今回は、2016年11月に発売されたHG 1/144 MSオプションセット6 & HDモビルワーカーのレビューをご紹介します!
HG MSオプションセット6 & HDモビルワーカーは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、MS各種との組み合わせが可能な各種武装1/144スケールオプションセットの第6弾です。HG ガンダムバルバトスルプスやHGイオフレーム獅電、HGモビルレギンレイズなどと組み合わせることで、特徴的な装備を再現することができます。HDモビルワーカーも付属。価格は660円(税込み)です。
内容物は腕部ロケット砲✕2、腕部ロケット砲用ジョイントパーツ、マルチウェポンパック、マルチウェポンパック用のソードユニット、ブレーディッドバッド、ブレーディッドバッド用ジョイントパーツ、獅電用追加バイザー2種とアンテナパーツ、ガンダムバルバトスルプス用の握り手(左右)、HDモビルワーカー。全てKPS素材のダークグレー成型色パーツで構成されています。
ガンダムバルバトスルプス用握り手の手甲と獅電用追加バイザー2種のセンサー部分を補うものが付属。成型色がダークグレー一色なので、ブレーディッドバッドをグレーに、HDモビルワーカーの一部をブルーなどに塗り分けが必要です。
腕部ロケット砲。両腕部に装備可能なロケット砲になります。200mm砲より大型の弾頭を使用する近中距離用武装で、連射性は低下したが威力はこちらが高め。非使用時には砲口を後方に向けますが、その状態でも発射は可能とのこと。
本体部分は簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。簡単なパーツ構成ながらも、本体、基部パーツともに細かくモールドが入っていてチープな感じはないですね。
砲口も深くまで開口。各部ディテールがしっかりとしています。
本体と基部は簡単な3.0mm接続で反転させることができます。
ガンダムバルバトスルプス用の握り手。穴なしの握り手になります。通常のHGガンダムバルバトスルプスには武器保持用の穴あり握り手しか付属していないので、こちらに組み替えることでより自然な表情にすることができます。手甲は白いシールでの色分け。
穴ありの通常握り手と並べて比較。通常の握り手とは手のひらのモールドや指の形状が若干ですが異なります。手甲パーツは組み換えが可能。
HGガンダムバルバトスルプスに腕部ロケット砲と穴なしの握り手を装備して。大きな変化ではないですが、背面から見ると少し重厚感が増したように見えますね。
腕部ロケット砲基部のダボを前腕の3.0mm穴に差し込んで固定します。専用の武装で基部と前腕の形状が合っているため、簡単に組み付けるだけでしっかりと固定されます。
腕部ロケット砲に少し重量があるので、前方に向けて両手射撃するようなポーズだと少し前方に倒れやすくなるかも。うまくバランスを調整しつつ、格好良い射撃ポーズを演出したいところです。
握り手も穴ありのようなだらしなさがなく、手元が締まった感じになるのがいいですね。
付属のジョイントパーツを握らせれば、HGゲイレールなどに装備させることもできます。
腕部ロケット砲はジョイントパーツのグリップを握らせ、腕部ロケット砲の基部パーツを外して組み付けますが、グリップに隙間があってジョイントパーツがクルッと前側に反転しやすいため、ロケット砲の向きが変わりやすいので注意です。
もちろんHGゲイレールだけでなく、HGグレイズ(一般機/指揮官機)などその他のキットでも装備可能です。(画像はHGグレイズ改)。
ライフルとはまた違った雰囲気の武装でポージングにも味が出ますね。経年で手甲パーツがヘタれているとバラけやすくなり、腕部ロケット砲を落としやすくなるので注意。
ブレーディッドバッド。単純な破壊力を向上させた近接武装になります。見た目の通り、ベースボールのバットのようなデザインの格闘武装。部分的にスリットモールドが造形されるなど、近未来的な雰囲気も取り入れられています。
太い打撃部分はモナカ割で合わせ目ができます。
ブレーディッドバッドのグリップはハンドパーツに隙間なく握らせられるので、スルッと移動することなくしっかりと保持させることができます。
多少肩の可動が制限されますが、両手持ちも問題なく可能でした。通常のHGイオフレーム獅電が手元にないので、イオフレーム獅電(テイワズ所属機)に装備させてみました。
