今回は、SD 三国創傑伝 天覇曹操ウイングガンダムのレビューをご紹介します!
SD 三国創傑伝 天覇曹操ウイングガンダムは、『SD 三国創傑伝』に登場する『天覇曹操ウイングガンダム』のSDキットです。進化したプロポーションと、パーツ分割によるSD史上最高峰の色分けを実現。一新された頭身バランスと各所の関節構造により、躍動感あふれるポージングが再現可能なキットになっています。超大型剣『天覇双翔剣』が付属するなど、本体に加えて武装もパワーアップしています。価格は880円(税込み)です。
劉備らとの決戦に臨む曹操の覚悟を具現化した姿で、本体やデバイス、大剣を強化した『天覇曹操ウイングガンダム』がキット化。2021年1月に一般発売されたSD三国創傑伝 曹操ウイングガンダムをベースに、強化された各部が新規造形で再現されています。
成型色はブラックとゴールド、シルバーをベースに、各部にクリアーブルーやクリアーレッドを配色。通常の曹操ウイングガンダム(以下、通常版)はブルーが主体でしたが、こちらはゴールドでより豪華さや絢爛さが増した印象です。シールは頭部を補うのみでわずか。大まかな部分はパーツで色分けされていますが、頭部やサイドアーマー、ソール部など細部に塗装が必要です。
関節パーツはグレー成型色で、他のSD三国創傑伝キットと共通のフレームが採用されています。
ポリキャップは使用されておらず、全てパーツによる構成となっています。背部に大型のウイングを装備し、やや後方に比重がかかりますが、自立は問題なく可能です。
パーツはランナーから手で切り離すことができますが、ゲートを一箇所カットするだけでラクに切り離せます。ゲートカットには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
天覇双翔剣(てんはそうしょうけん)とクリアーブルー成型色の胸部パーツが付属。胸部パーツは余剰です。
通常の曹操ウイングガンダムと各部を比較しながら見ていきます。
頭部。フェイスや左右の装甲、頭頂部の結などは通常版と変わらず。アンテナがゴールドとクリアーブルー成型色の2色で構成され、より大柄でシャープな造形になっています。額のセンサーや左右の青い装甲はシールでの色分けです。上部の結は青く塗り分けが必要。
側面や後頭部の形状は全く同じ。アンテナなどのゴールド成型色パーツは、通常版よりも明るめのゴールドになっています。後頭部はライトブルーに塗り分けが必要です。
胴体部。通常版に比べ、胸部装甲が新造されて形状が変化。フロントアーマーの形状は通常版から変わらずです。胸部装甲はモールドをゴールドやグレーに塗り分けが必要。
背部は通常版と全く同じ。リアアーマーの一部はライトブルーに塗り分ける必要があります。
腕部。基部形状は同じですが、クリアーブルーの装飾パーツが追加されて豪華な出で立ちに。
二の腕とハンドパーツ裏に肉抜き穴があります。前腕はパーツによって色分けが再現されていますが、一部をグレーに塗り分ける必要があります。
ショルダーアーマーは通常版にクリアーブルーの装飾が追加された形。大まかに色分けされていますが、色が足りないので前側の装飾をゴールドやライトブルーに塗り分ける必要があります。
脚部は通常版と全く同じ。違いはブルー成型色がゴールド成型色に変化したくらいです。サイドアーマーは一部装甲を黒く塗り分けが必要。その他、アンクルアーマー前面のダクトをグレー、ソール部のモールドを黒、脚甲をライトブルーなど、各部を細かく塗り分ける必要があります。
サイドアーマー裏や脚部造形はシンプル。
大腿部、膝から下、足裏各部に肉抜き穴があります。このあたりも通常版と同じ。
背部は曹操ウイングガンダム特有の存在感あるウイングを装備。
中央のデバイスは通常版に比べ、スロットや下部のフィンが追加されてやや大型化しています。
デバイスに挿入されているメモリは通常版と同じ、クリアーブルー成型色のフェニックスメモリです。表面にはフェニックスの頭部モールドが造形されています。
