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制作① 頭部・胴体部の改修、ディテールアップ ⇒ 制作② 胴体部のディテールアップ ⇒ 制作③ 腕部の改修 しいたけディテール追加など ⇒ 制作④ 脚部の改修 エッチングパーツを使ったディテールアップ ⇒ 制作⑤ エールストライカーやシールドのディテールアップ ⇒ 制作⑥ ライフル、サーベルの処理、塗装など ⇒ 制作⑦ 塗装、ツインアイやシールド裏の塗り分けなど ⇒ 制作⑧ スミ入れ ⇒ 制作⑨ フィギュア塗装、デカール貼り、組み立てなど ⇒ 制作⑩ ディテールアップ、組み立て、完成品画像など
今回は、MG 1/100 ガンダムベース限定 エールストライクガンダム Ver.RM[クリアカラー]のレビューをご紹介します!
MG エールストライクガンダム Ver.RM[クリアカラー]は、『機動戦士ガンダムSEED』より、『エールストライクガンダム』のクリアーカラースペシャル仕様1/100スケールモデルキットです。レッド、ブルー、イエロー部をクリアカラー、ホワイト部に艶のあるメタリックカラーを採用し、鮮やかな機体カラーを再現。プラモデルオリジナルのマーキングシールやガンダムデカールが付属します。価格は4,620円(税込み)。ガンダムベース限定の商品です。
2013年5月に発売されたMGエールストライクガンダムVer.RM(通常版)をベースに、ガンダムベース限定品仕様のクリアー成型色で再現。外装各部がパールやクリアーパーツになったことで、全体的に色鮮やかで特別感を感じるキットになっています。
成型色は、外装がパール調のホワイト、その他はクリアーブルー、クリアーイエロー、クリアーレッドといったクリアーパーツで構成されています。関節や内部パーツはメタリックなダークグレーに変更。エールストライカーはレッドやブラックがクリアー成型色パーツでの再現となっています。シールは頭部を補うのみで、細部までパーツによる細かい色分けが再現されています。
通常版ではABS樹脂素材だった内部や関節パーツはすべてPS素材に変更されています。クリアーパーツは通常のPSパーツよりも組み合わせが硬めなので、塗装での仮組みなど、分解時には注意が必要です。
関節各部にポリキャップPC-130Bを使用し、関節強度は高め。背部にエールストライカーを背負っていますが、多少後方に比重がかかる程度で自立は安定しています。
エールストライカーを外し、ストライクガンダム単体で。
頭部。アンテナや中央の赤もクリアーパーツになり、全体的に神秘的な印象に。口周りの赤が透けて見えるのは気になる方がいるかも。
パール調のホワイトはややウェルドラインが目立ちますが、パール粒子が練り込まれているのでプレミアム感がありますね。
ツインアイやセンサーはクリアーパーツにシールを貼っての色分けです。口元のへの字スリットは開口。
胸部。内部がメタリックグレー成型色での色分けで外装がクリアーパーツで構成されているため、通常版に比べると全体的に暗めで締まった印象に。透明なので内部フレームも確認できます。
胴体内部フレーム。
コックピットハッチは開閉可能です。
コックピット内部にはキラ・ヤマトパイロットフィギュアを内蔵。お好みでムウ・ラ・フラガパイロットフィギュアとチョイスが可能です。
腰部はパールホワイトでまとめられています。リアアーマーはダクト口がクリアーレッドパーツでの色分け。モールドのない部分が多いので、その分ウェルドラインやヒケなどが目立ちやすくはありますね。
腰アーマー裏は、フロントとリアにリアルな裏打ちパーツが造形されています。サイドアーマー裏にもモールドはありますが、パールホワイト成型色なのであまり目立ちません。
股間部はスライドギミックが内蔵され、スライド展開することで脚部の可動域が広がるようになっています。
サイドアーマーはホルダーが展開し、アーマーシュナイダーが格納可能です。アーマーシュナイダーはしっかりと固定されるわけではないので、配置が悪いとグラつくこともあるので注意です。
アーマーシュナイダーを通常版(画像一番上)と並べて。通常版に順した配色で、刃の部分がパールホワイトになっています。そのままパールホワイトでも悪くはないと思いますが、塗装はお好みでということになりそうですね。
