今回は、MG 1/100 ガンダムアストレイ レッドドラゴンのレビューをご紹介します!
MG ガンダムアストレイ レッドドラゴンは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R 』に登場するガンダムアストレイ究極の形態『ガンダムアストレイ レッドドラゴン』の1/100スケールモデルキットです。迫力のあるカレトヴルッフやフライトユニットを装備し、頭部には特徴的なドライグヘッドを再現。カレトヴルッフは3基装備し、大きく翼を開いたようなシルエットを持つ、ドラゴンの名にふさわしいキットになっています。価格は7,560円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
MGガンダムアストレイレッドフレームをベースに、頭部ドライグヘッド、背部フライトユニット、3基のカレトヴルッフなどが新規造形で再現されています。
レッドフレームベースなので、成型色はオーソドックスなホワイトとレッドを基調としたカラーリング。胸部や脚部など、部分的にグレー系でバランスよくまとめられています。腰ガーベラストレートのゴールドも鮮やか。
外装パーツ類はアンダーゲート仕様で、素組みでも比較的きれいな仕上がりになります。新造されたフライトユニットやカレトヴルッフは、刃の部分のみアンダーゲートになっています。
ポリキャップはPC-204を使用し、各部の関節強度はまずまず。ですが、背中にビームライフルとシールドをマウントした大型フライトユニットとカレトヴルッフを3基、装備しているため、自立は不可能です。なので、付属のアクションベースを使用してディスプレイさせています。
背中のフライトユニット他を外して各部を見ていきます。まずはアストレイの全身から。頭部以外はガンダムアストレイレッドフレームと同じです。
頭部。外装が新造されたドライグヘッドになっています。こちらはドラゴンのようなビームエフェクトを装備した状態。アンテナ(ビームエフェクト含む)は少し外れやすかったりするので注意です。
ビームエフェクトを組み換えることで、通常の形態も再現可能です。額や頬のモールド、ダクトはシールでの色分けで、センサー類はクリアーグリーンパーツでの色分けです。ツインアイもシールを剥がすとクリアーグリーンパーツになっています。
胸部から腰部。通常のアストレイと同じ形状で、モールドなどが細かく入った細身形状になっています。胸部上部の左右モールドはシールでの色分けです。
コックピットハッチは開閉式。内部にはロウ・ギュールのフィギュアが内蔵されています。
腕部。アストレイから変わらずで、細身ながらも筋肉質な造形になっています。細かいモールドの入ったパーツが複数組み合わさって構成されています。ショルダーアーマーもアストレイ他機と変わらず。
脚部。こちらも腕部と同じく、細かいパーツ構成によって細身で筋肉質な造形が再現されています。アストレイ他機と同じ形状。
足裏には細かいモールドが入っています。
バックパックはアストレイレッドフレームと同型。左右にサーベル柄を装備したものになります。
ドラゴンの羽のように3基のカレトヴルッフを装備したフライトユニット。派手さのある装備になっています。
フライトユニットをいろんな角度から。
カレトヴルッフは複数パーツで色分けされたフレキシブルアームによる接続で、固定強度はまずまず高め。アームは縦横に柔軟に可動します。
カレトヴルッフ。複数パーツの組み合わせ構成になっていて、細かい造形が再現されています。中央の丸モールドがグリーンシールでの色分け以外はすべてパーツでの色分けで、合わせ目はほぼありません。
各部はビルドナイフやビルドカッターに分離が可能で、それぞれ単品でも装備が可能です。
グリップを組み換えるとGモードに。
刃を組み換えるとロングサイズのSモードに。
カレトヴルッフなどの武装類を外すと通常のフライトユニットが確認できます。
前後のダクトやスラスターはそれぞれ内部まで細かく造形されています。
下部スラスターは付け根ボールジョイントによって上下、左右にフレキシブルに可動します。
側面のダクトはクルッと回転させることで武器マウント部が露出。ビーム・ライフルやシールドがマウント可能です。
上部のユニットも中心のアームによって前後に可動します。
上部ウイングも左右に開閉し、中央のハッチも開閉。手前のセンサーはグリーンシールでの色分けです。
中間部も前後にスライド可動します。
スライドさせることでグリップが展開可能になり、フライトユニットを利用した飛行スタイルも再現可能です。
ディスプレイ用のパーツはフライトユニットの下部ウイングを差し込んで固定するので、キットの落下の心配はありません。アクションベースもギア式なので、自然に角度が変わってしまうこともなくディスプレイが可能です。
ビーム・ライフル。通常のMGアストレイ系に付属するものと同じです。一部が左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。
センサーはクリアーグリーンパーツでの色分け。一度差し込むと抜けにくいので、塗装する場合は注意です。フォアグリップは左右に可動。
側面のダボを展開させることでビーム・ライフルをリアアーマーにマウント可能です。
シールド。こちらも通常のMGアストレイ系に付属するものと同じ。複数パーツで色分けされています。裏面には細かいモールドが造形されています。
グリップは組み換えで角度変更が可能。ジョイント部も回転、上下に可動します。
ガーベラ・ストレート。各部がパーツによって細かく色分けされています。鞘は白と赤の外装が左右挟み込みタイプなので、上下に合わせ目ができます。
刀の部分はメッキ調。ハイレゾのアストレイのような波紋はありません。柄内部には『菊一文字』と銘が印字されています。
