今回は、1/1 ガンプラくん[ペインティングモデル]のレビューをご紹介します!
1/1 ガンプラくん[ペインティングモデル]は、雑誌『smart 2022年9月号 』の特別付録です。接着剤不要のスナップフィットキット。白成型色のみで構成され、組み立てた後はオリジナルカラーに塗装ができるペインティングモデルになっています。ビームライフルやシールド、ビーム・サーベルといった武装も付属。雑誌の価格は1,090円(税込み)です。
ガンプラくんはCMなどでガンプラの魅力を伝えるために登場したキャラクターです。ベースはRX-78-2ガンダム。バンダイホビーセンターの生産ラインから出てきた未確認規格のランナーで、自らを『ガンプラくん』と名乗り、世界中にプラモデルの楽しさを伝えていくことを使命としているとのことです。2頭身で頭部の大きさが際立ったキットになっています。
素材は主に恐竜骨格プラモデルなどで採用されているLIMEX(ライメックス)。石灰石を50%以上使っている新素材で、プラスチックよりもエコでSDGsにも対応しているとのことです。
つや消しの白成型色で、石素材が混ざっているのが分かるくらいの手触りとずっしりとした重量感があります。パーツの切り出しもし易いです。
ビーム・ライフル、シールド、ビームサーベル、台座が付属。
頭部が大きいのでそのまま立たせても倒れやすいですが、台座の支柱を股間部に組み付けることで安定したディスプレイが可能になります。股間部は3.0mm穴なので、アクションベースやスタンドにも対応しています。
頭部はツインアイやバルカン、額のセンサーなどが細かくパーツ分割され、塗装による色分けがしやすくなっています。への字スリットや左右のダクトも深くまで開口。CMで見られる性格から、どことなく小馬鹿にしたような表情に見えなくもないですね;
メット部は前側と左右の組み合わせで、側面と頭頂部から後頭部にかけて合わせ目ができます。内部構造が複雑なので、合わせ目消しはかなり大変そう。
頭部パーツ構成。
胴体部。頭部に比べて各部がかなり小型で、エッジの効いた収まりのあるデザインになっています。首やエアインテーク、腹部、腰部ヘリウムコアまですべてパーツ分割されています。バックパックは1個パーツ構成で塗り分けが必要ですが、バーニアなども緻密に造形されています。
胴体部パーツ構成。
腕部はかなり細身。1個パーツ構成で、肘関節やハンドパーツを塗り分けが必要です。肘にマルイチモールドは造形されていません。
脚部は脚底のみ別パーツ化されています。こちらは膝やくるぶしにマルイチモールドが造形。
腕部と脚部のパーツ構成。
腕部、脚部ともボールジョイント接続で適度に可動します。足裏は2口のスラスターのみ造形。
頭部はボールジョイント接続で適度に上下します。
左右へもスムーズにスイング可能。
腕は前後にスイング可能。左右へはほとんど広げることはできないようです。
脚は少し前後、左右に展開。バタバタした感じを表現することができます。
シールドは1個パーツ構成ですが、除き窓や十字マーク、裏面のモールドも細かく造形されています。
ビーム・ライフルも1個パーツ構成。表面には細かなモールドが造形されるなど、RX-78-2ガンダムのビーム・ライフル形状が忠実に再現されています。グリップは丸軸1本。フォアグリップの可動などもありません。
銃口は開口されておらず、センサーのディテールは簡易的です。センサーの根元が折れやすいので注意が必要。実際に折れてしまったので接着しました。
ビームサーベルも1個パーツ構成。リアルさはないですが、ビーム刃とグリップの幅が同じなので棒切れ感、ディフォルメ感があっていいですね。
ビーム・ライフルとシールドを装備して。ビーム・ライフルはハンドパーツに差し込み、シールドは二の腕あたりに組み付けます。
腕を上げるとビーム・ライフルが顎にヒットします(笑)CMのガンプラくん同様、どこか笑える要素があるのがいいですね。
シールドは適度な固定強度があるので、無理に動かさなければ外れることはありません。腰は回転せず。