腕部。この部分も大部分がホワイトなので、パール成型色特有の深みが出てます。ハンドパーツは親指のみ可動し、残りの4指は組み換えるタイプ。
腕部内部フレーム。
フレームに外装パーツを被せるタイプで合わせ目はありません。肘にはポリキャップのハードポイントが造形。
ショルダーアーマーはフレームのメタリックグレーと外装のパールホワイトがメカニカルに組み合わさっています。マウントラッチはユニット各種装備用に展開が可能です。
脚部。内部フレームがむき出しの構造で、細かいパーツが各部に組み合わさることで色分けを実現しています。腕部と同じく内部フレームに外装を被せていく仕様なので合わせ目はありません。
腕部内部フレーム。
膝は深く曲げることができますし、可動に合わせて膝の装甲がスライド展開します。
ソール部はクリアーレッド成型色。メタリックグレーの内部パーツや脚底パーツが透けて見えるので、全体的に深い色合いになっています。
背部は部分的に内部フレームでモールド造形されるなど、細かい作りになっています。クリアーブルーの外装もクリスタルのようなきめ細かさがありますね。下部のスラスターも3色で色分けが細かいです。
エールストライカー。大半の部分にクリアーパーツが使用されているため、通常版よりもツヤ感があって鮮やかです。本体部や下部スラスターなどはクリアーパーツの組み合わせ箇所が多いので、分解する場合は破損しないように注意が必要です。
サーベルホルダーは付け根がボールジョイントでフレキシブルに可動。上面クリアーブラック成型色に光が当たるといい感じにツヤ感が出ます。前側のダクトもクリアーレッドのパーツで色分けされています。
主翼は通常版と同じく、基部を少し引き出すことで縦回転が可能となります。中間部のフラップは上下にスイングが可能。クリアー成型色なのでモールドがくっきりとしています。
下部の可動式スラスターも側面のクリアーイエローなどの色味がいいですね。スラスターの付け根はボールジョイントでフレキシブルに可動します。
スラスター内部のモールドや本体部がスライド展開することで露出する内部フレームも、メタリックグレー成型色でメカニカル感がより強くなっています。
エールストライカー本体を後方にスライドさせることで、ストライクガンダムの肩が干渉しないようなギミックも内蔵されています。
MGエールストライクガンダムVer.RM(通常版)並べて。クリアーパーツは内部が透けて見えるため、全体的に黒めで渋いカラーリングになってますね。通常版はエールストライカー主翼の付け根強度が弱まっていて、補強なしだと主翼が垂れ下がってしまいました。クリアーカラー版はABSからPS素材に変更されていますが、こちらも経年によってヘタれてくる可能性はありますね。
ストライクガンダム本体も通常版と比較して。
各部可動域はMGエールストライクガンダムVer.RMと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
対ビームシールド、57mm高エネルギービームライフル、対装甲コンバットナイフ『アーマーシュナイダー』×2、ビームサーベル刃×2、指パーツ各種(平手用:左右、握り手用ダボ付き:左右、武器持ち手用:左右)、キラ・ヤマトフィギュア、ムウ・ラ・フラガフィギュア、ディスプレイベース用ジョイントパーツ2種と、通常版と同じものが一通り付属しています。
その他、パーフェクトストライクガンダム再現用のジョイントパーツやバッテリーパック用パーツ、武器保持用指パーツ(左右)が付属。
MGデュエルガンダムアサルトシュラウド用のパーツが余剰で付属します。
専用のガンダムデカールやマーキングシールが付属。マーキングの内容や付属の余剰パーツなど、全て通常版と同じものになります。
専用台座(ディスプレイベース)が付属。通常版の台座(画像上)と並べて比較しています。クリアーブラック成型色でツヤ感があり、裏面も透けて見えるので、通常版とは違った印象があっていいですね。カタパルトと連結ケーブルが造形されているので、劇中のような出撃シーンも再現可能。中央の支柱も配置によって角度変更が可能です。
カタパルトは前後にスライドし、かかとの部分が展開可能。
