今回は、一番くじ B賞 MG 1/100 RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードのレビューをご紹介します!
MG RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードは、一番くじ(ハズレなしのキャラクターくじ 1回630円:税抜)のB賞当選アイテムです。MGシリーズの『RX-78-2 ガンダムVer.2.0』の外装にクリアパーツを採用した一番くじオリジナルの特別仕様。
キット自体は2008年7月に発売されたMG 1/100 RX-78-02 ガンダムVer.2.0と同じですが、胸部や肩部、大腿部、ソール部などの外装がクリアー成型色に変更された鮮やかで特徴的な仕上がりのキットになっています。
外装はクリアーパーツと通常成型色パーツとの混合。ホワイト、イエロー、レッドは通常の成型色で、四肢の一部がクリアー、胸部がクリアーブルーパーツでの再現となっています。シールは頭部を補うくらいでわずか。各部ともパーツによる色分けが再現されています。
内部フレームはメタリックグレー成型色のABSを使用。ビーム・ジャベリンの先端球状パーツのみアンダーゲート仕様です。
ポリキャップはPC-202を一部に使用し、関節強度はまずまず高め。大柄な背負いものもなく、自立は安定しています。
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん、薄刃ですが強度が高く、長持ちします。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
シールド、ハイパー・バズーカ、ビームライフル、スーパーナパーム、ビームサーベル刃✕2、ガンダム・ハンマー、ビーム・ジャベリン、アムロ・レイフィギュア2種、ディスプレイ用ジョイントパーツコアファイターディスプレイ用台座が付属。
マーキングシール、ガンダムデカール(擦って転写するタイプ)が付属します。
半分外装を外した状態で。
頭部は通常のVer.2.0と全く同じ。バルカンや頬のダクトなども塗装がしやすいよう、全て別パーツで構成されています。マスクもへの字スリットが開口。ツインアイやとさか前後のセンサーはクリアーパーツにシールを貼っての色分けです。
胸部は外装がクリアーブルー成型色パーツでの再現で、内部フレームを確認することができます。パーツの節目や内部メカによって鮮やかな見た目に。
胸部中央の装甲は展開が可能。コックピットハッチのみ開閉することも可能です。
腹部はコア・ファイター格納用に空洞状になっています。内部にはコア・ファイターが格納。
コア・ファイターもクリアーブルー成型色での再現で、内部を確認することができます。ダミーのコア・ファイターは付属せず。
頭部、胴体部内部フレーム。エアインテークは3枚フィンで上下に可動します。バックパックも内部フレームが造形されています。
コア・ファイター。クリアー成型色が使用されているので色鮮やか。
キャノピーは後方にスライド展開します。後部の4連発対艦ミサイル・ランチャーもハッチが開閉可能。ギミックが細かいです。
コックピットは角度変更が可能で、格納時とコア・ファイター時で角度を変えることができます。
付属のクリアー支柱を使うことで、浮かせた状態でのディスプレイも可能です。
塗装済みですが、Ver.3.0のコア・ファイターと並べて比較。形状は全く同じものになります。Ver.3.0にはクリアーのランディングギアが付属しています。
腰部はVer.2.0から変わらず。ヘリウムコアや中央のV字などがパーツで色分けされています。
腰アーマー裏はフレーム状の簡易的な裏打ちパーツが造形。ボールジョイント接続の各部アーマーは干渉するとポロリしやすいので注意が必要です。腰部中央のV字装甲は開閉が可能。劇中の耐熱フィルム(フィルター)や冷却噴霧剤を展開するためのギミックが再現されています。
腕部。モールドも殆ど造形されておらず、丸みのあるベーシックなフォルムになっています。ショルダーアーマーと二の腕の装甲がクリアーパーツでの再現。
腕部内部フレーム。MGジム系など、多くのキットに流用されているフレーム構造になっています。
二の腕はクリアー成型色の筒型パーツで、内部フレームを確認することができます。肘を曲げたときのスライドギミックも楽しめます。ハンドパーツは5指とも可動するタイプ。
