今回は、MG 1/100 MSZ-006 ゼータガンダム Ver.Kaのレビューをご紹介します!
MG ゼータガンダム Ver.Kaは、『機動戦士Zガンダム』に登場する主人公機『MSZ-006 ゼータガンダム』の1/100スケールモデルキットです。Ver.Ka20周年として「原点のゼータ」を追求。MS形態とウェイブ・ライダー形態、両方のフォルムに破綻がないよう、各ユニット構造や形状を洗練。複雑なギミックの簡略化により、アップデートされた変形機構を実現したキットになっています。価格は7,150円(税込み)です。
エゥーゴとAE社による共同開発計画「Ζ計画」で開発された機体で、主人公「カミーユ・ビダン」が搭乗し、グリプス戦役を駆け抜けた試作型可変MS『MSZ-006 ゼータガンダム』がVer.Kaでキット化。『アニメオリジナルの追求』、『可動と固定が紡ぐガンプラ史上最高峰の変形』、『Ver.Ka20周年のギミックとメカ表現の進化』をコンセプトに、劇中フォルムを彷彿とさせるシルエット美、MSとしての最大可動、スケールモデルとしての遊びやすさが追求されたキットになっています。
成型色はホワイトをベースに、ブルー、レッド、イエローを各部に配色したアニメ準拠のガンダムカラー。各所にはメタリック加工が施されたエキストラフィニッシュパーツが使用されています。その他、背部フライング・アーマーやビーム・ライフル、シールドはブラック、関節や内部パーツ、武装類の一部はグレー成型色パーツでの再現となっています。
ホイルシールは頭部や武器センサーを補うくらいでわずか。塗装が全く必要が無いくらいのパーツによる色分けが再現されています。
グレー成型色の内部・関節パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。その他、ブルーやブラックなどの成型色パーツもマットな質感のパーツが使用されています。外装のパネルラインなどは少なめですが、内部フレームで色分けされたモールドが各所に造形されているので物足りなさはありません。
ポリキャップも不使用です。肘膝ともにKPSパーツ構成で関節強度は高め。背部にフライング・アーマーやスタビライザーを装備していますが、薄型で特に後方に負荷がかかることもなく、接地面も適度にあるので自立は安定しています。
シールド、ビーム・ライフル、ビームサーベル刃✕2、グレネードパック✕2、ハンドパーツ(平手指パーツ付き):左右、指パーツ(武器持ち手用:左右、握り手用:左右)、ディスプレイ用ジョイントパーツ(MS形態用、ウェイブライダー形態用)、固定式のアンテナパーツ、カミーユ・ビダンフィギュアが付属。
Ver.Kaデザインの専用水転写デカールが付属します。
MGゼータガンダムVer.2.0と比較しながら各部を見ていきます。
頭部。各種がシャープに造形され、従来のゼータに比べてもスタイリッシュに造形されています。こめかみのバルカンはメッキ調のエキストラフィニッシュパーツでの再現。左右のダクトも内部パーツとの兼ね合いで細かく色分けされています。
とさか前後のセンサーはクリアパーツにブルーのシールを貼っての色分けです。今回は試していませんが、MS形態のみで飾っておきたい場合は付属の固定式アンテナを組み付けておくこともできます。
ツインアイはクリアパーツでの再現で、クマどりまでパーツできっちりと色分けされていますが、クリアパーツの上からグリーンのシールを貼って色分けします。シールを貼らない場合はクリアパーツを塗装すると良さそうですね。
胸部は薄いフレームに外装パーツを細かく組み合わせていくタイプ。各部モールドはフレームパーツとの兼ね合いで細かく色分けされています。上部のブレードアンテナはメッキ調のエキストラフィニッシュで綺羅びやか。
胸部周りをVer.2.0と並べて比較。Ver.2.0は胸が突き出ているのに対し、Ver.Kaは設定画準拠の角度の付いたフォルムになっています。
首は2箇所のつなぎ目で細かく可動。表情が付けやすくなっています。
肩部装甲も左右や上下に可動するなど柔軟。
