今回は、PG 1/60 ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ用 ディバイン拡張セットのレビューをご紹介します!
PG ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ用 ディバイン拡張セットは、PGユニコーンガンダム ペルフェクティビリティと組み合わせることで、『ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバイン』が再現可能な1/60スケールモデル拡張セットです。ディバイン用の各種重火器や大型ブースター、背部ユニットなどが一部新規造形で付属。価格は7,150円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
セット内容はビーム・ガトリングガン✕2、ハイパー・バズーカ、グレネード・ランチャー、グレネード・ランチャーのマガジンとマガジン用ジョイントパーツ、ビーム・マグナム、ビーム・マグナム用予備マガジン、ビーム・マグナム用ジョイントパーツ✕2、大型スラスター用ステー(左右)、背部接続ジョイントパーツ、大型スラスター✕2です。
武装各種はPG ユニコーンガンダム用FA拡張セット、背部シールドアームはPGペルフェクティビリティからの流用で、ディバイン用の背部ジョイントパーツやビーム・マグナム用ジョイントパーツ、グレネード・ランチャーのマガジン用ジョイントパーツなどが新造されています。
シールはハイパー・バズーカとビーム・ガトリングガンのセンサーを補うくらいで僅か。
成型色はメタリックグレーが主体で大型スラスター(プロペラントタンク)がホワイト成型色での再現。PGペルフェクティビリティに合わせたカラーリングになっています。大型スラスターのステーやプロペラントタンクの接続パーツなどにKPSが使用されています。
PGユニコーンガンダム用 FA(フルアーマー)拡張ユニットやPGペルフェクティビリティの余剰パーツが多数付属します。半端なパーツばかりで使用用途は少なそうですが、グレネード・ランチャーが丸々付属するので何かに使えそうですね。(マガジンは付属のものを使用。)
専用の水転写デカールが付属します。
PGユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ(別売り)に拡張セットを装備させることで、ユニコーンガンダムペルフェクティビリティ・ディバインが再現可能。
まずは付属品各種を見ていきます。
ビーム・ガトリングガン。本来はクシャトリヤ用に新造された4銃身式の大型ビーム機関砲とのこと。PG ユニコーンガンダムやPG FA拡張セットに付属しているものと同じです。
各部がパーツ分割され、合わせ目が出来ない作りになっています。グリップのみ左右の組み合わせで合わせ目ができます。
銃口や銃身なども全て別パーツ化されています。銃口は開口。
弾倉(エネルギーパック)を基部に、砲身やセンサー、グリップはそれぞれ回転可能。センサーはクリアパーツにピンクのシールを貼っての色分けです。クリアパーツは一旦組み込むと抜けにくいので、仮組みなどでは注意が必要。グリップは左右にもスイングが可能です。
グリップは折りたたんでスライドさせることで収納可能です。
2本付属しますが、左右対称の形状で組むようになっています。
ハイパー・バズーカ。280mm大口径対艦攻撃用実体弾火器になります。PGユニコーンガンダムやFA拡張セットに付属しているものと同じ。
こちらも合わせ目が出来ないパーツ構成になっています。下部が肉抜き穴っぽくなっていますが、モールドとしておいても問題なさそうですね。
砲口も深くまで開口されています。砲口下部はグレネード・ランチャー用のジョイントパーツに組み替えられています。
センサーはクリアパーツにグリーンのシールを貼っての色分け。側面のフォアグリップや後部のジョイントは可動式です。
砲身は伸縮可能。伸ばすとかなりの大きさになります。
後部マガジンは脱着可能。
マガジンホルダーは収納可能です。マガジンも複数パーツで細かく造形。
砲身を伸ばした状態でHGUC、MGのハイパー・バズーカと並べて。PGの巨大さが分かりますね。
グレネード・ランチャー。こちらもPG FA拡張セットに付属しているものと同じです。
合わせ目の出来ないパーツ構成。砲口は途中まで開口されています。
マガジンは脱着可能。一発目の弾頭のみが赤いパーツで再現されています。マガジンも合わせ目は段落ちモールド化。
新規付属のジョイントパーツを使用することで、予備マガジンも合わせて装着することができます。
グレネード・ランチャーはハイパー・バズーカの砲口下部にマウント可能。カチッと固定されるので、簡単に外れることはなさそうです。
