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HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル2号機] レビュー

今回は、2006年9月に発売されたHGUC 1/144 ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]のレビューをご紹介します!

HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]は、『A.O.Z(アドバンス・オブ・ゼータ)』に登場するヘイズルの発展型MS『ガンダムTR-1[ヘイズル2号機]』の1/144スケールモデルキットです。ジム・クゥエルと同仕様の武装類が付属し、背部には特徴的なトライ・ブースター・ユニットを装備。価格は1,620円(税込み)です。

2005年9月に発売されたHGUCヘイズル改をベースに、部分的にジム・クゥエルと同じ形状のパーツによって構成されています。トライ・ブースター・ユニットを装備した特徴的なスタイル。

成型色はネイビーとダークグレーのティターンズカラーで再現。HGUCアドバンスド・ヘイズルとほぼ同じ成型色ですが、並べてみるとごくわずかに色味が違う感じも。ただ、アドヘイが劣化によって少し変化しているだけかもです。

ヘイズルベースなので、ポリキャップは同じPC-123プラスを使用。関節強度が高く、安定したポージングが可能なキットです。背中に大型のトライ・ブースター・ユニットを背負っていますが、中央のシュツルム・ブースターが支えになるので問題なく自立できます。ブースターを浮かせると後方に倒れてしまうので注意です。

頭部。ヘイズル改と似ていますが、後頭部がジム・クゥエル型で左後部にロッドアンテナが造形されています。とさか前後のセンサーはシールでの色分け。両肩の胸部補助アクチュエータ・ユニットを装備。形状はヘイズル改と同じです。

とさかは別途、ヘイズル型のセンサーパーツが付属し、組み換えることで予備機としての頭部が再現可能です。

胸部から腰部。胸部も部分的にヘイズル改のパーツを流用しつつ、中央のパーツなどが新造されています。腰も形状はヘイズル改と似ていますが、外装は全て新造パーツ構成です。腰中央のV字はシールでの色分け。

腰アーマー裏はモールドのないシンプルな造形。

腕部はヘイズル改と同じです。ただしハンドパーツに握り手がないので、右は武器持ち手、左は平手を標準で取り付けるようになります。二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目ができます。手首側にポリキャップを挟み込むので、合わせ目の隙間が広がりやすいので注意です。

ショルダーアーマーや肩内部パーツも前後挟み込みタイプで上部に合わせ目ができます。

脚部。ヘイズル改とは異なるジムクゥエル型の脚部が新造されています。

大腿部や膝下は左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。膝が分離するので合わせめ消しはしやすいかと。膝下後部の合わせ目は一部段落ちモールド化されています。

ソール部はヘイズル改と同じで、スネのセンサーはシールでの色分け。

背部トライ・ブースター・ユニットの接続は、ヘイズル改のバックパックと同じ3ラインダボ接続。ヘイズル改やアドバンスド・ヘイズルにも取り付けが可能です。固定強度は高いです。

中央のテール状シュツルム・ブースター。大容量のプロペラント・タンクを兼ねているとのことです。左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目ができます。中央のセンサーや両側面のグレー部分はシールでの色分け。

下部の特徴的なスラスターは内部を塗り分けが必要です。

左右に配置されたユニバーサル・スラスター・ポッド。こちらも特徴的な形状で、左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目ができます。一部のダクトはパーツで色分けされていますが、内部などは塗り分けが必要です。

ユニットの中央部はヘイズル改と同じ形状。中央のセンサーはシールでの色分けですが、バーニアやダクト内部は塗り分けが必要です。

ユニット接続部も動力パイプが造形されたような特徴的な形状。

シュツルム・ブースターは上下に可動します。

左右のユニバーサル・スラスター・ポッドも付け根が可動します。

少し上下にも可動。

さらに動力パイプが造形された付け根パーツを少し倒すことで、角度をつけることができます。

HGUCアドバンスド・ヘイズルをヘイズル改の形状に組み換えて並べてみました。2号機はヘイズル改に比べて少しスリム。

後頭部のパーツが変わっていることで、ヘイズル改よりも若干見上げる状態での可動域が少なくなっている気もしますが、あまり変わらないようですね。(以下、比較画像は右がHGUCアドバンスド・ヘイズル)

