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HGUC サイコ・ガンダムMk-II レビュー

今回は、HGUC 1/144 MRX-010 サイコ・ガンダムMk-IIのレビューをご紹介します!

HGUC サイコ・ガンダムMk-IIは、『機動戦士Zガンダム』、『機動戦士ガンダムZZ』に登場するMS「MRX-010 サイコ・ガンダムMk-II」の1/144スケールモデルキットです。全高約270mmという、シリーズ最大級のサイズ感を持つ機体形状を新規造形で再現。モビル・フォートレス状態への変形が可能な他、半壊状態の頭部パーツによって劇中シーンをイメージしたディスプレイが可能となっています。価格は11,000円(税込み)です。

サイコガンダムの実戦データを元にムラサメ研究所が開発した可変MAで、Z劇中ではロザミア・バダムが搭乗。アーガマやZガンダムと激しい戦闘を繰り広げた他、ZZ劇中ではプルツーが搭乗し、シュドーたちガンダムチームと交戦した「MRX-010 サイコ・ガンダムMk-II」がHGUCで待望のキット化。

2023年12月に発売されたHG ティフォエウスガンダム・キメラの腕部やリフレクタービットパーツを流用しつつ、サイコ・ガンダムMk-IIの重厚な機体形状が新規パーツを用いて再現されています。

成形色は少しくすみのあるパープルを基調に、各部にイエローやレッドを配色。
その他、上腕や大腿部、足甲などがパープルグレー、頭部フェイスや動力パイプなどがダークグレー、ツインアイはメタリックピンク、内部・関節はライトグレー成形色での再現となっています。

ホイルシールが付属し、頭部ツインアイやメガビーム砲内部を補いますが量は少なめ。
塗装も殆ど必要がなく、素組みで十分なくらいの色分けが再現されています。
胸部や腰部、脚部などのラインモールド、全身各部のメガビーム砲口もパーツできっちりと色分けされているのは見事。

ライトグレーやパープルグレー成形色パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。
付属のウェポンディスプレイベースやアクションベースもすべてPS素材となっています。

ポリキャップも不使用。肘・膝関節ともにKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高めです。
負荷のかかるような装備はないため自立は安定します。

■付属品

シールド、半壊状態の頭部、腕部展開用リード線ユニット✕2、リフレクター・ビット(収納状態✕10、展開状態✕10)、ビームエフェクトパーツ(ビーム砲用✕12、ビームソード用✕2)が付属。
ビーム砲用のエフェクトパーツは予備が2本あります。

アクションベース4、ウェポンディスプレイベース✕2が付属。

アクションベース4の各種パーツはお好みでご使用くださいとのこと。

HG ティフォエウスガンダム・キメラ用のパーツがいくつか余剰で付属します。

■各部形状

HGUC サイコ・ガンダムMk-IIの各部を見ていきます。

■頭部

頭部。ガンダムタイプらしいサイコガンダムとは異なり、やや切れ目で厳つく、ヒール感の強いデザインで造形されています。

額のメガビーム砲やツインアイ、ダクト内部までパーツできっちりと色分けされていて完成度が高いです。
ただしツインアイはシールのほうが発色は良いですね。
フェイスパーツの内部には目のようなセンサーモールドもメカニカルに造形。

メット部は左右の組み合わせですが後頭部の合わせ目は段落ちモールド化。

後頭部には3基のスラスターも造形され、パーツで丁寧に色分けされています。
色分けパーツは内側から押し出せるので分解がラク。首パーツは引き出し可能。

アンテナはMA形態への変形用に下げることができます。

半壊状態の頭部。劇中でダブルゼータに破壊されたときのような、左半分が破損した状態が再現されています。
構造自体は通常の頭部と同じ。ツインアイはパーツで色分けされていますが上からシールを貼っています。