せっかくのバット型武装なので、野球のバッティングシーンをイメージしたポージングを(笑)。イオフレーム獅電が適度に動くので、バッティングポーズもそれらしい形で再現することができます。たまにはこういった格闘にこだわらない遊び方をするのもいいですね。
付属のジョイントパーツを使用することで、ブレーディッドバッドをバックパックにマウントすることができます。左右両側にマウント可能。しっかりと固定されるので、ふらついたり簡単には外れたりすることはありません。
イオフレーム獅電用のバイザー2種とアンテナパーツが付属。バイザーは額に1本アンテナと2本アンテナが造形され、ゴーグルもそれぞれブルーとレッドのシールで色分けします。1本アンテナのバイザーは1本角の青鬼のようなデザイン、2本アンテナは2本角の赤鬼のようなデザイン。
獅電の頭部に1本アンテナのバイザーとアンテナを組み付けて。
劇中では一度も搭乗することのなかったイオフレーム獅電改(オルガ機)に似たスタイルになります。(ちなみにオルガ機は機体色が白。後頭部アンテナがなく、左肩にはL字シールドを装備しています。)青いテイワズ所属機と組み合わせると意外としっくり来るのがいいですね。
獅電の頭部に2本アンテナのバイザーとアンテナを組み付けて。
こちらも独特の頭部形状で表情が個性的。面白みがあっていいですね。赤い獅電(HGイオフレーム獅電やHGイオフレーム獅電改:流星号)と組み合わせると更に赤鬼らしさが出て良さそうです。
1本アンテナと2本アンテナのバイザーともに少し引き抜いて上げることで、内部センサーを露出させることができます。索敵時などの表情付けするにもいいですね。
マルチウェポンパック。ライフル本体に各種装備を装着可能なウェポンパックになります。バレル下部にグレネードランチャーやロケットランチャー、ソードユニットなどを装着することで、射撃から格闘戦まで幅広く対応可能とのこと。全体をライトグレーに塗り分ける必要があります。
本体部は簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。バレルは合わせ目なし。バレル下部にはグレネードランチャー、左右には装甲パーツが組み付けられています。グレネードランチャーも簡単なモナカ割で各面に合わせ目あり。バレル下部への組み付け強度にやや不安があるので注意です。
バレル下部のグレネードランチャー、各部装甲パーツは脱着が可能。バレルも組み付け強度が弱くふらつきやすいので注意。
マルチウェポンパックの本体部側面には横長ダボ(赤◯)があり、装甲パーツを取り外すことでモビルレギンレイズのリアアーマーにマウントすることができます。こちらはしっかりと固定されます。
画像のように下のグリップガードで支えるため、グリップから抜けることなく安定して保持させることができます。モビルレギンレイズ自体は軽装ですが、マルチウェポンパックが厚みのある武装なので、装備させることでより攻撃的な演出が出来ていいですね。
マルチウェポンパック下部に装着するソードユニット。ゴツみのあるソード型のユニットで、かなり破壊力の高さを感じさせる作りになっています。全体をライトグレーに、刃の部分はシルバーに塗り分けが必要です。
モナカ割の簡単な作りで各面に合わせ目ができます。角にくる合わせ目はそんなに目立たない印象。
バレル下部のグレネードランチャーを外し、モビルレギンレイズの前腕にはガントレットを装備させておきます。そして下部からソードユニットを組み付け。
経年の影響か、ガントレットが少しバラけやすかったですが、全体的にまずまずな固定強度で形状を維持することができます。
ソードユニットを装備したことで更に重量が増していますが、肩部ボールジョイントをしっかりと押し込んでおくことで、腕が垂れることもなく保持させることができました。
マルチウェポンパックという名前の通り、これ一つで射撃や斬撃などのバリエーション豊かな攻撃パターン、ポージングを演出することができます。
HDモビルワーカー。夜明けの地平線団が採用しているモビルワーカーになります。別名「夜明けの地平線団モビルワーカー」。ギャラルホルンのモビルワーカーと形状は似ていますが、無駄がなく洗練されたデザインでの造形となっています。
