今回は、HG 1/144 ガンダムサンドロック改のレビューをご紹介します!
HG ガンダムサンドロック改は、『新機動戦記ガンダムW』に登場するMS『ガンダムサンドロック改 』の1/144スケールモデルキットです。改修されて宇宙用になった各部機体形状を新規造形で再現。特徴的なビームマシンガンや専用の持ち手、ヒートショーテルといった武装が付属するキットになっています。価格は1,650円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
地上戦用機体であるガンダムサンドロックを空間戦闘用に改修した機体『ガンダムサンドロック改』がHGACでキット化。2019年9月に発売されたHGACガンダムサンドロック(以下、通常版)をベースに、肩部アーマーやリアスカート、宇宙戦用のバックパックといった各部装甲やビームサブマシンガン、武器持ち手が新規造形で再現されています。
成型色は通常版と同じです。ホワイトをメインに、各部にダークグレー、イエロー、レッド、ライトグレーなどを配色。全体的にややツヤを抑えたような成型色になってます。シールは通常版からダクト用のシールが追加されています。部分的に塗り分けが必要ですが、素組みでも十分な色分けが再現されています。
ポリキャップはHGで定番のPC-002を使用し、すべて使い切ります。グレー成型色の関節や内部パーツはKPSを使用。少し大型の宇宙用バックパックを装備していますが、自立に影響はありません。
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。) ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
ビームマシンガン、シールド、ヒートショーテル☓2、ヒートショーテル(赤熱化タイプ)☓2、平手(左右)、手首を伸ばした持ち手(左右)が付属。
ガンダムサンドロック用各部パーツが余剰で付属。組み換えることで通常のHGACガンダムサンドロックも再現可能です。
通常版と異なる部分を比較しつつ、共通部分は簡単に見ていきます。
頭部は通常版と同じ。4本アンテナや縦に長いとさかが印象的なデザインになっています。とさかのセンサーはグリーンのシールでの色分け。こめかみのバルカンはイエローに、背部センサーはグリーンに塗り分けが必要です。
胴体部。前面は通常版と同じです。エアインテークや腰部アーマーなどがパーツで細かく色分けされています。胸部中央の丸モールドはグリーンのシールでの色分け。サイドアーマーのダクト内部は一応黒と白のパーツで色分けされていますが、表面を赤と黒のシールでの色分けです。
リアアーマーの形状が少し異なり、サンドロック改のリアアーマーは武器のマウント部がオミットされてスラスターが造形されています。スラスター内部は赤と黒のシールでの色分け。こちらのスラスターも白と黒のパーツ2色で色分けされています。
腰部アーマーは各部とも肉抜き穴とともにモールドが造形されています。
腰部と股間部には可動ギミックがあり、上半身や脚部の可動域を広げることができます。
腕部は程よい肉付きに造形。
二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。肘が分離しないので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工が必要です。
ショルダーアーマーも大部分は通常版と同じ。前後挟み込みタイプですが上部の合わせ目は端にくるようになっています。前後の三角モールドはグレーのシールでの色分け。
ショルダーアーマー側面を通常版と並べて比較。側面のスラスターがスリット入りダクトの宇宙仕様に変更されています。スラスター内部はグレーに塗り分けが必要。
脚部は通常版と同じ。こちらも程よい肉付きで造形されています。
大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下は左右挟み込みタイプでスネと後部に合わせ目ができます。後部ダクトを挟むので後ハメ加工が必要ですが、膝から分離するので合わせ目を消すのはしやすいかと。
ソール部もシンプル。足裏はつま先側に肉抜き穴があります。つま先は角度変更が可能。前側の丸モールドはグレーに塗り分けが必要です。
バックパックを通常版と並べて比較。
基部形状は同じですが、中央上下にスリット入りのスラスターが造形されています。
通常版と並べて比較。背部バックパックやリアアーマーなど異なる部分はいくつかありますが、前方から見るとほとんど見分けがつきません。背部から見ると少し、印象が違っているのがわかります。通常版からの変更点はリアアーマーの形状、ショルダーアーマー側面のダクト形状、宇宙用バックパック、ビームマシンガン、武器持ち手(左右)です。
その他のHGACキット(HGACリーオー、HGACマグアナック)と並べて。
HGACガンダムウイングゼロ、HGACガンダムヘビーアームズとも並べて。
各部の可動域については通常版とほぼ同じなので、以下のリンクから通常版のレビューをご参考くださいm(_ _)m
シールド。通常版と同じです。コブラの顔のようなデザインが印象的。目の部分は赤と黒のシールでの色分けです。裏面の一部には肉抜き穴があります。バックパックが宇宙用に変更されているため、バックパックへのマウントはありません。
ビームマシンガン。このサンドロック改で新造された武装になります。表面には細かいモールドが造形され、全体的にまとまりのある作りになっています。
本体部分は左右のモナカ割で上下に合わせ目ができます。マガジンの脱着ギミックはなし。
銃口上部のセンサーはグリーンのシールでの色分け。後部のストックは展開が可能です。
ヒートショーテルは通常版から変わらず。
刃の部分を組み換えることで赤熱化タイプとしても使用可能です。
ヒートショーテルはバックパックにマウント可能です。
ハンドパーツは通常版の手首を伸ばした状態の持ち手、平手に加え、ビームマシンガン用の武器持ち手が付属しています。
一通り武装して。ビームマシンガンを装備したことで、通常版とは違った雰囲気が味わえるのがいいですね。
足首の可動が柔軟でしっかりとした接地ができるので、自立でのポージングがしやすいです。シールドと背部のヒートショーテルが干渉しやすいので注意が必要です。
ハンドパーツが豊富でポーズに表情が付きやすいのがいいですね。股間部の3.0mm穴が少し大きめで、スタンドによってはクルッと回転したりするので注意が必要です。
サンドロック特有の武装であるヒートショーテルも健在。個性的な武装でサンドロックの攻撃シーンを彩ります。
シールドがマウントできませんが、宇宙用のバックパックを用いてクロスクラッシャーっぽいスタイルにすることは可能でした。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。通常版からそれほど大きな変化はないものの、印象的なバックパックやビームマシンガンによって劇中後半の宇宙を駆けるサンドロックが楽しめるようになったのは嬉しいですね。ビームマシンガンの射撃シーンが再現できるので、ポージングバリエーションも幅が広がりました。
気になる点としては、通常版から変わらずですが、ディスプレイ時にスタンドによっては股間部がクルッと回転しやすいので注意が必要です。
元のサンドロックが近年発売されたキットなので可動域は広く、現代風のスタイリッシュなプロポーションでかっこよさは折り紙付き。通常版とは違った『改』特有の造形、武装に加え、既存のヒートショーテルによって迫力あるポージングが楽しめるのもいいですね。
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