今回は、GUNDAM NEXT FUTURE限定 HG 1/144 ガンダムエアリアル [リサーキュレーションカラー/ネオンブルー] のレビューをご紹介します!
HG ガンダムエアリアル [リサーキュレーションカラー/ネオンブルー]は、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するMS「XVX-016 ガンダムエアリアル 」のリサーキュレーションカラー/ネオンブルー仕様の1/144スケールモデルキットです。ブラックのリサイクル素材(エコプラ)に、鮮烈なネオンブルー成形が融合したスタイリッシュなカラーリングが再現されています。価格は1,430円(税込み)。GUNDAM NEXT FUTURE限定の商品です。
主人公であるスレッタ・マーキュリーが搭乗し、主にアスティカシア高等学園の決闘で使用されたGUND-ARM「XVX-016 ガンダムエアリアル」がリサーキュレーションカラーで登場。
2022年10月に発売されたHG ガンダムエアリアルとは本体、武装類ともに形状が全く同じですが、ブラックとライトブルー(ネオンブルー)を基調とした特徴的なカラーリングが再現されています。その他専用のスペシャルマーキングシールも付属。ただしインモールド成形の胸部シェルユニットパーツは付属していません。
全身がほぼブラックで、部分的にネオンブルーが配色されています。シェルユニット部分は通常のガンダムエアリアルと同じクリアブラック成形色での再現。ブラック成形色パーツにはエコプラが使用されるなど環境にも配慮されたキットになっています。
エコプラ・・・ポリキャップなどの一部パーツを除き、ガンプラ生産時に出るプラスチックやユーザーから回収したランナーなどのリサイクル材を利用して作ったプラモデル。
通常のガンダムエアリアル用のダブルサイドシールが付属し、頭部センサーや各部シェルユニットなどを補います。ビームライフルのセンサーやガンビット(ビットステイヴ)を色分けするシールも付属していますが、説明書に貼り付け指示はありませんでした。余ったシールはお好みで使用してくださいとのこと。
ダブルサイドシールは裏面に絵柄がプリントされているため、シェルユニットのクリアブラックパーツの裏面からシールを貼ることで発光状態を演出することができます。裏面が真っ黒(非発光状態)のものもあり、お好みで発光状態と非発光状態を選択することができます。
関節や内部パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。
ポリキャップも不使用。関節は各部ともKPSパーツによる組み合わせで関節強度はまずまず高め。特別負荷のかかるような装備はないため不安定な感じもなく、自立は安定しています。
エスカッシャン(シールド)、ビームライフル、ビームブレイドエフェクトパーツ、ビームライフル用ジョイントパーツ、ビームサーベル刃✕2が付属。
スペシャルマーキングシールが付属。大小のエコプラリサーキュレーションのマークが多数収録されています。肩部や大腿部などに貼り付けます。
各部を簡単に見ていきます。
頭部。黒の中に点在するネオンブルーが印象的。額や左右のダクト、顎といった一部がバランス良く色分けされています。メット部は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目はモールド化。
ツインアイと後頭部センサーはグリーンのシールでの色分けしますが、こめかみのバルカン共々別パーツ化されているので塗装で塗り分けるのもラクです。
額のシェルユニットはダブルサイドシールを貼って発光を表現しますが、非発光用のシールはないので塗装が必要です。
ツインアイと後頭部センサーは赤いものも付属するので、貼り付けることで覚醒したような禍々しい雰囲気を持ったガンダムエアリアルを表現することができます。結局劇中では覚醒シーンはなかったですね・・・;
胸部。逆三角形の特徴的なシルエットで、各部にスリットや段差状のモールドが細かく造形。近未来的なデザインになっています。こちらもブラックに点在するネオンブルーが印象的。
首はダブルボールジョイントパーツでフレキシブルに可動。肩もボールジョイントによる接続で前方に展開しますし、上下にも少し可動させることができます。
胸部シェルユニットはクリアブラックパーツとダブルサイドシールによって発光と非発光状態が再現可能。発光状態はゴールドとメタリックレッドで色鮮やかですが、非発光状態は色なしでディアクティブな演出を楽しむことができます。
腰アーマーは前後とも軽装。フロントアーマーに少し装甲がデザインされているだけです。フロントアーマー裏にモールドはなくフラットな状態。
腕部。ガンダムエアリアルの近未来的なデザインは健在ですが、特にネオンブルーで色分けされた箇所はなく、全体がブラックのみで構成されています。合わせ目ができないパーツ構成。
ショルダアーマーもネオンブルーでの色分け箇所はなし。全体がブラックで構成されていますが、上部のシェルユニットはシールでの色分けとなっています。シールの貼り替えで発光、非発光状態が再現可能。
