こんにちは!今回は、HG 1/144 ガンダムヴィダールのレビューをご紹介します!
HGガンダムヴィダールは、機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第2期に登場するモビルスーツ『ガンダムヴィダール』の1/144スケールモデルキットです。ガンダムフレームを内蔵し、本編のガンダムヴィダールがリアルに再現されています。発売日は2016年12月3日。価格は1,296円(税込み)です。
ライトブルーとダークグレーが基調のガンダムタイプキットです。武士型の形状が特徴的。HGガンダムバルバトスルプスと同じガンダムフレーム2が採用されています。
背中には小型ウイングのようなバレルを装備。腰部両脇には大型のバインダーを装備しています。バックパックには3基目のリアクターを装備しています。
左右対称のシンメトリー。足裏の接地面がやや狭いので、直立は安定しているとはいえません。ただ、関節強度の高さから、そこまで不安定でもない感じになっています。バックパックもそれほど大きくないので、後ろに倒れる心配もありません。
頭部。ツインアイとアンテナの中央部がシールでの色分けとなっています。マスクには細かいモールドが再現。頭部は全体的に武士の兜のようなディテールになっています。アンテナの先端は怪我防止のため少し太めに加工してあります。
バストアップ。ショルダーアーマーや胸部には装甲板のようなラインの入ったアーマーを装備。ガンダムタイプらしい胸部ダクトはなく、シャープな印象のキットになっています。
腹部。ガンダムフレームのリアクターやシリンダーは健在。両脇には大型のバインダー、フロントアーマーには2丁のハンドガンを装備しています。ハンドガンはフロントアーマーと一体型になっていて取り外しは不可。ただし別パーツで2丁ハンドガンが付属します。フロントアーマーの一部はシールで色分けされています。
腕部。ガンダムフレームを外装パーツで挟み込むタイプなため中央に合わせ目が出来ています。各部がHGグシオンリベイクフルシティと同じように、細かくシールで色分けされています。シールにより、合わせ目が見えなくなります。
脚部。前後に大型のスラスターを装備。全体的に細身で軽量なイメージがあります。脚部もガンダムフレームを外装パーツで挟み込むタイプなので、中央あたりに合わせ目がでるようになっています。
足首から下の部分は接地面積が狭く、片足での直立は難しくなります。足裏には少しだけモールドが形作られています。こちらも中央に合わせ目あり。
HGイオフレーム紫電、HGガンダムグシオンリベイクフルシティと。リベイクフルシティとそれほど大きさが変わらないため、HGガンダムバルバトスルプスとも大差はないと思います。
首周りにそれほど干渉するものがないので、首の上げ下げはなかなか広めに可動します。顎の部分がたまに胸部に当たるときがありますが、首をしっかりと引いておくと干渉はしません。
左右へも180度以上回転させることが出来ます。
腕部の左右への展開は、ショルダーアーマーと頭部の干渉により水平より少し上に可動する程度です。
肘曲げも外装パーツが干渉するまでは可動。90より少し深め。
ショルダーアーマーの一部が可動します。
胸部前後への可動はガンダムフレームの基本的な可動域と同じく適度に広がります。
こちらも腰回りにそれほど干渉するものがないため、360度可動します。
股関節の穴にアクションベースを固定。
アクションベースにディスプレイしたときの安定性も高いです。
フロントアーマー脇から脚部を出せば水平以上に脚を上げることが出来ます。リアアーマーの干渉で後ろ側には適度の可動域。膝も外装アーマーの干渉程度には可動します。フロントアーマーは水平以上に開いてくれるので干渉せず、脚部の展開可動がしやすくなっています。
足首の可動はそれほど広くなく、しっかりと足首を伸ばしたりすることもできにくいです。脚の甲が少し上がわに可動します。
足首から下の部分に収納されているハンターエッジを展開させることが可能。近接武器としてのディテールが再現されています。
かかと落としなど、独特の攻撃方法やポージングを楽しむことが出来ます。
内股は腿のパーツの太さからやや不十分な可動域ですが、がに股は脹脛のスラスターが干渉し合うものの、180度股関節を回転させることが出来ます。がに股状態での直立は不可能でした。
開脚は腰部の大型バインダーを後方に回転させることで展開可能。水平程度の可動域です。足首の横への可動は90度。このあたりもガンダムフレーム内蔵のキットが見せる可動域です。
立膝はやや不安定になるので、あまりオススメはできません。
腰部のバインダーは前後に可動。ただし根元のポリキャップが外れやすく、大型バインダーはポロリしやすくなっています。一部シールでの色分けで、バインダー自体は最中割なので中央に合わせ目が出ます。
バインダー内部には3本連なったサーベルが格納されていますが、特に展開させることも抜き差しすることもできません。
バックパック。バックパック中央には大きなリアクターがディテール化されていて、赤いシールで色分けされています。両脇には小型のバレルを装備。
バレルの付け根はボールジョイントで、前後と左右に適度に可動。ただし、ポージング時はバレルに手が当たりやすいので、比較的外れやすい箇所です。バレル内側には大きめの肉抜き穴らしき形状があります。一部シールでの色分け箇所があります。
バックパック下部にはスラスターらしき形状もディテール化されています。
付属の武器類はバーストサーベル、ライフル、ハンドガン×2、サーベルを突くスタイルが演出できるマニピュレーターが付属しています。
ライフルは最中割ですが各部に細かいディテールが演出されています。
センサーはシールでの色分けとなります。
ライフルを大型バインダーにマウント可能。
回転式ではなく、縦長のモールドで固定するようになっていて、画像のように角度を変えた位置でマウントさせることも出来ます。
バーストサーベルは剣先と柄が分離し、敵に剣先を挿したまま柄をはずしてバーストさせるという劇中のシーンを演出させることができるようになっています。
サーベルの柄は大型バインダーに固定可能。バインダーの上部3箇所あるどの穴にも挿し込み可能です。
サーベルを構えた状態のポージングが楽しめます。
突き型のマニピュレーターを使用した演出も可能。
ライフルは2丁付属。左右ともに同じモールドが形どられていてリアルです。
では適当に何枚かどうぞ。
普段はめちゃくちゃポロリが多発するということもないですが、ある程度激しいポージングをしたりすると各部がポロリすることもありますね。例えば肩と二の腕の接続部分や腰部サーベルストッカー、バックパックの小型バレルなど。ムリに動かそうとするとこういった弊害は出るかと思います。ただ、可動範囲はなかなか広めですし、ガンダムフレームの可動域は最大限発揮できていると思います。
武士型のディテールがかっこいいので、主役級の扱いが楽しめるキットになっています。和洋を織り交ぜた武装にも新鮮さがあって万人受けしそう。ちょっぴりダークで全体的にも魅力を感じるガンプラなので、バルバトスルプスのライバル機として合わせて楽しみたいですね。
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