ショルダーアーマーもクリアーパーツでの再現。モールドも殆どないので、内部フレームが丸見えの状態です。
脚部。大腿部とスネがクリアーパーツ、ふくらはぎと膝が通常のパーツでかなり個性的なデザインになっています。
脚部内部フレーム。
脚部の外装パーツは内側にもモールドが入っているので、他の部位と比べてもメカニカルに表現されています。
ソール部も脚甲や後部装甲がクリアーパーツでの再現。内部フレームが確認できるようになっています。
つま先やかかとは深くまで曲げることが可能。
バックパックはVer.2.0と殆ど同じですが、成型色がメタリックグレーになっています。サーベルホルダーは適度に可動します。
ポリキャップによる角型ダボ接続で固定強度はまずまず高め。バックパック内部の造りは簡易的ですが、サーベルホルダーには可動ギミックがあり、適度に展開が可能です。
塗装済みですが、MG RX-78-2ガンダムVer.3.0と並べて。Ver.2.0はアニメ体型で情報量も少なめですが、繊細なVer.3.0に対してVer.2.0には程よい丸みと強度を感じます。
一番くじ A賞のMG 1/100 RX-78-02ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)[ソリッドクリア/スタンダード] とも並べて。クリアー成型色の色味が全く違っていますし、形状もオリジン版のほうがスタイリッシュ。全く雰囲気の異なるキットになっています。
頭部は適度に上下し、左右へも干渉なくスムーズにスイングが可能。
腕は水平より少し上まで展開可能。肘は二重関節で完全に曲げることができます。
肩は引き出しギミックによって前方に広くスイングが可能。後方はわずかです。
腹部はコア・ファイターが格納されているため、可動箇所はないですが、腰部に可動ギミックがあるので少し上半身のスイングが可能。
腰はわずかにひねる程度。アクションベースやスタンドへは、股間部に付属のジョイントパーツを組み付けてのディスプレイとなります。
前後開脚は広めに展開させることができますが、あまり開きすぎるとフロントアーマーが外れることがあるので注意が必要です。
膝は二重関節で完全に曲げることができます。膝関節はメカニカル。
足首は前後左右ともあまり広くはありません。
左右への開脚は水平程度まで展開が可能。これ以上に広げることもできますが、サイドアーマーが外れるようになるので注意が必要です。
内股、ガニ股ともに大腿部と股間部が干渉するので45度程度まで。
立膝はきれいな姿勢で再現することができました。
可動域の総括としては、現代のガンプラほどの可動域ではないものの、各部とも幅広く可動しますし、軽装で干渉がなく可動も柔軟。かなりの高可動域を実現したキットになっていると思います。腰アーマーやソール後部の装甲が干渉で外れやすいのでそれだけ注意が必要。
ハイパー・バズーカ。RX-78-2定番の武装になります。砲身は筒状で、後部も各部がパーツ分割されていて合わせ目のできないパーツ構成。クリアーパーツは使用されていませんが、部分的にメタリックグレー成型色での再現となっています。
グリップは少し可動します。側面のジョイントは引き起こしが可能。
リアアーマーにマウント可能です。
シールドもおなじみの武装。こちらもクリアーパーツは使用されていません。
裏面のグリップや前腕への接続部は可動式。基部は上下にスライドします。のぞき穴もスライド開閉します。
ビーム・ライフルも定番の武装。全体がメタリックグレー成型色で再現されています。
フォアグリップやセンサーは左右にスイングが可能。
スーパーナパーム。4発の弾頭は別パーツ化されているので、塗装による塗り分けもしやすくなっています。
スーパーナパームはビーム・ライフルの銃身パーツを一旦外して組み付けて装着します。
ガンダム・ハンマー。鉄球とグリップがメタリックグレー成型色での再現となっています。チェーンなどが細かく造形。
鉄球の一部に合わせ目ができます。スパイクは全て別パーツ構成。
ビーム・ジャベリン。成型色含め、Ver.2.0に付属しているものと全く同じです。
先端はクリアーパーツでの再現となっています。
アムロ・レイフィギュア。パイロットスーツ姿と私服姿のアムロが造形されています。白成型色なので塗装はしやすそうですね。
