今回は、MG 1/100 GN-005 ガンダムヴァーチェのレビューをご紹介します!
MG ガンダムヴァーチェは、『機動戦士ガンダム00』に登場するMS『ガンダムヴァーチェ』の1/100スケールモデルキットです。重量感ある特徴的な機体形状を新規造形で再現。構造を極限まで追求し、最大の特徴であるガンダムナドレへの換装を実現したキットになっています。GNケーブルはホログラム加工の樹脂パーツを使用し、GNキャノンの砲身伸縮ギミックやGNフィールド展開状態も再現可能。価格は8,800円(税込み)です。
第3世代ガンダムに分類される、ソレスタルビーイング所属の太陽炉搭載型MS『ガンダムヴァーチェ』がMGで待望のキット化。MGガンダムデュナメスの内部フレームを流用しつつ、ガンダムナドレの特徴的な機体形状やヴァーチェの肉厚な装甲が新規造形で再現されています。
ガンダムヴァーチェの外装をパージすることで、ガンダムナドレへの換装が可能。ヴァーチェ、ナドレともにポリキャップは不使用。すべてパーツによる構成となっています。
ヴァーチェ、ナドレともに各部のGNケーブルにはホログラムパーツ(EVAC)が使用されています。関節や内部フレームにはKPSを使用。ABSは使用されていません。
GNバズーカ、GNビームライフル、GNシールド、GNビームサーベル刃✕2、GNビームライフル用ビーム刃、
GNドライヴ、指パーツ(平手:左右、武器持ち手:左右、握り手:左右)、ガンダムナドレの頭部GN粒子供給コードパーツ、パイロットスーツとドレス姿のティエリア・アーデフィギュア、ディスプレイ用ジョイントパーツが付属。
MGガンダムデュナメス用の余剰パーツがいくつか付属します。
頭部や各部のGNコンデンサーを色分けするためのホイルシールが付属。
専用のマーキングシールが付属します。
まずはガンダムヴァーチェの各部を見ていきます。ガンダムナドレのレビューがご覧になりたい場合は以下の目次からどうぞ。
■目次
◯MGガンダムヴァーチェ
・各部形状
・他キットとの比較
・可動域
・武装
◯ガンダムナドレ
・各部形状
・他キットとの比較
・可動域
・武装
大出力ビーム兵器を主体とした重砲撃型MSで、機体名は第五位力天使『ヴァーチュース』に由来。ソレスタルビーイング所属機の中でも特に重武装且つ大型の体躯を持つ機体となっています。パイロットはティエリア・アーデ。
成型色はホワイトとブラック(ダークグレー)をベースに、各部にイエローやレッドを配色した締りと落ち着きのあるカラーリング。その他、各部のGNコンデンサーはクリアーグリーン、背部のGNキャノンはダークブルー成型色が使用されています。
シールは頭部と各部のGNコンデンサー内部くらい。細部までパーツで色分けされています。
背部に左右のGNキャノンを持つバックパックを装備していますが、重量が後方ではなく左右に分散されるので負荷はかかりません。つま先が可動するので少しふらつきがありますが、接地面がまずまずあるので自立は可能です。
1/100ガンダムヴァーチェと比較しながら各部を見ていきます。内部構造に関しては記事後半のナドレのレビューでご紹介します。
頭部。ヴァーチェ特有のマッシブ感あるスタイルで造形されています。
アンテナは1/100では組み換えでしたが、MGではナドレのアンテナにヴァーチェのアンテナを被せるようになっています。頭頂部は赤いパーツできっちりと色分けされています。
後頭部の丸モールドはパーツできっちりと色分けされています。首に展開ギミックがあり、頭部を適度に可動させることができます。
胸部。1/100ではシールでの色分けだった箇所も、MGではパーツで細かく色分けされています。
肩のアンテナは可動式。胸部の上下装甲は、バーストモード再現用に展開させることができます。
背部GNドライヴは1/100ではクリアーパーツを挟んでタービンが再現されていましたが、MGでは少し隙間が空いている程度。引き出しギミックなどもありません。内部には太陽炉が格納されていますが、記事後半のナドレ レビューでご紹介します。
