製作① 光硬化パテを使った穴埋めなど ⇒ 製作② 合わせ目消しなど ⇒ 製作③ タンク部分の合わせ目消しと台座脚部の動力パイプ新造 ⇒ 製作④ マスキング塗装など ⇒ 製作⑤ 動力パイプを使ったディテールアップなど
今回は、HGUC 1/144 メガ・バズーカ・ランチャーの製作④をご紹介します!
前回までで合わせ目消しや後ハメ加工のような凝った作業は終わっていますので、今回から全体的な塗装をしていきます。
全体的な塗装と言っても、細かいパーツ類も合わせ目消し前にすでに塗装しているので、本体や足まわりくらいになります。ですがこれら大きめのパーツ類もパーツ分けされているわけではないので、最後の仕上げに向けて細かくマスキング塗装をしていきたいと思います。
まずは前回アイアン色で塗装した箇所をマスキングしておきます。タンクのグリップ側は、青系エナメル塗料を調色してフチを筆塗りしておきます。つや消しコートが出来ない部分なので、フラットブルー系で塗装しておいたほうがいいですね。筆塗りしたフチが乾いたら、画像のように全体にベターっとマスキングして覆っておきます。足まわりのパーツも細かくマスキングです。
足置きは端のレール部分をマスキングします。マスキングテープを小さめにカットしておき、形状に合わせて細かく貼り付けていきます。際なんかは爪楊枝を使いつつ、しっかりとピッタリと貼りつけておき、エアブラシから吹き出した塗料が隙間に入り込まないよう徹底しておきます。細かい作業で忍耐力も必要ですが、キレイな完成状態を意識しつつ慎重にマスキングしておきます。
爪楊枝はピンセットなどのように固く無いですし、塗装した面を傷つけずにマスキングテープを貼ることができるので使い勝手がいいです。どの家庭にもあるほぼタダ同然のアイテムなので、スミ入れや塗装などの作業でも積極的に使っていきたいですね。
足置きのパネル板はグレー系+パープル系+ガンクローム系などを適当に混ぜて調色して塗装しておきました。どこかで使った塗料をそのまま流用した形になります。
今回はガンクローム系が少し入っているので、わずかにラメっぽくもなっていてメカらしさが出ています。こういった比較的主要パーツではないような部分には、他キット調色時に余った塗料などを使うようにするといいですね。
塗装した足置きパネル板は、脚の付け根を塗り分けるため、板の部分をマスキングしておきます。マスキングテープを使うのはもったいないので、先月のカレンダーページをメモ帳として切り出しておいたものを使ってマスキングしています。
前回、一部にマスキングしておいた台座脚部パーツと共に、ニュートラルグレーⅣ20%+ジャーマングレー80%(くらい)(共にガイアカラー)で調色したもので塗装しておきます。
画像中央に写っている、台座脚部後ろのパーツはジャーマングレー(ガイアカラー)で塗装しておきます。パネル板の紙マスキングは剥がしておきました。なかなかいい感じに塗り分けできました^_^
最後に、青く塗装するパーツ類はウルトラブルー50%+コバルトブルー40%+ジャーマングレー15%(ガイアカラー)で塗装しておきます。ジャーマングレーはあまり黒くなりそうなら少なめに混ぜたほうがいいかもです。メガバズ本体部分はマスキングした箇所(動力パイプや後部の可動するところなど)があるので、塗り残さないように塗装しておきます。
これで大まかな塗装は終わりましたので、あとは細かい箇所を筆塗りしていきます。
各部のモールド類をエナメルのフラットレッドやフラットイエローなどで色をつけておきます。スミ入れはコピックモデラー、モールド類はエナメルのジャーマングレイなどで筆塗りしておきます。はみ出たらエナメル溶剤を綿棒につけて拭き取り、きれいに色分けしておきます。
タンクのライン型モールドはエナメルのフラットブラックなどで塗り分けます。メガ・バズーカ・ランチャーはそれほど細かいスミ入れ箇所もないので、サクッと仕上げておきます。足置きパネル板のスリット部分は適当に汚しを入れておきました。
付属の水転写デカールを貼ったら、あとはいつものMr.スーパークリアーつや消し(C182)でコートしておきます。
つや消しコートをしたあとは、各部のマスキングを剥がしておきます。この瞬間が一番気分がいいかもです。しっかりと塗り分けられているか確認する時は少しドキドキしますが、きれいに塗り分けられていると何とも言えない満足感があります。(かさぶたを剥がす時の気分に似てますかね―^_^;)
以上、今回はここまでです。だいぶできてきましたね~♪ 本体部分などはいつも作っている感覚とは違った構成で作り上げるので、なかなか難しいところもあるかと思います。重いため、ペインティングクリップに挟んで塗装するのも難しいですし、大きめのクリップで挟んだりと塗装などでも工夫が必要です。
ですがガッツリとガンプラ製作を楽しむにはとてもいいキットになっていると思います。製作時にはじっくりと製作に没頭してみるといいですね。
では次回がラスト、HGUCメガ・バズーカ・ランチャーを完成させていきますのでどうぞお楽しみに~。
良いガンプラライフを。ではでは~。
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HGUC メガ・バズーカ・ランチャー
製作① 光硬化パテを使った穴埋めなど ⇒ 製作② 合わせ目消しなど ⇒ 製作③ タンク部分の合わせ目消しと台座脚部の動力パイプ新造 ⇒ 製作④ マスキング塗装など ⇒ 製作⑤ 動力パイプを使ったディテールアップなど
4 件のコメントがあります。
U.C.0063
on 2017年8月21日 at 20:53 -
nori様
その後、風邪の具合はいかがでしょうか?
