今回は、2015年11月に発売されたHG 1/144 MSオプションセット2 & CGSモビルワーカー(宇宙用)のレビューをご紹介します!
HG MSオプションセット2& CGSモビルワーカー(宇宙用)は、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、MS各種との組み合わせが可能な各種武装1/144スケールオプションセットの第2弾です。HGグレイズやHG 百里、HG 百錬などと組み合わせることで、劇中の特徴的な装備が再現可能。CGSモビルワーカー(宇宙用)も付属。価格は660円(税込み)です。
セット内容は肩部ラック(左右)、320mmバズーカ砲、地上用ブースターユニット、輪胴式グレネードランチャー、四連式ロケットランチャー、CGSモビルワーカー(宇宙用)、ジョイントパーツ3種。別売りのHGグレイズ改やHG百錬、HG百里などと組み合わせることで、劇中に登場したような武装スタイルを再現することができます。
成型色はグレーのみで素材はKPS。シールは輪胴式グレネードランチャーと四連式ロケットランチャーの一部を補うのみでわずか。肩部ラックやモビルワーカーは大部分を細かく塗装する必要があります。
肩部ラックと320mmバズーカ砲。タービンズとの戦闘時、昭弘・アルトランド搭乗のグレイズ改が装備していた印象的な武装になります。
肩部ラックは3、もしくは4個パーツ構成。中央にはスライド式のレールが造形されています。上部に出来る合わせ目は段落ちモールドっぽく造形。レール部分はグレーやホワイトに、左右の装甲部分はダークグリーンに塗り分けが必要です。
片側のラックにはスライド式のジョイントがあり、レールに沿って反転させることができます。
320mmバズーカ砲。標準武装として開発された大型火器で、ロケット弾の発射が可能です。肩部ラックに装着することでマウントしたままの発射も可能。適度にボリューム感のある武装で、多数パーツ構成でしっかりとした作りになっています。
砲身部や後部の本体部など、上下に合わせ目ができます。後部のフックや上部マガジンの可動、脱着ギミックなどは特に再現されていません。
砲身後部のフォアグリップはロール可能。
グリップ、フォアグリップ共に前後に幅広くスイングさせることができます。グリップのスイング幅が広いので保持はしやすそうですね。
HGグレイズ改(別売り)に装備して。劇中でタービンズの百錬(アミダ機)やアジーの百錬と戦闘を繰り広げた際に装備していたスタイルになります。装備することで少しですが重厚感あるグレイズ改に変化。
320mmバズーカ砲は前方に展開させればグリップを握って射撃体勢を取ることができますし、フォアグリップを握らせることで両手持ちも可能です。グレイズの肩可動域が広いので両手持ちは余裕。
肩のラックに接続されているため、多少手首に角度がついたりしてせせこましい感じはありますが、肩を上下させるだけで砲口が定められるので射撃ポーズはラク。難しいようならラックから外して構えさせてもいいのかなと思います。
劇中ではあっさりと破壊されてしまってあまり射撃シーンなどは見られなかったと記憶していますが、キットだと思う存分射撃ポーズが楽しめるのがいいですね。(記憶違いだったらすいません;)
付属の筒型ジョイントパーツをラックに組み付けることで、HG MSオプションセット1&CGSモビルワーカーに付属しているグレイズ用のシールドをマウントすることも可能。
地上用ブースターユニット。腰部に追加可能なオプション装備で、重力下におけるグレイズの機動力を向上させるために開発されたユニットになります。左右のブースターとそれを繋ぐアームで構成されています。
基部のアームは1個パーツ構成で作りがシンプル。
左右のブースター。特別派手な装備ではないですが、可動式のスラスター口や動力パイプが造形されるなど程よいメカニカルさがあります。本体部分はライトグレーに塗り分けが必要。
本体部分は左右の組み合わせですが、側面の合わせ目はモールド化。
グリップは上下に展開可能で、先端のスラスター口?も上下にスイングさせることができます。
下部のスラスター口も上下に展開可能。装甲内部にはスリットモールドが造形されるなど作りが細かいです。
地上用ブースターユニットはグレイズ系のリアアーマーにマウント可能。しっかりと固定されて簡単には外れないのでポージングに専念することができます。
ブースター本体も前後にスイングしますし、
アームとの接続部分がボールジョイントなので幅広く前後させることもできます。ボールジョイントの接続強度が高いので、グリグリ弄り過ぎるとアームが白化したりねじ切れたりする可能性もあるので注意です。
HGグレイズに装備して。曲芸飛行も可能とのことなので、かなり自由度の高いフライトシーンが演出できそうです。
HGグレイズ (地上戦仕様)に装備させることで、ミレニアム島での戦闘時に登場したグレイズを再現することができます。
地上戦仕様は元々大腿部にブースターを装備しているため、地上用ブースターユニットを装備すると腰回りが干渉しやすくなります。ですがその分重厚感は出ますし、ユニットがボールジョイントで適度に可動するのである程度の干渉は避けることができます。
四連式ロケットランチャー。四連装の実弾兵器で、炸薬弾とスモーク弾、ナパーム弾等が使用可能。用途に応じて使い分けられるようになっています。見た目によらず重量は比較的軽いとのこと。グレー成型色のみで構成されていますが特に塗装の必要はありません。