白い装甲を展開しない状態でも、水平に近いくらいまで腕を上げることができます。ただしショルダーアーマーが少し開いてしまうので注意。
赤い腹部装甲は展開可能。内部コックピットが露出します。
コックピット内部には上半身だけですがパイロットフィギュアを格納。腹部装甲裏にもモールドが入っていました。
胸部内部フレーム。胸部内部はほぼ空洞ですが、腹部や背部などは変形用の緻密な内部フレームが造形されています。
腰部。エッジの効いたゼータガンダム特有の腰アーマーが再現されています。フロントアーマーの2箇所三角モールドはエキストラフィニッシュパーツでの色分けですが、その他の各部モールドも裏打ちパーツにとの兼ね合いで細かく色分けされています。
リアアーマーのバーニア内部もパーツできっちりとした色分けを再現。赤いバーニア内部パーツは一旦組み込むと抜けにくいので注意です。サイドスカートはサーベルホルダーになっていて、展開させることでサーベル柄を取り出すことができます。Ver.2.0よりは展開範囲が狭め。
腰部内部フレーム。KPSパーツ構成で、複雑な変形機構を実現するため、各部が細かく可動するようになっています。
腰部には可動ギミックがあり、上半身を適度に反らすことができます。
フロントアーマーを展開させることで股間部のロックが解除され、ロックを解除することで、股間部を変形用に左右に展開させることができます。
腰アーマー裏もメカニカルな裏打ちパーツが造形。エキストラフィニッシュパーツによって綺羅びやかに演出されています。サイドスカートはボールジョイント接続でフレキシブルに可動します。これまでのゼータの中で一番しっかりとした作りのアームかも。
腕部。Ver.2.0に比べて少し太めに造形されるなど、全体的なプロポーションにバランスに合わせて調整されています。肩部ダクトや前腕のモールドもパーツによる色分けを再現。手甲パーツのモールドまでパーツで色分けされているという秀逸さです。
上腕は前後の組み合わせで合わせ目はモールド化。隙間から内部フレームが露出します。前腕も細かなパーツ構成で合わせ目はありません。モールドもきっちりと色分けされています。ハンドパーツは固定式のものが付属。Ver.2.0に比べて一回りほどサイズアップしていて、親指の付け根も白いパーツで色分けされています。
腕部にはメカニカルな内部フレームが造形。変形ギミックを持ちつつも、フレーム構造がしっかりと再現されています。
変形機構として前腕の装甲を展開し、肘を縮めることで腕部をコンパクトに収納することができます。スライド先でカチッとロックがかかりますし、前腕の装甲を閉じることでダボ固定もされるという設計。勝手に伸び縮みしない構造になっています。
その他、肘は左右に可動しますし、手首も上下にスイングするなど、柔らかく自然な動きを表現することができます。
前腕グレネードランチャーのハッチは開閉可能。付属のグレネードパックを組み付けて手前にスライドさせることで、ハッチが開き、内部から弾頭が露出します。グレネードパックもパーツで色分けされるという凝り様。
ショルダーアーマーもグレー成型色のフレームパーツに外装を細かく組み合わせていく構造。ダクト内外や三角モールドもパーツできっちりと色分けされています。前後の装甲は少し展開可能。
上部の装甲は変形用に展開して角度を付け、薄型に変化させることができます。側面の装甲は上下に可動。こちらも裏打ちパーツが再現されるなど仕上がりが丁寧です。
脚部。細身の大腿部から裾にかけて広がるゼータ特有のシルエット。Ver.2.0と比べてもエッジが立っています。大腿部や膝下などの各部モールドは内部パーツとの兼ね合いによる細かい色分けを再現。Ver.2.0ではシールでの色分けだったスネの黄色までパーツで色分けされているのはスゴイですね。
脚部内部フレーム。複雑な変形機構を実現するため、内部フレームも各部が細かくパーツ分割されています。ソール部にも内部フレームがきっちりと造形。