破損状態の動力パイプが干渉するため、半壊頭部と胴体部を組み合わせることはできないようでした。

■胴体部

胸部腹部は厚みのあるがっしりとした装甲が造形。表面の赤いモールドや腹部メガ拡散ビーム砲などもパーツできっちりと色分けされています。

腹部左右のモールドはパーツで色分けされていますが、黄色いパーツは一旦組み込むと少し外しにくいので注意です。

胸部装甲は手前に引き出し可能。中央のメガビーム砲部分も展開させることができます。
エアインテーク下部の装甲は前後にスイング可能。

首は少し前後する程度。肩は少し引き出すことで前後に適度にスイングさせることができます。

胴体内部には、変形用に上下への可動ギミックがあり、頭部が収納できるようになっています。

腰部も胸部と同様、モールドやメガビーム砲口などはパーツでの色分けとなっています。
ただしフロントとサイドアーマーのメガビーム砲内部は黒いシールでの色分け。

リアアーマーも厚みのある装甲が造形。
サイドアーマーは変形用に基部や表面の一部装甲が展開するようになっています。

フロントアーマーは上部のロックを解除することで前方に展開可能。

前面左右のアーマーもアームで幅広く展開するようになっています。各部とも変形ギミックが細かいですね。

フロントとサイドアーマー裏はしっかりとしたモールドが造形。
リアアーマーは簡易的ですが、物足りなくない程度にデザインされています。

股間部のスラスターノズルを引き出すことでロックが解除され、股間軸を左右に展開することができます。
このあたりのギミックも秀逸。

■腕部

腕部。こちらもエッジの効いた装甲で程よいボリューム感があります。
上腕は動力パイプのような装甲も造形されるなどメカニカルさも強調。

上腕、前腕ともに合わせ目ができないパーツ構成。前腕後部もパーツできっちりと色分けされています。
赤い装甲はシールド接続用のリブが展開。

ハンドパーツは親指は第3関節のみ、その他は第2と第3関節が可動。第3関節はボールジョイントで柔軟に可動します。
指先は砲口がきっちりと造形。別パーツ化されているので塗り分けてみても良さそうですね。
手首は適度にスイングします。

手首を手前に引き出して内側に折り曲げることでビーム口が露出。
付属のエフェクトパーツを組み付けることで、ビームソード展開状態を再現することができます。

ショルダーアーマーも厚みのある装甲が造形。合わせ目ができないパーツ構成。
3個所のメガビーム砲はパーツで色分けされていますが、内部は黒いシールでの色分けです。

側面の装甲は上下に展開可能。
装甲裏にはメカニカルなモールドがデザインされています。

前面装甲はロックを解除し、ロールさせることでショルダーアーマーの向きが変えられるようになっています。

■脚部

脚部。重厚さとともに、スタイリッシュ且つメカニカル感も合わせ目持つ完成度の高いデザイン。
膝周りのメガビーム砲やスネのモールドなどもパーツで設定に忠実に色分けされています。
メガビーム砲内部の黒はシールでの色分け。

脚部内部構造。

大腿部は左右の組み合わせですが、前後の合わせ目は段落ちモールド化。
膝から下も多数パーツの組み合わせで合わせ目はできない構造になっています。

側面の赤いダクトパーツは一旦組むと外しにくいので、仮組みする場合は注意です。

足の付根は変形用に収納でき、大腿部前面の装甲が上下にスライド可能。
スライドさせることで変形用に膝が曲げられるようになっています。

足首内部のフレームは少し引き抜くことで後方に展開可能。
前側のスラスターノズルも前方に展開できます。

ソール部。特に可動ギミックはないですが、ずっしりとした重厚感が感じられるようなデザインになっています。
黄色いラインなどのモールドはすべてパーツでの色分け。
足首の1軸パーツは左右にスイングします。

