HG ムラサメ(量産機) レビュー

今回は、2006年3月に発売されたHG 1/144 MVF-M11C ムラサメ(量産機)のレビューをご紹介します!

HG ムラサメ(量産機)は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するオーブ所属の量産型MS『ムラサメ』の1/144スケールモデルキットです。飛行タイプらしい特有の機体形状を再現。組み換えによる変形機構に加え、攻撃シーンが演出可能な大型ミサイルが付属。そのほか、複数の部隊編成が再現可能なナンバリングシールが付属した量産機らしい一体になっています。価格は1,620円(税込み)です。

M1アストレイの後継主力機として開発されたオーブ所属機『ムラサメ』がキット化。ガンダムタイプの造形を持ちつつも、背面に大型のウイングを装備した独特の機体形状が再現されています。

成型色はホワイト、レッド、ブラックなど、アストレイと同じようなカラーリング。主張しすぎない造形やカラーリングが量産機らしさを強めています。ウイングなどはシールでの色分けなので、シールなしで組むと少し物足りなさもあるかも。

ポリキャップ(PC-123プラス)をほとんど使用し、関節の大部分がポリキャップ接続で強度は高めです。背部に大きめのウイングを装備していますが、脚部にも適度に幅があり、安定した自立が可能になっています。

頭部。アストレイに似た形状で、ガンダムタイプらしいV字アンテナを装備。前後挟み込みタイプなので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工などが必要です。額のモールドは黄色いシールでの色分けで、こめかみのM2M5D 12.5mm自動近接防御火器(バルカン)や側面の装甲、後部ダクトはグレーに塗り分けが必要です。

胸部から腰部。胸部は変形機構を考慮してか、ストンと落ちたような特徴的な造形になっています。腰部はほぼホワイトのシンプルな配色。首周りやエアインテークなどは別パーツでの色分けで、腹部コックピットハッチはシールでの色分けです。

変形機構があるため、肩のアームを介して胸部を展開することができます。

腰部アーマー裏にモールドはありません。サイドアーマーは大腿部に装備されています。サイドアーマーにはサーベル柄がマウント可能で、マウント基部は回転します。

腕部。ショルダーアーマーを含め、角型でシンプルな造形になっています。前腕にはアストレイの名残も。

二の腕は肩側は前後挟み込みタイプで合わせ目ができます。肘側は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができますが、肘から分離できるので合わせ目消しはラクそう。前腕肘側のモールドは赤いシールでの色分けです。ショルダーアーマーは1個パーツでモールドもない簡易的な造形です。

脚部。戦闘機のボディをイメージさせるようなプレーンな造形で、側面にはウイングが増設。大腿部は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。膝から下も左右挟み込みタイプですが、前後ともパーツを挟むので合わせ目は出ないようになっています。膝裏の一部に合わせ目がありますが段落ちモールド化されています。ウイングの一部は黒いシールでの色分けです。

ソール部。少しヒールっぽい造形になっていますが、接地面積も適度にあって安定しています。足裏が別パーツ化されていて肉抜き穴はありません。

変形機構を持つため、つま先はコンパクトに折りたたむことができます。

バックパック。可変機らしい大型ウイング(主翼)やスタビライザー(スタビレーター)を装備。

左右の主翼は、付け根部分は左右挟み込みタイプで上部に合わせ目ができますが、黒いシールで色分けするので合わせ目は隠れます。主翼の一部も黒いシールでの色分けで、2基のハードポイントが造形されています。

バックパック下部のスラスターは別パーツで色分けされています。スタビレーターは一部が黒いシールでの色分け。スタビレーターの上部には別パーツで72式高エネルギービーム砲が造形されていて、少し可動します。

バックパックは2ダボ接続ですが、胸部の可変用アームの固定も兼ねています。

スタビレーターは適度に可動します。

主翼は左右に展開可能で、上部にも深く折り曲げることができます。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。SEED(DESTINY)登場機なので小型。ムラサメの全高は17.82mです。

HG フォースインパルスガンダムとも並べてみました。大きさはほとんど変わらず。

頭部の可動は、顎が少し長いので干渉してしまいますが、見上げる動きは広く可動します。左右へは干渉なくスムーズに可動。

腕は水平よりも少し上げることができます。肘は90度程度までの可動。肩の前後スイングや上半身の前後スイングは全く無いので、画像は省いています。

腰は干渉もなく360度回転が可能です。股間部は蓋パーツを外すことでポリキャップ穴が露出。ここにアクションベースを差し込んでディスプレイさせます。

前後開脚は、特別柔軟というわけではないですが、一応前後とも水平くらいにまで展開させることができます。

膝も深くまで折り曲げることができます。

足首は前後左右ともまずまず可動します。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度。

内股、ガニ股共に45度程度の可動となります。

膝の折れ曲がる位置の関係上、きれいな姿勢での立膝はできないようでした。

可動域の総括としては、多少のバランスの悪さはありますが、可変機でありながらも最低限の可動域は確保されていると思います。他のHG SEEDガンプラと比べてもそれほど悪くない可動域なのではないかと。

シールド、72式改ビームライフル『イカヅチ』、70J式改 ビームサーベル刃、ランディングギア3種、変形用パーツ、シールドマウントパーツ、Mk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド×4が付属。