大腿部は前面と左右の組み合わせですが、後部や側面の合わせ目は段落ちなどでモールド化。膝から下も内部フレームに外装パーツを細かく組み合わせていく構造で合わせ目はありません。裾のダクト内外もパーツできっちり色分けされています。
脚部は変形用に膝が逆S字に複雑に曲がりますし、後部のスラスターカバーはアームによって展開。内部フレームを織り込むように可動します。
上部の黒い装甲や下部のフィンとバーニアもスライドするなど、変形機構用に各部が細かく可動します。
足首が前後に可動するので、Ver.2.0のように突っ張る感じもありません。
ソール部はつま先の側面や足裏など、各部モールドが内部フレームとの兼ね合いで細かく色分けされています。若干段落ちモールド化されている合わせ目が気にはなりますが、歴代ゼータの中でも一番くらいの色分け再現度。
変形用につま先を折りたたむことができます。
背部にはゼータガンダム特有のフライング・アーマーとスタビライザーを装備。フライング・アーマーはVer.2.0に比べて一回り二周りほど小型になっています。Ver.Kaのフライング・アーマーにロック機構はなく、シンプルにアームで連結されているだけですが、アームに強度があるのとフライング・アーマーが軽量なのでしっかりと形状を維持してくれます。
フライング・アーマー。ふちの赤もパーツできっちりと色分けされています。一部モールドはエキストラフィニッシュパーツでの再現。
黒い装甲部分は2枚パーツ構成ですが、側面の合わせ目は段落ちっぽくなっているようです。
Ver.2.0と同様、2箇所のウイングが展開します。Ver.2.0では再現されなかった小羽の色分けもパーツできっちりと再現されています。
内側も裏打ちパーツでメカニカルに造形。ウェイブライダー形態でロックさせるジョイントもしっかりと造形されています。
フライング・アーマー用のアームは上下で組み合わせる構造で強度が高め。各部がフレキシブルに可動し、フライング・アーマーを前後や上下へのスライド、左右への可動など幅広く可動させることができます。スライドさせる基部だけ強度が弱いので少し不安ですね。
スタビライザー。各部ともパーツできっちりと色分けされています。ゼータ本体の背部と連結しているため、簡単に取り外すことはできません。2箇所が可動し、展開させることができます。ロールは負荷。
スタビライザーも基部にはメカニカルな内部フレームも造形。スラスター口も赤いパーツを用いて細かく色分けされています。
本体と背部は引き起こしリブでダボ固定させることができます。固定強度は弱め。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べてサイズを比較。頭頂高だけで見るとダブルゼータよりも若干小柄な程度で、MGの中では比較的大柄なタイプ。ゼータガンダムの全高は19.85mです。
MGゼータガンダムVer.2.0と並べて。胴体部や背部フライング・アーマーなど、部分的な形状やサイズが違っています。Ver.2.0もプロポーションはいいですが、Ver.Kaは更に洗練された感じ。情報量も多いのでより良く見えますね。
HGUCゼータガンダムとサイズを合わせてプロポーションを比較。変形が組み換え式のHGUCと完全変形のVer.Kaではどうしても各所の形状に差が出るようですね。
頭部は首の2箇所可動によってかなり幅広く上下させることができます。左右へも干渉なくスムーズにスイング可能。
腕は水平以上に上げることができます。肘は2重関節で深くまで曲げることが可能。
肩は後方へのスイングが可能。前方へはスイングしません。
腰部の可動ギミックにより、上半身を適度に前後させることができます。
腰は干渉するため、少しロールする程度。アクションベースやスタンドへは、股間部に付属のジョイントパーツを組み付けてのディスプレイです。
前後開脚は、フロントアーマーが広く可動するので前方へは水平程度まで展開させることができます。後方はリアアーマーがあまり可動せず、フライング・アーマーも干渉しやすいのでわずかに展開する程度。
膝は90度以上に深くまで曲げることが可能。膝周りもメカニカルに造形されています。
足首も適度に前後、左右への可動が可能。
