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今回は、HGBF ヴァイスシナンジュの製作⑫をご紹介します!
ヴァイスシナンジュのような袖付きのガンプラには特有のエングレービングが施されています。エングレービングはなかなかオシャレな造形になっているので、キレイに塗り分けることができれば、リアルな仕上がりを楽しむことができます。
RGのシナンジュはエングレービング部分がパーツによって色分けされていますが、HGやMGのシナンジュなどはこのエングレービングがシールで色分けするようになっていたりして、少しリアルさに欠けたりします。なので今回はガンプラをよりリアルに仕上げるために、エングレービングの塗り分け方法をご紹介したいと思います。
エングレービングの塗り分けにはいろんな方法があると思いますが、自分は下地塗装の上にエナメルのフラットブラックを吹き、溶剤で模様の部分だけブラックを落とすことで色を出す方法で表現していきます。
まずは塗り分けの前段階として、エングレービング処理前の下地塗装についてご紹介しておきます。
■エングレービング部分の下地塗装
この画像は前回の製作工程の最後でご紹介したものです。画像の右にある真っ黒パーツがエングレービング部分のパーツ。既にフラットブラックを吹いた状態ですが、とりあえずこの段階までの塗装方法を以下にご紹介していきます。
まずはエングレービング処理をするパーツ類にサフを吹いておきます。(画像左)サフを吹くことでヤスリキズを隠したり、塗料の食いつきを良くしたりします。別に塗装だけでも色がのらないことは無いので、サフは絶対に必要というわけではありません。ただ、サフを吹かないと塗装後もやすりキズが目立ったりする場合があります。(スマホで撮影したので画像が荒いですね^_^;)
次に艶ありのブラックを吹いておきます。(画像右)これは後で吹くシルバー系塗料の発色をよくしてエングレービングのいい色合いを出すための下処理になります。こちらもムリにブラックを吹く必要はありません。
今度はブラックの上から[ガイアカラー]スターブライトシルバーを吹いておきます。(画像左)今回はヴァイスシナンジュのエングレービングをメタリックレッドで塗装しようと思ったので、シルバー系を吹いた後、[ガイアカラー]クリアーレッド95%+クリアーブルー5%を吹きました。(画像右)
シナンジュの場合はゴールドなので、この段階ではメタリックレッドではなくゴールド系で塗装しておきます。
そして最後に、エナメルのフラットブラックを吹いておきます。(画像は左右とも同じ。)エナメル塗料はラッカー系などに比べて乾燥が遅かったりするので、溶剤で薄めすぎないほうがいいと思います。エアブラシから吹き出る程度の緩さになっていれば問題ないかと。
以上、ここまで塗装すると、一番上でご紹介した画像のようになります。他のエングレービング部分のパーツも同じ様に塗装しておきます。
■エングレービング処理
ではここから、エングレービングを表現していきます。用意するのはガイアノーツのフィニッシュマスター、エナメル溶剤、塗料皿、先細タイプの綿棒(極細がいいですね。)です。フィニッシュマスターは先端がゴム製で平らなので、凸凹した部分を塗り分けたり、スミ入れ後の拭き取りなどがラクに行える便利アイテムです。
塗料皿にエナメル溶剤を適量入れ、フィニッシュマスターの先端に溶剤をつけます。そして画像のようにパーツのエングレービング部分をなぞり、ブラックを落として下地のメタリックレッドを浮き上がらせていきます。
綿棒でもできなくはないですが、はみでないフィニッシュマスターを使ったほうがキレイに仕上がると思います。何度も処理しているとフィニッシュマスターの先が汚れてくるので、たまにティッシュで汚れを落としながら作業します。
こちらがエングレービング部分を一通り処理した状態。キレイに浮き上がらせる(塗り分ける)ことができました。HGなどのパーツは小さいので、画像のようにクリップで挟んでおくと、持ち手が出来て作業がラクになります。フィニッシュマスターでも難しい細かい部分は、極細の綿棒を使ってキレイに処理していきます。
それでも画像左のようにはみ出してしまったら、あまり見えない部分であればエナメルのフラットブラックを筆塗りしてから再度、処理をしていきます。良く見える部分がはみ出してしまった場合は、またエアブラシで全体にフラットブラックを吹いてからやり直すのも1つの手ですね。
他のエングレービング部分も処理するとこんな感じになりました。シールド中央のところはかなり細いので、極細の綿棒ではみ出ないよう、ちょびちょびとブラックを落としていきました。
以上、これでエングレービングの塗り分けは終了です。今回ご紹介したやり方のほうが、後からエングレービング部分だけを塗り分ける方法よりもキレイに仕上がる思います。
もちろん全体的にブラックで塗装して、エングレービング部分だけ筆でゴールドやメタリックレッドで塗装しても問題ないですが、その場合は塗料が混ざり合わないよう、ブラックとは違った種類の塗料で筆塗りする必要があります。(ラッカー系ブラックにエナメルのゴールドなど)
方法は様々ですが、今回のような方法も1つの手法として参考にしてみてくださいね。
では次回は引き続きHGBFヴァイスシナンジュを製作していきますのでお楽しみに!
良いガンプラライフを。ではでは~。
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HGBF 1/144 ヴァイスシナンジュ
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