塗装レシピと写真レビュー | 素組みレビュー
製作① モノアイのディティールアップ、肉抜き穴埋めなど ⇒ 製作② 塗装 ⇒ 製作③ デカール貼り~トップコート・仕上げ ⇒ 胸部の組み立て ⇒ 腰部の組み立て ⇒ バックパックの組み立て ⇒ 頭部の組み立て ⇒ 右腕部の組み立て ⇒ 左腕部の組み立て ⇒ 脚部の組み立て① ⇒ 脚部の組み立て② ⇒ 脚部の組み立て③ ⇒ 武器の組み立て① ⇒ 武器の組み立て② ⇒ 改修 モノアイの変更
こんにちは!今回は、HG 1/144 サイコ・ザク サンダーボルトVer.のレビューをご紹介します!
サイコ・ザクは、高機動型ザクにパイロットの脳から発信される電気信号を、MSの駆動系に直接伝達することができるシステムを搭載したカスタム機です。パイロットはダリル・ロレンツ少尉。イオ・フレミング少尉が操縦する連邦軍の機体、フルアーマーガンダムと敵対するライバル機として、機動戦士ガンダムサンダーボルトでは激闘を繰り広げます。
HGサイコ・ザク サンダーボルトVer.は、劇中のカラーリングを施され、新たなバージョンとして発売されました。劇中での武装も再現され、より重量感と武装感あふれるキットになっています。発売日は2016年5月13日。
高機動型ザクです。ジョニー・ライデン専用ザクにも似た形状をしています。
なんといっても特徴的なのはバックパックの装備品の数々です。プロペラントタンクにザク・バズーカ3本、シュツルム・ファウスト3本、ザク・マシンガン、ヒート・ホーク、マガジン4機など多数の武装を備えています。
各部に細かいスラスターが多数装備されています。腰部の色分けはシールです。
バックパックはかなりの重量があります。プロペラントタンクを外した場合、直立がかなり難しくなります。下側のプロペラントタンクを支えにすると直立させることが出来ます。
正面から。ザクらしく、右肩にL字型シールド、左肩にスパイクアーマーを装備。
後方から。
肩のアーマーが違う以外はほぼ左右対称です。
頭部には指揮官機の1本角が。ストライプのデザインがシールで再現されています。シールでの色分け箇所が多数あります。
頭部裏面にモノアイを可動させるレバーが付いています。ポージングによってモノアイの位置を変えることが出来ます。
腹部には一般的なザクの動力パイプとは形状が違うシーリング処理がしてあります。シーリング処理とは、サンダーボルト宙域でのデブリよけ対策のことです。
腿と脹脛にもシーリング処理で対策してあります。膝関節も同様。外装はジョニー・ライデン専用ザクと極めて似ています。後ろのアーマーは可動式。
首の上げ下げは気持ち程度。HGサイコ・ザクサンダーボルトVer.のオリジナルカラー版では、口元とモノアイ下にシールを貼るようになっていますが、このアニメイメージカラー版ではなしになっています。
左右への首振りは、胸部のアーマーと口型のダクトが干渉してあまり広い可動域は取れません。
腕部の開き具合もこの程度。ショルダーアーマーと頭部がかなり干渉し合います。
バンザイは付け根を回転させることで可能に。肘関節はそれなりです。
腰の回転はチューブがあるのでほぼ回りません。あってないがごとしです。
バックパックにはサブアームを装備。パーツの組み換えにより、サブアームを伸ばした状態と折りたたんだ状態が再現可能。
プロペラントタンクは後方から向かって左側に回すと取り外すことが出来ます。
この武装で直立させれられるのが不思議です。
背中の武装を外した状態。これだけの武器を背負っています。ザク・マシンガンとヒート・ホークはポロリ対象です。それ以外の武装はしっかりと固定されています。
付属する武器は、ザク・バズーカ3本、ジャイアント・バズ2本、シュツルム・ファウスト4本、ザク・マシンガン1本、ヒート・ホーク1本、マガジン4個、弾頭4機です。ジャイアント・バズ2本とシュツルム・ファウスト1本はバックパックに取り付けることは出来ません。
台座が付属します。付属の台座は耐久力に乏しく、設置すると後ろに反ってしまいます。
プロペラントタンクも下についてしまい、真っ直ぐな姿勢で固定させることが出来ません。
付属の台座は根元が角度調整可能なので、このようなスタイルにさせることが出来ます。
付属の台座では思うような姿勢で固定させにくいので、アクションベース1を使用します。これだと安定します。
フロントアーマーがかなりワイドに広がるので、脚部の前後への開きもなかなかのものです。ただ、腰部に前面に付いている小さいスラスターはポロリ対象です。
膝の可動はアーマーが干渉するのでそれなりです。
足首も広いとは言えません。それなりのスタイルを再現させるのみです。
ガニ股、内股はどちらも180度。これは以外!