左右への開脚は水平まではいきませんが、ハの字以上に広く展開させることができます。
脚の付け根が可動するので、内股、ガニ股も幅広く展開させることができます。
大腿部と膝から下の長さに差があるため、立膝をきれいな姿勢で再現するのは難しいようでした。
可動域の総括としては、変形ギミックがあるため、腰部の回転などは制限されますが、それ以外の箇所は各部とも広めに可動させることができます。なので派手なアクションポーズもある程度再現できますし、これだけの可動域があれば十分にポージングが楽しめると思います。
Ver.2.0と並べて可動域を確認。下半身の可動はVer.2.0と大差ないですが、腕や肘、頭部などはVer.Kaのほうが広めに可動させることができます。
XBR-M-87A2ビーム・ライフル。ゼータガンダム専用の長銃身ビーム・ライフルになります。上部動力パイプや下部グリップ周りだけでなく、側面のラインモールドや三角モールドも黄色いパーツできっちりと色分けされています。
ブラック成型色部分は左右の組み合わせですが、上下の合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。
後部エネルギーパックは脱着可能。交換部品はないですが、内部もメカニカルに造形されています。
上部のセンサーはクリアパーツにグリーンのシールを貼っての色分け、銃口下部のセンサーは通常の黒いパーツにシールを貼っての色分けです。
銃身部分は伸縮可能。伸縮先でカチカチッとロックがかかります。グリップも収納可能で、ウェイブライダー形態時に装備させるため、各部を収納してコンパクトにすることができます。センサーは収納不可。
後部のリブは引き起こしが可能。
リブを引き起こすことで前腕にマウントできますし、ウェイブライダー形態時はスタビライザーにマウントすることもできます。
Ver.2.0のビーム・ライフルと並べて。Ver.Kaのほうが色分け再現度が高く、エッジも効いていて作りがよく見えます。リブが完全に収納できているのもいいですね。
シールド。ガンダリウムγ製のシールドになります。これまでのゼータの中でも比較的エッジの効いたデザインになっています。こちらも左右の三角モールドはパーツできっちりと色分けされています。
裏面のジョイント部分は展開可能。2箇所の可動で広く展開させることができます。
その他、先端を収納してコンパクトにできますし、ウェイブライダー形態時に組み付けるため、適度に反らすことができます。
カミーユ・ビダンフィギュア。ヘルメットを脇に抱えた状態のポーズになります。モールドはしっかりとしていますし、バリなどもなく作りがいいですね。
一通り武装して。プロポーションがいいので、武器を保持させるだけでも十分様になりますね。
武器を保持させる場合は、親指のみ可動し、残り4指を組み替えるタイプに交換します。
ビーム・ライフルは付属の武器保持用指パーツをグリップに組み付けて保持させます。指パーツのダボがグリップにガッチリと組み付くので、ふらつきも全くなく、安定した保持が可能です。
シールドは前腕に角型ダボ固定。しっかりと固定されるので簡単には外れません。ロール可動がないぶん表情付けは少し制限されますが、アームが展開するので前腕などとの干渉も避けることができますし、幅広く展開させることもできます。
説明書に記載はないですが、ビーム・ライフルの先端にはビームサーベル刃が組付け可能でした。
平手用の指パーツが付属しているので、組み替えることでポーズに自然な表情を付けることができます。穴なし握り手と組み換え式のハンドパーツが別で付属しているので、組み換えがラクにできるのもいいですね。
ビームサーベル刃はクリアピンク成型色パーツでの再現。こちらも指パーツのダボとサーベル柄がしっかりと組み付けられるので安定した保持が可能です。
四肢は各部とも太めのダボ接続なので、抜けることもないですしふらついたりすることもありません。可動もしっかりとしていてポーズが付けやすいです。