ウイングも通常版と同じ。各部が開口したフレームタイプで、表面にはラインモールドや3.0mm穴が造形。
接続部は通常版と同じ2ダボ接続なので、他キットへの組み合わせも可能です。
ウイングは付け根がボールジョイントで、回転させて下向きにしたり、前後に少しスイングさせたりすることができます。
通常の曹操ウイングガンダムと並べて比較。各部ともベースの形状に変化はないですが、頭部や肩部などに装飾が追加されたことで、全体的に派手さが増した印象です。
同じSD三国創傑伝シリーズの劉備ユニコーンガンダム、呂布シナンジュと並べて。多少の存在感はありますが、呂布と並べるとそこまで大柄というわけでもないようです。
可動域を通常版と比較して。腰の回転などは同じですが、腕や肩に装飾が追加された分、前腕の装飾が干渉して殆ど腕を上げる事ができなくなっています。
上半身を反らせる動きや見上げる動き、前後開脚なども通常版と同じです。
左右への開脚幅も同じ。通常版との違いは腕周りの装飾によって腕を上げる動きが制限されるくらいのようでした。
天覇曹操ウイングガンダムの各部可動域の詳細は以下のリンクから、曹操ウイングガンダムのレビューをご参考くださいm(_ _)m
天覇双翔剣(てんはそうしょうけん)。極限を超えて大型・高出力化した双々覇剣(そうそうはけん)の新たなる形態で、他の追随を許さない絶対的な攻撃力を誇るとのこと。
中央の大剣基部が新造され、左右に双羽剣(そうはけん)を組み合わせることで構成されています。双羽剣は通常版に付属しているものと同じ。
天覇双翔剣を装備して。SD三国創傑伝シリーズキットの中でも見たことがないくらいの大型武装になっています。
ハンドパーツに隙間なく収まりますし、腕が重量で垂れることもなく、しっかりとした保持が可能です。長さがありますが、干渉することは少なく、特に他の武器を取り扱うのと違いはないようです。
必殺技『天舞鳳凰大覇斬(てんぶほうおうだいはざん)』!!天覇双翔剣で斬りかかることで、必殺技を繰り出します。天舞鳳凰大覇斬は天を舞う鳳凰の如き、極大な斬撃とのこと。
天覇双翔剣を分解し、双羽剣のみ装備してのポージングも可能です。曹操ウイングガンダムと同じ武器ではありますが、天覇の容姿で二刀流スタイルが楽しめるのはいいですね。
トリニティバイクへの搭乗は、背部ウイングデバイスとリアアーマー、フェニックスメモリを外します。そしてバイクに搭乗させ、背部にバイクのジョイントアームを接続。
フェニックスメモリはバイクのコンソールデバイスに挿入可能。
トリニティバイクに搭乗して。リアアーマーは通常通り、ジョイントパーツを介してバイク後部にマウント可能。デバイスはバイクと干渉してしまうので、ひっくり返して背部に組み付けてみました。
前腕の装飾が干渉するので腕は上げづらいですが、それ以外の部分に干渉はなく、他のSD三国創傑伝シリーズキットと比べても特別ぎこちなさはないようです。ギ・エリアのキットなのでブルーのトリニティバイクに搭乗させます。
ブルーウイングコーポレーションに所属するキャラクターの武装を組み合わせることで、天覇曹操ウイングガンダムをパワーアップさせることができます。パワーアップに必要なキットは以下の通り。
・SD 三国創傑伝 張遼サザビー
・SD 三国創傑伝 荀彧ストライクノワール
・SD 三国創傑伝 夏侯惇トールギス III
・SD 三国創傑伝 夏侯淵トールギス
・SD 三国創傑伝 張郃アルトロンガンダム
・SD 三国創傑伝 徐晃ガンダムデスサイズ
※すべて別売りです。
徐晃ガンダムデスサイズからはウイングやデバイス、肩装甲、連死双鎌(れんしそうれん)、バットメモリを使用します。
張遼サザビーからはバックパック、ジョイントパーツ、ナイフメモリを使用します。
荀彧ストライクノワールからは背部ウイングと双夜燕(そうやえん)、サイトメモリを使用します。
張郃アルトロンガンダムからは両肩の無尽双頭(むじんそうとう)、スピアメモリを使用します。無尽双頭のアームが細身なので、脱着時には破損に注意します。
夏侯淵トールギスからは導覇砲-凄-(どうはほう-せい-)、ウイングメモリを使用します。