股間部にディスプレイ用の穴はないので、アクションベースに付属のコの字パーツを股に挟んでのディスプレイとなります。

膝の可動域はヘイズル改よりも少し浅め。くの字程度の可動で、細身なので角度がよくわかります。アクションベースにディスプレイさせると、トライ・ブースター・ユニットの重みで後方に傾きがちになるので注意です。

内股、がに股も45度程度まで。

立膝はかなり厳しいものでした。

その他の可動域(腕部、前後、左右開脚、腰部など)はヘイズル改やアドバンスド・ヘイズルと変わらないようなので、詳細についてはアドバンスド・ヘイズルのレビューをご参考くださいm(_ _)m ⇒HGUC アドバンスド・ヘイズル レビュー

シールドブースター、シールド、ビーム・ライフル、ジム・ライフル、ビームサーベル刃、サーベル柄持ち手(右)、シールドマウントパーツ、予備機用とさかセンサーパーツが付属。ジム・ライフル以外はHGUCヘイズル改やHGUCアドバンスド・ヘイズルに付属しているものと同じです。

HGUCヘイズル改用の余剰パーツがいくつか付属します。

トライスリー部隊マークや白ウサギのマーフィー小隊ロゴ、ヘイズル2号機用のロゴが入ったマーキングシールが付属。

シールドブースター。複数パーツの組み合わせて、スラスターなどもパーツで色分けされています。マウント部が可動します。

シールド。プレーンな造形の標準武装です。

ビーム・ライフル。こちらもヘイズル定番の武装です。左右挟み込みタイプなので上下などに合わせ目ができます。

マガジンは脱着可能で、フォアグリップは可動式。センサーはシールでの色分けです。

ジム・ライフル。本体部分はモナカ割なので合わせ目ができます。

センサーはシールでの色分けです。

シールドとジム・ライフルを装備して。

シールドはマウントパーツを使ってのポリキャップ接続なので、固定強度はまずまず高めです。角度によってはマウントパーツからシールドが外れることもあるので注意です。

ジム・ライフルは後部のマガジン部が前腕と干渉するので、脇に抱えつつ交わすようにしての保持になりそうです。

トライブースターユニットが柔軟に可動するので、シールドとの干渉はほとんどありません。

シールドブースターもトライ・ブースター・ユニットとの干渉は避けられます。

サーベルの持ち手は自然な感じの保持ができています。ダボ固定ではないですが柄も抜けにくいので、ポージングしやすいですね。ただ、ヘタレてくると指パーツがポロポロ外れやすくなってくるので、そうなると多少補強したほうがいいかも。

説明書に記載があるように、HGUCアドバンスド・ヘイズル(別売り)のブースターポッドなどと組み換えて、ヘイズル2号機 高機動仕様に。

腰(リア)のチョバムアーマーやバックパックは白く塗り分けが必要です。

ひと味違ったスタイルの2号機が楽しめます。

では再び通常のヘイズル2号機の画像をいくつかどうぞ。

以上です。ヘイズル改に比べて細身で、素立ち状態だと少し物足りなさも感じるヘイズル2号機ですが、ポージングさせると特徴的なトライ・ブースター・ユニットの造形もあって、ヘイズル改に劣らないようなかっこよさがあるのがいいですね。味のあるスタイルになっていると思います。

ジム・ライフルやビーム・ライフルなどの武装類も揃っているので、ヘイズル2号機としてはもちろん十分に楽しめますし、プリムローズがリメイクされることでヘイズル・アウスラも再現しやすくなったので、このトライ・ブースター・ユニットを含めたA.O.Zシリーズの幅を広げるのもいいのではないでしょうか。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2019年10月4日 at 02:30 - 返信

    アウスラ組むにはこれがいる・・・w

  2. ノビー

    on 2020年9月22日 at 13:48 - 返信

    ユニット接続の動力パイプの向きは説明書では背部側になってますけど??

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