グレネードパックを前腕に組み付けて、グレネード・ランチャー射出シーンを再現。可動がしっかりとしているのでポーズが決まりやすくていいですね。
今回はハイパー・メガ・ランチャーは付属せず。なのでVer.2.0のものを装備させてみました。グリップと指パーツが合わないので、ちょっと無理やりですが保持させてみました。しっかりと保持させることはできないので再現する場合は注意が必要です。別途拡張セットとして発売されるかもしれないですね。
ウェイブライダー形態への変形は、まず①頭部のアンテナを中央に寄せて②胸部装甲を展開します。胸部装甲は手前に引き出せるので、頭部と干渉することなく上部まで上げることができます。そして③手前のつまみを引き起こして頭部を胴体内部に収納。アンテナは劇中と同じくきっちりと中央で合わさるのがいいですね。
④上げた胸部装甲を押し込み、腹部装甲も閉じてコンパクトにします。腕部は⑤手首を内側に折り曲げ、前腕の装甲を展開して肘部を収納。
⑥肩を内側に折りたたんで腕部を収納します。⑦フロントアーマーを展開してストッパーを下げ、ロックを解除。⑧股間部を展開して脚部を左右に広げます。
⑨股間部のアームの角度を変えて腕部を更に収納。フロントアーマーも内側に閉じておきます。⑩フライング・アーマーを展開して反転させ、腕部など全体を隠すようにゼータガンダムの前方に配置します。このとき、フライング・アーマーのダボを前腕に差し込むことでしっかりとロックさせることができます。こういった形状を崩さないための配慮は特に嬉しいですね。
⑪サイドスカートをスライドさせてロールさせて反転。
⑫脚部は後部スラスターカバーを展開させて黒い装甲を引出し、後部フィンをスライド。バーニアを露出させます。そして膝をS字に曲げて固定。つま先も伸ばしておきます。
⑬シールドを組み付けて固定。リアアーマー裏にもダボがあり、それを股間部のアームと背部装甲の3箇所に組み付けることで、ここでも各部が形状が崩れないよう、しっかりとロックできるようになっています。
⑭コックピットの角度を変更し、背部のスタビライザーを展開。⑮背部装甲を細かくスライドさせ、隙間を埋めるように固定させたらウェイブライダー形態への変形完了です。
ウェイブライダー形態。ウェイブライダーと言う名称は、大気圏突入の際、衝撃波(Shock Wave)に乗る(Ride)という意味で、機体を再突入の摩擦熱から守る事に由来するとのこと。
ウェイブライダー形態をいろんな角度から。部分的にロックされている箇所があるので、弄っても殆ど形状が崩れることがありません。サイドアーマーだけ固定されていないので、多少位置が変わったりするので注意です。
ウェイブライダー形態でディスプレイさせる場合は、ウェイブライダー形態用のジョイントパーツを股間部に組み付けます。股間部にカチッと組み付けられるので、飛行状態でディスプレイさせても全く外れることがなく、安心してディスプレイを楽しむことができます。
別画像ですが、Ver.2.0のウェイブライダー形態と並べて比較。Ver.2.0に比べてフライング・アーマーが小型化されたため、全体的にスピード感を感じるシルエットに変化しています。
ですが各部にエキストラフィニッシュパーツが使用されていたり、モールドも細かく色分けされていることでリアルさや重厚感も感じることができます。
ウェイブライダー形態時はコックピットを90度角度を変えておきます。脇の部分はアームやフレームなどが複雑に重なり合った構造。ディテールの緻密さが感じられる作りになっています。
足回りもしっかりとした作りで完成度が高いです。
ウェイブライダー形態もかなり洗練されていて落ち度がないですね。ディスプレイもラクですし、そのまま飾って置くだけで十分に格好良く演出することができます。
ビーム・ライフルはコンパクトに降り立たんでスタビライザーの基部にマウントさせます。
ビーム・ライフルを装備するとまた雰囲気が違ってきます。スラスターや足裏のモールドがパーツで細かく色分けされているので、背部からのビューも見応え十分です。
