今回は、ハイレゾリューションモデル 1/100 ガンダムアストレイ レッドフレームのレビューをご紹介します!
ハイレゾリューションモデル 1/100 ガンダムアストレイ レッドフレームは、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』より、MS『ガンダムアストレイ レッドフレーム』の1/100スケールモデルキットです。ダイキャストによる塗装済み完成品フレームをベースに外装パーツによる造形を再現。フレームと外装の多重構造や特殊な表面加工、メッキ加工によって刃紋を表現したガーベラ・ストレートが付属するなど、ハイレゾならではの高品質なキットになっています。価格は14,040円(税込み)。
HiRM ガンダムアストレイ レッドフレーム。ダイキャストを含む内部フレームと、アンダーゲート仕様の細かい色分けパーツによって構成されたハイディテールなキットに仕上がっています。
内部フレームのレッドに加え、ホワイト、グレー、レッド、ブラックといった細かく色分けされたパーツ構成。グロスインジェクションやつや消しパーツ、特徴的なモールドの入ったシボ加工、メッキ加工といったあらゆる技術力によって立体化されています。
ダイキャストが使われていますが、そこまで重量感はなく、手で掴んでもMGキットくらいの重さを感じるくらいです。各部強度が高く、ゴリゴリと動くので自立は安定。頭部などは外すには少し力がいるので、破損させないよう注意が必要です。
まずは内部フレームから。胸部や腕部、脚部などに筋肉っぽさを感じるマッシブ体型になっています。四肢や頭部などは通常のガンプラと同じく脱着が可能です。可動箇所がかなり多く、細かい部分まで可動するため柔軟なポージングが可能になっています。
全身がレッドのパーツ構成。違う色なのはハンドパーツや膝パーツ、頭部、足裏くらいですが、赤も2種の色分けとメカニカルな造形が再現されています。
頭部。ツインアイやセンサーは既に色分け済みです。
胸部、腰部。部分的にパーツを取り付けるダボも見られますが、筋肉質のマッシブな造形が再現されています。
腕部。肘までも厚みがあり、こちらもマッシブな造形。
脚部。筋肉質な造形で、筋肉の筋が表現されたようなモールドが入っています。
足首から下の部分は横平な造形。足裏には金属パーツが使用されています。
腕や首を含め、上半身はそこまで広く可動しない印象を感じました。ですが手首や腹部が2箇所可動だったりして、可動箇所は多いです。
腰は360度回転し、腹部(胸部下)は左右に傾けることができます。
一方、脚部はえげつないくらいによく曲がります。膝や足首、大腿部など、人間レベルを超えるくらいの可動域を持っています。
左右開脚も柔軟で、股間部のスライド可動などもあります。
続いて外装パーツを取り付けた状態で各部を見ていきます。
頭部。複数パーツで細かく色分けされ、かなりリアルな作りになっています。アンテナはシャープで細身なので折ってしまわないよう注意が必要です。一部アンダーゲートかダボかわかりにくいところがあるので、間違ってダボをカットしてしまわないよう注意です。(説明書に記載があります。)
胸部。ハイレゾならではのメカニカル感、情報量の多さを感じさせる造形です。パーツの組み合わせもかっちりとしているのでポロリ箇所はありません。黒いパーツは艶のあるグロスインジェクションです。
腰部。フロントは軽装ですが、リアアーマーは細かく色分けされています。
フロントアーマーは適度に可動します。
サイドアーマーはリアアーマーからのアームによる接続で、アームがフレキシブルに可動します。サイドアーマーも付け根で回転します。
腕部。マッシブ感のある造形です。二の腕から肘にかけて、裏側が外装パーツによってメカニカルに造形されています。前腕のアーマーにはシボ加工が施され、特徴的なモールドが入っています。
手首は上下にスイング可動します。
ショルダーアーマー。複数パーツで細かく造形されています。合わせ目などはありません。フロントのアーマーにも細かいモールドのシボ加工が施されています。
脚部。内部フレームに比べ、多くの部分が外装パーツで囲まれているため、よりマッシブかつメカニカルな造形に仕上がっています。細かい情報量の応酬で、人体らしさと機械らしさを併せ持つ造形です。大腿部にもシボ加工がされています。
アキレス部分のパーツは上下に可動します。
足首から下の部分。つま先とかかと、アンクルガードが外装パーツによって構成されています。足裏は内部フレームの状態から大きく変わりませんが、つま先部分が増えたことでさらに色分け箇所が増えました。
つま先は親指とその他4指が独立可動します。こういった細かい部分にも人間らしい可動があります。
バックパック。複数パーツの組み合わせで細かく造形、色分けされています。
バックパックはアームによる接続。
サーベル基部は回転可動し、バックパックのアームも柔軟に可動します。ネジが使用されているので強度も高いです。バーニアも少し上下に可動します。内部はモールドのない造形でシンプル。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MGジェガンと並べて。比較的小柄です。ちなみにアストレイレッドフレームの全高が17.53m、ジム・コマンドが頭頂高18.0mです。
MGガンダムアストレイターンレッドと並べて。マッシブ感や造形のきめ細かさが全く異なります。流石にハイレゾは細かい部分までリアルに仕上げてあります。