脇を絞って内股にし、頭部を下向きにすることで、傷心してうつむいた状態のガンプラくんを再現することができます。成型色が白のみなので、塗装したほうがもっと雰囲気が出ていいかも。
ハンドパーツの穴が少し狭めなので、ビームサーベルをしっかりと差し込むのが難しかったです。きついようならピンバイス(おそらく2.5mm辺り?)で穴を少し広げてみると良いかも。(自己責任でお願いしますm(_ _)m)
浮かせてディスプレイ。頭がデカすぎるので、台座を使ってディスプレイさせないと頭部がかなり浮いた感じになります。ひょうきんですが、たまに違和感を感じてしまいそうではありますね。
今回はG-3カラーに塗装してみました。ツインアイやくまどり、胴体各部などを塗り分けたことでグッと印象変わりました。
塗装にはエアブラシを使用しています。パーツごとに塗装するだけでもしっかりとした色分けが再現されますが、一応部分的にマスキングをして色味を変えています。
肘や膝、バックパックの一部などは細かくマスキングが難しいので筆塗りで済ませています。
シールドは十字マークやのぞき窓も塗り分けました。
ビーム・ライフルはメタリックグレーで塗装。
ビームサーベルはビーム刃をクリアピンクで塗装し、根元を白でグラデ塗装しています。
一通り武装して。
頭部はクマドリを塗り分ける必要があるので少し面倒ですが、ツインアイや左右のダクト、額のセンサーなどはすべてパーツで色分けされているので、パーツごとに塗り分けて組み合わせるだけでキリッとした表情になります。
適当に何枚かどうぞ。
ピンバイスでハンドパーツの穴を広げたことで、ビームサーベルが奥までしっかりと差し込めるようになりました。
とさか前後のセンサーはホログラムフィニッシュシートを貼り付け、上からクリアレッドで塗装しています。
武器を持たせないほうが色々と表情がついていいかも。
通常のトリコロールカラーに塗装するのもありですが、せっかくのペインティングモデルなので自分の好きなカラーリングで塗装し、世の中に一つしかないガンプラくんを作り上げるといいですね。(G-3カラーに塗装したやつが言うことかーー・・・;)
以上、1/1ガンプラくん[ペインティングモデル]のレビューでした。
続いて1/1ガンプラくん[ペインティングモデル]と雑誌smart 2022年9月号のレビューを簡単に。
雑誌には乃木坂46の与田祐希さん、俳優の別府由来さんが組み立てて塗装したオリジナルカラーのガンプラくんや、ガンプラくんの組立方法がカラーで分かりやすく掲載されています。そのほか水星の魔女や現在行われているイベントに関しても簡単に掲載。
1/1ガンプラくん[ペインティングモデル]はパープルのビニール袋に入っていました。
開封。紙枠で作られた簡易的な緩衝材で保護されています。
別途白黒説明書も付属。
↑ランナー表裏。ランナーは部分的にスイッチや色分け用の繋ぎ目があるのと、品名にペインティングモデルと記載されているくらいなので、通常のガンダムカラーの1/1ガンプラくんも発売されそうですね。
以上です。ペインティングモデルで色分けされていないぶん、組んだだけだと物足りなさはあるものの、ガンプラレベルのしっかりとした構造でディスプレイモデルとしても十分な完成度になっています。あまり可動はしませんが、逆にそのぎこちなさからバタつく感じが表現できて、ディフォルメされた可愛らしさがありますね。
今回はエアブラシで塗装しましたが、ガンダムマーカーで塗り分けるとかなりラクに塗装でき、難しい作業も必要ありません。各部が細かくパーツ分割されているので塗り分けもしやすそうです。
ガンプラ初心者さんの塗装の入り口としても良さそうですし、フィギュアのような可愛らしさがあるので、量産型リコのように組み立ててデスクに置いておけば、仕事のモチベーションもアップするかもですね。
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