本体部分は左右の簡易的な組み合わせで上下に合わせ目ができます。後部などが細かく造形されていて作りはいいですが、起伏があるので合わせ目消しは少し難しそうではありますね。
グリップは前後にスイングが可能。
砲口はモールド入りのパーツを被せるため合わせ目はなし。砲口のモールドは赤いシールを貼っての色分けです。
四連式ロケットランチャーは百錬のリアアーマーにマウント可能。側面と上部にジョイント穴がありますが、側面の穴は大きめで固定が浅く、外れやすいので注意です。上部のジョイント穴(下の画像)はしっかりとマウント可能。
四連式ロケットランチャーを装備して。グリップが前後に可動するため、肘がしっかりと曲げられるので保持に難しさはないですね。比較的軽量なので腕が重量で垂れるといったことも少なそうです。
輪胴式グレネードランチャー。炸薬弾を発射するリボルバー型の実弾兵器になります。ドラムマガジンはモールドの上からブラウンのシールでの色分け。こちらもグレー成型色のみですが塗装の必要はありません。
簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。
砲身下部のにジョイント穴があるので、百錬のリアアーマーにマウント可能。
輪胴式グレネードランチャーの保持は手甲パーツをバラしてグリップを握らせます。
しっかりと握らせられて安定した保持が可能。劇中でもアミダ機が使用していたのでそれに合わせて装備させてみました。単純なモナカ割構造なので、その分脆さもなくて取り扱いやすいですね。
四連式ロケットランチャーと輪胴式グレネードランチャーは付属のジョイントパーツを使用することで百里にマウント可能。百里のバックパック側面にあるカバーパーツを外して組み付けます。
ジョイントパーツもしっかりと固定されるので特に不自由さはないですね。キットのポージングに注力できます。特に干渉もなし。
もちろん通常通りに保持して射撃ポーズを再現することもできます。
CGSモビルワーカー(宇宙用)。モビルワーカー特有のメカニカルな装甲や後部プロペラントタンク、左右の30mmマシンガン、脚部スラスタなどが緻密に造形されています。グレー成型色のみなので、本体部をライトブルー、プロペラントタンクをオレンジなどに塗り分けが必要。
いろんな角度から。裏面はガッツリ肉抜き穴。埋めてキレイにしたい場合はなかなか手間な作業が必要です。下以外からは肉抜き穴があまり見えないような作りになっているのはいいですね。
上部は左右に少しスイング可能。
30mmマシンガンは上下に幅広く可動させることができます。
CGSモビルワーカー (地上用)と並べて比較。本体部分の形状はよく似ていますが、後部プロペラントタンク、脚部バーニアなど宇宙仕様特徴的な装備が追加されています。成型色も違っています。
下部に3.0mm穴などはないですが、肉抜き穴に3.0mm軸を差し込むことである程度固定させることができます。
肩部ラックと320mmバズーカ砲、地上用ブースターユニットを組み合わせて重武装仕様のグレイズ改に。
おそらく劇中ではこの仕様にはなっていないと思いますが、重厚感あるグレイズ改を再現することができます。そういった部分もこのMSオプションセットの醍醐味ですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上、HG MSオプションセット2&CGS モビルワーカー(宇宙用)のレビューでした。
続いてHG MSオプションセット2&CGS モビルワーカー(宇宙用)のパッケージ・ランナーレビューです。
パケ絵はこのMSオプションセット2に付属している内容物が一通りと、肩部ラックや320mmバズーカ砲、地上用ブースターユニットを装備した重武装のグレイズ改、輪胴式グレネードランチャーと四連式ロケットランチャーを構える百里が掲載されています。
パッケージサイズはHGBCなどのオプションセットと同じ小型パッケージ。
横絵はHGグレイズ改やHG百錬、HG百里と組み合わせた状態の画像やユニット、武装の解説が文字多めで細かく記載。
開封。全部で1袋分のランナーです。
説明書は1枚ものが四つ折りで入っています。
カラーガイド。武装類はグレーのみで一部のみ色分けされているものが多いですが、肩部ラックとモビルワーカーは適度に塗り分けが必要。モビルワーカーは塗り分けが細かいので、大まかにエアブラシ塗装した後は筆塗りで処理したほうが良さそうですね。
↑A1、A2ランナー。ともにグレー成型色のKPSで、A1は輪胴式グレネードランチャーと四連式ロケットランチャー、A2は肩部ラックや320mmバズーカ砲パーツ。
↑A3、A4ランナー。ともにグレー成型色のKPSで、A3は地上用ブースターユニットやCGSモビルワーカー(宇宙用)パーツ、肩部ラックパーツ、320mmバズーカ砲パーツなど様々。A4は地上用ブースターユニットや肩部ラックパーツなど。
↑ホイルシールです。
以上です。思いの外武装の種類が多く、HG鉄血のオルフェンズシリーズキットを華やかに演出してくれるのがいいですね。単純に装備するだけでなく、数種を組み合わせることで重厚感あるグレイズ改が再現出来たり、輪胴式グレネードランチャーや四連式ロケットランチャーを百里のバックパックにマウント出来たりするのもお得感があります。
気になる点もほぼなし。320mmバズーカ砲や地上用ブースターユニットの完成度も高いですし、可動ギミックもよく考えられていると思います。モビルワーカーも緻密に造形されていますし、かなり遊べる充実した武器セットになっているのがいいですね。
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