一通り武装して。
可動が柔軟でポーズが取りやすいですね。干渉も少なめなので、ある程度動かしてもポロリなどは少なく、ストレスなくポーズを取ることができます。
ビーム・ライフルはダボが浅めでしっかりとした保持が難しいですが、指でグリップを握らせることである程度の保持は可能です。
肩や前腕の可動域が広いので、ビームライフルの両手持ちも容易。
シールドはハンドパーツでグリップを握らせられますし、前腕へのダボ固定もしっかりとしているので不自由なく保持させることができます。
ハイパー・バズーカはグリップダボが浅めで固定できないのと、グリップが分解しやすいので保持しにくいです。肩に担がせてグリップへの負荷を軽減させるか、バランスのいい位置でそっと保持させるなり対処が必要かと。
シールドはバックパックにマウント可能。ビーム・ライフルもリアアーマーにマウントさせることができます。
ハイパー・バズーカは脇に抱える形にしたほうが取り扱いやすく、ポージングがラク。
ハイパージャベリンも他の武器と同様、ハンドパーツのダボが浅いので保持強度は弱いですが、ハンドパーツで握らせておけばそれほど不自由なくポーズを取らせることができます。
コの字パーツなどにのせるようになりますが、鉄球を投げるようなシーンも再現することができます。
ビーム・ジャベリンはそのままグリップを握らせるようになりますが、固定されないのでスルッと移動することがあります。しっかりと握らせる必要があるので保持が少し難しいかも。両手持ちのほうが保持がラクな印象でした。
ビームライフルにスーパーナパームを組み付けると重厚感が出ていいですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。クリアーパーツの配置が独特で個性的なRX-78-2になっていると思います。大腿部と二の腕の内部フレームが露出するので、肘と膝の可動ギミックが確認できるのも面白いですね。胸部装甲もクリアーパーツになっていて色鮮やか。上品な雰囲気も併せ持っています。
気になる点はVer.2.0の不満点になりますが、武器の保持力が高くないので、ポージングで多少ストレスを感じることがあります。ポロリが少ないのでまだいいですが、ハイパー・バズーカはグリップがバラけやすかったりもするので、最後は保持しやすい武器に落ち着くかも。
可動域の広いフォーマットなので、自由で柔軟なポージングが楽しめますし、武装類も豊富で演出という部分では幅広く楽しめます。それにクリアーパーツの外装が加わることで、メカニカルで表情豊かなキットになっているのがいいですね。
⇒あみあみでMG RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードを探す
⇒DMM.comでMG RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードを探す
⇒楽天でMG RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードを探す
⇒駿河屋でMG RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードを探す
⇒ヤフーショッピングでMG RX-78-2ガンダム Ver.2.0 ソリッドクリアスタンダードを探す
5 件のコメントがあります。
アレ
on 2021年6月27日 at 20:46 -
ビームジャベリンってビームサーベルの柄に
つけるんじゃないですか?
nori
on 2021年6月27日 at 21:15 -
コメントありがとうございます!
そうですね;ご指摘感謝ですm(_ _)m
後日修正しておきます;
quarlq
on 2021年6月27日 at 21:12 -
ビームジャベリンにビームサーベルのグリップ着けてないから、そら固定できませんわ。
折角なので、ラストワン賞のリバースも手に入れましょう。そして、全身クリアにしましょう。
匿名
on 2021年6月28日 at 00:10 -
コアファイター、ver2とver3、全く同じ物のはずですよ。
差違はないはず。
nori
on 2021年6月28日 at 01:04 -
コメントありがとうございます!
失礼しました;記事を修正しておきますm(_ _)m