残念ながらVer.2.0のハイパー・メガ・ランチャーをVer.Kaのウェイブライダー下部に装着することは出来ないようでした。互換性があると良かったですね。
シールド中央部やフロントアーマーの中央部、フライング・アーマーの突き出た装甲部分を展開させることでランディングギアが展開可能。ウェイブライダー形態の駐機状態を再現することができます。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。細かな変形機構を実現するため、胸部や股間部の展開など各部がかなり細かく動くようになっていますし、これだけの可動箇所を持ちつつも、一般的なキットと大差無いくらいのしっかりとした強度が保たれているというのがすごいですね。各部のモールドやスラスター口などもパーツできっちりと色分けされるなど、内外ともに充実していてとにかく完成度が高いです。
気になる点も殆どなく、多少サイドスカートが外れやすいというくらい。腰があまり回らないぶんポージングは少し制限されますが、それを差し引いても十分にポージングが楽しめるキットになっています。
変形機構も秀逸で、できるだけ手間を欠けずに完全変形が再現できるような無駄のない作りになっています。各部にロック機構が設けられているため形状が崩れないですし、KPSパーツ構成で強度があり、軽量なので弄りやすいので変形もラク。
ゼータはVer.2.0の間にRGもありましたが、それらに比べても取り扱いやすく、これまで培ってきたガンプラのノウハウや製造・開発技術の進化を感じますし、超完全版とも言えるゼータガンダムが楽しめるのは嬉しいの一言ですね。
⇒あみあみでMG ゼータガンダム Ver.Kaを探す
⇒DMM.comでMG ゼータガンダム Ver.Kaを探す
⇒駿河屋でMG ゼータガンダム Ver.Kaを探す
⇒楽天でMG ゼータガンダム Ver.Kaを探す
⇒ヤフーショッピングでMG ゼータガンダム Ver.Kaを探す
8 件のコメントがあります。
通りすがり
on 2023年5月11日 at 15:01 -
ゼータVer.Kaカッコ良すぎますね。
(主さんのポーズ付けが上手いのもあると思いますが)
アニメ設定画を元にしただけあって、本来のシャープなデザインが際立ちます。
MG1.0の頃からず〜っとアレンジされたゼータでしたからね。
nori
on 2023年5月14日 at 02:02 -
コメントありがとうございます!
ポージングをお褒めいただき感謝ですm(_ _)m
Ver.2.0と比べると違いがはっきりと分かりますし、エッジが効いていてかっこいいですよね!
それでいて可動も良く、ポーズが決まりやすいです。
頭部の造形は賛否ありますが、それ以外は文句のないキットだと思います。
へたのよこずき
on 2023年8月1日 at 16:09 -
はじめまして。
毎日更新される様々なレビュー、日課のように楽しく拝見させていただいてます。
買うつもりは無かったのですが、こちらのカトキゼータのレビューを見たらどうしても欲しくなり、7月の再版分でようやく入手することが出来ました。
入手する切っ掛けを下さりありがとうございます。
自分も顔はちょいあれだなと感じてました。
頬当て?の正面から見た時の厚みが、バランスがいまいちな箇所かなと感じたので、頬当て?の正面全体の厚みを薄く、顎側は少し尖らせるような感じにしてみようと考えてます。
ハイパー・メガ・ランチャーはプレバンでしょうかね?
でもそれだけでは寂しいので、ウェイブライダー突撃用のクリアエフェクトとクリアスタンド、ウェイブシューター用のフレキシブルバインダー辺りがセットになったものだったりしたら個人的には最高です。
当方、忙しくて当分組むことは出来ないかもなのですが、組み立てや変形させるにあたり、ここは気を付けた方が良いのではと感じた箇所はありますか?
また、肩の付け根の白いプレート部分を動かさない場合、肩はどの程度の可動域になるのでしょうか。
時間がある時で結構ですので、教えていただけたら嬉しいです。
nori
on 2023年8月23日 at 10:18 -
コメントありがとうございます!