連結ケーブルの基部や連結ケーブルの接続部なども造形。ケーブルはリード線での再現です。
キラ・ヤマト、ムウ・ラ・フラガの素立ちフィギュア。パールホワイト成型色なので、塗装せず成型色そのままの状態を楽しむのもいいですね。
対ビームシールドを通常版のものと並べて。透明なため内部のダボ穴などは目立ちますが、逆にクリアーならではの良さが味わえていいですし、見た目も美しいです。
裏面もパールやメタリック感があっていい感じに。
通常版と同じく、前腕ハードポイントへの接続基部が可能したり、グリップが組み換えによって配置変更が可能。
57mm高エネルギービームライフルを通常版と比較して。成型色がメタリックなダークグレーになっているので、締まった印象と上品さが感じられるものになっています。
フォアグリップは左右に可動。センサーはクリアーパーツにブルーのシールを貼っての色分けですが、一度組み込むと抜けにくくなりそうだったので取り付けていません。
ビームサーベル刃を通常版(画像上)と並べて。このクリアーカラー版ではラメ入りで少し明るめのクリアーピンク成型色になっています。
ビームライフルの保持強度が弱く外れやすい以外は概ね良好。ポージングもしやすいです。
膝関節が深くまで可動するので、立膝もある程度きれいな姿勢でこなせます。立膝をついたりすると、サイドアーマーが外れやすいので注意が必要です。
お決まりのオープニングポーズもラクに再現可能。スタンドへのジョイントパーツが外れやすいので、浮かせた状態で後方に比重がかかるとキットが外れて落下する場合があるので注意です。
ハンドパーツの固定が安定しない以外、他の箇所はポロリなどストレスを感じる箇所は少ないので、57mm高エネルギービームライフルの両手持ちポーズもラクに演出できました。
サーベル刃が明るめのピンクになり、他の装甲が深い色味なのでその分サーベル刃が目立ちます。切り込む姿がよりかっこよくなり、ビーム刃にも存在感が出ているのでいいですね。
武装類は左右どちらの腕でも保持が可能です。
付属の専用台座を使って出撃シーンを再現。
アーマーシュナイダーはグリップがダボ固定ですが、固定強度は弱め。ですが軽装なので構えるポーズなどは容易です。劇中ではストライカーパックを装備していない軽装状態での保持だったので、身軽で再現するのもラクでした。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。ベースキットのMGエールストライクガンダムVer.RMはリメイクキットということもあって完成度は高め。取り扱いもしやすいです。クリアーカラーの外装はツヤ感があって美しいですし、特別感があって魅力的に映りますね。
欠点的には、パール調のホワイト外装にはどうしてもウェルドラインが入ってしまいますが、これはその魅力を楽しむ、気になって塗装し直すなど、色々と好みが分かれそうです。それと、ヒケやゲート跡が確認しづらいので、塗装する場合は表面処理が難しそうですね。
ガンダムベース限定品ということで、ガンダムベース東京で購入すれば記念になると思いますし、ネットのオンラインショップで購入する場合は買い逃すと入手しにくくなるというプレミア感の高いキットです。なので、その価値やクリアーカラーならではの良さが十分に味わえるキットになっているのではないでしょうか。
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MG 1/100 GAT-X105 エールストライクガンダムVer.RM
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制作① 頭部・胴体部の改修、ディテールアップ ⇒ 制作② 胴体部のディテールアップ ⇒ 制作③ 腕部の改修 しいたけディテール追加など ⇒ 制作④ 脚部の改修 エッチングパーツを使ったディテールアップ ⇒ 制作⑤ エールストライカーやシールドのディテールアップ ⇒ 制作⑥ ライフル、サーベルの処理、塗装など ⇒ 制作⑦ 塗装、ツインアイやシールド裏の塗り分けなど ⇒ 制作⑧ スミ入れ ⇒ 制作⑨ フィギュア塗装、デカール貼り、組み立てなど ⇒ 制作⑩ ディテールアップ、組み立て、完成品画像など