組み換え式の台座が付属。

『イケヤ(801)』、『ニシザワ(802)』、『ゴウ(803)』のムラサメ隊各機ナンバーやオーブのロゴが入ったマーキングシールも付属します。残念ながら馬場一尉(810)のナンバーはありません。(切り貼りすると出来るかも)

台座は支柱パーツを組み替えることで配置変更や角度変更、高さ変更などが自由に可能です。

シールド。ゼータガンダムを思わせるような造形になっています。ゼータのものよりは太め。黒い部分の縁は白く塗り分けが必要で、シールドの裏面はライトグレーでの塗り分けが必要です。

先端の小羽根は展開が可能で、MA形態での機首部分になります。作戦行動中、シールドを失った場合はMA形態に変形できないとのこと。

シールドはマウントパーツを使って前腕に装備します。ポリキャップ接続で固定強度は高め。安定しています。マウントパーツを組み替えることで後方に配置することも可能です。

72式改ビームライフル「イカヅチ」。本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができますが、砲口や側面のモールドなどは別パーツ化されていて少し凝った作りになっています。

特別センサーのような色分け箇所はないみたいですね。

ビーム・ライフルとシールドを装備して。

ビーム・ライフルは、多少ふらつきはありますが、ハンドパーツで挟み込んで保持するので抜け落ちることもありません。どちらも持たせやすく保持強度が高いので安心してポージングさせることができます。

サーベル柄もハンドパーツで挟み込むので、抜け落ちることなく保持が可能です。ポロリに気を使うことなくポージング出来るのがいいですね。

変形時は胴体から頭部や四肢を取り外します。

胸部を上げ、主翼を左右に広げます。そして股間部に変形用パーツ、胸部に小羽根を展開したシールドを装着。主翼は左右に広げておきます。

脚部はつま先を伸ばし、赤いスネガードを下げます。そして膝をS字に曲げ、サイドアーマーを前方に展開します。(画像下が変形後)

本体に変形した脚部を取り付け、主翼のハードポイントにMk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドを4基取り付けたらMA形態に変形完了です。Mk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドはグレー一色なので、大部分の塗り分けが必要です。

MA形態をいろんな角度から。

組み合わせもよく、強度も高いので安定したディスプレイが楽しめます。

サイドアーマーにはビーム・ライフルがマウント可能です。(MS形態でもマウント可能。)

シールド裏や膝部には、パーツを外してランディングギアをマウントさせることができます。外したパーツもランディングギアに装着。

ランディングギアを取り付けることで接地状態でのディスプレイが可能です。

では適当に何枚かどうぞ。

ミサイルの発射シーンなども演出。

『我らの涙と意地!とくとご覧あれっ―!!!』

以上です。変形機構を持ちながら、MS形態とMA形態、どちらのプロポーションも整っているのがいいですね。どちらで楽しんでもかっこよさが味わえるキットになっていると思います。どことなくゼータやバルキリーっぽいところもあって、ゼータ世代のファンも親しみを感じるかも。

気になる点としては、少し前のキットだからか、劣化の影響か、シールが剥がれやすかったので常に気にかけてやる必要がありました。この点は個体差があるかもしれません。パーツのポロリはほぼ無いので、ポージングは自由にこなせて楽しめます。

4基付属のMk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドを装備するとMA形態に重武装感が出るのなど、いろいろ楽しみのある可変機になっていると思います。劇中の特攻シーンには切ないものがありますし、量産機でも存在感は強いほうなので、思い入れのある機体として楽しみたいですね。

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6 件のコメントがあります。

  1. 774

    on 2019年4月11日 at 21:43 - 返信

    バルトフェルド機のお値段据え置きで空対空ミサイルが付くのがいいですね
    シールの経年劣化は多少あるかもしれません
    自分も以前スローターダガーを作った際にストライカーパックの
    翼に貼るホイルシールが使い物になりませんでした

    • nori

      on 2019年4月13日 at 21:01 - 返信

      コメントありがとうございます!
      やはり古いキットだとシールも劣化するっぽいですよね。
      キットによってはシールまみれのものもあるので、劣化するとなるとかなりきついかも;
      ミサイルは単体でのディスプレイはちょっと難しいですけど、機体形状に迫力も出ますし、お得な付属品ですね!

      • 匿名

        on 2019年4月18日 at 14:12 - 返信

        まあそうなると新しい再版分買うか、やれるなら塗装しちゃった方が良いですよね。
        シールも面積や貼る面に合わせてる形状次第じゃあ、新品でもそのうち劣化しやすくなりますし(経験談)

  2. 匿名

    on 2019年4月14日 at 16:35 - 返信

    ミサイルが付いてるのがいいんですが、ABSの1体成形なのがなんとも…。
    最近のKPSに変更して出してもらえれば…。

    • 匿名

      on 2019年4月18日 at 13:43 - 返信

      ああいうのって簡単に素材変更出来ないんですかねぇ・・・
      再版分からでもやれば行けそうな気がするけど・・・

    • nori

      on 2019年4月25日 at 15:56 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ABSだと塗装などの不具合もありそうですし、そういった部分ではKPSのほうが安定しているのかも。

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