脚部。こちらも近未来的なデザインで、太めの大腿部から裾にかけて細身な女性らしいシルエットで造形されています。大部分をブラックが占めますが、大腿部後部や膝のスリットダクト部分にネオンブルーが配色されています。
大腿部は左右と前面の組み合わせで後部中央に合わせ目ができます。膝から下も左右の組み合わせで後部に合わせ目ができます。どちらも内部にパーツを挟む構造なため、合わせ目消しは少し手間そうです。
膝はヒンジによる後ハメ構造で、大腿部とヒザ下を組んでから組み合わせるため、比較的組み立てがラクです。簡単に分解できるのもメリット。
大腿部前面にはシェルユニットが造形。こちらもクリアブラックパーツの裏からダブルサイドシールを貼っての再現で、発光と非発光を選択することができます。貼り替えたい場合は大腿部を一旦バラす必要があるのでちょっと面倒。
ソール部。こちらも近未来的なデザインで、足底がネオンブルーで色分けされています。足首はヒンジ接続で前後に可動するのみで、左右にロールさせることはできません。
つま先側はボールジョイント、かかとは1軸でともにロールが可能。個別に可動するため、接地時にうまく配置することでバランスを調整することができます。つま先側はボールジョイントなのでより自由に可動させることができます。
バックパックも下部のスリットダクトがネオンブルーで色分けされるなどバランスのとれた配色になっています。上部には2本のサーベルホルダーが造形され、サーベル柄は脱着が可能。
中央のシェルユニットも他の箇所と同様、クリアブラックパーツの裏からダブルサイドシールを選択して貼り、発光と非発光を表現します
背部バックパックはシンプルな2ダボ接続。なので一部のHGのバックパックが装備できますし、HG水星の魔女シリーズの多くのバックパックは装備可能です。
HG ミラソウル社製フライトユニットももちろん装備可能。黒いガンダムエアリアルに装備させてもなかなか様になりますね。
バックパック中央に3.0mm穴があるので、HGBCなどのオプションパーツなども装備させることができます。各所に3.0mm穴があるので、カスタマイズ用のベース機としても重宝しそうです。
通常のHGガンダムエアリアルと並べて。全身が真っ黒なせいかヒロイックさはないですが、シールで部分的に色分けされているシェルユニットがより鮮やかで際立っている感じがありますね。
プレバンから発売のHGガンダムエアリアル パーメットスコア・シックスと並べて。こちらとはシェルユニットの色味が異なるので、通常版以上に感じが違って見えます。このリサーキュレーションカラーにパーメットスコア・シックス用のシールを貼ってみても面白いかも。
形状が同じなので可動域も通常のガンダムエアリアルと全く同じ。首、腹部ともに適度に反らすことができます。ショルダーアーマーなどの干渉が少ないため、腕は真上にまで上げることが可能。肘は1重関節でV字程度まで曲がります。
腰は干渉なく360度回転可能。膝はヒンジの2重関節で深くまで曲げることができます。立膝も深くきれいな姿勢で再現可能。
左右への開脚は水平まで幅広く展開させることができます。足首はかかとは深くまで曲がりますが、つま先側はやや制限されます。HG水星の魔女シリーズの最新フォーマットで全体的に幅広く可動します。ヒンジ接続などで多少動きにクセはありますが、動きのあるポーズ、躍動感あるポーズにも十分に対応してくれそうですね。
ビームライフル。ガンダムエアリアルの携行火器になります。こちらもエアリアル本体と同様に近未来的で、銃口が2又で厚みのあるデザインになっています。
簡単な2枚パーツのモナカ割で上下に部分的に合わせ目ができます。
センサーはシールを貼る様になっていませんが、ちょっと物足りない感じがするので好みで貼り付けて色分けしても良さそうですね。銃口部分には付属のビームブレイドパーツが組付け可能。銃剣武装として使用することができます。
通常のガンダムエアリアルに付属しているビームライフルと並べて。
付属のジョイントパーツを使用することで、ビームライフルをバックパックにマウントすることができます。適度な固定強度があるので、簡単に外れるようなことはありません。
説明書に記載はありませんが、ジョイントパーツを介せば大腿部にマウントすることも可能です。特に決まりはないので、他の箇所にマウントして楽しむのもありですね。
エスカッシャン。通称「ガンビット」で構成された多目的攻防プラットフォームになります。対ビーム能力を有したシールドとしての運用も可能。角型ダクトのみネオンブルーでの色分けとなっています。
通常のガンダムエアリアルに付属しているエスカッシャンと並べて比較。全体がブラックなので、ガンダムタイプらしいヒロイックさは全く無いですが、その分統一感があり、強度の高さを感じさせるカラーリングになっています。
浮かせてディスプレイさせる場合は、通常通り股間部にアクションベースやスタンドの3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。しっかりと組み付けられるので、キットがクルッと反転したりすることはありません。
ビームライフルは通常の握り手をグリップに組み付けて保持します。グリップが角型で隙間なく握らせられるのでしっかりと保持させることができます。手甲パーツもしっかりと組み付いているのでバラける心配はなし。