腰部。フロント各装甲のサイズ感は1/100とあまり変化がないですが、フロントアーマーのラインモールドが色分けされるなどちょっとした緻密さが感じられます。
一方リアアーマーは1/100と比べてコンパクトになり、左右のユニット基部がグレー成型色で別パーツ化されています。中央のGNケーブルもホログラムシートでの再現です。
腰アーマー裏はフロント、リアともに裏打ちパーツが造形されています。
下部のGNバーニアは基部がボールジョイントでフレキシブルに可動します。
腰のユニットは基部が軸接続で左右にスイングするようになっています。
後部のスリットダクトも別パーツ化され、合わせ目もできないパーツ構成になっています。
腕部。派手では無いですが、やや肉厚で重量感あるフォルムに造形されています。
ナドレの前腕部にヴァーチェの外装を前後から被せる構造。側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。しっかりと固定されているのでバラけることはありません。
前腕前面のGNコンデンサーはクリアーグリーン成型色パーツで1/100よりもリアルで鮮やかに演出。モールドはすべてパーツでの色分けです。一部装甲は可動式。
ショルダーアーマーもナドレのアーマーに前後、上部からヴァーチェの装甲を被せる構造。ダボ固定はないですが、遊びはほとんどありません。
脚部。ヴァーチェ特有の肉厚な寸胴状の装甲が再現されています。膝下の装甲で大腿部のほとんどが隠れる状態。表面各部のモールドはすべてパーツによる色分けとなっています。側面のGNフィールド発生装置も1/100よりも大柄なものになっています。
大腿部はナドレと同じ装甲。膝から下は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目はグレーのラインで段差モールド化されています。
GNフィールド発生装置は外側の装甲が展開可能。内部の黄色いスリットモールドパーツが露出します。表面にはメカニカルなパネルラインが造形。
脚部GNフィールド発生装置は見えない内部までモールドが造形されています。
前後のアンクルアーマーは可動式。
ソール部はナドレのソールに赤い外装パーツを被せた形。シンプルながらもグレー成型色のメカニカルな裏打ちパーツが造形されています。つま先は少し反らせます。
背部を1/100と比べて。左右のGNキャノン、バックパックが一回りほど大きくなり、背部ユニットの存在感が増しています。ダークブルー成型色パーツが使用されていることで少しおしゃれな且つ上品な雰囲気も。
内側はGNドライヴとの接続。ある程度固定されますが、やや浅めなので重量ではずれ落ちることがあるかも。下部はフィン状のダクトが別パーツ化されています。ゲート跡が見苦しいですがご了承くださいm(_ _)m
GNキャノンの接続用アームは上下の合わせ目が段落ちモールド化。
GNキャノン。サイズ感がありますが、各面ともパネルラインが造形されるなどメカニカルなデザインになっています。表面の一部装甲はグレーパーツでの色分け。
上部の装甲は脚部と同じく展開可能で、内部のGNフィールド発生装置が展開します。
下部のレバーをスライドさせることで、砲身部が展開可能。砲口内部は途中まで開口されています。裏面のグリップは展開可能。GNキャノンは基部から取り外すことで単体武器としても使用可能です。主にナドレ時に使用します。
アームはフレキシブルに可動し、GNキャノンを上下に展開可能。
基部はロールし、前後にもスイングが可能です。
GNキャノン基部もロール可動するので、前方に向けて射撃するシーンも再現可能です。
MGジムコマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べてサイズを比較。特別大きくはなく、ジムコマンドよりも頭一つ大きいくらい。ガンダムヴァーチェの頭頂高は18.4m。