夏侯惇トールギス IIIからは導覇砲-豪-(どうはほう-ごう-)、ウイングメモリを使用します。
典韋マスターガンダムからは不断剛戦斧(ふだんごうせんぷ)、背部ウイング、アックスメモリを使用します。
天覇曹操ウイングガンダムの背部ウイングデバイス、荀彧ストライクノワールの背部ウイングと双夜燕(そうやえん)、徐晃ガンダムデスサイズのウイングを組み合わせて大型のウイングを形成。組み合わせる向きに注意が必要です。
張遼サザビーのバックパックと張郃アルトロンガンダムの無尽双頭(むじんそうとう)を組み合わせて背部武装を形成。
組み合わせた背部武装と背部ウイングを、天覇曹操ウイングガンダムの背部に組み付けます。干渉しやすいので注意が必要。
夏侯惇トールギス IIIの導覇砲-豪-(どうはほう-ごう-)と夏侯淵トールギスの導覇砲-凄-(どうはほう-せい-)は展開して形態を変えておきます。
そして天覇曹操ウイングガンダムの足裏に組み付けます。しっかりと固定されるので、ポーズを取っていてもポロリすることはなさそうです。
典韋マスターガンダムの不断剛戦斧(ふだんごうせんぷ)と背部ウイングを組み合わせて大剣を形成。張遼サザビーのジョイントパーツを使って天覇双翔剣(てんはそうしょうけん)と連結することで、超大型の武装となります。
徐晃ガンダムデスサイズのウイング基部と連死双鎌(れんしそうれん)を組み合わせてシールドを形成。天覇曹操ウイングガンダムの左腕に装着します。こちらも固定強度はまずまず高め。ポーズをとっても簡単に外れることはなさそうです。
背部デバイスには各キャラクターのメモリを装着。カラフルなメモリが並びます。
両肩に徐晃ガンダムデスサイズの装甲を組み合わせたら、天覇曹操ウイングガンダムのパワーアップが完了します。ブルーウイングコーポレーション所属の英傑たちの武装を組み合わせ、ド派手はスタイルに変化。
超大型の大剣を装備して。キットの倍以上の長さがあり、保持させるとかなりの存在感。大剣には重量がありますが、肩の固定強度が高いのでグリグリ動かしても腕が垂れることはありません。
かなりの重装甲ですが、各部のカラーリングが違っているので動きは把握しやすいかと。
特に肩周りの装備が派手なため、腕を動かすと干渉しやすいです。ですが脚部や腰部などは他のキットの可動とそんなに変わらないので、脚部を動かしたり上半身を反らせたりする動きは割とラクでした。頭部はかなり干渉しやすいので、左右に向けるのは難しいところがありますね。
肩の無尽双頭も展開が可能で前方に向けることもできますが、ウイングなどと干渉しやすいので破損には注意が必要です。
脚部の導覇砲は砲身を前方に向けることが可能。特徴的な射撃体勢を取ることができます。
超大型の大剣は分離させて保持し、大剣の二刀流を再現することも可能です。1本でも十分な迫力があるので、斬りかかるポーズも圧巻です。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。成型色や各部造形が変化したことで、通常版の曹操ウイングガンダムから絢爛さが増し、上位機らしい華やかさが感じられるようになっています。大剣も存在感があり、斬りかかるポーズを再現すると攻撃性の高さが伺えていいですね。
気になる点としては、腕部に装飾が追加されたぶん、多少腕を上げる動きが制限されているので、可動時の破損には注意が必要です。ただ、全くポーズが取れないわけではなく、他の箇所は割と柔軟。ある程度のポージングは再現できそうです。
天覇曹操ウイングガンダムだけでも十分な迫力がありますが、ブルーウイングコーポレーション所属キットのパーツを拝借することで超豪華なパワーアップバージョンを楽しむことができます。SD 三国創傑伝シリーズの中でもラストを飾る重要なキャラクターですし、とにかく圧巻のスタイルになるので、ぜひ再現して大迫力の演出を楽しみたいですね。
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