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MG ガンダムF90用 ミッションパック Oタイプ&Uタイプ レビュー

今回は、MG 1/100 ガンダムF90用 ミッションパック Oタイプ&Uタイプのレビューをご紹介します!

MG ガンダムF90用 ミッションパック Oタイプ&Uタイプは、企画『機動戦士ガンダムF90』に登場するMS『ガンダムF90』用Oタイプ&Uタイプミッションパックの1/100スケールモデルキットです。26種類のミッションパックのうち、指揮官仕様のO(オフィサー)タイプ、大気圏離脱仕様のU(アップリフト)タイプを新規造形で再現。価格は2,200円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

指揮官仕様のO(オフィサー)タイプと大気圏離脱仕様のU(アップリフト)タイプがセットになった『ミッションパック Oタイプ&Uタイプ』がキット化。2019年8月に発売されたEタイプ&Sタイプ、2019年11月に発売されたFタイプ&Mタイプ、2020年3月に発売されたBタイプ&Kタイプに続いて4つ目のミッションパックセットになります。別売りの『MGガンダムF90』(プレミアムバンダイから発売)に装備することでOタイプ&Uタイプが再現可能。

OタイプとUタイプユニットの他、専用の水転写デカールが付属します。

O(オフィサー)タイプ一式。強化ライフル、背部ブレードアンテナ(左右)、バックパック、サーベルラックによって構成された指揮官仕様のユニットになります。Oタイプは指揮官・士官用に開発され、牽制能力と通信能力が向上。いち早く戦況を分析して部隊の作戦行動に役立てることが可能とのこと。

強化ライフル。F91のヴェスバーに似たデザインになっています。連射性を重視した通常モードと破壊力を重視した高出力モードに切り替えが可能で、後方支援や前線での戦闘などあらゆる戦況に対応できるとのこと。

砲身部分は上下に白いパーツを被せるため合わせ目はありませんが、後部グリップ周りは左右のモナカ割で上下が合わせ目っぽくなっています。微妙に段落ちっぽくも見えますが、最基部パーツなので合わせ目を消すのはラクかと。

センサーはブルーのシールでの色分け。

銃口は内部が別パーツ化されています。

エネルギーパックは脱着可能。形状はF90のビームライフルにマウントしているものと同じで、ビームライフルなどとも組み換えが可能です。モナカ割ですが合わせ目は段落ちモールド化されています。3.0mm軸があり、F90の各部にあるハードポイントにマウント可能です。

砲身部分は伸縮可能。

MGガンダムF91Ver.2.0のヴェスバーと並べて比較。デザインこそ似ていますが、サイズなども少し違っていました。

指揮官機用大型ブレードアンテナ。3個パーツのシンプルな構成ですが、基部(バルカンポッド)の合わせ目はモールドっぽくなっています。

バックパックとサーベルラック。どちらも2個パーツの簡易的な作りです。バックパックのセンサーはブルーのシールでの色分け。裏面にはモールドが造形されています。

Oタイプの装備は、F90のサーベル柄とバックパック中央のカバーパーツを外し、Oタイプのバックパックを組み付けます。外したサーベル柄は付属のサーベルラックに取り付け、F90のサイドアーマーのカバーパーツを外して組み付けます。

そしてバックパックに大型ブレードアンテナを取り付けたらOタイプへの換装完了です。

O(オフィサー)タイプユニットを一通り装備してF90の指揮官仕様に。装備がブレードアンテナや小柄のバックパックくらいなので、基本的にはF90とそれほど変わらず。ですが機動性や通信性など、指揮官機としての任務を遂行しやすそうな装備になっていると思います。

O(オフィサー)タイプを色んな角度から。

左右のブレードアンテナ基部が干渉するため、頭部は45度程度しか角度を変えられないようになっています。上下は特に干渉はなく、F90の可動と変わらず。もともとあまり広い可動域ではありません。

強化ライフルはシンプルなOタイプにあって存在感のある武装なので、ポージングではなかなかの迫力が出ます。ですがそこそこ重量があるので、自分のキットは購入して時間が経ち、関節がヘタれていて若干垂れ気味になりました。気になる場合は関節の強度アップなどをしたほうが良いかもです。

F90の各部がヘタっているため、ポロリ頻度も高く取り扱いにくさを感じますが、Oタイプミッションパック自体は特に外れることもなくポーズを取ることができました。装備がシンプルなぶん、軽快さを演出することができるのがいいですね。

シールドは通常通り装備できますし、ビームサーベルを抜こうとするポーズも再現できます。腰からの抜刀なので敵の攻撃にも素早く対応できそう。

サーベル刃は付属しないので、F90のものを使用しました。強化ライフルを装備するよりも、ビームサーベルを使ったポーズのほうが様になる感じですね。

続いてU(アップリフト)タイプです。超大型ブースター、フェアリングカバー、バックフレーム、サイドフレーム(左右)、スタンドによって構成された大気圏離脱仕様ユニットになります。