足裏も細かなモールドが入った裏打ちパーツで蓋されています。
中央のスラスターは内外ともに別パーツ化されていますし、肉抜き穴なども全くありません。

■背部

背部には左右2基のスラスターユニット、中央にはMA形態(フォートレス形態)時のスタビライザー?が造形。

スタビライザー?は上部に展開可能。MA形態時は頭部を覆い隠せるようになっています。
内部には別パーツによる動力パーツも造形されるなどメカニカル。
左右の組み合わせで中央に合わせ目ができるのが少しだけ気になるところです。

左右のスラスターユニットは赤、パープルの装甲ともに左右の組み合わせですが、中央の合わせ目は段落ちモールド化。
パープルの装甲は下部にスライド展開でき、内部にはリフレクタービットが収納できるようになっています。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて大きさを確認。ダブルゼータはMGの中でも大きいほうですが、それよりも更に大型です。ほぼPGレベルの大きさ。サイコガンダムMk-Ⅱの全高は40.74mです。

HGUCサイコガンダムが手元にないので、HGBFサイコジムの頭部をサイコガンダムのものと組み替えて比較。
同じサイコガンダムなので部分的な形状は似ていますが、発売時期が違うこともあってMk-Ⅱのほうがプロポーションが良いですし造りが洗練されています。

共闘したHGUCバウンド・ドック(ゲーツ・キャパ専用機)と並べて比較。
劇中と比べると少しサイズ感が違っているような気がしないでもないですが、組み合わせて劇中シーンを再現しても良さそうですね。

更に交戦したHGUCゼータガンダム、HGUCダブルゼータガンダムと並べて比較。
サイコガンダムMk-Ⅱのデカさに圧倒されますし、ヒール感もかなり強いですね。

■各部可動域

頭部は少し上下します。左右へは干渉なくスイングさせることが可能。

腕は水平程度まで上げることができます。肘は2重関節でV字程度まで曲げることが可能。

肩は前後とも適度にスイング可能。

胸部と腹部の付け根可動ギミックにより、上半身を少し前後させることができます。
腰は多少干渉しますが、360度回転させることができます。

アクションベースやスタンドへのディスプレイは、股間部のカバーをスライドさせてジョイント穴を露出。
スタンドのジョイントを組み付けてディスプレイさせます。

前方への開脚は水平程度まで展開可能。後方はリアアーマーが干渉するので殆ど展開しません。

膝はくの字程度まで曲げることができます。
伸ばすとカチッと簡単なロックがかかるので、自立時に重量で倒れることはあまりなさそう。
膝裏は裏打ちパーツがきっちりと造形されています。

足首は少し前後します。左右へも少し可動する程度。

左右への開脚は水平まで幅広く展開させることができます。
この巨大キットにしてはなかなかえげつない可動域。

脚の付け根がロールするので、内股、がに股は幅広く可動します。

立膝は深くはないですが、割ときれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、変形ギミックを搭載しつつも、関節は各部が一通り可動するようになっているのでポーズは取らせやすそうですね。
特別広くはないですが、それでも十分に表情は付けられると思います。

■武装類

シールド。通常のMS程の大きさを持つ専用のシールドになります。
サイコガンダムでは胴体部に搭載されていたミノフスキークラフトが、Mk-Ⅱではシールドに移設されているとのこと。
表面装甲がパーツできっちりと色分けされています。

ジョイント部分は多数パーツの組み合わせで柔軟に可動。

シールドはジョイントを外すことで上下に分割可能。

2枚連結用のジョイントパーツも取り外せ、裏面装甲を展開することができます。

ショルダーアーマー装甲のリブを展開することで、分割したシールドを固定することが可能。
これはプラモデルオリジナルのギミックになります。
なかなかボリューム感が出て良いですね。

■ポージング

シールドを装備して。

関節各部は鍵型ダボ接続になっているため、四肢などが自然に抜けたりしないようになっています。
なのでストレスなくポーズが取らせられますし変形させやすいです。

シールドは前腕のリブを引き起こし、ジョイントパーツを組み付けて装備します。
重量がありますが、しっかりと固定されるのでそんなに簡単には外れなそう。
関節強度が高いので、特に腕が垂れるような感じもありませんでした。