ビーム・マグナム。ユニコーンガンダムの主武装で、ビーム・ライフル並みの速射性能とメガ・バズーカ・ランチャーと同等の破壊力を持つとのこと。PGユニコーンガンダムに付属するものと同じですが、左持ち用としてフォアグリップが右側に配置されています。
左右の組み合わせ箇所がありますが、合わせ目はそれぞれ段落ちモールド化。フォアグリップも段落ちっぽいですが微妙なところです。
砲身を引き伸ばすことでマガジンが脱着可能。その他上部のジョイントやマガジンのホルダー、フォアグリップがそれぞれ可動します。
側面のフォアグリップやジョイントは前後にスライド。センサーはクリアパーツにグリーンのシールを貼っての色分けです。
マガジンは2個パーツ構成で個別に分解可能。ユニコーンガンダムのリアアーマーにもマウント可能です。
大型スラスター。プロペラントタンクと兼用のブースターユニットになります。こちらもPG FA拡張セットからの流用。
先端のジョイント部分は4本のアームパーツで固定。アームがガッチリと組み付いているので、背部ジョイントパーツと連結してもそれほど不安さはないようです。プロペラントタンク先端は筒型パーツ。
プロペラントタンクの中間部は大型パーツの最中割ですが、合わせ目は段落ちモールド化。
後部のスラスター部分も適度にパーツ分割されています。バーニアは内部が赤いパーツでの色分け。一旦はめ込むと抜けにくいので、仮組みでは注意が必要です。
ペルフェクティビリティ ディバイン再現用の背部ジョイントパーツ。PGペルフェクティビリティのシールドアームやPG FA拡張セットの大型スラスター用ジョイントパーツなどが組み込まれた複合型ジョイントパーツになります。
上部中央にはビーム・ガトリングガンやハイパー・バズーカマウント用のジョイントが追加されています。肉厚なパーツ構成で強度は高め。
シールドアームはPGペルフェクティビリティからの流用です。こちらも強度はバツグン。上部のダボ(赤◯)にはアームドアーマーDE用のジョイントパーツ(PGペルフェクティビリティに付属)を組み付けます。
基部もPGペルフェクティビリティからの流用パーツが使用されていますが、ユニコーンモード、デストロイモード用の上下可動ギミックはオミット。新規パーツでガッチリと固定されています。
大型スラスターとバックパックへの兼用ジョイントパーツ。こちらも新規パーツとPG FA拡張セットのパーツとの組み合わせで造形されています。
部分的に肉抜き穴っぽくなっているのはちょっと気になるかも。
ではPGペルフェクティビリティと組み合わせてディバインを再現していきます。
まずは背部ジョイントパーツの中央カバーパーツを外し、左右にビーム・ガトリングガンを組み付けます。この状態だと強度に少し不安があります。
ですが取り外したカバーパーツを組み付けることでガッチリと固定されます。
カバーパーツの上にハイパー・バズーカを組み付けます。こちらもかっちりと固定されます。これだけでもかなりの重量。
シールドアームの先端にはアームドアーマーDEのジョイントパーツを組み付け。
バックパックの下部にジョイントパーツを組み付けます。バックパックはデストロイモード用に各部を展開した状態。
そして先程組み合わせた装備をバックパックに組み付けたら背部ユニットの組み合わせ完了です。
背部ユニットをPGペルフェクティビリティに装着。この状態でもかなりの高さに。各パーツともしっかりと固定されているので、武装類がバラけたり外れたりすることはなさそうです。
大型スラスターを支えるためのステー。こちらもPG FAユニットに付属しているものと同じです。底板は内側に向くような形になっているので、組み間違えないように注意が必要です。
ロックを解除することで支柱を上下にスライドさせることができます。スライド強度はまずまず高め。自然にずれたりすることはなさそうです。ロックは経年でゆるくなりそうなので注意です。
ステーは大型スラスター後部に組み付けます。C型のダボではじめはしっかりと固定されますが、ディスプレイしているとたまに外れることがありました。
ステーを組み付けたら、大型スラスターを背部に装着。大型スラスターには重量があるので、浮かせた状態だとジョイントの基部にかなりの負荷がかかります。破損を避けるためにもステーは使ったほうが良さそうですね。キットを持ち運ぶ際も、大型スラスターを支えながら移動します。
アームドアーマーDEはジョイントを最下部に配置して本体に組み付け。
装備させると凄まじいシルエットになりますね;
最後に、脚部に新規造形のビーム・マグナムマウントパーツを組付け、ビーム・マグナムをマウントさせたらPGペルフェクティビリティ・ディバインへの換装完了です。
ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバイン。アクションフィギュア『ROBOT魂』で設定された仕様で、2020年7月のイベント「TAMASHII Features 2020」で初公開された、重火器および長距離移動能力を追加した戦術向上仕様になります。
背部上部にビーム・ガトリングガンなどのユニットを装備し、アームドアーマーもより高い位置に配置したことで、ペルフェクティビリティよりも更に全高が増しています。
後部に大型スラスターを装備したことで、奥行きもかなりのものに。ディスプレイさせるには高さ66cm✕横幅45cm✕奥行き60cmほどのスペースが必要です。
背部に大型スラスターや複合ユニットを装備していますが、アームドアーマーDEをより高い位置に配置することで全体的な造形的なバランスが取れているようです。不自然さがなくかっこよく仕上がっていますね。
ハイパー・ビーム・ジャベリンには重量があるので、片手保持は難しいところがありますね。ですが接地させて簡単に保持させるだけでも十分に見栄えがしますし、造形を楽しむだけでも十分な満足感が得られます。
アームドアーマーDEは基部が可動するので、上部に配置することで迫力ある演出が可能。強度があるのでスタビライザーを上向きに展開しても耐えてくれます。中央のユニットとの干渉もありません。
背部から見ると大型スラスターの存在感に圧倒されます。
多少左腕のアームドアーマーVNが干渉しますが、うまく交わしながら持たせてやることでビーム・マグナムの両手持ちも可能です。
HG陸戦型ジムと並べて。圧倒的な差があります。こういうのを色んな意味で『足元にも及ばない・・・』って言うんですかね・・・・;
LEDを発光させて。発光箇所は通常のPGペルフェクティビリティと同じですが、アームドアーマーDEの配置やうっすら浮かぶシルエットがディバイン仕様なのでその分違いが感じられます。
ツインアイのみの発光、全身サイコフレームの発光、オートモードによる連続発光の3種類の発光ギミックを楽しむことができます。
イルミネーションのように飽きることなく、ずっと見ていられるのがいいですね。
武装類が発光しない分、背部はやや発光演出に乏しいところがあります。
右腕のアームドアーマーBSと背部のアームドアーマーXCが干渉しやすいので注意が必要です。
ユニコーンガンダム ペルフェクティビリティ・ディバインをアンチェインドで。
デストロイモードから全体的な情報量や重厚感が増しました。脚部はビーム・マグナムをマウントしているため、外側の装甲は展開できず。この辺りは好みで装備を変えてみても良さそうです。
ハイパー・バズーカは、アームドアーマーXCなどがあるため、担ぐポーズは干渉して難しいところがありますが、簡単に肩に乗せるようにすればある程度のポーズは取れます。
両手持ちもそれなりに再現可能。こちらもサイズ感のある武装なのでポージングにダイナミックさが出ていいですね。固定式のハンドパーツで保持させるので、グリップはしっかりと握らせることができます。フォアグリップの保持は可動手を使っています。
ビーム・ガトリングガンは固定式のハンドパーツだと指がトリガーガードに差し込めないので、可動手で保持させます。手のひらでダボ固定されるので問題なく保持させることが可能。手首が弱く、少し垂れやすいのが難点ではありますね。左手はビーム・ライフルと同様、アームドアーマーVNがあるので干渉しやすいです。
最後にアンチェインドでの発光を演出。胸部や肩部など、サイコフレームの露出度が少し高めなので、デストロイモードに比べて若干ですが華やかな印象がありますね。
発光させた状態でポージング。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。とにかく圧倒的な迫力。多数の武装によって存在感や重厚感を味わうことができます。特に背部の大型スラスターは存在感が凄まじく、背部からのビューは圧巻の一言。これだけのものを装備していながらもポーズが取れるので、ディスプレイモデルとしての表現力も高いです。
気になる点は、武装類によって通常のPGペルフェクティビリティから更に上部・後方に延長されるので、その分スペースの確保が必要です。
通常のペルフェクティビリティやフルアーマーとはまた違った造形バランスの良さがありますし、背部ユニットもしっかりと固定されているのでポロリなどの煩わしさはありません。武装類が豊富に付属し、ビーム・マグナムの2丁持ちも再現可能。超武装仕様の圧倒的なバリエーションが楽しめるのもこのキットの魅力ですね。
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1件のコメントがあります。
匿名
on 2022年1月30日 at 09:13 -
これも予約しました。手に入るのが待ち遠しいです。