さらに、立膝もこの通り。思いの外柔軟です。
開脚は腰部サイドアーマーが鑑賞するのでこの程度。腰部サイドアーマーがなければ180度開脚可能です。足首の左右への可動はほぼありません。
では適当に何枚かどうぞ。
各部に小さなスラスターが多数あり、これらの一部(腰部フロントアーマー部、バックパックプロペラントタンク部など)のスラスターはポロリ率が高いです。また、プロペラントタンクに設置しているサブマシンガンやヒートホークもポロリの対象です。
しかし、ポロリ箇所はあるものの、関節の可動に多様性があるからか、ポージングが思いの外決まります。おそらくバックパックの重装甲ディティールの影響も大いにあるかと思われますが、ポージングでかっこよさを演出できるのはかなり魅力的です。実際にポージングをしていてかなり楽しめました。
プロペラントタンクに取り付けたザク・バズーカやシュツルム・ファウスト、サブマシンガン用マガジンなどはしっかりと固定されてポロリがないですし、サブマシンガン、ヒートホーク、スラスターに気をつけていれば、超武装な割にポージングは比較的ラクなのもいいですね。
武装の多さもいいですね。様々な種類の武器を持たせる事ができるので、演出できるスタイルが多いです。
付属の台座は少し考えものですね。サイコザクを設置すると少し後ろ気味に反ってしまいますし、角度調整をしても直立姿勢のちょうどいい位置では固定できません。おかげでアクションベース1を使う羽目になり、結局付属台座の意味がなくなってしまっています。これは残念なところです。
ただ、アクションベース1を使うことで安定してスタンドできますし、細かなディティールがあることで、似た系統のジョニー・ライデン専用ザクなどとはひと味もふた味も違ったものであることが感じられます。
ある意味ザク魂を感じられるキットです。高機動型ザク好きにはたまらない超武装ザクで、様々なポージングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
HG 1/144 サイコザク サンダーボルトVer.のパッケージ、ランナーのレビュー
ここからは、HG 1/144 サイコザク サンダーボルトVer.の箱絵とランナー各種、説明書をレビューしていきます。
ではまず箱絵から。
パッケージはサンダーボルト宙域(ムーア宙域?)で連邦の戦艦を蹴散らすサイコザクのイラストが描かれています。迫力満点のデザインです。
パッケージのサイズはHGフルアーマーガンダムサンダーボルトVer.の約1.5倍。ボリューム感がありますね。
パッケージ横絵。装備と武装の多様性が解説されています。
箱のなかにはランナーがいっぱいに入っています。組みごたえは満点です。
ランナーがたっぷり。A1からIランナーまで入っています。
以下、説明書をしばし御覧ください。
HGフルアーマーガンダムサンダーボルトVer.もなかなか密度が濃い説明書で組みごたえがありましたが、このHGサイコザクはそれ以上です。
ではここから各ランナーを見ていきます。
↑A1ランナーです。頭部、肩部のシールド、肩アーマー、腰部などの赤色パーツ類です。
↑A2ランナーです。脚部の赤いパーツ類です。
↑B1ランナーです。バックパック用パーツ、マニピュレーター、胸部などの黒いパーツ類です。
↑B2ランナーです。B1ランナーと同じように、バックパックなどの黒いパーツ類です。
↑Cランナーです。胸部などのオレンジ色パーツ類です。エースパイロット用のアンテナもついています。
↑Dランナーです。関節部などの灰色パーツです。
↑E1、E2ランナーです。武器類のグレー色パーツです。
↑Fランナーです。ザク特有のチューブ型パーツです。普通のザクのチューブとはディティールが少し違っています。
↑Gランナーです。各部スラスターや弾頭、肩部スパイクなどのゴールドパーツです。スラスターなどの小さいパーツには、予備はありません。失くすとと注文しなくてはいけないので、注意して無くさないように取り扱いましょう。
↑H1ランナーです。バックパック用パーツ、台座、サブアームなどの黒いパーツ類です。
↑H2ランナーです。H1ランナーと同様に、バックパック用パーツです。
↑Iランナーです。武器類、関節部などのグレー色パーツ類です。2枚あります。
↑ポリキャップパーツです。なかなか多いです。一部のパーツは使用しません。
↑ホイールシール(上)とマスキングシール(下)です。
ゴールドランナーに付いている小さなスラスターパーツはきっかり数分しかないので、部品を無くさないように扱う必要があります。ランナーからカットするときにも、あちこちに飛んで消えてしまわないよう注意が必要です。
また、ポージングの時も同様で、気が付かないうちになくしてしまっているという事のないように注意する必要があるかと。
ホイルシールは、黒いパーツに黒いシールを貼るというなんとなく意味がわかりにくい仕様ですが、貼ってみるとなんとなく要所を抑えているような感じなので悪く無いです。貼る、貼らないはお好みでどうぞ。(サブアームに小さくて丸いシールを多数貼るようになっています。)
武器ガッツリ、ポージングバッチリ、そしてランナー数、パーツ数ともに多く、組みごたえあるキットなので、プラモデルの楽しみを思う存分堪能できるザクですね。
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2 件のコメントがあります。
take
on 2018年8月22日 at 23:51 -
これに他のキットからのビームバズーカはつけられんの?
nori
on 2018年8月23日 at 10:21 -
コメントありがとうございます!
HG用のビームバズーカとサイコザクが今手元にないので試すことはできませんが、ハンドパーツが同じ形なので、HGドム試作実験機などに付属しているビームバズーカは保持ができるみたいですね。