返信遅くなりました;
こちらこそ入手の切っ掛けにしていただきありがとうございますm(_ _)m
顔は改修など手を加えたい部分ですよね・・・;
ハイパー・メガ・ランチャーはVer.2.0では普通に付属しているのでぜひ出して貰いたいところですね。仰るとおり他のアイテムとのセット販売だと嬉しい限りです!
ウェイブシューター用のフレキシブルバインダー付きはなかなか良いアイデアですね!
組み立てに関しては、RGのように繊細な感じでもないので、そんなに気をつけるような箇所はないかなって感じです。
ですが内部が複雑なKPS構造なので、全体的に注意するに越したことはないですね。
肩が一番デリケートかな・・・。
肩の可動域に関しては、白い装甲を動かさなくても水平より下までは上がりますね。
詳しくは画像を追加したのでそちらをどうぞ。
こんな感じですかね;ご参考いただけると幸いです!
完成度の高いキットなのできっと満足できると思います。
ぜひ楽しんでみてくださいね!
へたのよこずき
on 2023年8月30日 at 01:59 -
返事をいただきありがとうございます。
体調崩され本調子ではないのですよね?
お身体大丈夫ですか?
気候も悪いです、どうかご自愛下さい。
顔は命ですからね。
どこかでver2.0の顔を移植されてる方がいましたが、これまた好みの問題ですから難しい課題ですよね。
同じ賛否でも胸のカトキアンテナや各部のエクストラフィニッシュパーツの露出箇所は、ジOとの最終決戦前の改修でバイオセンサーの強化が施されたからって解釈すれば何とか府に落とせるんですがねぇ。
肩の画像追加見ました。
ありがとうございます(T∀T)
思っていたよりも稼働するようで、ポージング等も構想の幅が広がります。
が、やはりその肩が他より多少注意が必要な点なのですね…
変形機構があるキットで、その中でも稼働箇所が集中する肩…
気を付けて組もうと思います!
ハイパー・メガ・ランチャーとフレキシブルバインダー、良いですよね!
我ながら閃いたと思ったんです!
旧HGだけの幻のゼータですが、確かカトキ氏も関わってたと思うんですよね。
何とか形にしてもらえたら楽しいですよね。
ZZは後から追加装甲での強化型が出たり、ver.kaベースでFAZZが出たりしてますから、もしかしたらver.kaベースでゼータプラスなんか出てもおかしくないと思うんですけれども。
あ、大変長くなり申し訳ありませんでした。
これからもnoriさんのこのサイト、色々と参考にさせて頂きます。
色々なキットのレビューは勿論ですが、オデッセイやRG νーHWSの完成も楽しみにしてます。
どうかnoriさんも楽しく模活とサイトの更新をしてくださいね。
もう一度言いますが、どうかお身体ご自愛ください。
それでは、またお邪魔するかもしれませんが、此度はこれにて失礼させていただきますね。
ありがとうございました、
nori
on 2023年9月1日 at 12:05 -
コメントありがとうございます!
お優しいコメントに感謝です(T_T)
体調はもう完全回復しました!ありがとうございます!
MGゼータVer.Kaはカトキのアレンジが効いているので、そのあたりが好みが分かれる部分でもありますよね。
顔もシャープ顔なので、もう少しVer.2.0のように纏まっていると・・・って;
ウェイブシューターのゼータはオプションパーツでも良いのでMGでぜひって感じですね!
ゼータのバリエ機もおそらく考えられていると思いますし、シンプルな色変えの3号機あたりは出そうですね。
ゼータプラスが出ると個人的にも嬉しいです!
こちらこそブログを楽しみにしていただき感謝です!
体調に気をつけつつ、できる限りで更新していけたらと思います!
匿名
on 2023年11月14日 at 12:59 -
MGver1でビームライフルすら保持できない機体がここまでよくなるとは
ただ価格的にもハイメガランチャーは欲しい所
nori
on 2023年12月2日 at 00:04 -
コメントありがとうございます!
ハイメガ付きのオプションセットが発売されるのでは・・・?
と勘ぐりたくもなりますが、出ないんですかね・・・。