1/100ガンダムヴァーチェと並べて。プロポーションに大きな変化は見られませんが、リアアーマーが小型になり、全体的にスタイリッシュさが増した印象。
背部のGNキャノンや脚部のGNフィールド発生装置は一回り以上大きくなっています。外装はMGはかなり緻密に色分けされていて情報量が多め。
MGガンダムデュナメス、MGガンダムキュリオスとも並べて。一部外装や内部フレームが共通なので形状が似たところがあります。第3世代ガンダムのソレスタルビーイング所属機4体がすべてMG化されたのは嬉しいですね。
HGガンダムヴァーチェとサイズを合わせて比較。頭部やGNフィールド発生装置などのサイズ感は異なりますが、全体的なプロポーションはほぼ同じくらいです。
首に可動ギミックがあるものの、頭部の上下可動は特別広くはありません。柔軟性はありますね。左右へも襟と顎が干渉するので45度程度までとなります。肩のアンテナを閉じても可動は同じ。
腕はY字程度まで上げることができます。肘はV字程度まで曲げることが可能。
肩には引き出しギミックがありますが、装甲が干渉するのであまり広くは前後スイングできないようです。
腹部がヴァーチェの外装で固定されているため、上半身の前後スイングは殆どできず。リアアーマーが背中に固定されているので腰の回転もできないようになっています。画像は省きました。
股間部にスライドギミックがありますが、腰アーマーや脚部装甲が肉厚で干渉するためあまり広く前後開脚することはできないようです。
膝は90度程度曲げることができます。
足首は前後左右ともあまり広くは可動しません。
左右への開脚はかなり広くまで展開させることができます。腰のユニットが可動するのは大きいですね。
内股は45度程度までですが、がに股は幅広く展開させることができます。
立膝は多少崩れますが、それなりに再現することは可能です。
可動域の総括としては、肉厚な装甲を纏っていながらも腕や股間部など思った以上に可動してくれるようです。腰が全く可動しないのは残念ですが、割とポージングの表現力は高そうです。
GNバズーカ。高密度の高エネルギーGN粒子が投射可能なヴァーチェの主武装の大型ビーム砲です。バズーカらしい巨大な武装として再現されています。
上部のセンサーはクリアーグリーン成型色パーツでの再現。上部のフックも前後にスイングします。
各部に装甲を被せる仕様で下部の合わせ目は段差モールド化。
下部の白い装甲部分はスライド展開可能。内部のタービンが露出し、砲口の道筋が確保されます。内部の黄色い装甲も前方に展開可能。
左右のグリップは水平にまで展開可能。基部は前後にスライドさせることができます。
下部や側面のグリップは脱着可能で、取り外して左右に組み合わせることで、バーストモード時の射撃ポーズが再現可能になります。グリップは少し展開が可能。グリップは各部とも左右の組み合わせですが、合わせ目はすべて段落ちモールド化されています。
GNバズーカを装備して。
GNバズーカのグリップが可動するため、前腕と干渉しないので保持自体はラク。ですが指パーツがグリップやハンドパーツから外れやすいので、重量で外れてしまうことがあるので注意が必要です。補強なしでは保持が難しいかも。挟み込む固定式ハンドパーツが付属していると良かったですね。
GNキャノンの展開はスムーズ。砲身の伸縮もラクです。ただしバックパックが外れやすいので、少しの干渉で落下することがあるので注意が必要です。(個体差?)
GNフィールド発生装置も装甲を引き出すだけで展開可能。黄色いラインが露出することで、ヴァーチェが少し違った雰囲気に変化します。はじめは引き出しが硬めなので、GNフィールド発生装置本体ごと抜けたりするかも。平手指パーツが付属し、表情付けが出来るのはいいですね。
GNドライヴを発光。鮮やかなグリーンが浮かび上がります。LEDユニットは接触不良が多く、点滅しやすいのは難点;
GNバズーカの砲口を展開し、バーストモードに。指パーツは外れやすいですが、両手で保持させるので片手保持よりは外れることなくポージングさせることができます。下からのビューは大迫力!