お大事になさって下さい。
TOPの百式とメガバズのツーショット超カッコイイです!
制作工程は、ハンパなく大仕事ですね(^_^;)
私も素組でほったらかしのメガバズに手を付ける時は相当気合いを入れないといけませんね。(T_T)
メガバズの完成品レビューが待ち遠しいです(^_^)
nori様
また初歩的な質問をさせて頂きます。
私は普段、ツヤ消しで仕上げるものは合わせ目の所以外はヒケ処理をしません。
ツヤ消し、半ツヤ、メタリック仕上げなどにより変わるとは思いますが
nori様は整面(ヒケ)処理は普段、どの様になさっているのでしょうか?
参考までに教え頂けるとありがたいです。宜しくお願い致します。
nori
on 2017年8月22日 at 16:24 -
コメントありがとうございます!
体調に関しては、だいぶ良くなりましたね。
まだちょっと咳が出る感じですがまぁ問題ないです^_^
ありがたいコメントに感謝ですm(_ _)m
百式とメガバズはほぼそれ用に組み合わせられた同士なので、並べるととても様になりますよね~^_^
今回はメガバズは流用なので、それに合わせて百式が作られている部分もあるかもですね♪
ヒケ処理等に関しては、目立つパーティングラインはほぼ消しますね。
ヒケも腿(もも)の外装パーツなど、目立つ部分だとヤスって整えます。
膝関節パーツなどはメタリック系で塗装するのであまりヤスりたくないのですが、MGなどの大きいキットだとヒケが目立つ場合があるのでヤスって、エヴォ系下地材を吹いてから塗装します。
まぁそれでも完璧にというわけではなく、あくまで気になったところ、目立つところだけって感じです^_^;
つや消しだとある程度はカモフラージュしてくれますしね♪
ホントは全箇所こまめにヤスっていくのがいいんでしょうけど、まだまだ甘いのかな―って感じです^_^;
もっとレベルアップしていくと、全てパーツをきれいにしないと気がすまないという感じになるのかもしれませんね^_^
U.C.0063
on 2017年8月22日 at 20:14 -
nori様
早々に御返事頂きましてありがとうございます。感謝致します。
nori様の完成度を求めるとやはり丁寧に作られておられるのですね。
とても勉強になりました。
私も目立つ所からやってみて少しづつステップアップ目指します。
いつも初歩的な質問にも丁寧にお答え下さりありがとうございます。
これからも素晴らしい作品を見させて下さい(^_^)
アドバイスありがとうございました。
nori
on 2017年8月24日 at 08:05 -
コメントありがとうございます!
ヒケやパーティングラインなんかは、どこまで消すかはその人の満足度や納得度なんかで変わってきますしね~。
経験を積むに連れてどのくらい消せば仕上げた時にわからないようになるかなど、全体的な要領もつかめてくる感じです^_^
(自分もまだまだですけど^_^;)
パーティングラインはヤスったりナイフで削ったりして消さないとどうしようもないですけど、
ヒケなんかはサフを吹くだけで良かったりするので、
いろんな手を使って早くより良くですね♪