ビーム砲用エフェクトパーツは指先に組み付け可能。
指からビームを放射するシーンを演出することができます。
エフェクトパーツの固定強度もまずまずあり、特にストレスを感じるようなことはなかったです。

前腕は上腕から分離が可能。付属のリード線ユニットと組み合わせれば、有線サイコミュ式のビーム砲を展開することができます。

前腕の一部装甲はスライドすることで3.0mm穴が露出。
前腕を浮かせてディスプレイさせることができます。

ウェポンディスプレイベースが軽量なのでどうしても浮いたりして持っていかれやすいですが、リード線を曲げて調整するなどコツを掴めば、浮かせてのディスプレイもうまく再現できます。

半壊状態の頭部が付属するので、ZZ劇中でZZガンダムと対峙した際のシーンを演出することができます。
底面に3.0mm穴があるので、半壊頭部単体でのディスプレイが可能。
できればプルツーのフィギュアも格納されていると良かったですが、さすがにそこまでは・・・・;

■MA形態(フォートレス形態)

MA形態(フォートレス形態)への変形は、胸部装甲を手前に引き出し、頭部を収納して背部からスタビライザーを展開。
頭部左右の装甲は動力パイプなどが別パーツ化されているので、塗り分けたりして映えさせると良さそうです。

フロントアーマーを上部に展開し、股間部はスラスターノズルを引き出して左右に展開。
脚の付け根を収納し、展開したサイドアーマーを大腿部に組み付けてロックします。

膝を逆S字に曲げ、足首のロックを外して展開。折り曲げた膝裏部分に固定します。
これで下半身はがっちりとロックされます。

腕部はショルダーアーマーを前方に展開し、肘を90度曲げます。手首は内側に向けてフロントアーマーの内側に収納。
下部には分割したシールドを組み付けます。シールドを組み付けることで、腕部と脚部が固定されます。

背面のスラスターユニットを下に下げたらMA形態への変形完了です。

MA形態を全身から。

各部が適度にロックされているため、MA形態での取り扱いもラク。
設定通りのプロポーションでうまく造形されていると思います。
大型キットなのでMA形態での迫力も凄いですね。

結構重量があるため、付属のアクションベース4だと支柱が折れる可能性が高いです。
アクションベースを使う場合はMGなどに付属しているスライドロック式のもの、もしくは支柱の硬いアクションベース8を使ったほうが良さそうです。

ウェポンディスプレイベースを使ってリフレクタービット展開シーンを再現。
リフレクタービットは軽量なので簡単にディスプレイさせることができます。
ディスプレイベースの支柱が自由に組み替えられ、ビットが多数配置できるのが良いですね。

手首の部分には付属のビームソード刃が組み付け可能。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。大型キットですがディテールがしっかりとしていますし、可動域も十分なくらいに確保されています。
それでいてポロリやヘタれなどもなく取り扱いやすいのが良いですね。
変形ギミックも設定に忠実に再現されていますし、細部モールドがパーツできっちりと色分けされているのも関心。
存在感バツグンのキットになっています。

気になる点は殆どないですが、多少有線サイコミュ(前腕)を浮かせてディスプレイさせる際、スタンド(ウェポンディスプレイベース)が持っていかれやすいです。
リード線を調整したり重しをしたりするなど、ディスプレイを安定させてやる必要がありそうですね。
それと重量があるため、付属のアクションベース4だと浮かせてのディスプレイが困難。
支柱のしっかりしたものを使ったほうが良さそうです。

半壊頭部が付属しているのも嬉しいですし、ゼータやダブルゼータと組み合わせてディスプレイさせると感慨深いものがあります。
ポーズはしっかりと取らせられますし、サイコミュ展開やビームエフェクトによるディスプレイは圧巻。
リフレクタービットの展開などギミックも豊富。ダイナミックで迫力ある演出が楽しめるのが良いですね。

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積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

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