各部外装パーツをパージすることでナドレに換装することができます。
外装各部は内側にメカニカルな裏打ちパーツが造形されています。裏打ちパーツはナドレの脚部形状に沿うよう、きれいに型造形されています。
ガンダムヴァーチェの各部を装甲をパージした状態で、ロングヘアに見立てたコードなど、細身で女性らしいシルエットになっています。劇中では人革連に鹵獲される際に初登場。トライアルシステムが発動可能な機体です。
成型色はホワイトをベースに、各部にグレーの内部フレームが露出した状態。頭部や肩部アンテナなどにイエローを配色したシンプルなカラーリングになっています。後頭部や頬など、女性の髪を意識したようなコードは少し柔らかめのピンク成型色プラ素材での再現。
シールは頭部のみで、各部ともパーツで細かく色分けされています。
つま先が可動するため多少ふらつきが見られますが、細身ながらも各部関節強度が高いので自立は可能です。
1/100ガンダムナドレと比較しながら各部を見ていきます。
頭部。ヴァーチェの頬と後頭部の装甲をパージした状態で、00のガンダムらしく近未来的ながらも比較的シンプルなフォルムになっています。モールドも細かく造形されていて緻密。とさか左右の装甲も赤いパーツできっちりと色分けされています。
ツインアイと額のセンサーはクリアーグリーンパーツにシールを貼っての色分けです。後頭部のセンサーはグレーパーツにシールを貼っての色分け。クリアーパーツはブラックライトで照らしても発光はしませんでした。
左右のコンデンサーはクリアーパーツが2重になっていて、内側のクリアーパーツにはヴァーチェかナドレのシールをチョイスして貼るようになっています。
頬と首から伸びるGN粒子供給コードは左右各部が1個パーツ構成ですが、自然な垂れ具合で再現されています。
後頭部のコードは1/100と比べると圧倒的な緻密さ。3枚のコードパーツを重ねることで立体感が出るようになっています。1/100と同じく少しスイングが可能。
胴体部。頭部からのコードで覆い隠されますが、中央にはドーム状のクリアグリーンパーツで成形されたGNドライヴが再現されています。脇のGNケーブルはホログラムパーツでの再現。見る角度によって七色に変化します。
胸部GNドライヴは内部のクリアーパーツにヴァーチェかナドレ用シールを選んで貼るようになっています。今回はどちらも貼っていません。
腹部のコックピットハッチは開閉可能。内部にはティエリアのパイロットフィギュアが内蔵されています。1/100にはなかったギミック。
肩のアンテナは前後に可動。首も可動させることができます。
肩にはギミックが内蔵されていて、可動させることで腕を大きく展開させることができます。かなり幅広く可動します。
胴体内部には太陽炉が格納されています。表面のアームを展開することで、太陽炉を背部から引き抜くことが可能。
太陽炉。前後各部がパーツで細かく造形されています。
太陽炉を外し、付属のGNドライヴに組み替えることで胸部GNドライヴを発光させることができます。
GNドライヴ。発光側の形状はMGガンダムデュナメスやMGガンダムキュリオスに付属しているものと同じです。手前の白いパーツが新造。表面各部がメカニカルに造形されています。
ドライヴの一部をひねることでLEDユニットにスイッチが入り発光。鮮やかなグリーンが点灯します。
GNドライヴを発光させるためには別売りのガンプラ専用LEDユニット(グリーン)1個が必要。LEDユニットを発光させるためには、ボタン電池(LR41✕2)(別売り)が必要です。
腰部は腰アーマー類のない身軽なスタイル。1/100よりもモールドの色分けが細かく、リアルに造形されています。
可動を意識したパーツ構成で、前屈や上半身を反らす動きは広く展開させることができます。可動が硬いので、無理に動かして破損させないように注意が必要です。
股間部にはスライドギミックがあり、上下にスライドさせることで脚部の可動域が広がります。
