏は細かなモールド入りの裏打ちパーツで蓋をするため、肉抜き穴は一切なし。肉抜き穴を埋める必要がないのはいいですね。

バックパックは表面にマルイチモールドが造形されたジム系のデザイン。左側面にはシンプルなサーベルホルダーが造形されています。ホルダーの可動ギミックはありません。

下部のバーニアはスリットモールドもなく可動ギミックないシンプルなタイプ。ですが4基装備されているため、ちょっとした存在感があります。バーニア內部は赤く塗り分ける必要があります。

バックパックは4軸ダボ接続なので、無改造で他キットのバックパックと交換することは出来ないようです。バックパック自体は1個パーツ構成で裏面は全て肉抜き穴。背部にしっかりと組み付けられるので、肉抜き穴は見えなくなります。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。大きさは陸ジムと殆ど同じ。HGとしては比較的小柄な部類に入ります。ジム寒冷地仕様の頭頂高は18.0m。

2001年4月に発売されたHGUCジムと並べて。同じジムでも形状、カラーリング共にかなり違っています。発売時期は2年ほどしか差がないですが、フォーマットも違いますし、寒冷地仕様はややスタイリッシュにデザインされています。

劇中で戦闘を繰り広げたHGUCハイゴックHGUCズゴックEと並べて。サイクロプス隊の水陸両用MSにはかなりの存在感がありますね。

MGのジム(寒冷地仕様)とサイズを合わせて比較。MGはジム・スナイパーⅡのフォーマットなので、HGUCとはプロポーションに少し違いがあります。胸部や関節・内部パーツの成型色も少し違っています。

頭部は少し上下する程度。固定強度があまり高くなく、やや抜けやすいので注意です。左右へは顎と襟が干渉しやすいですが、水平にまでスイング可能です。

腕は水平まで上げることが可能。肘は1重関節で90度程度まで曲がります。

腕部は胸部からの固定軸接続なので、肩の前後スイングギミックはありません。腰部や腹部に可動ギミックはなく、腰部も太めの軸接続なので上半身の前後スイングも殆ど出来ません。どちらも画像は省いています。

腰は干渉なく360度回転可能。股間部に3.0mm穴などジョイントできる箇所は無く、浮かせてディスプレイできるようにはなっていません。ただ、股間部にコの字パーツを挟むと開脚しやすいですが、一応浮かせてディスプレイさせることは可能です。

前後開脚は、フロントアーマーが広く可動するので水平程度まで展開可能。後方はリアアーマーが可動しないので干渉して制限されます。

膝は1重関節でくの字程度まで曲がります。

足首は適度に前後可動します。左右へはあまり広くは可動せず。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度まで。

内股、がに股共に可動が制限され、わずかに傾く程度。

立膝もあまりきれいな姿勢で再現することはできないようでした。

可動域の総括としては、だいぶ前のキットなので各部とも特別広く可動するようにはなっていません。ですがもともと劇中でも派手な動きはしていないので、劇中で北極基地を防衛するようなシーンの再現は問題なくできそうです。

シールド。前期量産型ジムと同じ形状ですが、表面の十字紋章はオミットされています。裏面には細かなモールドが造形。グリップの上下スライドギミックなどはありません。表面の連邦マーキングはホイルシールでの再現となっています。

90mmマシンガン。イギリスのステン短機関銃に似た円筒形の本体と、左へ突き出したフォアグリップ兼用マガジンを備えた寒冷地用のマシンガンになります。ミリタリー調で適度にモールドが入っています。

本体部分はモナカ割で上下などに合わせ目ができます。マガジンは脱着が可能。

一通り武装して。

90mmマシンガンはハンドパーツと武器持ち手に少し隙間があってふらつきがあります。ですが抜け落ちるほどではないので、ストレスはそれほど感じません。持ち手がトリガーに指を添えるタイプなのはいいですね。

ただ、後部ストックと前腕が干渉しやすいので、ポージングではうまく干渉を避けるなどする必要がありそうです。

肩にスイングギミックがないぶんぎこちなさはありますが、フォアグリップ兼用のマガジンを握らせることで、90mmマシンガンの両手持ちは可能です。マガジンの端を持たせるようになります。

平手が付属するので、90mmマシンガンに手を添えるポーズや指揮するシーンなども自然な形で表現することができます。肩がスイングしないので動きにぎこちなさはありますが、近くに寄せるだけでも表情は付きます。

シールドの装備は、ジョイントパーツを前腕に組み付け、シールドのグリップを握らせてからボールジョイント部分に接続します。

ジョイントパーツは前腕にしっかりと組み付きますし、シールド自体もグリップとボールジョイントの2箇所で接続するので安定した保持が可能です。

ビームサーベルはハンドパーツと一体型。白成型色のみの2個パーツ構成なので、ビーム刃をピンクのグラデーションに、ハンドパーツをダークグレーに塗り分ける必要があります。

ビームサーベルとハンドパーツが一体で抜け落ちたりポロリしたりすることがないので取り回しはラクです。

適当に何枚かどうぞ。

HGUCパワードジムに付属しているブルパップ・マシンガンも付属の武器持ち手で保持させることができます。なので劇中の地下格納庫から出撃するシーンも再現することができます。

以上です。無彩色を基調としたクールなカラーリングになっているのがいいですね。言い換えると地味であるとも言えますが、それがむしろいい味を出していますし、ジム・コマンドに繋がるバランスのいいプロポーションや造形でかっこよく仕上がっています。

気になる点は、90mmマシンガンの後部ストックと前腕が干渉しやすく、角度が付きやすいので、銃口の向きを調整するのが少し難しかったりします。設定通りにデザインされたのだと思いますが、干渉しないように変化を加えても良かったのかなと思います。

構造的に古さがあり、可動も制限されやすいですが、ジム系ならではの良さは十二分に味わえますし、劇中のシーンを演出するにも十分。少ないパーツ数で組み立てもラクですし、安価なので、複数入手しての機体量産もしやすそうです。それを踏まえ、サイクロプス隊所属機と組み合わせて北極基地護衛のシーンを再現するのもいいですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。薄刃ですが強度が高く、長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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