HDモビルワーカーを色んな角度から。劇中では第2期の初話、鉄華団襲撃シーンでガルム・ロディと共に登場。ダークグレー成型色のみなので、大部分をブルーに塗り分ける必要があります。
5個パーツ構成。他のモビルワーカーと同様、裏面は大部分が肉抜き穴になっています。普通に接地させているぶんには目立ちませんが、塗装などして設定に忠実に再現したい場合は穴埋めがそこそこ手間取りそうですね;
上部のターレットはロール可能。砲身を360度回転させることができます。左右の装甲も上下に可動。ちょっとした表情付けが可能です。
HG MSオプションセット1~6に付属しているモビルワーカーと並べて比較。モビルワーカーの中ではかなり大型で、ギャラルホルンモビルワーカー(画像上中央)と同サイズ程度。
ギャラルホルンモビルワーカーと並べて。
下部に3.0mm穴はないので、動いているような表情は付けにくいかも。肉抜き穴に3.0mm軸を差し込んだり、少し傾けたりして表情を付けてみました。波型のエフェクトパーツなどを後方に配置すると走っているような雰囲気が出そうですね。
ガルム・ロディがキット化されていないので、手元にある夜明けの地平線団所属MSとしてHGユーゴーと組み合わせてみました。MSと比べるとかなり小型。前後に並べることで、MSの巨大さも相まってリアルな雰囲気を味わうことができます。
適当に何枚かどうぞ。
以上、HG MSオプションセット6 & HDモビルワーカーのレビューでした。
続いてHG MSオプションセット6 & HDモビルワーカーのパッケージ・ランナーレビューです。
パケ絵はこのオプションセット6に付属している武装やモビルワーカーに加え、ブレーディッドバッドや腕部ロケット砲を装備するバルバトスルプス、ソードユニット付きのマルチウェポンパックを装備するモビルレギンレイズが合わせて掲載されたものになります。背景は宙域をイメージしたイラスト。
パッケージサイズはHGBCや他のMSオプションセットと同じ。
横絵はマルチウェポンパック、ブレーディッドバッド、腕部ロケット砲、HDモビルワーカー、そして獅電用の追加バイザーについて簡単に記載されています。小型オプションアイテムですが何気に武装は多め。
開封。全部で1袋分のランナーです。
説明書は1枚もの説明書。四つ折りになっています。
カラーガイド。
↑A1、A2ランナー。共にダークグレー成型色で、A1は腕部ロケット砲、A2はルプスレクス用のハンドパーツとHDモビルワーカーパーツ。KPS素材です。
↑A3、A4ランナー。共にダークグレー成型色で、A3はブレーディッドバッドや獅電用のバイザーパーツなど。A4はマルチウェポンパック、ソードユニットパーツです。KPS素材。各MSに追加できるようなスイッチ分割になっていますね。
↑ホイルシール。
以上です。腕部ロケット砲は装備させることで重厚感が出ますし、ブレーディッドバッドもバットのような武装で個性的。そのぶん面白みのあるポーズが演出できますし、硬派なHG鉄血のオルフェンズシリーズにいろんな色が出てきて面白いですね。獅電用のバイザーも赤鬼、青鬼をイメージした獅電が演出できるなど、遊び心をくすぐるような武装になっています。
気になる点は、マルチウェポンパックの全体的な固定強度が弱く、バレルや下部のグレネードランチャーがふらつきやすいので注意です。経年でポロリなども出てきそうなので、長く使いたい場合は強度を上げるようになりそうですね。
そんなマルチウェポンパックも、ソードユニットを組み付けることでポージングバリエーションが広がりますし、軽装MSにこれ一つ装備させるだけでかなり違ってきます。カスタマイズ性も高そうなので、組み合わせ例に上がっているキットだけでなく、様々なキットと組み合わせてオリジナルの装備を楽しんでみるのも良さそうですね。
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2 件のコメントがあります。
匿名
on 2023年6月29日 at 15:45 -
良いですなぁやはり……。
でもルプス握り手のせいかこのオプションだけ適正価格が一つも無いんですよね………
nori
on 2023年7月2日 at 11:22 -
コメントありがとうございます!
オプションセットはものによって余っているもの、巷で見る影もないものがかなり分かれてますよね;
それだけに、品薄アイテムは再販に注力して貰いたいかなと思いますがなかなか・・・;