腕部。近未来的ながらも細身でシンプルなデザイン。各部モールドがパーツで色分けされ、1/100よりも情報量が多めでメカニカルさが表現されています。
各部とも細かなパーツ構成で合わせ目はありません。肘にはホログラムシートによるGNケーブルが造形されています。ハンドパーツは親指のみ可動し、残りの4指は組み換えタイプ。
前腕のGNコンデンサーはシールを貼り、その上からクリアーパーツ2枚を被せての再現です。腕部は一部にのみ、内部フレームが造形。
手首は細かいパーツ構成で前後左右スイングなどフレキシブルに可動します。耐久性はまずまず。
ショルダーアーマーはシンプルでコンパクトな形状ですが、一部装甲はパーツによって色分けされています。
脚部も近未来的なデザインで、細身でスタイリッシュ。情報量も多めです。大腿部やスネのGNケーブルはホログラムシートでの再現で、見る角度によって七色に輝きます。
脚部は全体に内部フレームが造形。大部分にMGガンダムデュナメスなどのフレームパーツを流用しつつ、ナドレ用に新造されています。
1/100では合わせ目が出来る簡易的なパーツ構成でしたが、MGでは合わせ目がなく、各部とも細かいパーツ構成でリアルに再現されています。
スネの装甲は展開可能です。側面のラインモールドやGNケーブルも細かく造形。
膝にはGNビームサーベル柄が収納されています。一旦はめ込むと、引っ掛けるところがないので引き抜きが少し難しめ。膝裏の装甲は上下にスイングします。
ソール部はスニーカーのようなコンパクトなスタイル。1/100と比べてて少しデザインが変更されています。
つま先は少し反らすことができますが、接地させていると反ってしまうことがあり、自立にふらつきが出てくるので注意が必要です。
1/100ガンダムナドレ(1/100ガンダムヴァーチェの装甲をパージした状態)と並べて比較。
MGのほうが各部の色分けが緻密で情報量も多く、GNケーブルのホログラムシートでリアルな実機感が表現されています。プロポーションもよく、MGのほうが全体的に洗練された感じがありますね。
GN粒子供給コードがあるのでわかりにくいかもですが、頭部は少し上下させることができます。左右へのスイングは45度程度まで。GN粒子供給コードが干渉してしまうので、あまり自由には動かせないようでした。
腕は肩の装甲を展開させることで、Y字程度にまで上げることができます。肘はV字程度にまで曲げることが可能。
腹部の可動により、上半身は幅広く前後スイングさせることができます。
左右へもスイングが可能。
腰は干渉しますが、少し引き伸ばして隙間を作ることで360度回転させることができます。アクションベースやスタンドへは、股間部に付属のジョイントパーツを組み付けてのディスプレイとなります。スライド固定させるので、外れることはほぼありませんでした。
腰アーマーがないので、前後開脚は幅広く展開させることができます。
膝は2重関節で深くまで曲げることができます。膝関節パーツの合わせ目は端で段差モールド化。膝装甲も裏打ちパーツが造形されています。
足首の可動は前後左右ともまずまず。特別広くはありません。
左右への開脚は股間部をスライドさせることで水平にまで展開が可能です。
内股は大腿部と股間部が干渉するので45度程度まで。ガニ股は幅広く展開させることができます。
軽装なこともあり、立膝はかなりきれいな姿勢で再現することができました。
可動域の総括としては、頭部はGN粒子供給コードの干渉で可動が不十分なのは残念ですが、その他の箇所は概ね広範囲に可動します。細身で干渉もすくないので、スムーズなポージングが楽しめそうですね。
GNビームライフル。プルトーネの装備を改良した高出力のビームライフルになります。グレー成型色のみのシンプルなタイプ。1/100ガンダムヴァーチェには付属していないので、1/100としてはこれが初立体化になるかと。
センサーはクリアグリーンパーツでの再現ですが、一旦はめ込むと抜けにくいので仮組み時は注意が必要です。
本体部分は左右の組み合わせで上下の合わせ目は各部とも段落ちモールド化。