頭部は広く見上げることができますが、まっすぐに上げるのが難しく、少し頭部が傾いた状態になります。まっすぐにしようとしてもアンテナの破損が気になるので動かすのは少し不安があります。顎引きも深めに可動します。襟と頬が干渉するので左右への可動はわずか。
腕は水平より少し上げることができます。肘も肉厚の外装な割にまずまず折りたたむことができます。肩は後方へはほとんど可動できませんが、前方へはまずまずスイング可能です。
上半身の前後スイングはかなり広めに可動します。腰も360度回転可能。
さらに腹部が左右に可動します。
付属のマウントパーツを使用してアクションベースにディスプレイさせます。リアアーマー下部にカチッと固定できるので、ポージングしていても外れることがありません。さらにバックパック用アームにもマウント可能。こちらも固定強度が高めです。こちらは斜めにはめ込むようになります。
前後開脚は見事。これ以上ないくらいの可動を見せます。膝も完璧に折り曲げることができます。
足首は広めに可動しますが、外装を取り付けたことで内部フレーム状態よりも可動域は狭まっています。左右へはまずまず可動します。
左右への開脚も真横に。内股はわずかな可動ですが、ガニ股は広く可動します。
立膝も余裕です。全体的な可動域としては、首や肩がもう少し可動すればいいですが、それ以外はトップクラスの可動域を持っていると思います。
シールド、ガーベラ・ストレート、ビームライフル、ビームサーベル刃×2、ガーベラ・ストレート用マウントパーツ×2、ビームライフル用マウントパーツ、アクションベース用マウントパーツ、ハンドパーツ【武器持ち手(左右)2種、平手(左右)、掌底(左右)】が付属。
余剰パーツが2個付属。桜模様などが入ったマーキングシールが付属します。
シールド。複数パーツで色分けされています。通常のパーツが多く、素材としてはシンプル。裏面には細かくモールドが入っています。赤いパーツ裏は肉抜き穴っぽい造形です。
サブグリップは取付箇所が上下にあります。マウント基部は回転など可動式。サブグリップは組み換えて寝かせるような状態にすることもできます。
シールドは膝のマウント部を展開して取り付けます。
ガーベラ・ストレート。ゴールドパーツなどが使用され、さすがメインな武器だけあってかなり華やかで細かさのある造形になっています。合わせ目もモールド化されていて見た目も美しいです。
鍔や家紋、柄のひし形模様なども細かく造形されていてリアル。ゴールドパーツのゲート跡だけが気になるところです。
刃の部分はメッキ加工が施され、刃にはシボ加工によって波打ち模様が造形されています。
刀の付け根には『菊一文字』と印字されています。
ガーベラ・ストレートはサイドアーマーを外し、付属のマウントパーツを取り付けてマウントさせます。固定強度は高め。マウント基部も可動します。
ビームライフル。和の出で立ちをしたアストレイレッドフレームにあって、比較的和の要素が少ない武器ですが、それでも部分的に網目っぽい造形が加えられています。合わせ目は出ない組み合わせになっています。
サブグリップは可動式で、センサーはクリアーグリーンパーツによって色分けされています。
マウントパーツを使用することで、ビームライフルもリアアーマーにマウント可能です。
多種多少なハンドパーツが付属。部分的に肉抜き穴があるパーツもありますが、複数パーツによって細かく造形されています。武器持ち手はビームサーベル用とガーベラ・ストレート用のものがあります。
武装した状態で。ガーベラ・ストレートやシールドなど、左側に装備が偏っていますが、どちらも反対側に取り付けが可能です。
では適当に何枚かどうぞ。
ガーベラ・ストレートはしっかりと保持ができ、特にスルスル動くこともないのでポージングしやすいです。
両手持ちもラクに保持が可能。肩がそこまで広く可動しないのでポージングには少し物足りなさはありますが、それでもアクション性の高いポーズは再現可能です。
ビームライフルも武器持ち手でしっかりと保持できます。全く外れることがないのでポージングがラク。シールドは少し固定が弱めなので、ポージング時に当たると外れることもあります。
ビームサーベルは抜けやすいですが、持ち手にしっかりと差し込むことでまずまず保持できます。
以上です。この圧倒的な可動域はホントに素晴らしいの一言です。柔軟でポージングの幅はかなり広く楽しめるキットになっていますね。
これまでのハイレゾは内部フレームの強度が高いながらも外装パーツが弱く、ポロリが多発したり負荷がかかって外れたりする部分も多かったですが、このレッドフレームは内部フレームの可動箇所の強度も程よく、外装も全くポロリすることがないのでポージングがとても楽しめるようになっています。
メカニカルな外装も素晴らしいですし、武器類の出来も細かくて優秀。欠点があるとすれば内部フレームが人体に似すぎてリアルすぎるという贅沢な欠点だけで、高品質な文句のないキットに仕上がっていました。
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1件のコメントがあります。
匿名
on 2018年11月24日 at 21:09 -
可動が素晴らしいですね。買おうかどうか迷っていたので大分参考になりました。
これ見たところダイキャスト部分て足裏だけなんですかね?
あと、ホワイトとグレーの外装パーツはスミ入れした方が締まるのかなぁと。