エスカッシャン(シールド)は1ダボ接続で前腕にマウント可能。しっかりと固定されますし、1軸でロールするので配置角度を変更することができます。
可動が柔軟なので動きが付けやすいです。固定強度が高いところそうでないところがあるので、強度の弱い部分に少し負荷がかかって外れやすいところはありますが、概ね問題なく取り扱うことができます。
ビームライフルにビームブレイドを組み付けて。先端にビームブレイドを組み付けると重量が増すため、手首が少し垂れやすかったです。通常版のエアリアルはそんなことはなかったと思いますが、個体差なのか金型の劣化などがあるのかどうか・・・・;
説明書に記載はありませんが、エスカッシャンは背部にマウント可能でした。
ビームサーベルを装備して。こちらもサーベル柄が角型で隙間なく収まるので、スルッと落ちることなくしっかりと保持させることができます。ビーム刃はクリアブルー成形色での再現。
ビームブレイド、ビームサーベル刃ともにブラックライトで照らすと鮮やかに発光します。通常版のものはほとんど発光しなかったのでこれはなかなかうれしい誤算でした♪
エスカッシャンは中央の基部パーツと11基のガンビット(ビットステイヴ)に分解可能。
幅のあるビットステイヴは内側の横長ダボ接続で分解が可能。内側の横長ダボは収納可能です。画像にある小型のビットステイヴはビームライフルの銃口部分に組み付け可能です。
ガンダムエアリアルの全身各部にビットステイヴを装着してビットオンフォームに。全身各部に装着したことで全体のボリューム感が増し、より強度や運動性能の高さを感じさせる容姿に変化しました。
腰部と肩部にビットステイヴを装着。
前腕にもビットステイヴを装着。左右で形状が異なるので、設定度通りに装着させたい場合は組み間違えないように注意します。
リアアーマーは中央に1基のビットステイヴ、左右に幅のあるビットステイヴを組み付けてウイングのようなスタイルに。
ビットオンフォーム状態で通常のガンダムエアリアルと並べて。肩のビットステイヴもネオンブルーで色分けされているので、ビットオンフォーム状態でも全く違和感がなく、バランスの取れた配色になっています。
各部にガンビットを装着すると、ハネモノキットのような格好良さが宿うのが良いですね。
本体や武装類が同一成形色なので、射撃などの武装類を構えたポーズだと、銃口の向きや動きが把握し辛いのが難点と言えば難点かも・・・;
ただそれだけに、各所シェルユニットやビームブレイドのクリアブルーなどが際立って見えるのが良いですね。
ビットステイヴを展開して。水星の魔女ウェポンディスプレイベース(別売り)を使用することで、ビットステイヴを個別にディスプレイさせることができます。
大分部のビットステイヴは3.0mm軸なので、ウェポンディスプレイベースに付属している筒型ジョイントパーツで対応可能です。
画像左下の幅のあるビットステイヴは横長ダボのジョイントパーツを隙間に組み付けてディスプレイさせます。画像中央下の肩用ビットステイヴは凸型の横長ダボなので、角型穴のジョイントパーツを組み付けます。
コトブキヤのプレイングベースAを使用すれば、ビットステイヴを等間隔で射出するような見ごたえあるディスプレイを演出することができます。
頭部センサーを赤いシールに貼り替えて。外装のブラックと相まってかなりヒール感が強くなります。ディスプレイ時に敵機体として使ってみるのもありかも。
各部シェルユニットのシールを貼り替えて非発光状態に。
際立っていたシェルユニットの輝きが一気になくなり、黒尽くめのガンダムエアリアルに変化。強烈なディアクティブ感がありますね。頭部センサーだけ赤シールにしているのでなんとも異質な雰囲気に。
各部にスペシャルマーキングシールを貼り付けて。水転写デカールではないため、白フチが少し目立ちやすいですが、大小のエコプラリサーキュレーションマークがいい味を出しています。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。全身ブラックの中に柔らかいネオンブルーが加わることで、なかなか神秘的勝つ個性的なエアリアルに変化しています。ヒロイックさは全く感じられないものの、硬派や強固な感じがしますし、重厚感や独特の格好良さ、渋さがあって良いですね。全身ブラックのお陰で各所のシェルユニットやビーム刃も目立ちやすいです。
気になる点は、全身がブラックなのでホコリが付くと撮影した画像だと少し目立つかなと。ただしキットとしてはそんなにホコリは目立ちません。それとスペシャルマーキングシールは、白フチが目立つので個人的には水転写デカールだとありがたかったですね。
ガンダムエアリアル自体は通常版と全く同じなので、ギミックが豊富に楽しめますし、遊びがいも十分なキットになっています。ビーム刃が鮮やかなブルーに発光してくれるなど嬉しい配慮もありつつ、エコプラリサーキュレーションマークシールを貼り付けることでまた違った雰囲気に変化。好みは分かれそうですが、神秘的なカラーリングで独自の魅力が楽しめるキットなのが良いですね。
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