銃口は別パーツ化されているので塗り分けがしやすそうです。
側面のフォアグリップは展開可能。後部のジョイントはボールジョイント接続でフレキシブルに可動します
GNシールド。プルトーネの装備を改良した細身のシールドで、こちらも薄型で派手さのない装備になります。表面は各部モールドなどがパーツで細かく色分けされています。
裏面には赤いダボ穴が露出するので、ガンダムマーカーのメタリック系で塗り分けるなど、モールドとして表現したいところです。
ジョイントパーツはロール可動します。このジョイントパーツを前腕に固定しての保持。固定強度は高めです。
ティエリア・アーデフィギュア。ファーストシーズンから見慣れたパイロットスーツ姿と、セカンドシーズンでパーティに潜入したした際のドレス姿で再現されています。どちらもホワイト成型色なので塗装はしやすそうです。ドレス姿は腕が細身なので、折ってしまわないように注意が必要です。
一通り武装して。ファーストシーズン最終決戦時の武装になります。
GNビームライフルは武器保持用の指パーツとジョイントを前腕に固定しての保持となります。前腕の固定強度は弱いですが、指パーツはしっかりはまりますし、2箇所の固定でしっかりと保持させることができます。
頭部GN粒子供給コードが干渉するので多少の煩わしさはありますが、関節強度も高くぽろりもないのでポージングはしやすいです。
内側への肩スイングがそれほど広くはないので、GNビームライフルの両手持ちは少しぎこちないところがあります。握り手でフォアグリップを握らせるのが難しそうだったので平手を添えるようにしてみました。
GNビームサーベルは先端に接近戦用のビーム刃が組み付け可能。
GNビームサーベル刃はクリアピンクの平型タイプ。指パーツでダボ固定させますが、特に保持の難しさはないですね。適度に固定され、ぽろりなどもなくラクにポーズを取らせることができます。
GNキャノンもグリップに指パーツのダボがしっかりとはまり込むので、形が崩れることなくしっかりと保持させることができます。ただしGNキャノンの重量で徐々に指パーツが外れやすくなってくるので、指ごとGNキャノンが落下して破損しないように注意が必要です。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。MGならではの緻密さで、細部まで洗練された完成度の高いキットに仕上がっています。プロポーションや各部モールドの色分け、造形がいいので素立ちさせるだけでも十分なかっこよさを味わうことができますし、ホログラムシートを使ったGNケーブルや、GNキャノン、GNバズーカといった重厚感ある武装の数々で、迫力あるポージングが楽しめるのも魅力的。
気になる点は、指パーツが外れやすいので、GNバズーカやGNキャノンといった重量がある武装類の保持がやや難しいところがありました。片手保持だと指パーツごと簡単に抜け落ちてしまうので、落下して破損するのは避けたいところです。予め補強しておくのもありですね。
それと関節強度が高いので、四肢を動かす際に胸部を掴んで動かしたりします。その際、胸部周りを掴むのに力が入ってしまうので、抑えすぎて破損させてしまいそうになるので注意が必要です。
ヴァーチェ外装の裏打ちパーツやナドレのGN粒子供給コードなど、MGならではの造形の良さが楽しめますし、組み換えもしやすいので遊びがいがあります。図体の割に可動域も広く、重厚感あるシルエットながらポージングがこなせるのもいいですね。GNドライヴの発光といったギミックもあり、劇中のヴァーチェ、ナドレの魅力を余すところなく楽しめるキットになっているのがいいですね。
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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら
1件のコメントがあります。
匿名
on 2021年12月5日 at 10:52 -
いつか必ず購入します!