超大型ブースター。簡易的な作りですが、迫力のある巨大なブースターが造形されています。本体部分は内部に色分けパーツを組み込んでのモナカ割ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。

形状は各部とも左右対称。後部のバーニアも比較的簡易的ですが、内部は何重かのスリットが入っています。

ブースター後部には別パーツ化されたウイングが造形されています。各部装甲もモールドが造形。4箇所のうちの2箇所はカバーが取り外し可能で、内部にはメカニカルなモールドが入った内部パーツ兼スタンドの接続穴が造形されています。

フェアリングカバー。頭部やコックピットといった最重要機関を保護するためのユニットになります。シャトルの機首のような流線型。表面の特徴的なセンサーはブルーのシールでの色分けです。

フェアリングカバー外装はそれぞれ四方から装甲パーツを組み合わせるようになっていて、合わせ目はすべて段落ちモールド化されています。

内部にはフレームが造形。

バックフレームも作り自体はシンプルですが、F90本体やUタイプの形状を維持するための保護フレームのような構造になっています。

側面のアームは展開が可能。

下部のシャフトはモナカ割で合わせ目ができます。

シャフトと脚部との連結用サイドフレームは複数パーツの組み合わせ。合わせ目は端でモールド化されています。

Uタイプ装着時、脚部が飛行体勢を取れるよう、可動式となっています。

超大型ブースターを装備した状態でディスプレイさせるためのスタンド。2個パーツの簡易的な作りですが、合わせ目は各部とも段落ちモールド化されています。

Uタイプユニットの装着は、まずショルダーアーマー上部のカバーパーツを外し、付属のジョイントパーツを取り付けます。そしてバックパックのカバーパーツを外し、リアアーマーのフックを展開。

バックフレームを組み付けます。(アームは外しておきます。)この段階でバックパック、腰部、ショルダーアーマーのジョイントパーツそれぞれにダボ固定されるので、ガッチリと組み付き、F90の姿勢がかなり安定します。

続いて腰部フロントアーマーのカバーパーツを外してハードポイントを露出。そのハードポイントとバックフレームにフェアリングカバーをダボ固定します。F90がさらにガッチリと固定されます。ハンドパーツを武器持ち指に組み換え、肘は90度曲げておきます。

脚部側面のカバーパーツを外してハードポイントを露出。そのハードポイントとバックフレームのシャフトをサイドフレームで連結します。これで脚部もしっかりと固定されます。

そしてハンドパーツにグリップを握らせたアームをバックフレームに組み付けます。

最後にバックフレーム背部に超大型ブースターを取り付けたらUタイプユニットの装着完了です。

付属のスタンドを使ってディスプレイ。

これまでのミッションパックとは少し違った個性的なユニットになっています。後部のブースターがかなり大型なので、小柄なF90もかなり存在感が増します。

指パーツがかなりポロリしやすかったので、グリップを握らせるのに少し苦労しました;

F90の前面はフェアリングカバーで覆われ、後部にはバックフレームと超大型ブースターによって隠れます。脚部のみ露出した状態ですが、サイドフレームで固定されているので大気圏離脱時も保護の観点では問題なさそう。ただ摩擦熱で下半身がどうなるかは微妙です;

説明書には記載されていませんが、アクションベース3とアクションベース4を使えば打ち上げシーンを演出することも可能です。

通常のHGキットと並べて。ディスプレイする場合、接地状態だとあまり場所は取らないようですが、打ち上げの状態だとある程度のスペースが必要そうです。

Uタイプは各部がガッチリと組み付いているので、取り扱いもしやすいですしポロリもありませんでした。ディスプレイしやすかったです。

説明書に記載はありませんが、アームの側面に3.0mmと角型穴があるので武装類がマウント可能でした。

迫力のある打ち上げシーンが再現できるのがいいですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。Oタイプはシンプルなデザインのミッションパックですが、大型ブレードアンテナや強化ライフルに存在感があり、任務遂行時の演出力も高そうです。装備が少なめでシンプルな分、ポーズも取りやすいですし、オールマイティーさがあるのでいろんなシーンのディスプレイにも都合が良さそうですね。

一方のUタイプは、巨大なブースターやフェアリングカバーを装備するという個性的なユニットですが、その分大気圏離脱シーンの再現性が高いですし、打ち上げシーンなどは迫力のあるディスプレイが楽しめていいですね。

気になる点は、そろそろF90の各部がヘタれてゆるくなり、ポロリも頻度が高くなってきているので、新タイプのミッションパックを装備するのに手間がかかってきます。ある程度補強してからミッションパックを装備したほうが良さそうです。

OタイプとUタイプ自体は共に不満もなく取り扱いやすいですし個性的なので、F90用ミッションパックシリーズの中でもより存在感のあるユニットとして楽しめそうですね。

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