ガーベラ・ストレートはサイドアーマーにマウントパーツを取り付けて装備します。マウントパーツが外れやすいので注意です。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)やMGシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)と並べて。キット自体は小柄でジムと同等のサイズ。ですがフライトユニットなどが加わるとそこそこのディスプレイスペースが必要です。
MGガンダムアストレイターンレッドと並べて。配色が逆になっているので、比較はやや難しいかもですが、頭部以外の本体造形は同じです。ターンレッドの関節がだいぶ弱っていたので、レッドドラゴンも経年によってヘタレが出てくるかもです。
アストレイ本体の各部関節可動域については、ターンレッドとだいたい同じなのでそちらをご参考くださいm(_ _)m ⇒MG ガンダムアストレイ ターンレッド レビュー
クリアーのギア可動式支柱、支柱用パーツ2種、アクションベースマウントパーツ、ロウ・ギュールフィギュア、カレトヴルッフ用接続パーツ、接続パーツ用マウントパーツが付属。
アクションベース用のパーツが多数付属。
その他、アストレイ系キットのパーツが余剰で付属します。頭部パーツが付属するので、通常のアストレイレッドフレームとして組むこともできそうです。
鞘はありませんが、ガーベラ・ストレート兄弟刀のタイガーピアスも余剰で付属します。こちらも柄内部には『虎徹』と印字されています。
タイガーピアスはガーベラ・ストレートの鞘に収納可能。
専用の水転写デカールが付属します。龍の文字が独特。
カレトヴルッフ用接続パーツ。1個パーツ構成で白一色ですが、これ単体でも装備可能な武装になっています。
接続パーツは、マウントパーツを介して大腿部にマウント可能です。
ビーム・ライフルとシールドを装備して。全体的に洋風なので、ビーム・ライフルとシールドでも違和感はない感じ。
多少二の腕裏パーツやガーベラ・ストレートマウントパーツ、サイドアーマーなどがポロリしますが、他の部分はそれほど外れないのでポージングはしやすいです。(個体差があるかも。)フライトユニットなどがあるのでダイナミックなポージングが可能です。
ビーム・ライフルは手のひらのダボ、シールドは前腕に固定でき、強度も高めなので保持は問題ないかと。手のひらダボが少し固定強度が弱いくらいです。
ガーベラ・ストレートも問題なく保持でき、ポージングもまずまずしやすかったです。フライトユニットがバラけないので、アストレイ本体だけに注力すればいいので割とラクでした。両手持ちも各部のポロリに気をつけながらすれば問題なく再現できます。
カレトヴルッフも片手で保持ができますが、角度によっては手首が負けてしまうので、付属のクリアー支柱を使ってポージングしたほうが良さそうです。
ポージングしていると徐々に各部が緩んできて、ポロリ頻度が高くなることもあるので注意です。場合によっては補強しながらポージングすることになるかも。
ビルドナイフやビルドカッターは単体での装備が可能です。軽装武器の保持だと干渉もなく、ポロリ頻度が少ないのでラクです。
ビルドカッターは2基を接続してツインソードに。
ビルドナイフは接続パーツを使ってのツインソード(ロング)に。
さらにカレトヴルッフのSモードを連結させ、巨大剣のアンビデクストラスハルバードに。長すぎて少しひわりぎみですが、特に分解することなく保持が可能。巨大剣のまま形状を維持してくれます。ハンドパーツでの保持強度はまずまず。大型武装なので外れることもありますし、ポージングによっては難しくなってくるかも。個人的には、特別ストレスなく保持できました。
両手持ちだと、ダボ固定しなくても添えるだけで保持してくれます。
フレキシブルアームを可動させ、キャノン風に。
Sモードで迫力あるシーンを演出。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。このレッドドラゴンも他のアストレイ系キットと同じく、かなり遊びの多いキットになっています。標準装備のガーベラ・ストレートやビームライフル、シールドに加え、フライトユニットやカレトヴルッフなど、多種の武装が楽しめるのがいいですね。
欠点としては、ポージングしていると各部がポロリしてきたり、武器の保持が難しかったり、フライトユニットから本体が抜けやすくなったりすることもあるので、ある程度補強が必要なところもありそうです。
カレトヴルッフ単体でも様々な形態へのチェンジが可能で多様性がありますし、フライトユニットもグリップを掴んでの飛行スタイルや重武装感、可動など、見応えのあるキットになっています。組み換えることで独自のアレンジ、違った形態も再現できそうなので、多数のギミックでいろいろと楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
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3 件のコメントがあります。
匿名
on 2019年2月25日 at 18:56 -
カレトヴルッフをフライトユニットにつけるフレキシブルアームは普通のプラパーツで構成されてますか?それともなかにポリキャップ的なのが入ってたりします?
nori
on 2019年2月28日 at 00:33 -
コメントありがとうございます!
カレトヴルッフはパーツのみでの構成で、ポリキャップは使用されていません。
なので、時間が経つと劣化でヘタれてくる可能性も・・・;
組み立て後の強度は高いので、ディスプレイしておくだけなら問題なさそうですね。
高井俊明
on 2019年7月14日 at 07:04 -
構造がかなり複雑ですね。ディスプレイするのはかなり一苦労しそうですね。